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30代

小学校での研修が始まって4か月が経ちました。KinderからGrade7まである大規模校の小学校ですが、毎日違うクラスに入り、クラスのサポート及び日本文化の授業をしています。今回は実際に行った授業内容を2つ紹介します。

①折り紙でサンタクロースのポップアップカードを作ろう
サンタクロースを折り紙で作りました。学年によってサンタクロースの折り方を変え、Grade7のクラスには一番難しい折り方を教えました。その後、ポップアップカードの作り方をスライドで見せながら説明し、サンタクロースが飛び出すようにしました。日本の小学校で、国語「しかけカードの作り方」という題材が小学2年生の教科書に載っていたことを思い出し、今回の実践に至りました。Kinderのクラスではサンタクロースを折り紙で作ったあと、リボンを通しクリスマスオーナメントにしました。今回の折り紙の授業は、ただ折り紙をして終わるのではなく(折った折り紙をぽいっと捨てられてしまうのが嫌だったので...)、他のものに活用できるよう工夫しました。

②カタカナで自分の名前を書こう
日本で英語教師をされた経験のある校内の先生から「カタカナを教えたら面白いかも!」とアイディアをもらい実践しました。あらかじめ担任の先生からいただいていた出席名簿をカタカナに変換し、子供たち一人一人に自分の名前を練習できるプリントを作成しました。お手本の文字やマス目、書き順も示すようにしました。
授業の最初に、スライドを使いながら日本語には3つの文字があること、カタカナが主に外来語を書くときに表す文字であることを英語と比較しながら説明しました。その後、プリントで自分の名前を練習し、古風な柄が描かれている千代紙に日本語と英語で名前を書き、ブックマークにしました。

「他の折り方も教えて」と授業後に言いに来た子や、常用漢字の数をメモしている子など、どちらの授業も子供たちは興味をもって取り組んでいました。先生方も子供たち側になって授業に参加してくれました。
今回は様々な取り組みの中で最も興味深かったチームプログラムについてご報告します。このプログラムは、1st grade の生徒たちが第2学期に取り組む教科横断型の課題です。毎週1つのテーマが提示され、生徒たちはチームごとに1週間で課題を仕上げていきます。

その中の1つとして、現在の学校のロビーをより快適な環境、空間にするための案を作成するという課題がありました。発表方法としては、ポッドキャストでコンセプトを発表、デジタルポスターで図案を提示しながらプレゼンし、最後に英語で簡単にポイントを説明するという流れでした。初回の授業では、実際にポッドキャストを聴きながら「伝え方」を学び、次に事前に用意された複数のコンセプトから現実的なものと興味深いものを3つずつ選び出すという作業に取り組んでいました。生徒たちが具体的に何をするべきなのか、導いていくための工程がしっかりと準備されていることがわかりました。使いたいソファや机、椅子等の家具についても生徒たちが選択し、その工程においては実際にフィンランドの家具会社の方が来校して、カタログを見せたり説明を加えたりしていました。発表はクラスごとに行い、最も素敵だと思った案に生徒が投票してクラスの代表案が選ばれていました。最終的に選ばれたグループの案に沿って実際にロビーが改修されるということで、生徒たちも楽しそうに取り組んでいました。

その他に、News report videoを作成するという課題もありました。ジョージ・オーウェルの小説『動物農場』の話をベースに、グループごとに1つの出来事を取り上げ、その内容についてのNews report video を撮影、編集して完成させるという内容でした。また、半分のグループはfake newsとして動画を作成することになっていました。グループごとに様々な工夫が見られ、動画撮影のために衣装や小物を用意したり、登場人物や動物になりきってインタビュー場面を撮影したりしていました。インタビュー場面の撮影においては、一部英語で会話をするというルールとなっていました。

研修が始まって間もない頃、3年生の国語の授業を見学させてもらいました。その授業のトピックは討論のやり方ということで、生徒たちは先生が提示したテーマに基づいて自分自身の考えを書き、発表し意見を述べるということをとてもスムーズに進めていました。私は授業担当の先生に、なぜ生徒たちはこんなにもスムーズに自分の考えを発表することができるのかと質問してみました。その返答は、1年生の初期に取り組むチームプログラムを通して生徒たちは自分の意見を述べたり発表したりすることに慣れていくということでした。実際にチームプログラムを見学させてもらい、納得する部分がありました。チームで1つの課題に取り組むためには、自分の考えを伝えたりお互いの意見を交換したりすることが必要となります。また、様々な発表方法や表現方法を身につけることにも繋がります。どの授業においても生徒の主体的な活動がメインとなっていますが、今回のチームプログラムがベースとなっているということがわかりとても興味深かったです。

  9月中旬よりフィンランド、Kuopioでの研修が始まり、約1ヵ月半が経過しました。その間に感じたこと、体験したことを報告させていただきます。

 まずは先生方の働き方、職場環境についてです。職員室は、机や書類が並び授業準備等を行う部屋と、ソファが並びコーヒーを飲みながらリラックスできるスペースに分かれています。リラックス空間は、多くの先生方が談笑しながらコミュニケーションを取る大切な場であるということを日々感じることができます。先生方は研修生である私を温かく迎え入れてくださり、いつも気にかけてくださいます。担当教科に関係なく、すべての先生が当たり前に英語を話されることに驚きました。先生方は、基本的に担当授業までに出勤し、授業、やるべきことを終えると帰宅するため16時にはほぼ職員室が空っぽになります。帰宅後や週末など、自分の好きなことのために使う時間が日々の生活において大切だとおっしゃっていました。まさにワーク・ライフ・バランスを実現しているなと感じます。

 続いて、授業についてです。授業は5学期に分かれており、生徒は各学期で自分の受けたい教科を選択し登録します。そのため、生徒も自分の授業時間に合わせて登校し、終われば帰宅するため日本でいう大学生のような印象を受けました。教科を問わず様々な授業を見学させてもらっていますが、どの授業にも共通していることは、生徒の主体的な活動が中心であるということです。1クラス75分授業ですが、生徒たちはその時間のトピックに基づき、多くの時間をグループワーク、調べ学習、課題などに費やします。生徒達が自分で考え、活動する時間を大事にしているということがわかります。また、自分の考えや意見を表現することについても1年生の初期段階から学んでいます。表現、発表方法についても、ゲーム作成やプレゼンテーション、パワーポイントの作成など様々です。生徒が自主活動に取り組む際には、教室外の好きな場所で行ってもよいという自由な雰囲気も見てとれます。先生方は、知識を教えるのではなく、生徒達の主体的な活動をサポートし、導いていくという姿勢を大事にしているのだということを、どの授業からも感じ
取ることができます。

 今後も、日本との共通点や相違点について感じ考えながら研修を続けさせてもらいたいと思います。
フィンランドでの生活も残り一カ月となりました。相変わらず忙しい毎日を過ごしています。幼稚園から大学まであちこちの学校を見学させてもらうことで、フィンランドの教育の「全体像」が見えてきました。文献を読むことだけでは分からない「現地の状況」を知ることができ、私がここに来たい意味はここにあるのだろうと思っています。

 また、様々な場所を訪れると、そこに新たな出会いがあります。そこで「教師」「学生」「父親・母親」「祖父・祖母」「現地人」「外国人」など様々な立場の人たちと話をすることで、それぞれの視点から考える「教育」について意見を聞くことが非常に楽しいです。自分とは異なる経験をしてきた人たちの話しを聞くことは大変興味深く、貴重な体験をすることができています。

 時間がいくらあっても足りないと感じる日々ですが、帰国の日は着々と近づいてきています。一つひとつの出会いを大切にし、また、支えてくれている人たちへの感謝の気持ちを忘れずに、最後まで充実した生活を続けていきたいと思います。
学校での流行から体調を崩しました。喉の痛みに始まり、熱、鼻水、咳と症状が出ました。日本との暮らしと比べて思ったことです。

①薬に頼りすぎない:こちらは物価が高いこと、また薬局が日本のドラッグストアのようにあちこちにあるわけではなく体調が悪い時に気軽に行ける距離にないことから、スーパーで買えるものの中で体調不良にいいものを購入しました。みかん、はちみつ、レモンティー。しょうがとはちみつの飴。米と卵とだしで雑炊。ビニール袋を三重にしてアイスノンを作りました。
体温計がないので解熱は経験則で判断しました。それでだいぶよくなりました。ちなみに鼻をかむティッシュは日本から持参したので肌は荒れませんでしたが、こちらの紙でかむと100%荒れると思います。キッチンペーパーレベルの硬さのものです。

②マスクを外でつけない:こちらの人はマスクをつけて出歩く人を見ると、重病人or毒テロリストor手術を抜けてきた医者と思うそうです。ヨーロッパ人はアジア人のマスクの原因は大気汚染のためと思っており、風邪予防とは思っていないのでかなり注目されるとのこと。同じ学校の先生が日本に住んでいたこともあって教えてくださっていたので私は注目を浴びずに済みました。
しかし周りの人がマスクを着けずに咳をあちらこちらでしているのを見て、どう予防すればいいのか?と悩みました。こういうのは日本人特有の感覚なのでしょうね。自宅ではマスクをして寝たので乾燥を防ぐことができました。

③病院は最後の手段:こちらは、体調が悪くなったら3日くらいは休養して様子を見るようです。病院に行こうにも、予約の電話をしてその日に行けることはなく、待たなければならないため、こちらの人たちは「病院に行けばいい」ではなく「病院に行かないでもいいようにしよう」を考えの根底に持っています。自立した暮らし、というものとも関連性を感じました。
今回、体調不良から異文化を学習しました。
12月に入ってから、各家(これまでのホストファミリーや学校の先生方、友達)のクリスマスパーティーに招待され、ゆっくり4月からのことを話す時間があったのですが、そこで私の英語力の上達を褒められる機会が多くありました。自分自身では感じていることではなかったので驚きましたが、複数の人たちからの言葉にとても嬉しくなりました。

 ただ、特別英語の勉強を熱心にしているわけではないので、自身でその理由を考えてみました。「他の日本人とは違う」という言葉もあったので、何が違うのかも考えてみました。

 私の結論は、「答えを出すスピード(判断力・決断力)が一つのポイント」ということです。

 これは私が教師として子どもたちにぜひ身につけて欲しいと願っている力の一つですが、判断力・決断力の不足は、成長の機会を逃してしまうのではないかと考えました。

 時々出会う日本人旅行者などの様子を見ていると、相手からの投げかけに(問い)に対して「どちらでも良い」「ひとりでは決められない」「分からない」という答えでモゴモゴしている人が多いような気がします。

 これは私の性格ですが、基本的に相手からの投げかけに対してスパッと答えを出すので、その結果会話がスムーズに進行し、自然と会話量も増えていったのではないか。そしてこれが上達のポイントだったのではないか、と考えました。

(ふと、「Noと言えない日本人という言葉があったな...」ということも思い出しました。)

 「空気を読む」「周りの様子に気を配ることができる」という習慣があるのは日本人の誇らしい部分でもあると思いますが、時にその度が過ぎるのは、自分の成長のチャンスを逃してしまうのではないかと思います。

 さて、私は会話力の上達を褒められましたが、「英語で文を読むこと、書くこと」の上達はまだまだだと感じています。今後はそちらにも意識を向けつつ、それでもやはり今の「英語を使って実際にコミュニケーションをとることができる」という貴重な環境・時間を楽しんでいきたいと思います。
食べ物よりも・・・

こちらで働かせて頂いて3か月が経ちました。キンダーガーデンからグレード9まで最低1回はどのクラスでも日本についての紹介をさせていただきましたが、日本のおもちゃを作って遊ぶことがどのクラスでも反応が良かったように思います。紙相撲、紙コップけん玉、折り紙の手裏剣などを作りました。食べ物は食べなれていないと奇妙に感じる子供もいるようで、好き嫌いがはっきりと分かれました。

折り紙がよく知られているのは私にとって嬉しい驚きでした。もともと好きなこともあり、子供の発達に合わせてレベルを変えて紹介しています。もっと折り紙を持ってくればよかったと後悔しているくらいです。

和柄の折り紙や両面色付きの折り紙は折り慣れてはいない子供たちには不向きでしたが、ちょっとしたプレゼントを作るために使用しています。こちらで手に入れた折り紙は両面折り紙で500枚入りですが1200円もしました!今はクリスマスシーズンなのでサンタクロース・クリスマスリース・クリスマスツリーなどの折り紙を紹介する予定です。
クリスマスを楽しむ季節となりました。各家々、ヘルシンキの街並み、どこもとてもきれいにライトアップされています。

さて、今回はこれから海外に留学する方へ一つアドバイスができればと思います。

それは、「まずは何事も積極的にチャレンジしてみること」です。当たり前のことかもしれませんが、私はこの「基本」のおかがでたくさんのチャンスを得ることができました。

日本文化(日本語)の授業依頼はもちろん、通常の授業のサポート、放課後や週末に映画やコンサート、パーティーへの招待など、本当に多くの誘いを受けることができています。それも特定の限られた人だけではなく、研修先の先生方やホストファミリー、友人、さらには「友人の友人」からも声をかけてもらっています。

これは、私が「とても温かい心遣いのできる、素敵な人たちに囲まれて生活することができている」という恵まれた環境にいることも理由の一つですが、先日ふと「私はたくさんのイベントに参加することができて幸せだ」という話をしたところ、「それは、あなたが『どんなことでも、なんでもやってみよう!!』という姿勢だからよ。私たちも誘いやすいもの」という返事が返ってきました。

これが、私がこれから留学をされる方に伝えたいエピソードです。

積極的な方、控えめな方、それぞれ性格は異なると思いますが、誘う側として考えたら「あの人なら楽しく参加してくれるかも」と思える人に声をかけることが多いと思います。

嫌なこと、辛いことを無理して続けることはありませんが、「まずは一度チャレンジしてみる」ということは、大切なことだと思います。(その挑戦の中で新しい出会いを得る機会も多くありました。)

当たり前のことですが、改めてお伝えできたらと思います。

これからも一つひとつの出会いに感謝の気持ちを忘れずに、残りの数カ月もまだまだ楽しみたいと思います。

私は2005年6月から2006年6月まで、IIP さんよりご紹介頂き、スウェーデンの南に位置するスコーネ地方、エスロブという場所で一年間福祉留学をさせてもらいました。2006年に一度、活動が終了しましたが、その後、個人的にビザ等を手配し再びエスロブに戻り福祉の道を極め、スウェーデンでのアンダーナース(準介護士)の資格を得て高齢者福祉施設で働きました。

その後、ルンド大学に入学し、3年間ナースの勉強をし卒業後に看護師としてルンド大学病院で働いた後、次は修士の勉強でオペ専門の専門看護師の勉強をし、現在は専門看護師としてオペナースをしております。

IIP さんがくれたチャンスを活かし、今なおスウェーデンに住んでいます。2005年に私を受け入れて下さった方とも未だに交流が続いています。

長年、日本を離れスウェーデンに住んでいると、私は何の為にここに住み続けているのだろうと自責の念にかられます。2006年に活動が終わり、日本に一旦戻った時に私は日本とスウェーデンの架け橋になるようなイベントや活動はないものかと探したりしました。結局、その当時はスウェーデンにまた戻り勉強を続けたいという思いで日本での活動はしていません。

今、移住してもうすぐ15年になります。
今なら2006年に叶えられなかった日本とスウェーデンとの架け橋が、自分の経験と知識で叶えられるのでは?と考えております。
日本の音楽を中学生に向けて紹介します。音楽の先生が用意されていたパワーポイントには、尺八、琴、三味線、太鼓が紹介されていました。私は今現在、日本の伝統音楽を取り入れているアーティストや音楽として、ドラムTao, 吉田兄弟とモンキーマジックのコラボ、きゃりーぱみゅぱみゅの「にんじゃりばんばん」を紹介しようと思っています。
小学校3,4年を中心に授業のアシストに入っています。

教科間をまたぐ授業の進め方が気に入っています。例えば、理科で学習した魚の体について。理科で学んだあとにArtの授業で魚の作品を作ります。その作品をiPadで写真に撮り、画像編集で体の部分(尾びれやえらなど)を英語で入力します。それに録音機能を使って尾びれは何のためにあるのか、えらの働きは何かなどの説明を英語で録音し、先生に提出します。理科・美術・技術・英語をMIXさせているところは、子どもたちも内容が頭に入りやすいだろうと感じました。

その魚の単元に日本文化も入れてもらい、折り紙で魚を作る活動をしました。実物投影カメラで手元の様子を写しながらでしたが、子どもたちにとって端をそろえて折るなどの細かい作業は大変そうでした。折り紙はORIGAMIという言葉そのままで通じる有名な文化で必ず喜んでもらえますので、おすすめします。

研修が始まってから2週間が経過しました。私の行っている小学校は、全校生徒は200人ほど、先生方は20名ほどです。フィンランド人ばかりのクラスとバイリンガルクラス、インターナショナルクラスと3種類あり、私は主にバイリンガルクラスに入っています。ほとんどの授業が英語で行われており、算数や理科、家庭科、図工、体育で子どもたちのヘルプをしています。3,4年生を見ることが多いですが、英語での会話ができる児童たちなので、コミュニケーションはとることができています。少しずつ、名前も覚えてきてくれています。

職員同士はフランクで、職員室もカフェのようなレイアウトです。フィンランド人はとにかくコーヒーが好きで、休み時間のコーヒーが欠かせないみたいです。甘いものの差し入れをするとあっという間になくなります。

日本を紹介する授業はまだ先のようですが、今のうちに授業に入り、児童たちとの関係を築きながら、先生方の指導のノウハウを学ぶ良い期間にしたいです。寒くなってきましたが、休み時間は全員外に出て遊んでいます。
<総合評価>
一番の目的である現地の教育方法を学ぶことができたのは大変よかった。不明な点は尋ねるようにし、理解に努めることができたと思う。子供たちとも積極的に触れ合うことができた。自身の英語力に関しては悔やまれるが、学べたことが多く、勇気を出してこのプログラムに参加してよかったと思う。


<研修全般について特に印象に残った事>
オーストラリアの学校では、日本のような一斉授業というより、与えられたいくつかの課題から、自身で課題を選択して取り組むという授業形態が多いような気がした。自由な発想で課題に向き合い、創造力を高めていく感じだった。それを目的とした科目もあった。日本の教育との違いを感じ、それらのメリット、デメリットを考えさせられることが多かった。日本語を教えている先生方はみなさん、大変日本や日本文化に興味をもち、「好き」という感情が伝わるほど熱心に教えられていたことが印象深い。


<研修に参加した感想>
人から聞く、インターネットで動画を見る、様々なところから情報を集めて知ることで得る知識もたくさんあるが、実際に自分が外国に行って経験したことは何にも代えられない貴重な体験であり、学びが深かった。現地校で学ぶ機会を作ってくださり、ありがとうございました。

2019年08月31日 30代 , フィンランド
<総合評価>
大学時代に語学留学をした際は、英語を身に付けることが目標であった。しかし、今回の研修で、英語で何かを学んだり、日本で学んだことを英語で伝えたりする経験を積むことができ、学生時代にはできなかったことが少しだけできたように感じ、大きな達成感を感じることができたインターンとなりました。

<研修全般について特に印象に残った事>
研修当初は、とても緊張しました。研修校での英会話も最初はおぼつかず、自信がもてなくなったり、やることが決まっていない今回の研修形式において、本当に充実した内容にすることができるのか、自分をしっかりと出すことができるのか不安でいっぱいでした。
ですが、放課後や週末には、自分の家に招待してくれたり、いろいろな所へ連れて行ってくれたり、研修校の先生方は本当に親身に接してくれました。そのおかげもあり、徐々にフィンランドでの生活にも慣れ、自分を出すことができるようになりました。結果、フィンランドの生徒たちに英語で授業をするなど、大変充実した日々を送ることができました。

<研修に参加した感想>
海外の教育事情や英語教育について学ぶこと、自分の英語のブラッシュアップをすること、海外の教員や子ども達と授業を通して触れ合うことなど、このプログラムに参加しなければできなかったことがたくさんありました。また、機会があれば、ぜひ本プログラムに参加したいと思います。いろいろとご支援いただきありがとうございました。
今月から小学校に行っています。日本とはいろいろと文化が違い、毎日いろいろな発見があります。

日本語の授業がもともとある学校なので授業準備の手伝いをしたり授業中はアシスタントをしたりしています。日本では英語の授業にきちんと教科書があるのでカリキュラムを1から組む必要がないですが、こちらでは教える内容や使用する教材などは決められていないため、子どもたちの語学の習得は担当の先生にかなり左右されるところがあると感じました。

今は日本から姉妹校が来る準備で時間が取れないですが、それが終わって落ち着いたら日本語以外の他の授業見学に行きたいと思います。
今回アメリカのロサンゼルス周辺の図書館でインターンとして仕事を体験させてもらいました。

皆さんとても良い人ばかりで、丁寧に仕事を教えてくれました。図書館を訪れる人たちが多種多様で、たまにスペイン語やアルメニア語(勤務先の街にはアルメニア人が多いため)での問い合わせがあったり人種の多様さに驚きました。

また、図書館司書の仕事の内容の違いに驚きました。貸し出すのは本だけでなく、ギターや編み物のセットなど、人々が楽しめるように努められていました。他にも、ウェブサイトのデザインや運営を図書館司書自身が行っていたり、レコードや本やCDを販売していたり、驚いたことはたくさんありました。

何よりそれらを実体験出来たことが大変尊い経験となりました。図書館司書の仕事は多様な知識を求められるため、やはりある一定の英会話力が必要となるかと思いますが、それ以上に色々な仕事にチャレンジすることが大切かと思います。

現地の人たちは、英語が分からないからと言って仕事を制限することはなく、むしろやりたいことがあれば積極的に参加したら良いと言われたため、とても良い環境で色々学べたと感じています。ありがとうございました。
1.食事
レストランでサラダを注文すると、ドレッシングを選べますが、どこのレストランに行っても「Ranch」という白い酸味のあるドレッシングがあります。日本の「フレンチドレッシング」に近く、そこに細かく刻んだピクルスなどの野菜が入っているイメージです。Ranch味のチップスやディップ用のソースまでスーパーに並んでおり、不動の人気なのだなといつも感じます。

一方で、卵料理をあまり見かけません。友人に日本食を振舞ったとき、半熟のゆで卵を添えたら、アメリカでは半熟のことを「Runny」と言って、あまり好まれないと聞きました。また、カレーにいり卵を添えたところ、そのコンビネーションで卵を見かけたことがないと言われました。日本ではカレーのチェーンレストランなどでも卵を見かけていたので、卵の出番の少なさに少し驚きました。

また、黄身の色がとても淡く、日本のものがオレンジに近い黄色なのに対してレモンイエローです。日本に留学していた学生さんから、アメリカに戻った時に逆カルチャーショックを受けたと聞きました。ちなみに、スーパーで卵を購入するときは、決まってどのお客さんもパックのふたを空けて中身が割れていないかを確認してから購入します。牛乳やジュースは紙パックではなくプラスチックのコンテナで販売されていますが、そこの部分を確認せずに買うと、たまに漏れていたりします。1.5lパックの牛乳と違って、一番大きなもので3.6l入りなので、かなり重たいです。

2.ディスカッション
先日、現地の大学院生と日本からの留学生とで文化の違いなどを意見交換しあう機会がありました。改めて感じたのは、アメリカ人からの質問と発言が絶え間ないのに対し、日本人はやはり奥手で率先して発言することは簡単ではないということです。日本人の学生さんが自分の意見を言う時に、一般的にどうなのか、個人に当てはまることなのかを確認する意味でも左右の日本人の顔色を見ながら話している印象を受けました。

アメリカ南部にいるため、人種の割合としてはそのクラスではアフリカン・アメリカンの方たちがおよそ8割でした。人種差別について日本ではどうかという質問を、使う単語が多少違うだけで、比較的多くされたように感じます。"Honestly"(正直なところ)、という表現を使って尋ねられるたびに、今日に至っても、人種というトピックはとても大きな課題であり続けることをひしひしと感じました。  

授業内で、「自分の国の文化・習慣と、日本の文化・習慣の比較」というテーマで学生にプレゼンテーョンをしてもらいました。韓国、中国、ブラジルからの交換留学生もいる、多国籍のクラスで学生さんの気付きを聞いて大変勉強になりました。

例えば、アメリカのコミックでは、スーパーヒーローは死なず、コミック自体が最終章で終わることはありませんが、日本の漫画では、ヒーロー(のメンバーの何人か)が死んでしまったり、30巻で完結する点が違うそうです。

韓国では、支払いの際にお金をお客さんがお店の方に手渡しするのが礼儀で、日本のように、カウンターにある受け皿にお金を置くことは、相手が自分よりも身分が下だと表現することになるそうです。他にも、スープ以外の食器を手に持って食事をするのは下品な行為にあたるなど、学生さんからたくさんのことを教わっています。  
学校での研修が始まっています。今回の学校では、週に1回セカンダリースクールの手伝い、近隣プライマリースクールでのレッスンもしています。週に3日はホスト校での研修で、月曜は授業見学、火曜はyear4/6のレッスン、水曜はジャパニーズクラブ、ジャパニーズアートフェスティバルに向けた活動、という風に活動をしています。

やることがはっきりしていてとてもやりやすいです。またイギリスの先生方の働き方や教授法は大変勉強になります。レッスンでは数字や色、天気などボキャブラリーを増やしながらゲームを交えて行っています。ジャパニーズクラブは日本の文化を中心にお箸の持ち方や忍者について、季節の行事を扱っています。

ホスト校以外での研修ができることは思ってもみなかったことで大変ありがたい機会をいただいています。
日本語のイマージョン教育を行っている公立の小学校でボランティアをさせていただいています。日本語のクラスは半日なので、そこで算数と理科、国語(ひらがな・カタカナ・漢字)を子どもたちは学習しています。こちらに来て日本人のルールを守ること、マナーのよさ、協調性が分かりました。せっかく日本語で学んでいる子どもたちがいるので、日本人の精神というか考えを知ってもらいたいと思い、これからプレゼンテーションを作る予定です。

もちろん良いところもありますが、日本で20年以上育った私からみると、これは違うのではないか?と子どもたちの日常の様子を見ていて思うことが多々あります。卒業前にジャパントリップで半分以上の子どもたちが日本に行くそうなので、やりたいと思い、担任の先生に提案しました。
日本語のイマージョン教育を行っている公立の小学校でボランティアをさせていただいています。日本語のクラスは半日なので、そこで算数と理科、国語(ひらがな・カタカナ・漢字)を子どもたちは学習しています。こちらに来て日本人のルールを守ること、マナーのよさ、協調性が分かりました。せっかく日本語で学んでいる子どもたちがいるので、日本人の精神というか考えを知ってもらいたいと思い、これからプレゼンテーションを作る予定です。

もちろん良いところもありますが、日本で20年以上育った私からみると、これは違うのではないか?と子どもたちの日常の様子を見ていて思うことが多々あります。卒業前にジャパントリップで半分以上の子どもたちが日本に行くそうなので、やりたいと思い、担任の先生に提案しました。
本語の初級クラスでは、1ヶ月に15個くらいのペースで漢字を学習しています。ひとつの漢字でも複数の読み方があることを説明すると、スマートな学生さんはどんどん活用させていろいろな場面で漢字を使おうとトライしてくれます。

例えば先日、「山」という漢字の「やま」と「さん」の読み方を学習したのですが、「おかあさん」という単語に「おかあ山」と書いた学生がいました。作文で「買いま四田」(かいました)というのも見かけました。ひとつの単語につき、意味と読み方の両方を考慮して漢字を選ばなければいけないというのは、非漢字圏の学習者には二段階以上の苦労があることを知りました。

丁寧すぎると思うくらいに時間をかけて漢字一字一字の成り立ちと、使う場面を一緒に確認していこうと気持ちが引き締りました。

本でも大学で学期の始めにシラバスが配布されると思いますが、policyの部分について日本よりも進んでいると感じたことがあります。健康面への配慮と、権利、という点です。希望する学生から、また、その学生をサポートする大学のdepartmentから授業の担当者に向けて具体的配慮がひつようである旨が連絡されます。

例えば、試験時間を他の学生よりも少し長く確保するなど、その学生の身体的特徴に応じて個々の対応が求められます。日本の高校で教員をしていましたが、アメリカの学生が日本の学生よりも、例えばADHDやLDなどの診断名を自覚している数が多いと思います。授業中の生徒の言動、話題の変わり方、字の書き方などを見ていて、その程度にも個人差がありますが、私から本人に尋ねることが憚られていた時、自分から知らせてくれることが多々ありました。

話を聞くと検査を受けた結果に基づいているとわかりました。ADHDだと把握しているのとしていないのとでは、周りがその学生を見る目に温度差があるように思います。本人に悪気がないのに友人から自分勝手だと見なされて集団から外されたり浮いてしまうというケースを日本の高校で感じました。少なくとも保護者の中で、診断名を受けて納得がいったと前向きにとらえられる方をあまり見てこなかったので、(私は、つい最近まで高校生だった18、19歳を見ているので)アメリカの大学生が自分の状態を自覚して、必要な措置を自分で訴えられるという点に、私はプラスの印象を受けました。

始めは、診断名がついている学生がなんて多いんだろうと驚いたのですが、これで診断名がつくのかと違和感を覚えた時、すんなりと飲み込めた時があり、改めて、一人ひとりが違う分、教える立場に立つ時はSPEDを理解しておくことの重要性を感じました。もちろん、子供に診断テストを受けさせるかどうかは保護者の同意に基づくので、アメリカでも強制ではないのですが、テストを受けることをカウンセラーや学校のせんせいが勧める、そのことに言及すること自体、日本はもう少し敷居が高いように思います。
学校ではジャパニーズアートクラブを始めました。日本の学校の美術部でもつくっていたストップモーションアニメ(コマどり)の制作を始めます。日本の生徒の作品にも興味をもって見ていました。日本のアニメやゲームは生徒にも人気が高く男女共に関心があるようです。
現地の方や先生方のお話を聞くと、イギリスは地域や階級の格差が大きいようです。
私のいる地域の生徒は白人のワーキングクラス~ミドルクラスの生徒がほとんどです。
なかなか難しい家庭環境の生徒も多いので先生方も指導に苦労されています。

日本の学校と研修校でインスタレーションアートプロジェクトをする予定です。
プロジェクションマッピングを使って和傘に日本の映像を投影する作品です。
和傘は研修校でつくり、投影する画像は日本の生徒が選びます。

正直、日本の学校は非常に忙しいので、なかなか快く協力はできません。
自分も経験から理解していますが、少しでも仕事は増えるのは日本の先生には負担です。
なるべく負担にならないように工夫する必要があります。
日本の学校側にやってほしい事を書類にまとめて日本の生徒に説明する事をパワーポイントでつくって送りました。
校長からも「負担にならないように工夫してれたので協力できます」との事でした。

1.チップ
レストランにもよりますが外食をすると支払時にチップを残すことが暗黙の了解です。15~20%が一般的です。お会計をクレジットカードで行うことが多いのでその場合は、チップを現金で支払うかクレジットカードでまとめて支払うかでサインのときに書く額が変わってきます。
伝票が渡された時点で、レシートの金額を確認して、カードを挟み、店員の方に渡します。その時点では何も記入はしません。店員さんがカードが有効かを確認してから伝票をもって戻ってくるので、その時点で①カードでチップも払う場合は、カードをしまい、伝票に書かれている金額の下にチップの代金を書き、その下のラインに食事代の合計金額も書きます。一番下のラインに名前をサインします。

②チップを現金で支払う場合は、同じくカードはしまって、伝票に書かれている金額の下の「チップ」の金額を書く所に$0と書き、食事代の合計金額はレシートに書かれている金額を移して書き、最下段に名前をサインします。チップ(キャッシュ)をレシートと併せて店員の方に渡すか、テーブルの上に置いておきます。あとは、特に確認をとらずにお店を出て大丈夫です。私は、カードで食事代を払い、現金でチップを払いたかったのですが、伝票にチップ代を(例えば$3と)書いて、さらに現金で$3を机上に残したので、結果的にクレジットカードから$3を支払い現金でも$3を払って合計で$6分のチップを残したことになりました。友人がチップ代を$0と書いているのを見た時に「チップを払わないのは失礼にならないの?」と尋ねて、その時に初めてその仕組みを知りました。

レストランで、日本では店員さんに「すみません」と声をかけて近くにいる方を呼ぶと思いますが、アメリカではテーブルに担当者がついているので、例えばレイチェルというウエイトレスの方がはじめに名前を紹介してくれるので、ちょっと飲み物のお代わりを頼みたくて他の方に声をかけても、「レイチェルが来るので少し待ってくださいね」というように言われるかもしれません。友人いわく、目配せをすれば来てくれるそうです。

2.スラング/カジュアルな言葉
Yuck (ヤック)...I don't like it....「やだ~」みたいな使い方を見かけます。
Yikes(ヤイクス)...I'm surprised! ...「わっ、びっくりした!」
Yeah(イエー/イヤー)...Yes!...カジュアルな返事
Yay(イエイ)...I like it!...デザートが出てきて、自分が好きなピーチが入っていた時などに、「ヤッター」という感じで使います。

3.お酒
日本ではスーパーなどであまり抵抗なくアルコールを購入するかと思いますが、アメリカでは屋外でアルコールを飲むことはネガティブに受け取られてしまいます。なので、購入して部屋に持って帰る場合は、袋に入れたりして外から中身が見えないように隠している印象を受けます。

4.ギフト
クリスマスの時期に郵便局に行くと、プレゼントを贈る方をたくさん見かけました。その時に知ったのですが、差出人の住所を明記していないとグリーティングカードであっても受け取ってもらえません。

ラッピングのための小物がたくさん売られています。日本では、商品をお店で購入すると、簡単な放送は無料でしてもらえますが、アメリカでは有料になるので、ほとんどの人が自分たちでラッピングを工夫してプレゼントします。品物を個別包装するというよりも(とても稀な気がします)、おしゃれな紙袋などにいれて、その上からデザインつきや色付きの薄い紙をのせて中身が見えないようにして渡すことが多いです。日本の丁寧な包装を見せると感激されるので、そのリアクションが毎回嬉しいなと感じます。

「日本人」は礼儀正しくて好印象という人もいて、歓迎される場面があった。どの国の人でも、初めは少しシャイな部分もあるが積極的な会話によって打ち解けていくものだと実感できた。お互いの「英語力」が完ぺきでなくても伝わることが多いと同時に、細かなニュアンスを伝えることは語彙力が必要であることを改めて痛感した。

特に印象に残っていることは、学校方の先生も子供たちもホストファミリーもフィンランドを知ってもらうことに喜びを感じていたことだ。
本場のサウナを体験したり、魅力的な街を案内されて観光したりと、現地での生活に感動しながらも楽しむ私を見て共に喜んでいた。
年度末になり色々な行事が次々に行われています。Galaというバザー兼お祭り、クリスマスキャロルという夕方の歌会、キャンプ、Plant to Plateという団体を招いての調理実習、ハウスデー、そして年度の最後に行われるPrize Givingの準備、と大忙しです。最終週にはほぼ授業はなく、まとめ的な内容が行われています。

日本語のクラスでは、体育の先生に協力していただきYear7,8で組体操をやりました。怪我人の心配をしていたのですが、どうにか無事に終えることができました。みんな難しいポーズほど白熱して取り組んでいました。

Year5、6では日本のゲーム、昔話、折り紙など週替わりで違ったことを紹介しました。ただ見たり聞いたりするより本人がやる方が楽しいので、あっち向いてホイ、や、イッセーの、ゲームをトーナメント方式でやった時はは大盛り上がりでした。今週末から夏休みに入るので、夏休みを充実させたいと思っています。
■生活:
アメリカのジョージア州にある州立大学で日本語教師をしています。こちらでは公共交通機関はなく完全な車社会なので、自家用車を持っていない私は、買い物の必要があるときは人に頼んで、車で20分前後のところにあるWalmartというスーパーで買い物をしています。日本の西友やイトーヨーカドーのような感じで、基本的に何でも揃います。こちらではヒスパニックの方が多いこともあり、メキシカンの食材が豊富です。

始めは水道水を直接飲むことに抵抗がありました。蛇口からコップに水を注ぐと、時々小さな黒いものが浮いているのでとてもびっくりしました。日本でも売っている「ブリタ」という水の浄化用の商品を使っている人やペットボトル入りの水を購入している人が多い印象を受けます。

電化製品については、日本とは電圧やプラグの形が違うので変換プラグを持ってきたのですが、アメリカの3つ穴に対して日本の2つ穴のコンセントは問題なく使えます。パソコンは不便なく使えます。ただ、電圧の違うドライヤーは危険なので事前に日本で用意しておいた方がいいと思います。

授業の教材で日本から持ってきたDVDを再生したかったのですが、国によってリージョンコードが違い再生できないことに気づきました。パソコンでリージョンコードを変更することができるのですが上限が4回までなので、ひとつの教室を他の先生方と共用で使用している私はそれができません。オンライン英語の字幕付DVDを購入するか、YouTubeから広告が入ってしまいますが使えそうなものを探しています。

洋服はサイズが基本的に大きすぎたり、Tシャツも腰の丈が長いので日本から持ってくることをお勧めします。ただ、WalmartのTシャツやズボンは、とても安くて部屋着にも便利です。これから新しく洋服を買おうと検討されている方で特に強いこだわりがないという方は、日本のしまむらよりもはるかに安く購入できるWalmartを検討されてもいいと思います。

■文化:
ゴミの分別はまったくありません。ビンも紙もすべてひとつのゴミ箱に捨てるので、いつも罪悪感があります。
どこのトイレにも必ずローラー式の紙があり、手を洗った後に拭けるようになっています。これにはとても感動しました。日本よりも手を洗う人の数が多いのではと思います。

謙遜することが必ずしもいいことではないと感じるようになってきました。字がきれい、所作が丁寧とほめてもらえた時に、そんなことないですと言うと、「もっと褒めてほしいと思っている、と解釈されるか、きまずいと感じている、と解釈させる」と教えてもらったことがあります。ポジティブな声かけを頂いたら、ありがとう!と言うように心がけています。  

ハロウィンでは、コスチュームコンテストが行われていました。アートの学校であるということもあるかと思いますが、日本で勤めていた学校では、ハロウィンに伴うお祭り騒ぎを防ぐため、コスチュームなどを全て禁止していたので、学校側がむしろ推奨していることに驚きました。
  研修前に語学学校に通っています。語学学校には多くの国から生徒が集まっていて、様々な国の文化に触れる機会にもなっています。なるべく会話をする機会を増やすためにソーシャルアクティビティにも積極的に参加しています。
<小学校での折り紙授業>
研修校とは異なる小学校からも要請があり「折り紙授業」を行った。小学1年生~4年生では、簡単な「魚」を作り、好きなデザインを描いたり好きな色で塗ったりした。絵を描く作業がとても好きな生徒が多く、楽しんで行うことができた。また、動物がとても人気で「キツネ」や「ネコ」を作った。

小学5年生~6年生では折り紙をやったことがある人も結構いた。そのため、難しいものにも根気よく取り組めていた。特に人気があったのは「手裏剣」と「ジャンピング蛙」だった。また、一般的なカラフルな折り紙に加え、メタリック素材のキラキラしたものや星や花柄といった柄のある折り紙に興味を示していた。

<映像での日本紹介>
パワーポイントで日本の季節やイベント、自分の勤めている学校の紹介を行った。教室にはパソコンやプロジェクターが設置されているため、授業が進めやすく自分のUSBも使用することができた。子供たちは感想や質問をどんどんしてくれるので、説明する方もやりがいを感じた。

中でも食べ物への関心は高く、種類の多い麺類をはじめ、ケーキやアイスクリーム付きのパンケーキに興味をもっていた。また、フィンランドでは夏の夜は明るいため、日本の夏の花火大会の映像を見て、夜の暗さに驚いていた。そして、先生方は着物の豪華さに感動し、学校での清掃時間(取組内容や子供たち自身が掃除を行う姿)にとても関心をもち、驚いていた。

学校の時間割(授業内容)については、子供たちも先生方もとても興味深く、授業内容やフィンランドの授業との違いなどの質問が多くあった。授業の最後には、日本から持参した日本の10代に人気のファッション雑誌やピカチュウの飛び出す絵本などを見せることで、全員に楽しんでもらえることができた。
2018年8月から、アメリカのジョージア州にある州立大学で日本語のクラスを受け持っています。授業は、初級クラス(午前と午後のクラスがあって、それぞれ20名ずつほど)が週に3回、中級クラス(6名のみ)が週に2回あります。スペイン語やフランス語が第二外国語としては主流で、学生の多くは学部によって第三外国語が必修になっており、中国語、ロシア語、アラビア語、日本語から選択できます。まんがやアニメの影響で、日本語クラスは多言語より毎年人気だと聞きました。

初回の授業で、どうして日本語クラスに興味を持ったのかとアンケートをとったところ、圧倒的にマンガ、アニメ、若者ファッションなどの文化を通して日本に強いあこがれを持っていると分かりました。なので、極力、クラスで文法を勉強するときは、マンガの登場人物かアニメの画像からヒントをもらって例文を作っています。

ひらがな、カタカナ、漢字を初めて学ぶときは時間をかけて、書く練習をしています。カタカナに関しては輸入された単語に基本的には使うと伝えたところ、自分たちの場合はその単語が輸入されたか日本古来のものかどうやって見分けたらいいのかと尋ねられて言葉に詰まりました。私たちは毎日見聞きして、次第にそれがカタカナで表記されていると学んでいますが、日本語学習者にはそれも未知の世界なのだとその時分かりました。それまでは、知らない漢字をたくさんみて圧倒されないようにと、未習のものはすべてひらがなで書いていましたが、見てだんだん慣れるようにしようと思い、なるべく漢字で書いて、そこにひらがなのルビをふるようにしています。

中にはすでに高校で日本語を少し学んでいる学生さんもいるので、もっと文化のことを教えてほしいというリクエストが多いです。数名の学生さんが板書を写すのに時間がかかっている時などに、5分間ほど、できるだけ毎時間、トリビアのようなことを伝えています。前回は、キラキラネームについて紹介して、逆にアメリカでは、ファーストネームについて最近どのような傾向があるのかと尋ねて、似ているところがあったり全然違っていると発見できて、とても勉強になります。

姉妹校になっている日本の大学から短期の交換留学で来ている学生さんが授業に来てくれた時は、最近の日本のスラングを知りたいというリクエストがあり、私も知らなかった若者言葉を教わりました。同年代の大学生どうしですぐに打ち解けられるかなと思ってみていましたが、みんなシャイでなかなか苦戦している様子を見て、国民性はあまり関係ないのだなと感じました。

授業をしていて一番感激したことは、いまだ誰一人授業中に眠る学生さんがいないという事です。欠伸はよく見かけますが。また、Yes, ma'amという、最上級の敬語をよく使われてこちらが緊張します。普段はフレンドリーで、習いたての「おはよう。こんにちは。じゃあ。」という挨拶やおじぎをしてくれるのですが、とっさの返事やお礼を伝えるときに、こちらでは先生や年上の方に対する姿勢が明らかに違うと感じます。

授業中に挙手をしてよく質問をしてくれて、納得できないところは粘り強く取り組む学生さんの姿に、とても刺激を受けます。ぜひ日本の文化がよく伝わる映画を授業内で上映したいのですが、英語字幕付きのものは非常に高く、なかなか難しいです。よいサイトがありましたら、共有して頂けるととてもありがたいです。
9月からの新学期、学校の移転やカリキュラムの見直しが行われる中で、美術の授業の一部を任せていただけることになりました。英語力は十分でないにも関わらず、授業の題材設定や進め方を任せていただけたことは、4月からの活動を認めていただけたということだと感じています。とてもうれしく、誠実に努めたいと思います。

授業においては、『もっと英語力があれば深く伝わるのに』と思う時もあれば、『言葉よりもっと大切なことがある』と、実感することも多いです。例え言葉はつたなくても、生徒とまっすぐ向き合って、丸ごと受けとめていると、生徒が心を開いてくれているのを実感します。家庭の問題や、親との付き合い方の相談に乗ったり、日本で教師としていろいろな問題に向き合ってきた経験が、こんなところでも役に立つとは思ってもいなかったので、改めて自信を感じさせてもらっています。
〇 常に英語と接することのできる環境を
二週間英語付けの毎日だった。最初は、日本人か日本語を話せる人がいて欲しいと思っていたが、結果として日本人も日本語を話せる人もいないという状況に置かれたことで必然的に英語で話さなければならないという環境になった。機器や本に頼ることもあったが、電子辞書で調べた単語や、英会話の本に載っている表現を実際に使うことで、本当の力になった。ホストファミリーが話した最後の言葉を繰り返してみたり、分からないことは聞き返したり、簡単な言葉で話してもらったりすることも効果的であったように思う。

また、現地の新聞や広告を見ることで長文の英文を読むことにも抵抗がなくなった。日本に戻ってからも、ホストファミリーとメールでの交流を続けたり、英字新聞を読んでみたり、教員間での英語での発話量を増やしたりすることで英語と接する環境を作っている。また、教室でも、子ども達を賞賛する言葉や、話に注目させる言葉、挨拶などをふだんから意識的に、積極的に英語を使っている。自分自身の英語力アップに向けて、また、子ども達が抵抗なく気楽に英語を話せるような環境を整えていきたい。

〇 異文化理解について
オーストラリアの一般の家庭で生活したことで、オーストラリア人の生活習慣や価値観が少しは理解できたように思う。ホストファミリーが温かく迎えてくれ、全員が聞けば何でも教えてくれたので少しでも分からないことがある時は聞くようにした。共通していることも多く何不自由なく過ごすことができた。ホストファミリーの方々が本当に温かく接してくれた。2020年には東京オリンピックもあるのでその時はぜひ来ていただきたいと思っている。

教育に関しては、各自の得意科目を伸ばし、苦手科目を補強していく「習熟度別指導」や、児童の個性や能力に合わせた対応をしていた。(フリースペースなどで個別に対応。)また、低学年のうちからタブレットなどを用いるなどIT教育を積極的に行っていた。教科書はなく、教師が自由に教材を選んでいる。テキストを見ると「暗記」よりも「考えること」に主体を置く問題が多く見られた。印象に残ったのは、スピーチや発表、話し合いなどを通じて自分の意見を持ち、発言することができる子どもが多かったことだ。小学校のうちから自分の事や思いを自信をもってはなせるような子どもを育てていきたいと強く思った。

このような研修の機会をいただきありがとうございました。自分自身のスキルアップと共に今回体験したことを横浜市の子ども達に還元していきたいと思っている。
10年間、高校美術科の教師として、勤めてきましたが、新しい経験を通して視野を広げたいと思い、こちらに来ました。アート系の高校を希望し、バンクーバーにある私立の小さな高校で研修しています。

4月から6月までの3か月の中で取り組んだことは、日本の高校とのPen Pal(文通友達)プログラムです。せっかくなので、アートの要素を取り入れようと考えた案は、巨大な画面を人数分(約20人)のピースにランダムに切り分け、1人の生徒は各ピースの半分の面積を埋めるという形です。

描く内容は、『自分が好きなもの』などの自己紹介や、『カナダ(or日本)と言えば?』というような象徴的なもの。それらのピースを日本に送り、受け取った側は、そのイラストを参考に自分の気の合いそうな人を見つけて、返事を描くイメージで残り半分の空白を埋める。そしてカナダへ送り返す。すべてのピースをパズルのように組み合わせると、モザイクのような巨大なアート作品が完成する。という形です。

こちらの生徒は、日本のことにとても興味を持ってくれていて、とても積極的に取り組んでくれました。日本の生徒たちもとても楽しんで取り組んでいたと、後任の先生に連絡をもらい、去年まで教えていた生徒たちのことなので、その様子が目に浮かび、嬉しく思いました。英語の力が全然足りないので、とても不安だったのですが、念入りに準備した画像付きのpower pointは、先生たちにも好評で、やってよかったと達成感を感じることができました。

学校がスタートして10週間が過ぎると、クラス替え(レベルアップまたはそのまま)が行われた。
担当の先生からコメントと評価をもらった。私の場合は、4技能(話す、聞く、書く、読む)についての良い点や改善点などを具体的に教えてもらえた。また、その他にもクラスでの様子や宿題の取組、友達との会話(やりとり)など様々な点から評価を受けて、クラスを1つ上のレベルにアップすることができた。

授業の内容は、クラスのレベルアップとともにさらに充実してきている。基本的に会話しながら進められる。テキストも使うが、様々な読物、映像を用いられながら英語での表現方法を学んでいる。日本との大きな違いは、文法以外にも友達とともに常に話し合いながら進められること。意見を言う機会が多く、話しながら文法も学ぶことができる。また、疑問点はいつでも質問することができる環境であり、先生は様々な話し方(表現方法)を教えてくれるため、すぐに使えてとても役立つし面白い。
研修地ロンドンに着いて1週間。祝日もあり、語学学校での授業を3日間終えたところ。
 現在は、「90分・休憩15分・90分」で1レッスンだが、あっという間に過ぎる。先生の話すことを書くことも重要だが、まずは集中して聞くことが大切だと感じている。だんだん耳が慣れてきて、話の内容が理解できるようになってくる。ただし、やはり意味のわからない英単語が多いと難しい。しかし、「Sorry?」(何て?)「What's ▲▲?」(▲▲って何?)などの短い単語でも聞き返せば、他の言い方で教えてもらえるから助かる。また、同じクラスメートとの会話や意見交換が多いため、周りの仲間の話すフレーズを真似して使ったり、よく使われている表現(単語)を後で復習することで少しずつ使える英語表現が増えていくことが面白いところ。
 また、テレビ番組はCMや子供向けのアニメはとても分かりやすい英語で聴きやすい。
1年間を振り返ってみると、長いようであっという間の時間でした。ホストファミリーの暖かさにいつも甘えていましたが、とても貴重で夢のような時を過ごせました。もちろん、悔しい思いや悲しいこともありましたが、どれも経験してよかったと思っています。

日本の学校の改善点、良いとところも自分なりに感じれました。教育そのものの違いますが、先生たちの働く姿勢が全然違っていて、いい具合に凝り固まった考えが解されたように思います。4月から仕事に復帰し、今の私は、仕事への向き合いかたが変わりつつあります。
1月、2月はあっという間に過ぎてしまいました。

低学年のクラスが異文化理解の授業をするので、私も何クラスかを回って数時間ずつ日本の学校のことや、折り紙のレッスンをしました。私のいる地域では、他にもメキシコ人の先生やイタリア人の先生を呼んで異文化理解の授業をしています。また、高学年のクラスはフィンランドに来ている留学生(大学生)を呼んで、自国のことを紹介してもらう時間を作ったり難民センターの人の話を聞いたりと他機関を頻繁に活用すること、柔軟な授業の組み方に日本との違いを強く感じました。

私もイタリア、トルコからの留学生の授業に参加し、改めて色々な文化を知ることって面白いなと感じました。
研修校では、日本語の授業のアシスタントと、いろいろな教科の授業見学をさせていただきました。また、7年生に対して日本の学校や文化について紹介をする時間をいただきました。希望者に浴衣を着てもらい、その後全員で数字を使ってゲームをしました。

日曜日には、ステイ先の家族の方と一緒に教会に行きました。教会の中に入ると、皆さん気さくに話しかけてくださいます。その教会では、話を聞いたり、歌を歌ったり、お茶を飲みながらお喋りする時間があるのですが、同じ地域に住むいろいろな世代の方と交流する場があるのは、子供だけでなく、大人にとっても良いなと思いました。
新年が明けて早々、1月2日から学校が始まりました。年末年始はNZから訪ねてきた友人とヘルシンキで過ごしたのですが、レストランを予約していなくて寒空の下1時間半程レストラン難民に... 年越しの瞬間は、5分ほどのNew Year 花火を楽しむことができました。

1日の朝は夜の賑やかさはどこにもなく、閑散とした街並み。今度はどこもお店が開いてなくて、唯一10時から開いていたマクドナルドで朝食をとりました。お陰様で、そのあと予定していた観光プランも全て後ろ倒しに。なかなか面白い年越ができて、大満足です。

学校の先生方に「NZから友人が来る」と伝えると「ぜひ、学校に来てほしい!」と言っていただき、年明けの4日間学校生活を共にしました。友人の職業は教師ではないのですが、主に英語の授業で活躍し、他にも全校生徒の前でNZについてプレゼンを行ったりマオリの歌を披露したりもしました。

2人で数ヶ月前からプレゼンの内容を考えてきたので、無事に終え、先生方や子どもたちからたくさんの賞賛を受けた時には胸がいっぱいでした。そして幸運なことに、友人の学校生活最終日にフィンランド大統領が私たちの街に来る!ということを知りました。偶然2年生の子どもたちが大統領を迎えるためにアトラクションをする予定になっており、そのイベントに私たちも声をかけていただきました。

なんと、大統領の前でギターを演奏をするチャンスまで頂いてしまいました。以前の研修先NZで出会った友人とフィンランドの学校を見学、授業をしたこと、子どもたちの歌とダンスに合わせて大統領と大観衆の前で演奏できたこと、一生忘れられない経験ができました。このような機会を与えてくださった先生方に、心ばかりのお礼として歌舞伎揚を職員室のテーブルに。2人で書いたメッセージを添えました。

その後1週間ラップランド旅行を挟んだ後、日常生活に戻りました。週4日、計6時間クラブを行っています。今月は「忍者」と「相撲」をテーマに。低学年グループには、講義とビデオを見せた後に手裏剣を使ったチーム対抗ゲームを。高学年グループは、手裏剣を自分たちで作り、それを使ってゲームを行いました。高学年の子どもたちはとても手先が器用なので、短い時間でたくさんの手裏剣を作りました。

クラブ後、学校中を舞台に忍者になりきり戦っていた姿は微笑ましかったです。忍者もお相撲さんも、大人気!トントン相撲も、大盛り上がりでした。次回は、箸のもちかたを学習したり、習字を体験してみる予定です。
今月は研修校以外の学校に訪問する機会が沢山ありました。中東からの難民の子たちが多くいる学校にも訪問しました。子どもたちは元気いっぱいで日本のことにもすごく興味を持ってもらい楽しく授業をしました。学校ではこのような姿だけを見ましたが、母国を離れ、何度も住む場所を変え、今いる場所もいつまで居られるかわからないということを聞き、慣れない土地で過ごしている彼らの力強さを感じました。

また、11月から行なっていた教会と一緒に企画したJapaneseクラブは、1月いっぱいで終了しました。私自身も毎回楽しい時間を過ごすことができ、終わってしまったのは悲しいですが、貴重な機会をいただいたことに感謝します。

10ヶ月過ごして見て、他の先生の授業や子どもたちとの関わり方、これを自分の学校でもやって見たいな、真似したいなと思うことがどんどん増えました。残り、こちらで過ごすのも1ヶ月半なので1日1日を大切にしたいと思います。
毎週の日本クラブの活動では、持参した道具を用いて書写を行いました。前の週に漢字について簡単なものを中心に学習し、事前学習をして臨みました。

当日は私が見本を示した「友」「和」の字に挑戦をし、生徒それぞれの名前も私がカタカナで書いたものを示し、見よう見まねで書いていました。やっているうちに「妖怪」という字を書きたいという生徒がいたので(妖怪ウォッチの影響かと)、黒板に書き順と書き方を示し、それを参考に上手に書いていました。当日の取り組みは学校便りにも写真付きで紹介され、取り組みを発信することができてよかったと思います。(妖怪を書いた生徒が写真の中心に来てしまいこれが日本のであれば保護者から批判されないか懸念するところでしたが)

数学の授業では、ハロウィン前同様クリスマス特別プリントを用意する先生がいました。座標を利用してクリスマスツリーを描いたり、1~26の数字の計算の答えとアルファベットをリンクさせ、クリスマスに関する用語を見つけたりと、生徒が楽しく数学の問題に取り組んでいました。このようにゲームを取り入れた授業展開が日本の教育でももっと可能性があるのではと感じました。

最終日とその前日には、担当していた学級の生徒および先生方からお別れのカード、コメント、記念品などをいただきました。人同士の温かみを感じることができ、これらは日々の教育の成果であり、教えていらっしゃる先生方の人柄を感じることができました。

フィンランドでの2ヶ月間に続きイギリスでの4ヶ月間、私の人生においてこれ以上ない経験をさせていただきました。この機会を提供していただいたIIPさんには心より感謝申し上げます。私は前職を辞める決断をして海外インターンシップに挑戦したわけですが、IIPさんの活動が今後より理解を得られ、現場の教員がその教育方法を国を越えて頻繁に共有し合える日がくることを心より願っています。本当にお世話になりありがとうございました。
クリスマスの休暇を終えて、新しい年を迎えました。

こちらのでクリスマスは家族とゆっくりと過ごす、穏やかな時間でした。私の滞在するホームステイ先でも、離れて暮らす家族が集まってきて、食事をしたりおしゃべりしたり、運動したりいつもは静かな家がとても賑やかでした。

こちらでは寝て起きたらプレゼントがあるという形式ではなく、イブの夜にみんなでプレゼント開けます。あんなにプレゼントをもらったのもの初めてで、包みを開けるのがワクワクしました。私も日本から色々取り寄せて贈り物をしました、喜んでもらえたのでよかったです。

残りわずかな研修期間で、帰国したくないという寂しさも時より押し寄せますが、素敵な家族と過ごせること本当に嬉しく思います。
IIPに紹介していただいた語学学校で学んでいます。自分自身の英語の勉強だけでなく、授業の進め方やゲームの取り入れ方なども参考になる、楽しい授業です。

発音するときの口の形や舌の位置、2つの単語が繋がったときに聞こえてくる音など、今まで意識していなかったことも丁寧に説明してもらえて、新しい発見が毎日あります。

平日は、午前中は授業、午後は復習やラジオを聴いたりして、時間の許す限り英語に触れています。語学学校にはいろいろな国から生徒が来ています。今までは英語はとにかく大変なものだと思っていましたが、今では英語さえ使えるようになれば、こんなにたくさんの国の人と会話をすることができるようになるんだ、英語ってすごいな、と思います。
2種類の授業をしました。学年はYear7または8で、1クラスは10人ずつ45分間です。

①毎日のご飯、調味料、お弁当、伝統料理などをまとめて「日本の食事」として授業をしました。写真を見せて気づいたことを発表してもらい、そのあと私が補足する、という形式にしました。その後、手巻き寿司(ツナ・キュウリ・チーズ)を作って食べました。いただきます、ごちそうさま、も練習しました。

②日本の服装(普段着、制服、冠婚葬祭など)を紹介しました。学校に浴衣や法被がいくつかあったので、その後、制服の上から着てもらいました。また、この時が最後の授業だったので、今まで使用したパワーポイントを抜粋したものを配布し、3か月の振り返りをして終了しました。

日本語の授業以外では、Athletic day で教員の昼食を校長先生と作ったり、放課後に行われたGALAでPTAのお手伝いをしたり、Art Exhibitionに参加したりしました。生徒の教室での様子だけでなく、いろいろな表情を見ることができて楽しかったです。

NZでの研修が終わりました。日本語(日本文化)を教えるのは初めてで、日本について自分自身が初めて知ることも多く、発見もたくさんありました。実際に授業が始まれば生徒の反応が楽しみだったり、もっと工夫をしたくなったり、日本にいるときと同じように教員という仕事が楽しめました。生徒も先生方もとても優しく、無事に研修が終えられて良かったと思います。
年に4回あるプロジェクト学習や他団体への募金活動を目的とした「ハウスデー」というものがありました。ハウス活動とは学年を越えた縦割り活動で、日本で馴染みのある体育祭での対抗のみでなく日頃の行動をポイント化しての競い合い、上級生から下級生へのモラル教育、2週間に1度の集会などイギリスの学校では寄宿時代から行われている活動のようです。

当日は、生徒は私服で登校し、昼休みには多目的エリアで高校の文化祭のようにゲームの出店やお菓子を売ったりします。生徒は事前にラッフルチケットと呼ばれる抽選券を購入し、引き換えてゲームなどを楽しむことができます。準備は上級生(11年生)が中心に行いましたが、当日の店番や事前のポスター作製など下級生にも仕事を振ってリーダーシップやマネージメント能力を養っていました。後日20万円以上の寄付が集まったと集会で報告があったのと同時に、ラッフルチケットの抽選会がありました。景品はマクドナルドのクーポンや映画の割引券など、募金活動に協力的な企業から先生方が集めたもののようです。

2週に1度、数学科教員による教科部会が開かれていますが、その中で毎回1人の先生が指導法などのアイディアを持ち寄り共有するSHOW&TELLという時間があります。今回は私の番でしたので、2020に向けて進んでいる新学習指導要領「主体的・対話的で深い学び」(アクティブラーニング)について紹介しました。

ジャパニーズクラブの活動では、日本から持参したけん玉、だるま落とし、コマ回しを体験しました。特にだるま落としはコツをつかむのが早く、楽しそうに取り組んでいました。また翌週は、生徒が最も楽しみにしていたお好み焼きを調理室で作りました。前週に作り方・材料を日本語の単語を含め学習しのぞみました。また、お箸の使い方の学習も同時にできました。材料はウスターソースを日本雑貨店で購入すれば、他は現地で調達できます。生徒からお金を徴収し、買い物はホストファザーが手伝ってくれました。
新しい研修先になって、3ヶ月経ちました。思うようにいかず、こうしたいああしたいと思うこともありましたが、他の学校で研修短期間研修させてもらって、日本文化を紹介する授業をやらせてもらったり、地域の教会の方と一緒になってJapanese Club を企画したりするようになりました。

折り紙の授業のリクエストが多くて、折り紙が手に入らない時は色付きのコピー用紙を代用して使っていますが、日本の折り紙のようにあんなに折り易くて薄い紙はお店でも注文するしかないし、やっぱりどこか違うし、もっと日本から持って来ればよかったなと思います。
3種類の授業をしました。学年はYear7または8で、1クラスは10人ずつ45分間です。授業回数に対し、挑戦したい内容が多かったので、それぞれ二本立てになりました。

①前半は伝承遊びとして、あやとり・コマ・だるま落とし・お手玉・けん玉をしました。だるまの意味を話したり、私が出来ないものは動画でお手本を見せたりしました。それぞれ一つずつしか持っていなかったので、3分ずつで交代しました。後半は、手押し相撲とあっちむいてほい、をしました。相撲も合わせて紹介しました。

②前半は箸の使い方を練習し、折り紙で箸袋を作成しました。後半は、広島・長崎の原爆の話をした後に、折り紙で鶴を折りました。同じ鶴でも、サイトによって手順の説明の仕方が違っていて、生徒にとってわかりやすい方法を考えるのは、大変でした。

③前半は神社や参拝の仕方、おみくじ・絵馬について、クイズ形式で紹介し、実際に参拝の練習をしました。後半は茶道体験をしました。日本から持ってきた抹茶粉末を使いました。NZでも"Green tea"は親しまれているようなのですが、半分の生徒は美味しく飲み干し、半分の生徒は「苦い」「くさい」と言っていました。

授業中、生徒に意見を聞いたりすると、すぐにいろいろな意見が出てきて面白いです。でも、私のリスニング能力が追い付かず、多用するのは難しいです。今までは無我夢中という感じでしたが、今更ながら自分の英語の発音の不正確さが気になってきて、生徒と一緒に簡単な単語も一つ一つ確認しています。

日本語の授業以外では、Life Educationの授業、Sailingの引率、電話帳配達、家族旅行、地域の児童劇団ミュージカル、とたくさんのことを経験させていただいています。NZでの研修も残りわずかですが、後悔のないように楽しみたいです。
9月の新学期の研修開始から2ヶ月が経ちました。学校は現在秋休みです。

学期始めの緊張している様子も次第に薄れ、少しずつ生徒の自我が見えるようになってきました。それと共に、宿題忘れ、遅刻、教師に対する反抗的な態度なども目に付くようになってきています。

トリニティースクールでは、これらの問題に対処するために放課後や昼休みに生徒を残し丁寧に指導しています。また、生徒の行動に対する基準も明確に決められ、教室にも掲示されているので、日本の学校(私の前任校だけ?)のような生徒手帳に書いてあるからといった曖昧な方針下の指導ではなく、教師間および対生徒においても共通認識が図られた上での指導となるので生徒も指導されることには納得している様子です。

例えば、遅刻を3回すると金曜日の放課後に学年主任の先生との居残り家庭連絡、授業で教師の指示に従わなければ別室にて指導し、そのご家庭連絡および主任の先生との面談・・。また、それらの生徒の行動情報は電子上で一括管理されて共有されていますので、「あの先生が主任の先生にチクって」みたいな生徒の余計な反発も薄れる気がしました。

毎週火曜日にはCPDと呼ばれる質の高い研修会が行われます。イギリスに来て感じたのは、学校外の機関によるスクールバックアップ体制が整っていることを実感しました。研修会の講師派遣や、インターネットによる充実した研修コンテンツの提供、また授業で使える教材をダウンロードできるサイトであったり、生徒自身が動画などを用いて自学できるサイトなどがあります。

日本では教員の多忙感は問題になっていると思いますが、こういった質の高い教員のバックアップがビジネスとしてでも発達してくれるといいのにと感じました。
4種類の授業をしました。学年はYear7または8で、1クラスは10人ずつ45分間です。

①自分自身、日本、日本とNZとの比較、をクイズ形式で紹介。人口密度、南北の寒暖差、食べ物、のクイズや、日本の授業風景の写真が盛り上がりました。

②数字の読み方(1~20)をIIPのテキストを使って教えました。身近な数字(年齢、学年、組、家族の人数)を日本語で答えたり、挨拶、氏名、町名をひらがな・カタカナで書いたりする練習をしました。

③数字、挨拶、氏名、町名を用いて自己紹介を書き、一人一人発表しました。②の授業が実施できていればあっという間に完成しますが、学校行事で実施できていないクラスは、時間が足りなかったので、挨拶と名前だけにしました。

④日本語や漢字、習字について説明し、習字で「光」と一つ自分の好きな言葉を書きました。生徒は好きな言葉として、「家族」「愛」「人生」「ピザ」「寿司」などを書いていました。

私の発音がわるく伝わらないときは、パワーポイントで補っています。授業中は、生徒が読んでくれる英単語を、逆に私が繰り返して練習しています。注意したいのに言葉がパッと思いつかない時が、一番もどかしいです。先生やホストファミリーが子供を注意する言葉や、ステイ先で見ているクイズ番組の司会者が言う「正解」「おしい」「次はあなたの番です」というセリフを真似して、授業に使っています。日々勉強です。

日本語の授業がないときは、毎週あるAssembly, Sports eventに加えて、興味のあるKapahaka, Choir, 第二言語としての英語の授業、にお邪魔しています。思ったよりも自分の授業が多く、Scienceが見学できていません。うまく調整したいです。また、司書の先生にお薦めを聞いて、地震についての本や、英語の絵本を借りて読んだりしています。よい息抜きになります。
新学期が始まり、1ヶ月半経ちました。今学期から新しい研修校になったのですが、こちらは規模が大きく、施設も新しいので設備が整っています。

教師たちはデジタル教材とSMARTという機材を使いこなし授業を展開させています。教育予算が充実しているフィンランドの教育現場を羨ましく思います。また、教科書も優れていると私には感じるのですが、教科書はあくまでも参考書であってもっと他の活動を取り入れて授業を進めるようにと打診されているそうです。

ほんの少しですが、私も日本文化紹介の時はやはりプレゼンテーションソフトを活用したり、動画を多用して授業を行いました。
イギリスの中学校での研修が始まり2週間が経ちました。

トリニティースクールは日本の中学校に似ている感じの雰囲気で、教室移動は並んでいく、集会へ行くときは言葉を発しない、集会中は顔を上げて話を聞くなど厳しく指導されている印象です。

初日に校長先生が「校内で見かけたらセンセイと呼んであいさつするんだよ」と僕を紹介してくださったおかげで、日本の学校かと錯覚するくらい「ハーイ!センセイ」と声をかけてくれます。お辞儀をしてくれたり、コンニチワと言ってくれる生徒もいたり教師に対しての敬意を感じます。

①学校の様子
先生方はネクタイ着用のオシャレな正装で授業をされていて、さすがイギリスの学校だなと感じました。また、生徒が教室に入室する際、教員が全ての生徒と握手をして挨拶をかわすというこだわりぶりには感心されられました。(思春期の生徒がよく嫌がらないなと不思議でもあります)。

遅刻や忘れ物、態度についての生活指導も厳しく、昼休みや放課後に主任の先生と話をしている様子をよく目にします。(叱るというよりは改善策を生徒に寄り添って考えている様子)全教室にプロジェクター&ホワイトボードが設置され、先生方は全ての授業やホームルームのパワーポイントを準備しています。

配布物もほとんどなくホームページ上で各自チェックするというスタイルなのでペーパーレス化も進んでおり仕事もシンプルに感じます。宿題ですらホームページのマイページに掲載されます。

②驚かされる道徳教育
公立校でありながらミッションスクールなのですが、宗教教育・道徳教育は日本と大きく違っており、本当に驚きました。礼拝という名の全校集会やイギリスの学校ではメジャーなハウスシステムと呼ばれる学年の壁を越えた縦割りの集会は毎週あるわけですが、そればかりでなく、毎日のホームルームの時間でも、生徒を勇気づけたり、自らの将来について考えさせたり、今現在世界中で起きている問題について考えるなどの、人間としての在り方を毎日シャワーのように浴びています。

特に金曜日は上級生が下級生の教室に出向き道徳教育をするという、非常に革新的な取り組みにも驚かされました。教科教育を越えた教員の本来あるべき姿について痛感させられています。特に日本は来年度より道徳が教科化されるわけで、言動の一つ一つから人間の生き様がにじみ出るような教員像を目指さないといけないのだと心から感じました。ちなみに毎時間の授業で用意された聖書のフレーズを生徒が読み上げるという取り組みも効果的だと感じています。

③数学の授業
イギリスにはGCSEという義務教育終了時の全国的なテストがあり個々の将来を大きく左右します。なのでそれに向けて頑張っているという様子で、GCSEという言葉は毎日耳にします。カリキュラムが前後しているのもあり、11歳で平方根を知っていたり、12歳で小数の掛け算割り算のひっ算の練習をしていたり、色々と疑問に思う点は多いのですが、日本の高校入試に向けた勉強はハイレベルなのだなと感じました。

ただ、大きく違っているのは生徒が授業に向く姿勢です。斜に構えている日本の生徒とは異なり、本当に楽しそうに授業を受けています。塾に行っている生徒が少ないのもあると思いますが、授業1時間で多くの事を吸収しているように感じます。クイズ形式の授業や実社会で使える問題を取り入れたりと先生方が工夫されているのもあると思いますし、何より自尊感情が高いのかなと感じます。

ちなみに生徒は教科書をもっておらず、教員が準備したパワーポイントをノートに書き留めながら授業が進んでいます。教室備え付けのエクササイズブックで練習問題を解いたりすることもあります。

④ジャパニーズクラブ
週に1度水曜の放課後ジャパニーズクラブの活動を行っています。顧問の先生は日本に住んでいたことがありオーストラリアで日本語指導の経験もある方なので、生徒はひらがなを何とか読めると言ったレベルです。アニメなどから日本に興味を持っている生徒が多いのでこちらもやりがいを感じます。

今週は日本の服装についてプレゼンテーションを行い、その後日本から持っていった浴衣と甚平を生徒が着るという活動を入れてみました。お土産にたくさん買っていった100円ショップの扇子も喜ばれました。今後は日本語の指導、折り紙、書写、お好み焼きを作るなど準備を進めます。IIPさんからいただいた本が本当に役にたっています。

NZに着いて一週間です。研修校より9回分の授業を考えてほしいと言われました。自己紹介、数字の数え方、折り紙、習字、箸の使い方、日本食作り...など、準備できそうな項目をその日に考えて、各時間の目標を2~3個挙げた一覧を作成し、お渡ししました。

自己紹介はどこの学校でもする機会があると思うので、日本でパワーポイントや原稿を準備しておくと安心です。(私も自己紹介だけはすぐできるよう準備しておきました)

その後、日本語授業の打ち合わせを副校長先生としました。そこでは、授業をするうえで必要なことを確認しました。(英語が得意ではないので、前日に訳してメモを持っていきました。)

授業の到達目標/期待される、会話・筆記・体験の比率/生徒の日本語履修状況/出欠確認したあとの報告義務/生徒のアレルギーの有無/プロジェクター、スピーカー、CDデッキなどのレンタル依頼/教材購入時の費用・その手順/生徒の写真を撮っても良いか/生徒の名前の呼び方、などです。

実際に授業をしてわかることも多く、作成した授業内容も改良が必要でした。自分の授業の中でも、新しい単語や表現をどんどん取り入れて、生徒との会話を増やしながら、スキルアップしていきたいと思います。
昨日11か月の研修を修了しました。毎日通った小学校にもう行かないのだと思うと本当に寂しい気持ちです。この一年は子どもたちから沢山のことを教えてもらいました。オーストラリアの文化(食べ物やスポーツ、テレビなど全て)や日々の会話の中での英語。そして素晴らしい家族の雰囲気の中で心温まる時間を一緒に過ごせました。ホストファミリーには本当に感謝しています。 
 
小学校で毎日私を見つけては笑顔で話しかけてくれた子どもたち。日本語を好きだと言ってくれた子どもたちや保護者の方。しんどいと感じた日もありましたが、その笑顔に本当に救われ、心から日本語アシスタントをしてよかったなと思えました。

振り返ってみると、人の「温かさ」に触れられた一年だったと感じます。今日まで頑張ってこられたのは、ホストファミリーや小学校の子どもたち、先生方からの沢山の笑顔ややさしさがあったからだと思います。悩んだこともありましたが、その苦しさを乗り越えた先に輝いた日々が待っています。

そして改めて、人との出会いやつながりを大切にしたいと思いました。人と会って話をすること、笑顔で話しかけること。そこから新しい世界が広がります。心温まる時間が過ごせます。その素晴らしさを感じました。

今回オーストラリアで出会ったすべての皆さま、幸せな時間をありがとうございました。

そして日本からいつも応援してくれた家族や友達、私に夢のような時間を与えて下さったIIP本当にありがとうございました!!
自身授業を受ける側になるのは久方ぶりですので、色々と新鮮に感じました。

まずはICTの機器について、アクティブボード(電子黒板)が全教室に配備されており、講師は板書事項を保存したり、インターネットを活用したりと幅の広い授業を展開しています。

また、KAHOOTというサイトを利用したゲームでは、生徒がスマートフォンからネットにアクセスし、講師があらかじめ準備した授業の振り返りなどの演習問題を4択の早押しクイズのように解いて得点やランキングも表示されると楽しく学ぶ面でも進んでいるように感じました。

海外の学校ではこのようなアプリも使いながら授業が行われているようです。日本の学校でもタブレットなどを導入している学校では活用できるように感じました。

また、授業は基本的に他者との活動を中心に進めていくアクティブラーニングを意図的に行っているように感じました。日本人は外国人と一緒になると遠慮して引いてしまうことが多いので、人任せになってしまうことが受けてみて再認識しました。

発言権の弱い生徒にも効果的で、かつ国際社会の場でしっかりと自分の意見を言えるようになるためにはどのような活動が効果的か、アクティブラーニングについて再度考える機会となりました。
6月の2週目から長い夏休みが始まりました。日本では考えられないくらい長く、羨ましく思います。

8月の中旬から新学期が始まるので、それまでにフィンランド語と英語の学習を進めようと思っています。がしかし、言葉を使わずしてもなんとか暮らしていける今の状況に甘んじています。

夏休みは、フランス、スペインにも行ったり、フィンランド国内を少し回りました。フィンランドの夏は過ごしく、時に寒いですが、その違いを楽しんでいます。

今は自分の仕事のことや、授業のことなど考えられないくらいのんびりしてしまっています。
2ヶ月の研修も6月3日に終了しました。
最終日は卒業式でしたが、雰囲気は日本の大学の式に似ていました。
卒業生1人1人に証書と白い帽子を手渡す様子は日本の高校までの式と似たところも感じました。卒業生や在校生が演奏を披露したり、全員で歌を歌う場面もあったりと、感動的な式だったと思います。

卒業式のあった週はプロジェクトウィークといってフィンランドではどこの学校でも行われている総合学習のような時間でしたが、「投資」
の授業に参加させていただきました。
事前に「何か準備することはありますか」と聞いていたものの、特に教えてはもらえず、当日授業に行ったら、「ニューヨーク市場に上場
している日本企業についてプレゼンしてくれ」とのこと。突然のリクエストで正直焦りました。

ニューヨークに上場している企業は13社。その中からトヨタ自動車を選び、ウィキペディアで会社の概要、電気自動車・水素自動車などの
今後への展望、東京オリンピック・パラリンピックについて、投資家向けの英語のサイトによる株価や売上高などの紹介、為替変動による売上高への影響などの話をしました。

突然のことだったのでパワーポイントを作る時間がありませんでしたが、紹介したいサイトのURLをGメールに保存し、教室のパソコンでそれらのインターネットサイトを開いて、片っ端から紹介していくという方法で行いました。窮地に立たされて思いついた策でしたが、今後も使えるスキルを身に付けることができました。

ちなみに、東京オリンピック・パラリンピックについては全ての授業で紹介しました。日本への興味関心をを持ってもらえると嬉しく思います。
先日やっと、当初から依頼をしていた中学校訪問が実現しました。訪問先では日本語クラスの先生にお会いしたり、校長先生が校内案内をしてくれたりし、日本語の授業にも参加させてもらう機会も得ました。授業の形態や種類、成績のつけ方・成績の利用の仕方などについてお話を聞くこともできました。

こちらでは、中高も日本の大学のように生徒が教室を移動します。また、授業と授業の間に休み時間がない時間帯があるので、生徒が時間通りに来れないことや授業態度の話を日本人の先生からお聞きし、時間を守るにも、守れる体制がいるな、などと当たり前すぎて今まで考えたこともなかったことを考えたりして、小学校に居るだけでは見えなかったことを知るよい機会になりました。

小学校では、6年生が卒業発表会の練習真っ最中で、毎日練習練習練習です。
5月は少し学校も慣れて来て、色々なことに参加しました。ナイトスクールやスクールトリップ、にも参加し貴重な体験になりました。

音楽の授業で先生が日本の歌を教えたいとのことだたったので、すごく簡単ですが、チューリップの歌を1,2年生に教えました。すぐ歌詞を覚えてしまう子どもたちの力は凄いなと思います。

6月になり、夏休みも始まりホストファミリーに相談しながら休み中の計画を立てています。楽しい夏休みになりそうです。
英語とフィンランド語の勉強も集中して取り組みたいです。
数学の時間では、黄金比の作図の授業をさせていただきました。
作図の手順や式の展開など、パワーポイントのアニメーションを準備しておいたので、生徒も理解できたと同時に、現地の先生にもよい提案となったと思います。また、1人の生徒にテスト対策の個別指導を実施しました。

日本文化を紹介する授業を英語や地理の時間に実施しました。
先方からいただいた「日本まるごと事典」に助けられました。ありがとうございます。
授業の中で紹介した「ありがとう」「さよなら」などと声を掛けてくれる生徒もいて励みになりました。

春季タームの最後2週間は、テストウィーク、プロジェクトウィークと続きました。
テストは試験時間3時間、生徒が集中して取り組んでいました。また、ノートPCを使った試験などもあり、日本よりも進んでいる面を見ることができました。テストでも使われていた作図ソフト「Geogebra」は日本でも活用したいと思いました。

プロジェクトウィークは、フィンランドの学校は年に2回どこでも実施されている取り組みのようで、日本で言う総合学習のような時間です。タンペレ科学技術高校は職業訓練校が同じ敷地内にあるので、ハイスペックな装置を使ってのロボティクスやプログラミングの学習が印象的でした。

またテストウィークには、授業がないからと職業訓練校を見学させていただきました。
デザイン、流通、木材加工、金属加工、電気・電子、レストラン、ホテル・・・中学を卒業した学生は高校へ進学するか職業訓練校に進むかの選択ができます。職業訓練校で生徒が制作したものは、安価で買うことができます。

また、企業とのインターンシップや就職後の研修もあるので技術者が育ちます。文系学部出身のプログラマーがいる日本との違いを感じました。職業訓練校を1つの企業とする考え方もあります。人口わずか500万のフィンランドが、世界でも最先端をいく源が理解できた気がします。

今週末がいよいよ卒業パーティーとなりますが、できることならここにもっと長く住んでいたいと思える場所です。
本当に良い経験をさせていただいています。ありがとうございます。
ホームステイ先では、家族を大切にする考えに触れ、仕事が忙しいながらも自分の生活を大切にする生き方を、実際に体験させてもらっています。英語の会話は、みなさん、わかるまで何度も説明してくれるので、わかったふりをせず(理解できていなくても勢いでYesと言っていまうので)、聞き取る努力をしているところです。

研修校では日本語の授業のアシスタントと、専門教科の授業の見学をさせていただいています。励まし方や授業の盛り上げ方など、参考になることがたくさんあるので、これからの授業も楽しみです。

十分な準備もしないままに飛び出してきましたが、周りの先生方のおかげで無事に過ごしています。感謝の気持ちを伝えたくても結局言葉がでてこなくて毎回「Thank you」としか言えていませんが、少しずつでも英語が上達できるように頑張りたいと思います。
今の時期のオーストラリアは雨の日も少なく、大変美しい季節です。週末には、オーストラリアの自然を楽しみたいと思います。
ホームステイ先にせよ、学校にせよ、ルーツ(出身国)が多様で、その多様性を皆が当然のように受け入れているので、私たち日本人が入り込むこともごく自然に受け入れてくれている印象です。

ホームステイ先の先生が家族を大切にする方で、弟さんの結婚30周年パーティーやお孫さんの誕生日パーティーなどに連れて行ってもらいましたが、どの家も大変広く、日本とのスケールの違いを感じました。「オーストラリアは、一生懸命に働けば報われる国だ」という考えが浸透しているようです。

研修先の学校は進学校ということですが、休み明けの宿題をやっていない生徒も多く、それに対して強く注意もしていない様子です。強制力が弱い分、生徒の学ぶ意欲が強いのかもしれないという印象を受けました。
フィンランドに来て4週間になりました。ホストファミリーの方も、研修先の先生もとても親切です。生活リズムも少しずつですが慣れてきました。
学校での授業は、自己紹介と折り紙と習字をやらせていただきましたが、自分で英語、フィンランド語をもう少し勉強した方がいいと感じたため、今は他の先生の授業に入らせてもらったり、フィンランド語の勉強をさせてもらっています。もう少し慣れてきたら、他の授業をしてみようということになりました。

教えたことのない高校数学、フィンランド語、英語を勉強する日々です。
先週、先生方が出張だったので、出席を取って、youtubeを見せて演習させる、を1人で行いました。
ICT機器も最新鋭といったところで、使い方を教わりました。

毎日の昼食券、デスク、校務支援PCアドレスの権限をいただくなど良い待遇をいただいているので、恩返しできるよう頑張ります。

一年の活動の終わりは、実感がなく、普段どおり学校に行っていました。むしろ、お隣の学校に再度来てほしいと呼んでもらったりして、いつもよりも忙しいぐらいで、バタバタと過ぎていきました。秋が終わってからずっと曇りが続いていたのが、2月の初めからは毎日陽の光を見ることができ、青空をありがたいと思って見上げながら行き帰りを楽しめる月でした。
最後の最後に新しい出会いなどもあり、それもまたよかったです。
二月は、フィンランドの学校の先生達や、ホームステイなど生活面でお世話になった方とお別れ&お礼のパーティーをしました。

先生達とのパーティーは幹事の先生達のアイディアで、皆で日本に旅行に行こうという設定でパーティーを考えました。チケットや、手荷物検査などを行い、飛行機に見立てた教室に入って飲み物などを振る舞い、扉を開けると浴衣を着た私が出迎え皆で寿司作りをし、日本食を食べるというものでした。私は料理担当だったため二十人近い人数の料理を作ったり、寿司の準備をするのは一苦労でしたが、皆さん喜んでくれてよかったです。

生活面でお世話になった人達とのパーティーでは餃子を作り、ふるまいました。皮は売っていないので、料理の得意なホストファミリーのおかげで一緒に作ることができました。年いるといいことも嫌なことも色々体験しますが、お世話になった気持ちを伝えられる機会をもつことができてよかったです。
年のはじめにかなり気温が下がった日がありましたが、その後はそれほど寒くならず過ごしやすい日々です。日本クラブを始めさせてもらい、授業後にも関わらず、生徒さんたちが参加してくれています。教室や家庭科室も快く使わせてもらえるので非常にやりやすいですし、生徒さんも興味を持って楽しんでくれるので、とても気持ちの良い1日を終えることができています。

校長先生も何でもやっていい、困ったら何でも言いなさいと言ってくれ、「こうあるべきだ」「すべきではない」等の縛りがない中での活動は、どうしたら喜んでくれるか・楽しんでくれるかと考えたり行動したりするという目的は同じでも、日本とはまた違う雰囲気があります。
毎月の通信を読むたびに、自身の滞在中の事が思い出されると同時に、もう一度行きたい気持ちになります。
先日、Facebookで久しぶりに成長した生徒さんの様子を知ることが出来ました。
1年も経っていないのですが、見違えるほどの変わりように、子供の成長の早さを実感しました。
もう一度、子供たちに忘れられないうちに、彼らと会う機会が持てたらと思っています。

私のフィンランドでの滞在形態はいくつかの家庭を回るホームステイであり、何度か引っ越しがありました。今のホームステイ先のお父さんはイギリス人です。今までは英語を第二言語として話す方達との会話だったため、ゆっくりとしたスピードだったり、難しい単語ではなくわかりやすい単語でいろいろ説明してもらうことが多く、比較的理解できていたのですが、今のステイ先のお父さんと話すときは、フィンランド人よりスピードも速く、知らない単語も多く出てくるので聞き取れなかったり、理解できないことが多いです。

そういう場面になったとき、わからないのにうなずいたり、わかったふりをしていました。でも、そうすると、ますますわからなくなったり、結局改めて質問したりしなくてはならなかったので、わからないことはわからないと、表情に出したり、もう一度言ってもらったりするようにしました。すると、相手も別の表現で説明してくれ、理解につながるようになりました。また、おすすめの英語の映画や本を見せてくれたり、貸してくれたりしたので英語を勉強するいい機会になりました。

まもなく一年が経とうとしているのに全然英語力が向上していないのではないか、と落ち込んでいましたが、自分がフィンランドでやりたかったことを改めて思い返すと、教育現場をみる、とか、フィンランドの自然にふれる、文化に触れる、など目的はほぼ全て達成していたのでほっとしました。語力はいろいろな方法で、向上させたいです。
研修が残り2か月となりました。この数か月の授業と生活の中で行ってきたことを報告したいと思います。

①やりたいといえばなんでもやらせてもらえる。
これはお国柄かもしれませんが、フィンランドはコネクションが非常に重要な国です。でも、やりたい、といえば基本的になんでもやらせてもらえます。私は授業で生徒が学習したことを発表する場がほしかったので、たまたま知り合った現地在住日本人の図書館司書の方に相談して、市の図書館で日本の短歌と俳句を生徒が紹介する、というイベントを行いました。
イベントというより「発表会」という感じでしたが、それでも集まってくれた方々も多く、日本の文化に興味を持ってもらえたことがうれしかったです。生徒もやりがいを感じていました。

②現地の日本人留学生と交流してみる。
たまたま同じアパートに9月から3か月間の短期留学でこちらに来ている日本人の大学生が住んでいました。彼らも大学の勉強だけでなく、時間があればいろいろな経験をしてみたいということだったので、私の日本語の授業のアシスタントを時々やってもらいました。生徒の会話練習のペアが増えたりして助かりましたし、学生のみなさんもよい経験になったのでは、と思います。
また、アシスタントを頼むにあたって在籍校に相談したときも、「いいね!」という感じだったので、①でも書いた通り、やりたいといえば大体何でもやらせてもらえます。

③ビデオを撮って共有してみる。
こちらに来て初めて知ったのが、スマホの動画編集アプリは素晴らしい、ということです。スマホで撮ったビデオをスマホで編集してYOUTUBE上にアップロードすることができます。また、アドレスを知っている人だけに公開をする、などのプライバシーもある程度確保できます。なので、現地校の様子を日本の学校に知らせたり、生徒の活動をまとめたりするときに活用してきました。
生徒が日本語で自己紹介している動画を日本の学校に送り、交流をしたりもしました。

④現地の言葉はある程度話せた方がいい。
私はホームステイをしているわけではないので、日本で勤務していた頃と比べると圧倒的に自由な時間が多いです。7月から12月の間は、コミュニティカレッジに通ったりしてフィンランド語の勉強をしてきました。今が一番フィンランド語ができるのでは?と思い、1月末にあったYleiset Kielitutukinnotというテストも受けました。受験料が1万円以上と高いのですが、中級を持っているとフィンランドで仕事をしたりするときにも役にたつ場合がある、とのことで、せっかくなので受験しました。各都市によって受験日は異なりますが、1年滞在する方は一つ目標にしてみてもいいのではないかと思います。
また、編み物の教室に行ったりホットヨガのクラスに通ったり、最後の3か月は現地の人たちにまざってのんびりすごそうと思っています。そんなときにも、フィンランド語が多少できるとなじめるので、やっぱり現地の言葉はできた方がいいんだなと思いました。

12月はみんなクリスマス気分で楽しそうです。町中には出店が建ち、週末にはマーケットが開かれ、窓際にはろうそくや電飾、壁にはサンタという感じです。
クリスマスの前は準備があるからお休みになるよ、と聞いていましたが、本当に前日がお休みなだけで、今年で言うと日本と変わらない日程かと思います。そして、学校は最後までいたって平常授業でした。楽しそうではありますが、浮足立った雰囲気はなく、授業やテストにも平常通り臨む生徒の姿が見られました。小学校では催し物があるようです。
また、クリスマスにはお店等はすべて閉まる、と聞いていましたが、その通りで、前日からクリスマス用の出店も撤退し、当日は通りを歩く人もほとんどおらず、かえって少し警戒してしまうほどでした。
書道の時間を高学年のいくつかのクラスでもたせてもらいました。日本から持ってきたものは習字道具一式、児童用の筆10本、墨汁3本、半紙3セットです。現地で新聞紙(これは下敷きの代わりにも、練習用紙の代わりにもなります)、絵の具用の太い筆数本、墨汁用のカップを借りて授業を行いました。

始めに心を落ち着けて授業に臨むということや、姿勢について話しをし、その後道具の説明を行いました。どの子も真剣に耳を傾け授業に臨んでいました。線を書く先週として漢数字の1~3までを一緒に書きました。それから「大」という字を紹介し、形と意味について説明をしました。「大」のあと「太」、さらに「犬」と書いていくと、「犬」のところで子ども達は大笑いしていました。子ども達の中から「猫」という字も書きたいという声があがったので一緒に書いていきました。

最後には半紙に「犬猫」と書き学習を終えました。授業では手元拡大機(スクリーンに映し出される)を使い、指導ができました。墨汁の代わりに絵の具でも試したのですがやはり墨汁ならではの使いやすさがあったので、多めに持っていくといいかもしれません。
折り紙はもちろん喜ばれますが、お箸の使い方も先生方自身が教えて欲しいようで、たくさんリクエストを頂きます。

低学年には少し難しいですが、中学年のクラスでは、PowerPointを使って、持ち方を見せて教えてあげると、最初は全くできない子も、授業の終わり頃には少し使えるようになります。

割り箸を使って授業していますが、毎回、「持って帰ってもいい?」と聞かれます。こちらで買うと高くて量も少ないので、日本の100均などでたくさん入っている割り箸を購入していくといいと思います。

4月から11月まで過ごし、研修も残り4か月となりました。これまでの体験を簡単にまとめてご紹介します。在籍している校種は高校です。また、私は東京都の中学校で国語科の教員をしており、フィンランドの国語教育の実態を知ることが一番の目的です。

4月から6月の頭までは、よくわからないことが多かったので自分の授業をしつつ他の教科の先生の授業を見学したり、他の校種の見学にいったりしていました。私が在籍している高校は、これまでもIIPを通じた日本人の研修受け入れをしていたので、担当してくださっている先生の方からいろいろ見せてくれたりもしましたし、私の方からお願いすればいくらでも授業見学させてくれました。ただ、最初はカリキュラムがよくわからなかったので、2か月くらいかけて、学校がどう動いているのか確認した感じです。6月から入った夏休みは3週間ほど旅行をしました。

7月から9月の間は、フィンランド語教科月間としました。英語でもなんとかなりますが、国語の授業の内容をきちんと理解するためには、フィンランド語が分かったほうがやっぱりいいなと思ったからです。6月までの間も独学はしていましたが、難しいものがあったので、7月にユバスキュラ大学のケサユリオピストという3週間のフィンランド語の夏期講習に出ました。最初は完全初心者コースに振り分けられていたのですが、ひとつクラスを上げてもらい、なんとかついていった結果、頑張れば日常生活をフィンランド語で送れるようになりました。8月の頭に学校が始まってからは、職場の先生にもフィンランド語で話してもらうようにお願いしました。また、9月からカンサライスオピストというコミュニティカレッジでフィンランド語の講座が始まるので、それに申し込みました。中級クラスに入るためには試験があったので、試験までは自分の授業のあとはひたすらフィンランド語の勉強をしていました。カンサライスオピストには、他にもいろいろな講座があるのでおすすめです。ただしお金はかかります。

9月後半から11月は、フィンランド語の講座に出る、高校の授業に出席する、自分の授業をする、という3つが中心的な活動になりました。夏休みあけから、高校の国語の授業に継続して出席し(生徒のように)、単元をどのように組んでいるのかを記録しています。(時には私も生徒と同じようにフィンランド語のレポートを書いたりもします。)また、フィンランド語と国語の授業の方が落ち着いたので、自分の授業を多少充実させようかと、現在UEFに留学している日本人学生にボランティアで来てもらったり、カンサライスオピストの日本語の授業をしている先生が図書館司書の方だったので、私の授業に出席している生徒と一緒に日本の俳句や短歌を紹介するイベントをすることになったりしました。

残りの期間は、新しいことに挑戦するというよりも、自分がこれまでに行ってきたことや学んだことをまとめて来年度以降の自分の活動の道を探りたいなと思っています。
帰国から半年が過ぎ、滞在の1ヶ月は夢のようだと感じるこの頃です。ですが、あの時間は夢でも何でもなく、今でもあの場所でお世話になった方たちとネットを通して繋がっていられることを嬉しく思います。

先日、名古屋で異業種交流展があり、オランダ経済小 企業誘致局の方が講師をされるセミナーに参加してきました。日本企業がオランダに進出する際のメリットなどの説明を聞くことが出来ました。こういったセミナーに参加しようと思えたのも、IIPのインターンシップを経験したからだと思います。

最近は、アプリを使ってオランダ語の勉強を始めました。次に行くときは、お世話になった方たちをオランダ語でびっくりさせるのが今の目標です。
研究校の先生のつてでまた小学校に行かせてもらう機会ができています。

この地域はロシアとの国境に近く、ロシアから引っ越してくる家族も多いのですが、そうでなくても国外から引っ越してきた家族が多い地域があります。学校の3分の1もしくはそれ以上が他の国からの子供という学校もあるようで、今回訪れた学校はそのような状況にあります。

そのため、フィンランド語を話さない生徒のためのクラスがあり、今回はそこにお邪魔しました。日本にも外国からの子供がたくさんいる状況はあるのに、学校に特別にその状況を支援するようなシステムはないように思います。もちろん地域にはありますが。

今回の機会により、フィンランドの教育状況が豊かだと言われる一面を伺うことができたように思います。
11月上旬ですでに気温は0~1度です。日もずいぶん短くなりました。フィンランドの秋は曇りか、雨か、雪の日がほとんどなので、気持ちもしずみやすくなるそうです。

夏休みの間お世話になったホームステイ先の方に、先日スモークサウナのあるスパへ連れて行ってもらいました。伝統的なサウナだそうです。独特の香りのするサウナでしたが、通常のサウナ同様、温かく、また、スモークの香りでリラックスできました。いい体験でした。
9月末から紅葉が美しく、また日本とは違う色づきを楽しみながら通勤できる日々でしたが、この頃は葉が落ち始め、冬に向かっているのを感じます。最低気温が-を記録するなど、聞いていると震える寒さですが、室内があたたかいこともあり、まだまだ凍えるほどではありません。

活動においては、こちらの学校の先生のつてで、別の小学校に行かせてもらう機会がありました。校外の小規模校だったこともあり、街の中心部の中学校とは違う学校生活を体験することができました。小学生は気軽に話しかけてくれるので、中学校よりもなじみやすい場面もあるだろうと感じました。
初回の授業の時に、生徒達に「日本から来たものを知っていますか?」という質問をしました。日本食や地震のある国等の回答をもらいましたが、知っているものの中にも日本から入ってきたものがたくさんあることを説明しました。(ポケモンや日本車のメーカー等)
自分の知っているものと日本に繋がりがあることが分かると、生徒達から「これは日本のもの?」と質問をもらう機会も増え、今まで以上に子供達との距離が縮まった気がしています。

現在は2週間のterm holidayの為、オークランドに観光に行ったり、周りの方がオススメしてくれたRotoruaという場所に旅行に行く予定です。
8月16日から新年度が始まっています。すでに木々も色づき始め、気温も上がらなくなってきています。新年度に入り、4月5月より先生方が積極的に活動に関心を持ってくれているように感じます。美術クラブでの折り紙を用いたアートや、日本の教育システムや学校生活についての紹介、日本語の紹介の授業をする機会を頂き、生徒の反応や先生方のそれに対する接し方などからも日本との違いを感じています。

入学式はなく、生徒の活動に、委員会や係はなく掃除や給食当番もない、教員も教科指導以外の生徒指導や進路指導、事務的な仕事が、他の各専門職に分業されている、など新しいことを知るたびに、生徒や教師の活動が学習に特化されているのを感じます。まだまだ、知らないことに出会える、と期待できる新学期です。
先日、地元の新聞社から取材を受けました。研修先の校長先生が「日本から教育視察に来ている研修生がいる」と地元の新聞社に話したことがきっかけです。

テーマは日本とフィンランドの教育の違いについてです。記者の方と話す中で、改めて日本の教育の課題や良さなどがわかりました。
これまで生活してきた中で感じた大きな違いは「フィンランドは個を大切にし、日本は集団に重きを置いている」ということです。フィンランドで行われている充実した個別指導は今の日本ではできないだろうし、学校行事などで見せる団結力あってこその演技や発表はフィンランドではできないと思います。これには人口(子供や教員の数)や国の政策、教育の歴史なども関係しているので簡単に変えられることではないと思います。しかし、どちらも大切なことであると思いました。

また、各国を旅行した中で感じた日本人の礼儀正しさは、日本で行われてきた教育が作り上げたものでもあると思いました。公共心、思いやりなどといった道徳的な指導や生活指導はフィンランドではありません。当たり前のように学校で教わってきたことが「礼儀正しい日本人」を作っているのだと思いました。教科以外のことも指導することで日本人の良さが維持されている、日本の教育の素晴らしさを改めて認識するとともに、忙しすぎる教師という仕事を日本で再びやっていけるか心配になりました。
こちらでは2週間のスクールホリデーが終わり、ターム3に入りました。私の教室に来る子供たちも新たなグループになり、また名前を覚えるところから始めているところです。発音しづらい名前はどうしても覚えるのに時間がかかります。(私の学校では、毎ターム120人ほどの子供たちを受けもちます。)

ターム2と同じく初回は自己紹介と日本の紹介をしました。手直しは入れていますが、基本は前回と同じ教材です。以前よりも子供たちとのやり取りが増えているためか途中で時間が来てしまうことが多々ありました。少し英語にも慣れてきたのかなと嬉しく思います。今後はターム2よりも内容を絞り、子供たちとのやり取りを濃くしていけたらと考えています。
長い夏休みはいろいろな場所に旅行にでかけました。私が滞在しているのはフィンランドなので、フィンランドの他の町を訪れたり、ヨーロッパの国々を回ったりしました。フィンランドのヘルシンキからは船でエストニアのタリンに入れます。そこからはバスや電車で他の国に入れるので、町の様子の変化を見ながら移動も楽しむことができました。

エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランド、デンマーク、スペインを見て回りましたが、どこの国もキリスト教の教会がたくさんあり驚きました。むかし学習した世界史を振り返ったり、新たに学び直したりするなど、勉強になりました。

また、町並みやその国の人達を見て改めて日本の街のきれいさや礼儀正しさなどを感じました。日本を誇りに思い、今の日本のよさは変わらずにいてほしいと思いました。
7月18日から22日まで、Opisto(成人学校)で開かれた日本人向けのサマースクールでフィンランド講座のみ受講しました。日本人向けのイベントは今年初めて行われたようで、5組の親子が参加していました。これまでは、全く分からなかったフィンランド語ですが、先生も楽しく授業をしてくれたので、少しずつ理解できるようになりました。これをきっかけにフィンランド語も勉強を続けていきたいと思います。
真冬のオーストラリアは寒いですが、零下にはならないので、日本の冬よりは過ごしやすいです。天気の変動はとても大きく、一日に、晴れ曇り雨のすべてが起こることが多いです。

英語は最初なかなか聞き取れず、何度も聞き返していましたが、だんだんオーストラリア英語にも慣れてきました。学校は、日本語のクラスで日本語の先生の補助をやらせていただいております。ゲームをしたり歌ったりと、アクティビティをたくさん取り入れる活動をしています。

金曜日は日本語の授業が無いので、クラスに入れていただいてこどもたちと一緒に過ごしています。こどもとまったく同じ生活を体験させていただいています。

一緒に登校し一緒に帰り、放課後も、習い事も習い事までの時間の過ごし方もすべてステイ先のこどもと行動を共にしています。少しずつ自分の時間を確保しながらこちらでの生活を楽しんでいきたいと思います。

長い夏休みに入りました。
夏休み入ってすぐの頃は学校の先生の紹介で、近くの幼稚園に見学へ遊びに行っていました。幼稚園といっても日本の保育園のようなところで0歳児から同じ教室で過ごしていました。子供達と一緒に遊びながら言葉の勉強もすることができます。昼食後、お昼寝の時間になるので、その頃帰り、図書館へ行ったり自分の時間を過ごしたりしていました。
最近は天気のいい日が続いていたので、散歩やサイクリングに出かけています。日本の都心に住んでいるとこんなに緑の多いところはそうないので、一日2時間以上歩くということを目標に地図を持ち行ったことのない道を歩いています。午前中、午後と歩き街の様子がわかってきました。リフレッシュと健康づくりにもつながり、充実した日を過ごしています。
学校は夏休みに入りました。休みの計画を聞いてくれた先生に隣町まで連れて行ってもらったり、ヘルシンキの町を案内してもらったり、秋から始めようと計画しているフィンランド講座の学校に連れて行ってもらったりしています。
私の研修校は、特殊な学校でフランス語のクラスが全体の半分以上のため、英語を学ぶ目的できたのですこし残念です。フランス語のクラスも英語で授業をさせてもらっています。空き時間がたくさんあるので、授業の見学や補助をしたり、図書室で英語の勉強や自分の研究、掲示板を借りて日本紹介の掲示物を作っています。カナダの子どもたちは、すれ違うと、名前を読んで挨拶してくれたり気さくに声をかけてくれますが、一つ気になるのが片づけです。ランチタイムの他にも午前中に休憩時間があり、各自スナックを食べたりしますが、ゴミを校庭に捨てたり、教室でも食べ散らかしたまま遊びにいく子もいます。自然豊かな国なので、生きもののすみかや地球をテーマにした工作や、プレゼンテーションが日本より圧倒的に多いですが、生活に活かされていないのが驚きです。日本の掃除の時間は海外では驚かれますが、掃除の時間の大切さを実感しました。学力も決して高いとは言えず、先生方の授業を見ていても、何の学びがある授業なんだろうと思うことがあります。日本の教育はプレッシャーが多いところもありますが、教育カリキュラムがしっかりしているところの良さを再確認しました。
  だんだん日が長くなって、今では10時でも明るいです。学校では、学年の終わりなので通常とは違う授業やイベントが多くあり、それらにも参加させてもらっています。生徒は日本の生徒より自立しているような感じを受けます。学校のシステムが日本の高校や大学のイメージに近く、担任の先生やクラスに沿う雰囲気が日本に比べて非常に少ないということもあるのかもしれませんが、、。
 生活面では、学校の先生に、週末や夏休みの計画に誘ってもらい、学校だけでなく、仕事以外の時間の過ごし方を少しずつ感じています。
 夏休み中は教育機関はほとんど動いていないので、その時期にフィンランド語を学ぶのは難しいようです。(ヘルシンキではそうでもないかもしれません)しかし、日本のことを生徒に伝える機会を楽しみにしてくれている先生が、色々と声をかけてくれるので、そういったことにゆっくり時間を使おうかと考えています。
5月末に、年度末の全校遠足がありました。バスで1時間ほど走ったところにある森に行きました。だいたいクラス毎で歩きますが、各自、自分のペースで歩くので順番が変わってもおかまいなし。綺麗な森の中をどんどん進んで行きました。

1時間ほど歩くとビーチ(湖)に到着。到着するや否や、昼ごはんを食べ始める子、水着に着替えて泳ぎだす子、お菓子を食べる子、日光浴をする子、砂遊びを始める子、火を焚き始める先生など様々な様子が見られました。
日本の遠足というと、点呼から始まり、昼食時間の徹底、昼食後の活動、水筒の中身、おやつの金額などのきまりなど遠足中も、また遠足に向けても様々なことをしなければならず、とても疲れる行事というイメージですが、こちらは、児童も先生も自分の時間を楽しんでいました。
各自好きなタイミングで昼食をとり、学校から供給されたウインナーを焼いて食べたり、ひなたぼっこをしたりと、とてものんびりとした時間が流れていました。本来の遠足とはこういうものかもしれないと感じたフィンランドの遠足でした。
 小学校に来て感じていることは、とにかく子供を褒めてあげることが多いことです。日本だと"当たり前"と思うようなことも、出来たことではなく、挑戦したことを褒めてあげるという感じです。大人の私でも褒めてもらうことも多く、やはりモチベーションが上がるので、ポジティブな言葉や褒め言葉というのは、ちゃんと口に出して伝えてあげることが大事だなと思いました。
この1か月は、1日に2~3時間他の先生の授業を見学させてもらい、週に3時間自分の授業をする、というスタイルをベースに、近くの小中学校にいったり、ヘルシンキまで旅行をしたりしていました。

フィンランドの高校は、朝学活も帰り学活もなく、自分で時間割を組んでそれに合わせての登下校なので、日本の大学のイメージに近いです。また、先生たちも自分の授業に間に合うように来て、特にやることがなければ帰ります。私自身は、中学校でずっと勤務していたので、部活がないというのはこんなにも楽なのか!ということに感激しています。(もちろん部活を行うことのメリットもありますが)。

しかし、このようなスタイルになったのは、10数年前のことだと言っていました。それまではホームルームがあって、同じクラスの生徒は同じ時間割で授業を受けていたそうです。メリットとしては、自分の好きなように時間割が組めるので学習に対するモチベーションが上がることと、学年をこえていろいろな人と話したり協力したりできることの2点。デメリットとしては、そうは言っても結局小グループで固まってしまう点、集団としての一体感や団結力はあまりない点の2点が挙げられると言っていましたが、自ら学習に向かう姿勢を大切にすることはいいことだと思う、というのが私がお話を伺った先生の意見でした。

先生方はとても親切で、聞けばなんでも教えてくれるので、授業終了後等のあいた時間を見計らって、ネットや本で調べたことだけではわからなかったことをきいたり、実際現場で働く立場としてどのように感じているのかを聞いています。特に現場の声を聞くことはなかなかできないので、非常に興味深く、良い経験をさせてもらっていることに感謝しています。
 Easter Holidayが明けてから、Japanese LessonとJapanese Clubを持たせてもらっています。
授業は3年生以上のクラスで持っていて、各クラス5~6人ずつのグループに分かれ1グループ30~45分程を、1日1学年ずつという形で進めています。host teacherからは5項目を教えて欲しいという要望があったので、折り紙や習字、お箸の使い方等を今後の授業で取り組む予定です。
クラブは想像以上に参加してくれる生徒が多く、高学年と低学年の生徒で別れて1週間に2回しています。今までの活動は、日本語で名前を書いたり、折り紙をしました。生徒達のリクエストを聞きながら、今後の内容を考えていきたいと思っています。
学校内の掲示板も1つ貸していただいているので、授業の様子やクラブの様子、生徒達の作ったもの等を飾っていく予定です。
こちらはwifiがいたるところに飛んでいるのでとても助かります。ノートパソコンを一冊持参することをおすすめします。
日本の学校の一日の様子を写真で撮ったものを持ってくるのを忘れてしまい、同僚からメールで送ってもらいました。
自分のものはほとんどスーツケースに入らず、現地調達のつもりで来ましたが、水筒を持ってこられなかったのはやはり悔やまれます。寒い地域ですので温かい飲み物がほしくなります。仕事中は職員は自分の飲み物(たいていダンキンドーナツのカップ)、こどもたちは教室に置かれてある水を飲んでいます。時差ぼけ解消のためにも水筒にハーブティーを入れて持ち歩きたかったと強く思いました。水筒も買えばよいのですが、何せこちらはサイズが大きくて。
小学校での研修が始まって1ヶ月が経ちました。この1ヶ月は学校や英語に慣れる為、すべてのクラスをお手伝いで回りました。日本の小学校とは違う所がたくさんあり、驚きと学びが毎日のようにあります。今は、日本でいう春休みに入り4月の2週目から新学期が始まります。休み明けから、授業やクラブを持たせてもらう予定なので、授業案等を考えつつ休みの時間をのんびり過ごしています。
小学校での研修が始まり、今はまだ各クラスの授業を見学させてもらっています。日本の小学校とは違う部分が多くあり、驚くこともたくさんあります。1日だけ、別の学校の日本文化を紹介するイベントに参加させてもらいました。生徒達も、日本語で挨拶をしてくれたり、日本について質問をしてくれたりと、フレンドリーな子供達です。クラブ活動も持たせてもらえるようなので、生徒達により興味を持ってもらえるようにこれから授業案等を検討していきます。
週間、授業を見学させてもらう中、授業の雰囲気や生徒の実態を把握することができました。と同時にこの一週間で先生とクラスのコマ数、試験日、休日、行事の日を尋ね月予定と週案を作成しました。学校の要望が「生徒に英語を使う必要性をもっと感じて欲しい」、「日本語を教えてやって欲しい」ということだったので、日本であらかじめ用意していた指導案も修正しました。会議のなかで「英語」の授業を持たせてもらえることになりました。たいへん苦戦しましたが日本人の私にしかできない授業をと思い考えた結果、「三単現」と「最上級」にしました。「三単現」では活動に生徒同士の他己紹介を入れ、「最上級」では日本文化を紹介したのち、生徒にフィリピンの紹介をしてもらうという活動をさせました。

プレゼンテーションソフトは有効で「納豆と卵かけごはん」を動画を見せたところ、生徒がたいへん興味を持った様子でした。静止画が飽きてきた頃に、動画を挟むと教室内の雰囲気が変わるので、おすすめします。また生徒に一芸を求められました。最近の洋楽(サビだけでも)、ダンス(ワンシーンだけでも)披露できると、生徒と仲良くなれるようです。
日本語でフルーツの名前を教えて、日本の小学校のお楽しみ会などでするフルーツバスケットを実際にやってみました。ゲームが好きな子どもたちなので、楽しく活動できるだろうと思っていましたが、幼稚園~3年生のクラスではうまくいきませんでした。たくさんの子どもが「真ん中に行きたい!」と言うことで、なかなか椅子に座らず、いすが4つも空いているのに5人の子どもが真ん中に集まってなぜかじゃんけんをしていました。友達と同じタイミングで座ったときは、けんかをせずにじゃんけんをするように言ったのですが、真ん中に行きたいからじゃんけん・・・違うんだけど・・・と思い、「真ん中に行かないほうが勝ちだよ!」と、何度も言いました。しかし、「勝たなくていいもん!」と言って、まったくゲームにならなかったり、喧嘩が始まったりするクラスがありました。1年生の担任の先生が、「日本ではこんなことある?カナダ人は負けても気にしない!」と言っていました。私の指示の出し方が悪いからうまくいかないんだ・・・と思いました。勝った人には折り紙の景品をあげるなど、もっと子どもたちが必死なるようなものを用意すればよかったかもしれません。
しかし、意味をきちんと理解している高学年は盛り上がり、「楽しいゲームを教えてくれてありがとう。」と個別にも言いに来てくれた子もいて、いくらか救われました。

 カナダに来て7か月が経ちましたが、未だに失敗ばかりです。特に最初に新しいテーマの授業をするクラスでは、「あーあ・・・」と思うことがしばしばあります。そして、たまに担任の先生がいなくて私一人で授業をしなければならないとき、子どもたちはなかなか話を聞く姿勢にならないときがあります。私のスムーズではない英語のせいでもあります。そのたびに落ち込みます。日本語でも難しいのですが、もっと子どもたちを引き込む話し方ができたら・・・と思います。ある先生に「上手に授業ができなくてごめんなさい。」と言いました。すると、「あなたのアイデアはいつもすばらしい。私だっていつも『あー失敗した!』って思うことがたくさんある。でも、それが授業でしょ?」と言ってくれました。日本でも先生たちがよく言う言葉です。カナダでは日本で教師をしているとき以上に自分の力不足を感じますが、それを聞いて、焦っても仕方ないので、失敗しながらも改善していけばいいんだなと思いました。
スペイン大使館からのビザ発給を2ヶ月待ち、9月下旬にようやくスペインに到着してもう1ヶ月たちました。小学2年と4年の子供たちも一緒なので、今年は夏休みが2ヵ月半もあった感じです。到着して1週間後から子供たちの現地校での授業開始。私は下の子の授業に2週間一緒に通訳しながら受けていました。二人ともスペイン語がまったくわからないので、授業中はぽけっとしていて退屈だ、と言っていますが、休み時間はお友達と簡単な英語や身振り手振りで仲良く遊んでいるのでスペインの学校にもすんなりなじんだようです。日本とスペインの学校や生活に違いもそれほど戸惑うことなく過ごしている姿を見ると、子供の順応性はすごいな、と思います。

私はと言うと、毎週木曜日の放課後に2時間幼稚園から小学生の子達に教える日本文化のクラスを持ちました。小さい子達が多いので、楽しい作業が多くなるようなクラスにして行こうと思います。それとは別に毎月幼稚園生から中学生まで日本文化を伝える1週間を持ちました。前任の方と授業内容がかぶらないように、現在年間での授業案を考えているところです。

現在のところ課題はスペイン語です。日本では中米の先生とオンラインで勉強していましたが、スペインのスペイン語は早く、なぜか子供たちのスペイン語が特に聞き取れません...
このままでは会話もままならないので、もっと話す練習を積極的にしていかなければと痛感しています。子供たちは、放課後2時間スペイン語の勉強を語学学校でさせてもらっていますが、私も何とかしようと思います!

到着してからスペインはお祭り続きで、毎週末街のお祭りを楽しんでいましたが、今は週末は美しい秋の風景の中を散策しています。これからますます寒くなりますが、このすばらしい機会を活かせるように11月も日々大切に過ごしていきたいと思います。
フィリピンにはいたるところにショッピングモールがあります。
私が知ってる限りでもマニラに10個以上、もちろんセブ島にもありますし、
もっと田舎のほうにも大きなショッピングモールがあります。

そして、毎日混んでいます。

平日はビジネスマンが、喫茶店やドーナツ屋さんでノート型パソコンを操作していたり、
休日はカップルや家族連れが、レストランで楽しそうに食事をしていたりします。
(喫茶店の中にはフリーWi-Fiが使えるところも多数あります。先進的です)

ショッピングモールはどこもスーパーマーケットが併設されており、
食料品や衣料品、お風呂グッズや電化製品まで何でもそろいます。
電化製品以外は日本よりも安く手に入るので、フィリピンで買ったほうがお得です。
映画館やボーリング場もあり、中にはスケートリンクが併設されているところもあります。
週末は先生も生徒も「モールに行こう」と言って、楽しんでくる人がたくさんいます。

私は渡航前、フィリピンでは不便なことも多いのではないかと思っていましたが、
ことショッピングに関しては、日本以上に充実していると思います。
2か月半の夏休みが終わり、新学期は始まりました。4年生のクラスに、3週間アシスタントティーチャーとして入りました。(自分が何をしたいのかを何人かの先生、校長先生に伝えたことが、願いがかないました。新学期が始まるまえに、自分がどんなことをしたいのかを、伝えることが大切だと思いました。)

3週間1つのクラスに入ったことで、これまでに気づかなかったことに気づくことができました。

実践した授業で、喜んでもらえたものを紹介します。
・実物を見せる。(浴衣、風鈴、扇子)
これまで写真で紹介していましたが、実物はインパクト大でした。

・おり染めで封筒をつくる。
おり染めは、半紙を広げたときの反応がとてもよかったです。さらに、ラミネーターを使って、封筒を作りました。ポケモンカードを入れたり、シールを入れたりして使ってくれています。
先日、台風が直撃し一時停電しました。
自分は、台風と停電の関係がわからなかったのですが、この日ようやく理由がわかりました。

1.台風により局所的に大雨が降る。
2.降水量が排水量を上回り、水が溢れ出す。
3.床上浸水する。
4.家の足元近くのコンセントの穴に水が流れ込む。
5.停電する。事前にブレーカーを落としておくほうが安全です。

台風、雷、大雨、洪水、床上浸水、停電がセットで来るので準備が必要です。
まず、飲料水の確保ですが、これはフィリピンではどこでも飲料水を大きなペットボトルで準備しているので大丈夫でしょう。ただし、冷蔵庫は停電で使えなくなるので、非常用の食料は欲しいところです。また、道路は通行止めになりますので車は使えません。サンダルでは歩くこともできないので紐靴がおススメです。シャワーも電気温水器がほとんどなので、冷たいシャワーで我慢することになります。

とはいえ、台風は数時間で通過しますし洪水も一晩で元通りになります。現地の人も慣れているのか焦る様子も見えません。「寝てれば直るよ」と気楽なものです。「どうしよう?」とパニックになるよりも、「いつもはどうしてるの?」と聞くのが一番楽な方法かもしれません。
10カ月が経ちました。毎月感じることですが、1日1日があっという間に過ぎていきます。日本の文化に少しでも興味を持ってもらいたい。楽しんでほしい。というのが私がインターンとして学校でできることではないかと常に思っています。七夕の授業をしまた。折り紙で飾りを作り、短冊に願い事を書いて本物の竹に飾り、校内に展示させてもらいました。子供たちの感想は、クリスマスみたい!本当に願い事は叶うの?なんで竹なの?など色々な意見が出て楽しかったです。
インターンとして、フィリピン人と一緒にお仕事をして3カ月が経とうとしていますが、仕事に向かう姿勢が日本と異なること感じることがあります。フィリピン人の方の多くは、何度も言わないと、してくれません。直ぐに取りかかってくれない場合は、何日も待たされたあげく、忘れられてしまうことが少なくありません。メモを渡しても、それも無くしてしまうことさえあります。根気強く、なんども伝えることが大事だとおもいます。待っていても、やってはくれません。
今月から9月のジャパニーズデイに向けて少しずつ準備をはじめました。その中の一つでソウラン節を踊ることになり、私が子供たちへ指導することになりました。週1回ランチタイムに練習しています。まだ始まったばかりですが、みんなの良い思い出になるように精一杯頑張っていきたいと思います。

6月末でterm2が終了し、2週間のホリデーに入りました。10日間+2週間はカリンダ小学校の違う生徒の家でホリデーを過ごします。今は1件目の家で過ごしています。こどもと公園に行ったり、映画をみたりおでかけしたり、毎日充実した生活を送っています。子供たちが日本に興味があり、日本の習った言葉を使ってくれるのはとても嬉しいです。
3月はTerm1が終了ということで様々なイベントが重なりとても忙しくしかし今までで1番充実した月になりました。
Japanese dayを開催しました。相撲、盆踊り、お神輿、折り紙でかぶと作り、はっぴジャッケト作り、お面や扇子作り、日本のおもちゃ体験。私は盆踊りとお神輿を担当。はっぴを着て鉢巻きをしてお神輿を担いで、「ワッショイ」と掛け声かけながら校内を一周。恥ずかしがる子も居なくみんな大きな声で元気よく参加してくれてとても嬉しく感じました。
私の学校ではJapanese master classというものがあり、これは日本語の成績が良い子を集めてより日本のことを知ってもらうためのClassです。私は習字・折り紙(こいのぼり)・かるた・お祭を担当しました。このクラスで初めて1人で授業を担当しました。説明を英語で練習しカンニングペーパーを用意しましたが、いざ前に立つと練習通りに英語がでてこない。笑
結局「Like this」ばかり言ってた気がします。でもとても楽しい時間でした。
約6か月経ち、勤務していた学校とホストファミリーが終了になりました。私はほんとうに環境に恵まれ人に恵まれました。別れはとても寂しく悲しいですが、次の環境でもまた新たな出会いにワクワクしながら前向きに頑張っていきたいと思います。
アメリカ・ハワイ州のホノルルで日米協会が主催する異文化理解プログラム(スーツケースプログラム)に参加し、研修させて頂いております。
毎回、訪問させて頂く学校が異なるので、様々な学校の様子を見ることができて、とても勉強になります。子どもはハワイの中でも住んでいる地域によってこんなにも違うのかということを改めて実感しております。そして、本土で見てきた学校の様子ともまた異なり、日系人をはじめとした2世・3世の御子息が通っていたり、先生をされていたりということもあり、授業の中に少し日本のような静けさがある瞬間を感じたことが発見でした。
ワイキキ周辺の学校に訪問させていただいた際には、日本人の子供も多く、日本のことを紹介すると、得意気に「知ってるよ」と言って、授業をリードしてくれていました。ローカルの子に紹介した日本文化の中では日本の小学校の「掃除」と「ランドセル」を不思議そうに見聞きしていたことが印象的でした。ワイキキには日本人があぶれるほどいるのですが、私が思っていたよりは学校の中で日本語に親しむという時間は少ない様子です。ただ、共通していることは基本的にみんな陽気で明るくて、一緒にいて楽しいということです。ハワイの地域性なのかもしれませんね。
個人的なローカルの繋がりでパールハーバー近辺の小学校も訪問させて頂きました。この学校は高所得者のエリアということもあり、学校へ保護者からドネーションが集まります。そして、何かしらのイベントの際は、保護者がそのスタッフとして快く協力をしてくれたり、ご年配の方もできる場面で参画します。日本もなんとなくこういう形をボランティアとして目指したいのかな?という意図を感じ取りました。しかし、そのボランティアのレベルがすごいんです。休み時間の外遊びの監視スタッフ、給食の時間の整列スタッフ、そして一番驚いたことは、ロールになっているお手ふき用ペーパーを一枚一枚切って丁寧に重ねているご年配の方が教室の一角で授業中なのにやってくれている光景がとても斬新且つ新鮮でした。日本ではありえないことだと思いました。そして一番嬉しいことは教員が指導していることをボランティアの方々も尊重してくれることです。そうでないと相互の関係がうまくいかないと思いました。
  オーストラリアでは一月末まで長い夏休みで、2月が年度始めの1学期となります。子供達は新しいクラス、新しい担任の先生とのスタートになります。私が通っている小学校には日本語教室があり、現地の先生が日本語の先生としています。子供達はどの学年も週に1時間の日本語の授業があり、日本の文化や日本語を勉強しています。年度始めということと、現地の先生が昨年度の途中で代わり、新しい先生の立ち上げの年でもあるということで、どのような方針でやっていくか、どの学年にどんな内容を教えるか、学校のトピックスとどうマッチングさせるか、どのような評価をするかなど一緒に考えながらやっています。
  私の留学の残り一ヶ月を切りました。去年の今頃は、日本を離れる日まで残り何日と数えていたのが、ついこないだの事のように思えます。一年は本当にあっという間だという事をしみじみと感じています。残りの生活を悔いなく充実させたいと思いながら日々過ごしています。
以前からホストファミリー宅でちょくちょく料理を作っていました。その中でも好評だったのが味噌汁と寿司ロール。ホストマザーが友達家族を招待したいので和食を作って欲しいと言われ「日本食Party」を開催しました。
メニューは、味噌汁・寿司ロール(サラダ巻き、カリホルニアロール)・餃子・照り焼きチキン・和風サラダ。※餃子は中華料理だと説明しました。笑
箸置きは折り紙でつくり、ホストの子供が日本語で「お品書き」を作成してくれました。みんなとても喜んでくれて、美味しいと言って食べてくれたのでとても嬉しかったです。
ただ、私は出来上がった料理をすべてテーブルに並べて一緒に食べようと思っていたのですが、ホストマザーはコースのように出してほしいとのことで、順に出していきました。味噌汁だけをスプーンで飲んでる姿はなんとも不思議な光景でした。
2月2日にGeelongに到着し、3日から学校に通い始めました。
こちらはYear7(日本でいう小学校6年生)からYear12(日本でいう高校2年生)までの生徒が在籍している公立高校です。
日本語の授業は選択のようで、各学年、週4時間あります。
わたしはYear9以外の授業に参加させていただき、専任の先生のアシスタントをしています。
Writing, Listening, Reading, Speakingのお手伝いをしています。Writingでは、ひらがなや漢字の書き順を見せたり、生徒が書いた文を添削したり、Listening, Readingでは、日本語のテキストを読んで聞かせたりしています。Speakingでは、挨拶等、会話の練習をしています。
文化紹介では、折り紙をYear7の生徒に教えました。来週はそろばんを教える予定です。
12月までニュージーランドで、アシスタントをしていましたが、国の違いか、あるいは学校の違いなのか、授業方法、学習環境等に大きな違いを感じました。
ニュージーランドの授業では、自由度が高いのに対し、こちらでは体系的に授業が組み立てられています。
また、ニュージーランドでは、日本語のテキストがなく、指導者側が教材を用意しているのに対して、こちらでは、Year7から日本語のテキストが発行されていて、使用しています。
さらに、ニュージーランドではNZQAと呼ばれる単位修得の試験があるのに対して、こちらではそういったものはないようです。そういう意味では、自由度は高いのかなと思います。
生徒の学習意欲、態度等にも違いが見られ、大変興味深く感じました。
先週の火曜日には、水泳大会がありました。ニュージーランドでは、レクレーションイベントのようでしたが、こちらでは、4種目のタイムレースで、競技大会という感じでした。各学年にとらわれず、生徒を4チームに分けて、年に何回かあるスポーツイベントで競うようです。
2カ国の学校を見ていますが、両国の違いを発見できたという意味では、大変有意義な研修を行うことができたと思っています。
夏休みも引き続き同じホストファミリーの家に滞在でき、ゆっくり過ごすことができました。といってもうちのホストマザーはとても活動的な人なので私の予定がないと必ず何処かへ連れて行ってくれます。また学校の先生方も休み前にお勧めの場所を教えてくれたり、観光場所のチケットをくれたり、一緒にでかけたりと、様々な場所へ連れて行ってもらいました。何も予定のない日は近所の図書館で勉強したり(もちろんFree Wifi)、夜はBBQをして、デザート食べながら家族とDVDみたりスポーツ観戦する一日。
日本のこどもたちは、宿題やら塾があったり休みも勉強することがありますが、こちらではひたすら遊んで夏を満喫しており、完全に充実していたようで、休みが終わるころには、学校が始まるのが楽しみと言ってる子供の姿を見て素晴らしいなと思いました。
お~これがオーストラリアの夏休みか!!噂には聞いてきたけど、ほんとにのんびり休みを満喫するんだな~。と実体験することができました。
研修を始めて3カ月が経とうとしていますが、なかなか英語が上達していないと感じ、担当のグレック先生に相談してみました。すると先生は"もっとたくさん先生たちと会話をしなさい"と。確かに今まで先生の話を聞くばかりで自分から話しかけることは少なかったし、休み時間は子供たちと外で遊んでいました。もしかしたら職員室から逃げ、会話を避けていたのかもと思い、きっとそれを見抜いてアドバイスをくれた先生に感謝しました!!

そして、休み時間外遊び禁止令がでました。休み時間は職員室で色々な先生に何でもいいから質問をする!という日課を与えられました。改めて会話をするのはとても緊張しました。前日に話す内容を考え、同じ質問を違う先生に聞く。みんなとてもやさしくて私の英会話練習に付き合ってくれます。

今はサマーホリデーに入ってしまったので、休み明け少しでも会話が上達した自分を先生たちに見せたい!と思い日々勉強しています。
しかし・・休み期間なので遊びも勉強もエンジョイしたいと思います!
  4ヶ月間の小学校での研修が終了しました。研修を始める前は「孤独を感じるかも」「1日が長く感じるかも」と心配もしましたが、杞憂に終わりました。子どもたち、スタッフ、保護者の方にも恵まれて、涙涙でのお別れでした。自分なりに振り返ってみます。

<職場での関係で良かったこと>
1.やりたいことを明確にし、計画を立て、言葉できちんと伝える。
 「全校集会を○回持ちたい」「固定の時間割がほしい」「~をしたいから、子どもを○人貸してほしい」「あなたに~をお願いしたい」など、自分の要求を表明しました。教頭先生から「この国では、自分のしたいことをちゃんと言わなきゃだめよ」と初めに言われたのが良かったです。

2.わからないことはとにかく聞く。
 これは何、なぜ、あの人は誰、物のありか、使い方など、とにかくわからないこと、日本と違うことが多いです。タイミングは大切ですが、誰でもいいから近くにいる人に聞きました。初めは冷たい印象だった人が、実はとても親切で、それ以来その人から話しかけてくれるようになりました。また、やる気があると受け取られたようです。新しい情報も知らせてくれました。コミュニケーションのきっかけにもなります。

3.自分から申し出る。
「何かできることはありますか?」「~しましょうか?」「手伝わせてください」など、仕事を申し出ました。学校は誰もが忙しいです。日本もイギリスも同じです。雑用から、算数や英語の小グループの指導まで、いろいろな仕事を経験させてもらいました。「手伝って!」「この子たちをお願い」など逆に頼りにされて、スタッフの一員として役に立てている喜びも感じました。自分にできることは何でもする!

4.英語はできるに越したことはない。
 仲良くなればなるほど、もっと話したい、分かりたい、伝えたいという気持ちが強まります。コミュニケーションはジェスチャーや表情も大切な要素ですが、言葉で自分を表現できないとフラストレーションを覚えます。研修を始める前にできる限り表現力を高めるといいと思います。また、英語を上達させたいという姿勢でいると、スラングや口語表現をたくさん教えてもらえました。

<授業で心がけたこと>
1.授業内容や地域、子どもの関心のあることとつなげる。
 子どももスタッフも日本についてほとんど知りません。特に強い関心もありません。
 5年生。ヨーロッパの国々について学んでいました。「日本の国技『相撲』を知り、紙相撲をする」という授業の導入に、スポーツの発祥国クイズでヨーロッパの国をいくつか扱いました。マラソンはギリシャ、ラグビーはイギリス発祥ということを知らない先生もいて、私はそれに驚きました(ちなみにラグビーは隣町)。また、外国人力士も紹介しました。
 4年生。「伝統衣装『着物』を着る場面を知り、浴衣を着る」という授業をしました。副担任の先生がスコットランド出身だったので、伝統衣装『キルト』を着る場面を紹介してもらいました。結婚式・儀式、お祝い(お正月、成人式、七五三)、伝統楽器(琴・バグパイプ)の演奏や伝統舞踊(日本舞踊・ハイランドダンス)で着るという共通点があり、子どもたち、先生方、私にとっても驚きでした。最後は、私が子ども、先生に浴衣を着せ、副担任の先生がご自分のお子さんのキルトを子どもたちに触らせました。
 6年生。この街は、第2次世界大戦中ドイツ軍に爆破され廃墟となった教会が保存されています。そこに「和解の像」という彫像があり、同じ彫像が広島に贈られました。ほとんどの子どもが知りませんでした。知らない先生もいました。広島・長崎の話をし、平和への祈りを込めて最後にみんなで折鶴を折りました。

2.体験させる。
 子どもは話を聞くだけでは退屈します。上記のように「紙相撲をする」「着る」「折り紙」や、「巻き寿司作り」「伝承おもちゃで遊ぶ」など体験が好きです。また、クイズも好きです。

3.メッセージを込める。
 「食べ物を大切にしてほしい」という思いを込めて「学校給食と『頂きます』『ご馳走さま』の意味」を、「writingがんばろう」という思いを込めて「日本語の表記文字」について全校集会でプレゼンテーションしました。子どもの様子を見ていて私の中で思うところがあったからです。他にも「文化の相違点ではなく類似点に目を向けてほしい」「自分の国や地域も知ってほしい」「平和への祈り」などそれぞれの授業にメッセージを入れました。

 自分に何ができるか、目の前の子どもたちに何をしてやれるか、私だからできることは何か。目の前の子どもたちと向かい合いながら、自分自身とも向かい合った4ヶ月でした。
AUSに来て2カ月が経ちました。日々英会話に苦戦しながらも楽しんでいます。とりあえず自分から話しかけて会話を作るようにしていますが、何度も「Pardon?」と言われると心が折れそうになる時もしばしば・・しかし練習&#8252;練習&#8252;と言い聞かせチャレンジしています。少し会話が続いた時はとっても嬉しいです。
11月はいろいろな行事がありました。文化祭、街の祭、こどものディスコパーティ、大きな集会!?ボランティア活動。私の学校のブラウン先生が開いているジャパニーズネットワークに参加しました。この会は私の学校付近の日本語の先生やアシスタントをしているインターンを集めて日本語の授業についての意見交換会です。内容は英語だったので詳しくは分からなかったですが、同じような環境のインターン(日本人)と知り合いになることができ、色々な話が聞けてとても参考になりました。
毎日とても充実しています。困ったことや分からないことは一人で悩まず、先生やホストファミリーに相談しています。周りの人達はとても親切にしてくれます。言葉が違っても文化が違っても困った人がいたら助けてくれる暖かさを日々実感しています。
☆学校での生活について
今月は2週目でシニアクラスの(日本で言う高1~高3)授業が終了しました。
Year13(高3)の生徒は卒業式が2週目の最後にありました。
Year11~13(高1~高3)までの生徒は卒業式の次の週から試験があり、その後は1月の下旬まで夏休みに入ります。
11月中旬という、休みの時期もそうですが、2ヶ月以上の休みという期間の長さにびっくりしました。
また、高3が卒業して新学期まで休みというのはわかるのですが、高1,2の生徒も休みに入ってしまうというのにさらに驚きました。日本との学期間の違いは面白いと改めて思いました。
わたしは、シニアクラスの生徒に対してNZCAのサポートをしていたせいか、一人一人の生徒と交流を深めることができました。
最後の授業で、Tea Ceremony(茶道)をやさせてほしいと一緒に担当している先生にお願いし、実施しました。
以前実施したのはYear10(中学3年生)に対してだったので、今回は、最初で最後の別れを惜しむお茶会になりました。
Year10で実施したときと同様、お辞儀のタイミング、お茶の頂き方、お菓子の食べ方、茶道の考え方等、お茶会の後に紹介しました。生徒は皆、興味深く聞いてくれました。
授業外では、一部の生徒がお別れの手紙をくれたり、ランチタイムに招待してくれて一緒にランチを食べたりしました。
こちらに来た当初は、本当に語学力に自信がなく(今でもそうですが)不安でしたが、生徒が受け入れてくれたので本当に嬉しかったです。
今はジュニアクラス(日本で言う中2、中3)のみの授業です。
先週は、書道の授業をやりました。ポイントを少し説明してあげたら、生徒は楽しそうに取り組んでいました。
☆学校外の生活について
シニアクラスの授業がなくなってしまったため、多くの時間ができました。
ボランティアをしようと思い、ホストファミリーや地域のボランティアセンターに相談をしました。
木曜の午前中に老人ホームのボランティア、他は街中にあるフェアトレードのお店で定期的にボランティアをさせてもらえることになりました。
学校外で多くの人に出会えて、たくさんの経験ができ、有意義な時間を過ごしています。
イギリス・ゲインフォードでの研修が終わりました。日々に追われ続け時間があっという間でした。私自身、普通小での経験があまりなかったため、集団指導という形態に慣れておらず、中々、最初の方はうまくいきませんでした。だから、休み時間は必ず子どもたちと遊ぶようにして、子どもの名前を覚えたり、どんなことが流行っているのか、好きなのかということを探りながら授業を組み立てることにしました。やはりどのクラスでもおりがみに感動していました。あまり図工の授業がないせいか制作するということに飢えているように感じ、5・6年生に3回しか折らない「犬」を教えたときは少し対象年齢低く設定しすぎたかな?と少々不安だったのですが、実際にやってみるとそうでもなく、2つ3つと自分で折り紙ができたという感動にとても嬉しそうな表情が印象的でした。会うたびに「次は何を作る?」とか「○○が作りたい!」とか完全に折り紙の人になっていました。決して私も折り紙のバリエーションがあるわけでもなく、とにかくYou Tubeでおもしろそうで簡単な題材を探しては作り方をDLして、教室のスクリーンに映て、何度も止めながら指導していきました。中々、うまくいかないこともありましたが、折り紙でこんなに盛り上がるのは正直、意外でした。

学校でYou Tube画使えるのは本当に便利ですね。そして、黒板も全てスマートボードだったので、とても便利でした。毎日、1.5時間の授業を持たせて頂き、正直、準備や段取りを考えたり、予め関連する英単語を調べたり等をして、かといって子どもが乗らない日もあったりして、かなりしんどかったというのが正直な感想です。特に入学して間もない4歳のクラスの授業はとても悩みました。でも、出来上がったものを下校の時にまた出して、友達や保護者に見せている子どもの姿を見ていると疲れも吹き飛んでしまい、準備は大変だったけどやってよかったと思えることが多々ありました。

グレーゾーンや障がいのある子どもにはアセスメントをしたりして、実態を把握してみたりして、請謁ながら助言させていただいたり、活動を通して支援させて頂いたりして、日本での経験を生かすこともできました。この学校はいわゆるインクルーシブな学校でしたが、障がいのある児童に対して専門の正規教員を加配してもらえるよう校長が国にかけあっていることが素晴らしいと思いました。色々なやり方はあるかもしれませんが、インクルーシブに向けた方向性として間違いなく専門性の高い教員を加配することと言うのが何よりも大切なんだと言うことを改めて感じる機会となりました。
幼稚園の子ども達が、日本を意識しています。

でもちょっと、間違っています。

① 本棚にある日本の絵本を手にとって、
 「おれ、中国語分かんないから読めない。」

② 何の肉をフィンランドでは食べているかという話になって、
 「犬の肉を食べるのは、中国と日本だよね?」

③ "祭"とプリントしてあるハッピを着てハチマキをつけて、
 「おれ、忍者!」

④ 「"みかに"、って言うんでしょ、日本語でオレンジのこと。」

⑤ 調理室から持ってきたジャムを見て、
  「なんで、日本からジャム持ってきたの?」
 私 「これ、フィンランドのジャムだけど。」

⑥ 「日本には、ドラゴン何匹位いるの?」

最近はよく、「これ、日本語でなんて言うの?」っていう質問をされます。
日本語とフィンランド語は比較的発音が似ているので、
日本語の響きが面白いようです。
何はともあれ、興味をもってくれているのはとても嬉しいです。
 小学校での研修が始まり6週間が経ちました。全校集会でのプレゼンテーション、各クラスでの文化紹介、クラブ活動、子どもたちや先生方のサポートに毎日充実した日々を送っています。
 初め、「4回、全校集会でプレゼンテーションがしたい」と言ったものの、あらかじめ計画されたものに私の時間を作りだすことが難しそうだったので「2回でも構いません」と申し出ました。すると、「この国では、きちんとやりたいことを言わなきゃだめよ!」と励まされ、最終的に6回、全校集会をもたせていただけることになりました。
 各学年の授業もサポートしていますが、先日、突然のオファーがあり慌てたときにとても役立ったサイトがあるのでご紹介します。「kids web Japan」というサイトです。2年生の学習サポートに入っている時、突然「15分くらい日本のおとぎ話をしてくれ」と言われました。このサイトには、典型的な日本の昔話が、かわいらしいイラストと英訳された文章で掲載されているのでとても助かりました。他にも、日本の文化紹介が英文で載っていたり、紙相撲のテンプレートがあったり、なにかと役立ちます。
ロンドンでの語学学校生活も終わり、イギリス中部のゲインフォードで小学校の実習が始まりました。総生徒数93名という小規模の学校ながら創立約150年となる歴史ある学校です。各学級が2学年一緒のため、一斉指導はとても大変そうでした。イギリスは最近、日本でいうところの学習指導要領がまとまったため、それを参照して指導が行われていますが、この学校では日本のように教科書がなく、担任が各グループの実態に応じた課題を作成して、指導をしています。イギリスにしては意外だと思いました。また、公立学校にして英国教会の管轄であることから、朝会では賛美歌が歌われ、ちょっとしたお説教の時間もあります。日本の私立のような指導が公立で行われている感じに少々の違和感がありました。

メインは特別支援教育でのインターンを希望しているのですが、特別支援学級はなく、普通学級に支援を要する児童が在籍しています。そのため、個別及び少人数の取り出しの授業が平行して行われています。2学年が1学級にまとまっていると大変な面も見られましたが、年上の児童が時に授業ではいいモデルになったり、絶対的な年齢差から嫌味なく年下の子にわからないところを教えたりリードしたりしてあげられることは大きなメリットではないかと感じました。

また、校長先生が1人1人の子どもの名前をしっかりと覚えていて、挨拶のときも名前を呼んで応じていたり、中休みや給食の時は校長先生と輪番制の担任が子どもの管理をして、ほとんどの担任は休憩が保障されていました。きっと日本とは校長先生の業務はかなり違うのであろうと察することができましたが、子どもの実態がよくわかっている校長先生はいいなと思いました。

休み時間は学年が離れていてもサッカーをしたり鬼ごっこをしていたり、給食は食堂で低学年から席が埋まっていくので必然的に高学年は空いている座席で食べるようになっているので年齢差があっても関わりがとても自然です。日本にも縦割り活動や交流等を行っていたりもしますが、活動という形で括るよりは子どもたちの自主性や自然の成り行きに従ったほうが無理がないんだなと感じました。学校からの強制力が働くと子どもの抵抗力も出てきてしまう...子どもの興味・関心をくすぐってそこから一歩引いて見守ってあげられるような活動にしてあげられているところがこの学校のうまくいっている点ではないかという印象を受け、毎日とてもいい勉強になっています。
学校での活動が3週間過ぎ、2週間のスクールホリデーに入りました。

この3週間で行ったことは、以下です。

1.日本語クラスでの生徒との会話練習
2.日本の学校生活についてのプレゼンテーション 
3.日本料理を作るサポート(カレー、肉じゃが、お好み焼き)

ちょうど生徒が日本の学校生活について学習していたため、日本の学校生活について説明してほしいとの要望をいただきました。通学、学習する科目、部活、給食、校則、塾、入学試験などをパワーポイントを使って説明しました。興味を持って聞いてくれたと思います。オーストラリアとの違いに驚いている様子でした。生徒が学習しているテーマについて、またプレゼンテーションをする機会を得たいと思います。待ちの姿勢ではなく、自分から積極的に先生方に働きかけたいです。
研修先の高校は、曜日ごとの時間割がなく、毎日同じ科目をセメスターが終わるまで受け続けます。ですから割と進みも早く、1ヶ月でひらがな50音も終わってしまいました。
日本語は必修ではない為、何かしら日本に興味を持ってくれている生徒がほとんどです。
授業の初めに行ったアンケートで、受講した理由に日本のアニメが好きだから、日本のゲームをやっていていくつか日本語を知っているからと書く生徒が大半でした。時間割が空いていたから、フランス語が嫌いだからという生徒もたまにいますが、日本の文化に全く興味関心がない生徒にとって、文字も文法も全く違う言葉を学ぶのは辛いだろうなと思います。
授業内で文化紹介をする機会があるので、そこで少しでも関心を高められたらと思います。
この学校で過ごすのもこのteamで終わり、次のteamからは、別の学校へ移動となります。あっという間に時間が過ぎてしまい、充実した時間を過ごしたという思いの反面、時間に流されるように過ごし、地に足が着いていないような気もします。1年間という長いようで短い時間の中で過ごすこの貴重な経験をただ楽しかったというだけで済まさないためにも、もう一度この経験を通して何を身につけたいのか、帰国したときにどんな自分になっていたいのか、目標の設定を見直す必要がでてきたように感じます。現地の先生達は、私がやりたいことや知りたいことなどを伝えたときに必ず手を貸してくれます。むしろ先生達が一番困ることは、私が何をしたいのかわからないことだと感じました。英語を勉強したいのか、日本語を子供たちに伝えたいのか、子供たちの様子をみたいのか、この時間はどう過ごしたいのかなど自分の意思を伝えることでいろいろな先生方とも関係ができ、仲良くなれました。新しい学校へ移動する前に私がなぜここに来たのか、なんの目的で来たのか、どうしたいのか、より細かく具体的にもう一度目標の設定の見しをしたいと思います。
オーストラリアの中高一貫校で研修が始まり、一週間が経ちました。この学校は第二か国語として、日本語とインドネシア語の選択授業があり、4人の日本語の先生がいらっしゃいます。(全員オーストラリア人)今週は、その先生方のクラスでスピーキング練習のサポートをしました。生徒たちがちょうど日本の学校生活について勉強しているため、日本の学校生活を説明してほしいとの要望をいただきました。自分の体験談も含めて、入学試験、勉強する科目、給食、部活動、塾、高校受験などについて話す予定です。

日本語の先生がいらっしゃるので自分はあくまでもサポート役ですが、自分の求められている立場が何かを考え、先生方に相談し、この学校の日本語教育の力になれたらと思っています。
●月末に定期試験がありました。
私は問題・解答用紙の印刷と採点のお手伝いをしました。
定期試験は、シニアクラス(日本で言う高1から高3まで)のみで、ホールで行います。
ジュニアクラス(日本で言う中2、中3)は普通に授業です。
同じ学校なのに、全体で試験をやらないことや、各教室で実施しないことも、おもしろなぁと思いました。
また、普段は制服(高3のみ通常も私服)なのに、試験期間中は私服がOKになります。
このへんもおもしろいと思いました。
●ジュニアの日本語クラスの生徒は学期に一度入れ替わりになります。
多くの生徒と関わりを持てることは、嬉しいですが、短期での授業は学習の到達度はどうなのかなと言う気がします。
シニアクラスの生徒はNCEAの準備をしています。私は彼らの準備を助けています。
●学校説明会が月末にありました。
私も一緒に参加しましたが、体験授業のアクティビティが盛りだくさんで、楽しかったです。
☆学校外の生活について
●一人暮らし
ホストの方がこの8月、1ヶ月間、旅行に行ってしまいました。
今まで、私とホストの方との2人暮らしだったので、実質1人暮らしとなりました。
近くにホストの親戚の方がいらっしゃり、買い物や食事など、時折サポートしてくれ、ありがたかったです。
私は今まで1人ぐらしをしたことがなかったので、大変良い経験になりました。特に食事は、自信がつきました。
日本から送ってもらった食材、調味料を使って、和食を作り、着物を着て親戚のお宅に行ったりしました。
学校外の方にも、日本文化の一部を見てもらった気がします。
●歯医者さん
こちらに到着した4月当初から、歯に違和感がありました。
(出国前に歯医者にはもちろん行きましたが・・・)
違和感が大きくなるので、意を決して、歯医者さんに行くことに決めました。
ホストの方に歯医者さんを紹介してもらい、行きました。
設備も整っており、また歯医者さんも大変良い方で、不安が和らぎました。
心配だった費用も思ったよりかからず(それでも日本に比べると高い)よかったです。
●その他
地元コミュニティイベント(トランピングサークル、クイズ大会)に参加しました。
現地でできた友人と映画を見に行きました。素敵な映画館で、感動しました。
月は5日から2週間のホリデーに入ってしまったため、2週間の学校生活(授業期間)となりました。
最初の一週間は、先月の報告書に記載したとおりです。
最後の一週間は、日本から姉妹都市である野々市市(石川県)の中学生&先生が国際交流で4日間こちらに来られ、現地の生徒と観光や自然体験を通じて交流を深しました。なんでも姉妹都市同士で20年間、行き来をしているそうです。
こちらの生徒も4月に修学旅行ということで、野々市には滞在し今回来校した生徒とは対面しているので、再会を楽しみにしていました。
わたしも観光や自然体験の4日間を行動を共にさせていただきました。
農場を見に行き、乗馬をさせていただいたり、羊の毛を刈るとことを見させていただいたりしました。
また、海に行き、エイにえさをやりました。
リトンの先生がハンギ(マオリの伝統的な食べ物)を作ってくださったり、ワイナリーにも連れて行っていただきました。
(もちろん教員のみ)
こちらでしかできない貴重な体験ができ、うれしかったです。
☆学校外での生活について
5日から2週間のホリデーでした。北島を旅行してきました。
どこも初めてで、街毎に異なる風景、文化を感じました。
月末から、ホストの方が1ヶ月間、旅行に行ってしまいました。
今まで、私とホストの方との2人暮らしだったので、今は実質1人で生活しています。
近くにホストの親戚の方がいらっしゃり、買い物や食事など、時折サポートしてくれます。
家事などのやり方はホストの方が事前に教えてくださっていたので、大丈夫です。
2014年08月04日 30代 , イギリス
こちらにきて9ヶ月たち、本来なら今週末ですべての研修が終わるところでしたが、いろいろなハプニングのおかげでまだまだイギリス滞在を楽しむことができそうです。
研修先でのマーケットで3回目の週末を迎えました。グランドオープン後すっかり静かになってしまったマーケットですが、昨日はGay Pride Paredeという大きなイベントがマーケットの近くで開かれたので、多くのお客さんが来ることを期待していたのですが、パレード中はマーケット内は通り抜けていく人ばかりで、イベント後もカフェを除いてその他の店舗はあまり集客できずに終わってしまいました。
まだまだオープンしたてのマーケットは認知度・集客力とも改善が必要そうですが、こちらで研修を続けることのできる期間中に少しでも活気あふれるマーケットになっていけばいいなと思っています。
マーケット内ではいろいろな店舗の方々を知り合うことができ、今までのんびりとマーケットのオープンを待っていた時と生活のリズムが変わり、イギリスで仕事していることを少しですが実感できるようになりました。新規のお店の開店に立ち会えたことはとても貴重な体験で、初日の閉店後にはバックヤードで開店祝いに乾杯をしてその後一緒に働いている方々と食事に行ったりと楽しい時間を過ごすことができました。先週誕生日を迎えた私のためにお店の皆さんからカードをいただいたこともとてもうれしかったです。
この研修を通して少しでも受け入れてくださったお店の方々のお役に立てることができたらと思います。
こちらには日本人の先生がいらっしゃって、私はアシスタントをしています。
研修開始時からその先生の体調が思わしくなく、お休みになられることが多いです。
先生がお休みになるときは、自習監督のような先生が来られるのですが、日本語の先生ではないので、日本人の先生がお休みになられるときは、私が授業をすることにしました。

日本人の先生が一日単位でお休みされるときは、授業内で指導する内容の連絡があるのですが、最近その先生が盲腸になってしまい、突然学校に来れなくなってしまいました。

自習監督の先生は、日本で言う「指導主事」(先生のトレーニングをする先生)のような方で、各学年の進行具合と必要な内容を考えながら、一緒に指導計画、目標、内容を立て、授業を行いました。1週間以上のお休みでもあり、突然だったのでこのような形をとりました。

生徒は楽しんで授業に参加してくれて、指導主事の先生、学校の教頭先生からもおほめの言葉を頂きました。
また、後日、生徒の親から自習監督の先生にメールがあり、私の授業について好評をいただきました。
わたしは英語の教員ではないので、自分の英語には自信がなかったのですが、私が足りないところは生徒が補ってくれたり、教えてくれたりして一緒に授業をしているという感覚を持つことができ、大変楽しく、そしてうれしかったです。

こちらは4学期制で、昨日(7/4)で2学期が終わりました。
今日から(7/5)2週間のホリデーです。
最後の授業にはtea ceremony(茶道:お茶会)を行い、こちらも生徒は喜んでくれました。
  先日、ロンドンで行われた「お茶会」に参加しました。私にとって初めてのお茶会でした。海外で日本の茶道がどのように受け入れられるのか興味がありました。参加している方は、イギリスに住む日本人の方とそのご家族、日本に興味がある外国の方でした。
お茶をたてるデモンストレーションが行われ、着物を着た(多分)イギリス人女性が、お茶室で何が行われるかや動作の意味などを英語で説明してくれました。

お互いを思いやる心や、動作の美しさなどを大切にする日本の優美な文化を改めて感じたひと時でした。
ロンドン(グリニッジ)に裏千家の教室があり、お稽古を受けることができます。月謝ではなく、その都度お稽古料を支払うらしいです。誰でも気軽にお稽古を受けることができるそうなので、お稽古を始めようかと考えています。
学校の調理の時間に、担当の先生からの要望で、巻き寿司を教えることになりました。時間が1時間と限られていたので、酢飯はわたしが事前に用意をしました。(すし酢がなくても酢飯が作れるレシピを検索して紹介しました。)授業の初めに「お寿司を食べたことがあるか」聞いたところ、ほとんどの子どもがないと答えました。中には酢飯のにおいが苦手だという子も...。「巻くのがおもしろいから、とりあえず作ってみよう」と言って、材料を切り始めました。材料は担当の先生と相談をし、用意をしてくださいました。キュウリ、アボカド、冷凍のエビ(解凍しておく)、カニカマです。切るものはキュウリとアボカドだけだっので、すぐに終わりました。巻く作業に入る前に、わたしが見本を見せながら説明しました。子どもたちにやらせてみると、酢飯の量を多くしたり、具を乗せすぎたりと、わたしの説明が不十分だったようです。それでもなんとか巻くこともできて、包丁で切ることもできて、おいしく食べることができました。好きな子はモリモリ食べていましたが、苦手な子は1回食べておしまいという感じでした。お米5も使ったので、子どもたちが作った分を先生たちに配って食べてもらいました。大人には大好評でした。炊飯器はホストファミリーが巻きすは日本から持ってきたものを使いました。すでに活動している方はご存知だと思いますが、町の大きいスーパーに行けば、お米も海苔も米酢も巻きすも売っているので、現地調達でもできると思います。
学校での生活も2か月が経ち、校長先生のネットワークでメインの学校以外にも訪問させて頂きました。特に、日本語の授業を履修しているネイティブの高校生の授業にも参加させて頂き、とても新鮮な気持ちでした。日本語の授業を履修した動機について質問してみると、多くの生徒がアニメと答えていて、私も知らないアニメをたくさん知っていました。やはり、日本といえばアニメ!というのを肌で実感しました。大学の授業の単位に対応しているクラスでは日本語でプレゼンや寸劇をしていてすごいなと思いつつ、たまに「?」な言葉があったりしましたが、逆に自分の英語のことをかんがえるともっと「??」なことが多いのだろうなと感じてしまい、もう少し発音にももう1・2歩踏み込んで頑張ろうとも思いました。他にも、自閉症の児童だけの私立学校や就労施設、特別支援学級のある小学校などに訪問させて頂き、「百聞は一見にしかず」という諺は「まさに!」と感じた瞬間が多々ありました。
また、お世話になっている学校でも日本文化に授業をさせて頂きました。主にキンダーの子どもを対象に習字を教えました。日本での準備期間に和紙と習字用の筆を100均で10本購入しました。墨汁は子どもの服に付くと落ちない可能性が極めて高いので、学校の水彩絵の具で対応しました。活動は一人ひとりの子どもの名前をカタカナで書くというものにして、予め見本をA4サイズで作成し、その上に和紙を置いてなぞることにしました。できる子は外国人が好きそうな単語の漢字の見本を作成しておいて、漢字にもトライしました。硬筆と違って多少、筆を浮かせて書くとうまくいくとは取り組む前に言ってみましたが、さすがはキンダーの子たちで取り組んでいく中でそのアドバイスすることで響いていった印象を受けました。それでも思っていた以上に一生懸命に取り組んでいて、できあがったものを誇らしげに見せに来てくれる表情がなんとも微笑ましかったです。
ノースカロライナでの生活も残すところあた僅かとなりましたが、1日1日をより充実させて、たくさんの経験を持ち帰りたいと思いました。
こちらに来て2ヶ月が経ちました。周りの人たちと上手くコミュニケーションが取れなくて、どうしたらいいのか毎日悩んでいます。
そんな中、先日思いがけないことが起こりました。
こちらで英会話教室に通い始めたのですが、そこの先生に持ち寄りパーティーに誘っていただきました。こちらに住んでいる外国の方も来るとの話だったので、巻きずしを持って行こうと考えました。でもこちらで作ったことがなかったので、その前に練習しようと思い、練習して作ったものを学校のランチに持って行きました。職員室でそれを食べていたら、一人の先生の目に留まり、興味を示してくれて、周りの先生たちと一緒に会話をするきっかけになりました。正直会話の速度が速くてほとんど何を言っているのかは、分かりませんでしたが、それでも先生たちと会話ができたことが嬉しかったです。
その内に、話もどんどん進んで、今度のcookingの授業で、巻き寿司の作り方を教えることになりました。ただ練習のために作った巻き寿司が授業をするきっかけになるなんて、思いもしなかったことだったので、これはとても嬉しかったです。
今回のこの経験を踏まえて、何か始める時には、自分から何かをしなくては始まらないのだと思いました。今までは受け身ばかりで、自分から何かしようと思っても、「大丈夫かな」「話しかけていいのかな」など起こってもいない先のことを考えてばかりました。でも先の不安のことなど考えずに、「やってみてダメだったら仕方がない」と思って自分から何かを起こしてみようと思うようになりました。
cookingの授業はまだ先のことなのですが、もう一回練習をして、授業に臨もうと思います。
ちなみに持ち寄りパーティーで、巻き寿司は好評でした。ネットで探したレシピを見て、こちらで手に入る材料で、すし酢も作れました。
こちらはYear9~Year13(日本の中2~高3)までの生徒が在籍しています。
選択科目を多く取り入れている学校で、日本語クラスも選択科目の1つとして位置づけられています。
また、近隣の学校から週2時間、日本語学習希望者を受け入れて授業もしています。
Year11~13までの生徒はNCEAという国が規定する試験を受験しなければならず、この試験によって単位が認定されます。
NZは指導内容の一定のガイドラインはあるものの、日本のように国指定の教科書がなく、教員が自ら授業計画を立て、教材を準備しています。どの教科も大変だなと思いました。
日本人の専任の先生がいらっしゃって、わたしはアシスタントをしていますが、生徒のモチベーションとNCEAを意識した授業内容を考えることが難しいと感じている今日このごろです。
授業をした日がちょうど5月5日だったので、テーマを日本のholidayにし、パワーポイントを使って説明しました。
子どもたちにとって、日本について勉強するのが初めてだったので、最初に日本とカナダの位置関係について触れ、その後、日本のholiday・子どもの日について説明しました。

途中クイズを入れました。「子どもの日は、子どもが好きなことをなんでもしていい日。本当か嘘か」やboy'sFestivalとも言われることから「男の子が好きなことをなんでもしていい日。本当か嘘か」というものを入れたら、意外と盛り上がりました。男の子ばかりのクラスだったからかもしれません。

子どもの日には、兜を飾ることを説明し、その後に、折り紙で兜を作る活動を入れました。新聞紙で作ったものを先に被ってみせると、盛り上がりました。さらに折り紙に興味を示してくれて、「青がいい」「緑がいい」など言っていました。色の折り紙をいくつか持っていくといいと思います。折り方の説明は、画用紙に英語で説明文を書き、さらに折り方の見本を貼りました。これは、説明会の時に教えてもらった方法です。
折り紙で折れたら、今度は新聞紙で折るのに、チャレンジさせました。作り終わったら被れるということで、黙々と作業をしていました。気に入ってくれたようで、すぐに被ってお互いに見せ合っていました。(次の授業でも兜を被って授業を受けていました。)

その後、時間があったので、日本についての質問を受け付けました。「子どもの日は学校は休みなのか。」「どっちの方が学校の日数が多いのが。」など日本の学校比べの質問が多かったです。今度は、カナダと日本の学校比べをしてみようかなと思います。
日本を発って早1ヵ月が経ちます。ノースカロライナの特別支援学校兼幼稚園にお世話になっています。幼稚園には健常の子供も在籍しており、ノーマライゼーションを肌で感じています。そうした子ども間でのやり取りが思っていた以上には希薄ではなく、さすがは様々な人種が混在する国であるということを肌で実感しています。どの教室もとてもカラフルでなるべく楽しい空間で時間を共有しようとする雰囲気が教室の中から伝わってきます。

朝、登校がAM7:40~始まります。この学校に限ったことなのかわかりませんが、学校で朝食・昼食をとるようです。授業もそんなに活動が多いわけでもなく、無理なく活動を組み立てている様子です。日本で指導をしてきた身としてはかなりのカルチャーショックがありましたが、肢体の児童は体を動かすことで痛みを伴ってしまったり、発作があったり等、体のコンディションをコントロールすること自体が難しいところで、活動をたくさん用意すればいいというものでもないということでした。1ヵ月にたいてい1回の救急車がくることが日常のようですし、私が今の学校にお世話になる直前に亡くなったお子さんもいらっしゃったようです。そうした背景からも、とにかく楽しく過ごすことを大切に1日を過ごし、AM11:30~給食を食べ、お昼寝。PM2~スクールバスのお迎えが始まり、下校。そして、PM3:30くらいにはほとんどの教員が退勤していることにまた驚きました。日本の学校のようにすべての授業を教員が提供するわけではなく、音楽・体育・国語・算数の集団学習の授業は専門の講師がいて、その方が組織しているようです。分掌関係も教員ではなく、企画側が概ね取り仕切っている様子です。そのため、分業体制がしっかりしていて、何でも教員がやらなければならないわけではないようです。

とにかく初日から一気に多くの教員・子どもたちからの怒涛の自己紹介があり、もちろん覚えられるわけでもなく、混乱。ようやくYear Bookを借りて、教室に行く前にせめて担任の名前を確認してから入室するように心がけています。1日でも早く顔と名前を覚え、コミュニケーションをとっていくことで会話が広がり、様々なチャンスが広がるように感じました。
Spring breakを挟み、今学期もあとひと月ほどで終わります。Spring break前には日本語クラスの学生皆でAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」を踊りました。たくさんの方に見て頂き学生達も楽しかったようです。学生が日本語クラスを取ってよかったと思えるような授業を最後までしたいと思います。
おかげさまで忙しい毎日で、あっという間に1週間、1ヶ月が過ぎていきます。
2月は後半から少しずつクラスに参加させてもらいました。6年生の理科+社会のような授業で、ちょうどアジアの単科で日本を学ぶ時間があり、日本のことを紹介しました。教科書的なないようでは人口や、地理、またプラスαとして、新聞や雑誌、本を持っていって見せました。日本語にはひらがな、カタカナ、漢字があること、またこれらが混ざった文章はやはり面白いようです。ただ、授業に関しては娘のクラスを見ていても、フィンランドは登校時間が少ないため、それぞれの1時間ずつの内容が多い感じがします。各先生に声を掛けていますが、現段階で全時間を埋めるのは難しい雰囲気です。ここはもっと強気に出たいと思う気持ちもありますが。ただ、図工の時間で日本の絵を描いたり名前を書いたクラスもあるので、そういったことをこれから増やせていけたらと思います。
また日本のクラブも木曜日の1時間の設定で始めましたが、この1時間は授業のある生徒もいて、全員参加は不可能なため、現在別の時間を増やすことを検討し、各生徒に都合の良い時間を聞いて調整中です。いろいろやり始めてわかったことが多く、なかなか先手先手でいくもの難しいですが、少しでも多く、子どもたちに日本語と日本文化を増えれてもらえたらと思います。
内容に関して1つ、市販のひらがな、カタカナ表や、いただいた教材の文字一覧では、外国語表記に不十分なため、
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/t19910207001/t19910207001.html
こちらを参考に、自分で作成しました。また教材はやはり日本語と英語では不十分なため、フィンランド語を入れた教材を作成しています。

生活面では、アパートが便利な場所にあり、また用意して頂いた物で十分です。ただ、洗濯に関しては、アパートの共用のものであり、また1日2組限定なので、なかなか都合の良い時に毎回、とはいきません。ちょっとしたものは手荒い洗濯で済ませているため、そういった雑用では時間がかかっているかもしれません。それでも、乾燥しているフィンランド、夜洗えば翌日に乾くので、その点は助かっています。
娘の学習に関しては、もちろん理解は不十分ですが、先生のフォローが大きく、またクラスの子どもたちがとても助けてくれるので、授業に関しては心配していません。宿題に関してはもちろん、そこまでしっかりやる必要もないのかもしれませんが、1ヶ月頑張ってみて、少しずつ理解できることが増えてきました。算数は日本でやったことのある内容なので、言葉のパターンが分かってくると何とかなる状態になってきました。英語は3年生からスタートなので、半年分のハンディはありますが、読むことに関しては然程遅れを感じません。今は現在進行中の単科でいっぱいいっぱいですが、教材がとても良いので、少しずつ前の単科を遡って勉強する余裕がでてくれば、と思っています。ただ、毎日の宿題はそれなりに時間がかかるので、自宅で過ごす時間はほとんどが娘の宿題、家事、教材作成です。
カナダへ来て3週間が経ちました。昨日から春休みに入り、2週間学校が休みです。
こちらにきて強く思うことは、全て自分次第ということです。受け身では何も起こらず、こちらからアクションを起こせば状況が変わると感じる毎日です。
6歳から12歳の生徒が通う学校で研修をしています。校長先生を始め、先生方は皆明るくて言い方たちです。授業に関して言うと、決まった授業時間が与えられているわけではないので、先生方一人一人に授業内容を簡単に説明し、「このような授業をしたいので、○分時間をもらいたい」と相談します。このように自分からアクションを起こすと、皆さん快く受け入れてくれます。逆を返せば、自分からアクションを起こさないと授業をする機会が得られないということです。まだまだ英語で授業をするのに四苦八苦していますが、間違いや失敗を恐れないで、今のこの環境を楽しみたいです。
先日5年生の社会科の時間に、日本についてのプレゼンテーションをしました。子どもたち一人一人が、パワーポイントを使って、ヨーロッパの国を調べてパワーポイントで発表するという授業の中で、行わせてもらいました。
ちょうどオリンピックが近いこともあったので、日本で人気の競技や有名な選手の紹介などもしました。デンマークは北欧の国ながら、あまり雪が多くなく、また山もないことなどから、冬季オリンピックに出場する選手が少なく、冬季オリンピックに対して関心の薄い人が多い印象でした。子どもたちも、日本人選手についてはもちろん知らなかったのですが、オリンピックが始まってから、「テレビで見たよ。」、「日本人頑張ってたよ。」などと言ってくれ、嬉しく思いました。
Grade4のアシスタントをしています。個別支援が活動の主ですが、他にも、毎日朝の会で簡単な日本語(挨拶や身近な物の名前など。)のレッスンをしたり、午後はリーディングの小グループを受け持ったりしています。
はじめは、私の英語力のせいもあり、伝えたいことが伝わらずもどかしい思いをしていましたが、最近は、だんだんと子どもたちとコミュニケーションが取れるようになり、学校に行くのが今まで以上に楽しくなりました。子どもたちは簡単な言葉で自分の伝えたいことを伝えようとするので、(こういう時はこんな風に表現すればいいのか。)と気付かされることが多々あります。子どもたちたくさん話すというのは、英語上達の近道なんだと思います。
フィンランドでの研修も残り一か月。後半になるに連れて私も生徒たちもお互いに慣れてきてずいぶんコミュニケーションが取れるようになりました。
授業は、小中高と徐々に難しくなってきましたが、伝統文化以外に日本の中高生に人気のあるものや、私たちの普段の生活を話すことも彼らには面白いのだと気づき、「日本の学生の1日」をスライドショーにしたり、プリクラやカラオケの話をしたりしています。制服やランドセルの写真には反応が濃く、制服はあったほうがいいかなどディスカッションに発展させたりもしました。また、中高生の英語の授業では、日本の高校生に英語で手紙を書く活動や、旅行プランナーになったつもりで日本の観光地についてグループ発表を行いました。私の授業を通して彼らが新しい知識を身に付け、日本に限らず、海外に興味を持つきっかけとなれば良いと思っています。 

クリスマス、年末年始をアメリカで迎えました。年が明け新しい学期の始まりです。クラスのレベルが一つずつ上がり、Writingに悪戦苦闘していた学生たちが予想以上に新しいクラスにも登録してくれて嬉しくも忙しい毎日がまたやってきました。今期も日本語の楽しさを伝えられるように頑張りたいと思います。
 デンマーク人は宗教に関心が薄い人が多いとは言っても、どこの街にも教会があるキリスト教の国なので、12月に入ると毎日、学校でも家でもクリスマス関連の行事があり、とても興味深く過ごした一か月でした。
クリスマスの約一か月前の金曜日には、全校で丸一日かけてクリスマス飾りを作ったり、教室では毎日キャンドルに火を灯してプレゼントを開けたり、「サンタ・ルチア」の日にはキャンドルを持っての行進(?)やキリスト生誕劇の発表を見たりと、クリスマスは12月25日だけではなく、その前1か月全部をかけて準備をし、祝うものなのだと知りました。
ステイ先でも、家の中の飾りつけを一緒にやったり、クリスマスの伝統的なお菓子や料理作りを教えてもらったり、近くに住む親戚の家でのクリスマスディナーや、市庁舎前のクリスマスツリー点灯式に一緒に連れて行ってもらったりと、本当に毎日がクリスマスと言った感じで過ごしました。
そして、大晦日には女王様のスピーチを聞き、シャンパンと花火で年が明けるデンマークのお正月も体験し、クリスマスとお正月に対しての考え方が日本とは全く逆なのだというのを実感しました。
秋学期が終了しました。教室運営から成績評価まで一通り経験することが出来ました。
ひたすら突っ走ってきた1学期でしたが、なんとか流れがつかめてきたようです。
学期末には日本語でクリスマスソングを歌う発表会を行い、学生達にも良い想い出になったようです。来学期はまた新しいクラスが始まります。冬休みしっかり休んで次はさらに工夫した授業が出来るようにしたいと思います。
先日から中学生の授業が始まりました。小学校とは違って、教科ごとに先生が違うので、地理、家庭科、国語、英語、美術など教科にあったトピックで日本文化を紹介しています。授業内容や生徒からの質問が高度になってきています。授業準備をしている中で、日本文化の奥深さに毎回驚かされます。自分では生活の一部として自然になっている習慣や行動に深い意味があったり、音楽の授業で紹介した和楽器が様々なところで生活に根付いていたりなど、日本にいたら気づかないことをたくさん発見し、生徒より自分が一番学んでいるような気がしています。特に宗教の授業で日本人の宗教観について教えてほしいと言われ改めて調べたところ、我々の生活の多くの点で仏教や神道に関係した習慣があることを知り、自分の無知を痛感しています。海外に行くと自国を再発見するとよく言われますが、本当にその通りだなと思います。異国の文化に触れることはもちろん大きな目的でしたが、日本や自分の生活についてより深く知ることもこのインターンシッププログラムの醍醐味だと感じています。
9月下旬から10月初旬にMid Term Examがありました。アメリカの大学の試験は厳しいと聞いていましたが、皆夜中まで図書館で勉強したりしていたようです。その中での日本語の試験だったのですが、それぞれ、これまでの成果をはかる貴重な機会になったようで、テストを機に頑張る学生も出てきました。今後もモチベーションが続くように指導していきたいです。
デンマークでは、ほとんどの小中学校が、テストや成績表による評価がないそうなのですが、現在研修中の学校も、成績をつけるということは一切ないそうです。(ただ、教員が子どもの学習到達度をみるためのテストは、年に数回しているようです。)そのせいか、時々、授業見学をしていて感じるのは、授業は子どもたちに学力をつけさせるというよりは、子どもたちに色々な経験をさせて、その中で子どもが持っている力を出していくものということです。そのことを一番感じるのは、音楽や図工、体育、調理実習などの実技科目です。どの実技科目でも、子どもたち全員にこれをできるように教えようという考え方はありません。そのため、細かい手順ややり方などはあまり教えず、始めに簡単にやることを説明した後は、子どもたちに任せるという授業が多いです。子どもも教員も、成績にとらわれていないので、自由に伸び伸びと授業を楽しんでいるように見えますが、苦手なことに対して、「できるようになりたい。」、「できるようにさせたい。」という姿勢があまりないので、苦手な子は苦手なまま・・・ということもよく目にます。多くの日本の学校の教え方のように、苦手なことでも一生懸命取り組んで、苦しくても少しでもできるように頑張ったほうが、将来的に幸せで豊かになれるのか、あるいは多くのデンマークの学校の教え方のほうが、子どもにとってストレスも少なく、幸せで豊かになれるのか...などと、時々そんなことを思いながら授業を見せてもらっています。
アメリカへ来て1か月が過ぎ、研修も残り1か月を切りました。
やはり、1か月は区切りのようでここへきてようやく、日々の生活に関しても学校生活に関しても、様々な壁を超え始めた気がしています。

私は先月、主に学校生活についてとても悩んでいました。学校での日本文化の授業は自分自身で先生方から取り付けなければならず、説明と申し込み用紙を配布したのですが、返信は2~3通あったのみで思ったほど授業予定が入りませんでした。
週に2~3回授業がある程度でその他は空き時間となりましたが、こちらの小学校では職員室のようなものはなく、どこにいて何をしていたら良いか分からず、一日が長く感じられて、かなり戸惑っていました。また返信が少なかったこともこたえ、完全に受け身になり、コミュニケーションに関しても壁を感じていました。
数週間後、奮起して自分自身のことを知ってもらう自己紹介レターとともに再度、授業受付の用紙を配布しましたが、効果ゼロでした。
あれこれ思案しての結果だっただけにとても落ち込みましたが、残り1か月をこのままではいけないと思い、これまでに一度も反応がない先生のクラスに片っ端から訪ねに行きました。
そうしたところ、ほぼ全員が「Sure, absolutely!!」と。何人かの先生からは「もし、良ければ何回か日本文化の授業やってもらえる?」という反応でした。
「レターは一体...」とあっけにとられましたが、すごく嬉しかったです。
同時くらいに、思い切って担任の先生にも相談してみました。「学校での過ごし方について困っています。授業の無い時間をいかに過ごせば良いか分からなくて。」
「残り1か月なので、どうかもう少しコミュニケーションを深めたい。」と素直に私の感情を伝えました。正直、子供供たちとはコミュニケーションはとれていると感じてたのですが、子供、先生方含めたニュアンスで伝えました。

先生は私のことをとても気の毒がってくれて、心配してくれました。そして、次の日の先生同士のランチの時間に働きかけてくれたようでした。その放課後、一人の先生が私に授業を申し込んでくれました。私は即座に担任の先生にお礼を言いました。授業が増えたこと自体より、担任の先生が働きかけてくれたことがたまらなく嬉しく思えました。

この二つの成功体験を機に私の心持ちも劇的に変わりました。
(学校で)常に感じていた孤独感が一気に薄れ、自分からコミュニケーションをとれるようになりました。私自身のかかわり方が大いに影響していたのだと...

見学している際もクラスでも邪魔をしてはいけないと、隅で存在を消すようにしていたのですが、積極的にクラス内を歩いて回り、アドヴァイスをしたり、コミュニケーションをとって関われるようになりました。また、担任の先生も今まで以上に雑用や用事を頼んでくれ、他の先生方もすれ違いざまなどに以前より声をかけてくれるようになり、学校での一日が早く感じられるようになりました。

日本文化の授業の体験以上に大事なことを学んだ一週間でした。
担任の先生や校長先生はとても良い方で私にも良い感じで接してくれますが、この国で以心伝心は通じません。授業がなくどうしてよいか分からずにさまよっていても、誰もどうも思ってくれません。ただ、こちらが素直に気持ちを相談し、頼るととても親身に動いてくれます。アメリカでは積極性の大事さ、何より素直にありのままの気持ちを言うことがいかに大事かということを痛感しました。日本でも自己主張が得意ではない私には相当高い壁でしたが、良い勉強になりました。

実際の授業では折り紙をはじめとして、書道や着物体験、日本の歌などを教えました。アメリカの子供たちにとって日本のものは何もかもが新鮮なようで、毎回とてもCheerfulかつDirectな感情を表してくれます。本当に素直にぶつかってきてくれる彼らがとてもいとしく思えます。書道は低学年には厳しいと聞いていましたが、マネジメント法や工夫次第で可能だと思いました。一つ(何セットか)筆で書くブースを設けてグループごと交代制で展開したところ、小学3年生でも問題なくできました。

その他、家庭生活では休日にdonationパーティーに行ったり、教会にクリスマスの合唱の練習に行ったり、ミュージカルを見に行ったりと休日に退屈さを味わうようなことはありません。本当の家族のように和気あいあいと生活させていただいています。
教会の市民合唱の練習では「メサイア」という本格的な曲を歌う際、音大で声楽を専攻していた私は一瞬スターになったかのような喝采を受け、少し嬉しかったです。

どこか焦って学校生活や家庭生活をきっちりこなそうとしていた私は、ここへきて楽しむことを思い出しました。アメリカ流に楽しみながら研修をこなすべきだと再確認しました。とはいえ、英語力のなさから生まれる誤解や、家庭の中での文化や考え方の違いに驚いたり、日本への間違った認識に落ち込むこともまだまだありますが...
残りの日々を実りあるものにするべく頑張ろうと思います。
先週金曜にアメリカに到着しました。家に到着するや否や、「出かけるぞ!」とのことで、2~3時間かけて2つ離れた州にあるビーチサイドのトレーラーハウスへ行きました。ビーチに行ったり、買い物をしたり、親戚大勢でキャンプファイヤーをしたりと週末目いっぱいを過ごし日曜夜に帰宅しました。このスタイルは毎週行われるようで次週も金曜帰宅と同時に行きました。翌週は月曜から金曜は朝の8時半に学校へ行き、最初の一週間は授業見学を中心として過ごしていました。2週目からは徐々に日本文化の授業を行う予定で、今日早速初授業をこなしてきました。帰宅後は料理作り、後片付けを手伝い、ほぼファミリーと時間を過ごし、イタリアからの留学生とともに本当の家族のように接してもらっています。生活のペースがまだつかめておらず、かつ会話も60%程度しか理解できていないので、あまりうまく自分の時間がとれていない状況ですが、徐々になれていければと思います。                 
中学校の教師ということで、日本の中学1年生にあたるGrade7のクラスに入れてもらいました。
日本文化を紹介したり、数学のアシスタントをして1カ月が過ぎました。
学校が終わると、ESLに通ったり、柔道場で汗を流しています。
私がいる地域の方は、とても優しく、異国の地で緊張をしていたのですが、人の温かみを感じながら、毎日を過ごしています。
残り1カ月のNZとなりました。学校遠足でマオリ族の集会所のような場所であるMarioriという所を訪問しました。訪問挨拶のときには手紙を地面に置くという簡単な役割を果たしました。
マオリ族のハカはとても迫力があり、印象に残りました。マオリ文化を体験するとてもよいチャンスに巡り合えました。
スクールホリデーに入りwellingtonに観光に行きました。ワインツアーとアザラシウオッチングを楽しみました。最近は雨降りでしたが、観光の間は晴れになって幸運でした。
学校の授業のほうは問題なく進んでいます。生徒さんはどちらかというと文化よりも日本語を実際に学びたいという気持ちのほうが強いようです。漢字は難しいのでとりあえずひらがなとカタカナから入るのがよいようです。最近は新しいクラスメートもクラスに加入しました。一般クラスで担任の先生の簡単なアシスタントもしています。このペースで残り2週間の学校生活を終えようと思います。町に慣れたころに移動というのがいつものパターンです。
まだ着いて一週間なので、様々な授業を見学させていただいています。先生によっては「日本のこと話して!」と振ったり、授業を黙々と進めていたりと様々です。

生徒も教員も、「自由」。でも大切なこと≪相手の気持ちを尊重し、自分の意思も持つこと≫は守られているのが、研修校の第一印象です。
してはいけないことをルールで縛るのではないので、中には隠れて授業中にお菓子を食べたり(ガムを噛んでいるのはok、さすがキシリトールの国です)、携帯をいじっていたりする生徒もいます。そんな時、教員は静かに諭すように声をかけ、それでも止めない生徒にはじっと見つめます。
「今これはいけないんだな。相手と向き合わなきゃいけないんだな。」というのが、自然に身に付いていくように思います。サポーター制度(教員を目指す若者が教員のサポートで授業に参加する)も充実しており、気になる生徒の横にはサポーターがさりげなくついています。
朝のホームルームは週1回。もし、クラスの数人で申し合わせたエスケープなどがあった場合は、他の授業中でも担任が入っていき、注意を促します。それも、静かに、諭すように。。
子供の家庭環境は様々ですが、温かく包み込む雰囲気の学校なので、思い切った非行に走る生徒はいません。また、そういうことに意味を見出す雰囲気がありません。

家庭科の授業で巻きずし、味噌汁を生徒と作りました。
1時間30分で巻きずしを作るのは難しい部分もありましたが、初回うまくいかなかった部分を次の授業で修正して時間内に作ることができました。
日本料理を紹介するのは今回で2回目でしたが、なかなか初回は思ったとおりにいかないことが多く、生徒の様子を見て学ぶことがたくさんあります。
良くなかったところを修正すると、出来上がる料理も前より美味しくなるということも授業を行ったことで学べたことだと思います。
今月、日本の小学校とデンマークをスカイプでつなぐ、ということを試みました。
当初は、子供たち同士の接続ができれば、と思っていましたが、デンマークと日本の時差は8時間あるので、今回は、私と日本の先生たちとの接続になりました。
私が働いていた市の、とある小学校との接続です。

接続は、30分を予定していましたが、充実したものとなり、1時間から1時間半と長いものになりました。

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私がデンマークに来て抱いたことには、
教育は人を作り上げ、人がその国家を作り上げる、ということです。

この国は"幸せ"な国で知られ、ある最近の調査では、「世界の幸せな国」ランキングで1位になっています。こちらに来て感じるのは、確かに、このデンマークの人々は、概ね、幸せそうに生活をしているということです。
一方、日本はというと、(もちろん充実した幸せな毎日を送っている人々もいますが)、自殺者が年間3万人を越え、精神的な病を抱える人が増加している傾向にあります。日々の生活に疲労を感じている人は、決して少なくないと思います。
この違いは、いったい、何なのでしょうか?

繰り返しますが、"教育は人を作り上げ、人がその国家を作り上げる"、
つまり、私は、この原因の一つは、日本が従来行ってきた教育にあると、今、思っています。
("教育"というのは、学校教育、家庭教育、地域教育など、様々な意味での教育について言っています。)

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デンマークに来て、違ったアプローチの教育を目の当たりにしました。

例えば、私が勤めているデンマークの学校では、「テスト」というものが、一切ありません。しかし、日本では「テスト」をすることが"あたりまえ"になっています。
いったい、どちらがいいのでしょうか?
私たちは、子どもたちのために教育をしています。
いったい、どちらが、子どもたちのためなのでしょうか?

もう一つ例を挙げると、
ここの学校では、大げさに言うと、寝っころがって人の話を聞いていても"しっかりと""静かに"聞いてさえいれば、先生は特に言いません。でも、日本はどうでしょうか。きっと、多くの先生は、そのような子どもには、姿勢を正すように言い、子どもは渋々姿勢を正しますが、実はその後、話は頭に入っていない。こういうことが、少なからずあると思います。
見てくれが悪いのですが、しっかり聞いているのと、見てくれはいいのですが、全然聞いていない。これは、いったい、どちらがいいのでしょうか?

ここで私の意見を言うのは控えますが、
教育には様々なアプローチがあり得るということです。
つまり、今現在、日本の多くの学校で行われている教育が、唯一の教育のやり方ではないということです。(もちろん、日本の中でも違いがあることは承知しています。)

しかし、私はここデンマークに来るまで、そういう想いを抱くことはありませんでした。
日本の教育が"あたりまえ"になり過ぎていて、そこに疑問を抱く余地すらありませんでした。

この変化の激しい時代、ましてや、いじめや不登校など様々な教育問題が起こっている日本において、そこに「?」を抱いていくことは、大切なことだと思います。それはなぜかというと、そのような様々な諸問題は、"あたりまえ"と思ってやってきた日本の教育に、変えた方が良いことが含まれている可能性が高いからです。

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長くなりましたが、
私が、ここデンマークに来て感じた、そのような教育についての大局観を、スカイプを通して、日本の先生たちに紹介、交流ができた事は、私にとっても、日本の先生たちにとっても有益な事だったと思います。

日本を出ることの意義の一つは、「比べる」作業にあると思います。
私たちが、日本の中にいて"あたりまえ""疑問を抱く余地すらない"ことについて、「比べる」ことを通して、そこに疑問「?」を抱き、より良いものは何なのかを追求することは、繰り返しますが、今の日本にとって必要なことだと思います。

これまで、"日本"という国について考えることなんてなかった私が、デンマークにほぼ一年暮らした今、"日本"という国に愛情を抱き、どうしたら、よりより日本になるのだろうと模索していることに、自分自身驚いています。

そして、同時に、私のように、日本を出ることによって、逆に日本について考える人々が増えることを期待するばかりです。

[(あまり)使わなかったもの]
・使い捨てカイロ
・折込広告
・日本のテレビ番組(DVDで持ってきたのですが、PCの規格違い?で見せられませんでした)
・まんが

[(もっと)もって来ればよかったもの]
・わりばし
・おりがみ
・輪ゴム
・半紙
・文房具(ノート、消しゴム、シャーペン芯、のり など)
・おかし
・靴下
・粉末スープ(わかめスープやポタージュなど)
・風邪薬 (ひどい風邪を引いたのですが、病院で薬を処方してもらえなかった...)

[あまり使わなかったけれど、持ってきてよかったもの]
・着物
・ポケットティッシュ
・レトルトおかゆ
・冷えピタ

学校で使うものと普段の生活で必要なものをごちゃごちゃにしてしまいました...
 一年に及ぶ研修も来週で終了です。最初の半年、ロンドンでは毎日が長く感じ、何をしにここにきているんだろうと思う日もありました。ヨークシャーに来てからは毎日が充実しており、ホストティーチャーや友達にも恵まれ、楽しい日々を過ごすことができました。
学校での研修が始まってから、半タームごとに違うクラスを教えていたのですが、そのすべての最終日で「楽しかった」「今日で終わるの残念」「先生のこと好き」「日本に帰らないで!」などなど好意的な言葉が生徒たちから聞けたのは本当にうれしかったです。研修が始まった当初は生徒をどう注意していいものか、迷ったものでしたが、今は堂々と注意もできるし、みんなが話を聞いてくれるのが本当にうれしいです。いろいろ迷うことも多かったけれど、学ぶことも気づくことも多かった実りのある一年間でした。
18日に到着し学校で1週間を終了しました。なにか日本的なものをアピールしたいと思い甚平と雪駄をはいて学校へ登校したら結構評判がよかったです。登下校でも結構注目を浴びていました。3日間小旅行に行きました。初めてのニュージーランド旅行できれいな自然をたくさん見ました。海はとてもきれいでしたが海水浴シーズンはちょうど終わりの時期だったのが残念でした。
オーストラリアの研修ではアシスタント中心でしたが今回は30分週に三回自分で授業をします。自分で考えたものを授業に使うというチャンスが到来しうれしいです。
プレスクールで8年生、9年生とオムライスとポテトサラダを作りました。
初回はどのように生徒に伝えて良いのか分からず失敗してしまいましたが、
うまくいかなかったところを修正して2回目以降は生徒からおいしいという言葉をもらうことが出来ました。
当日渡されたレシピが英語で書いてあり、作る料理はなじみのない日本料理、私はフィンランド語を話すことができないので、生徒にとっては大変な調理実習だったと思います。
料理なんだから何語で話そうと伝わるはずだと思い、生徒には分からないことがあったら英語でもフィンランド語でも構わないので聞いて欲しいと伝えました。
この授業を通じて、相手の気持ちを考えてから教える・伝える大切さを学べたと思います。
小学校2年生から5年生に「相撲」と「紙相撲」を紹介しました。
最初に相撲について説明し、どのように試合が行われるのか観てもらうためにYoutubeの映像を使用しました。最後にアクティビティで折り紙の力士を折り紙相撲を行ったのですが、担任の先生から映像を先に見て紙相撲を行うのはとても理解しやすいと言って頂きました。
内容が盛りだくさんなので授業時間を過ぎてしまったクラスもありましたが、言葉で説明するだけでなく、映像や体験で理解してもらうことの大切さを改めて感じました。

ここデンマークも、今や、冬、冬、冬です。
気温は氷点下付近を行ったり来たりし、路上には雪が残っています。
毎日天気が晴れず、太陽がなかなか姿を見せません。
加えて、日照時間も北欧なので短いです。
だいたい8時半過ぎに明るくなり、4時過ぎには暗くなります。
およそ8時間といったところでしょうか。
あとの16時間は深い深い闇です。

だいたいが能天気な私も、さすがにここまで天気が晴れないと、「なんだかなぁ。」という気分に時になります。天気と人の気性は、あながち無関係ではないなぁと、折に触れて思います。

ただ、こういう状況をプラスに考えることも海外で暮らす上では重要だと感じます。

暗い夜に、キャンドルと暖炉の灯りを頼りに、家族と共にワインを片手に語らう、このようなデンマークの家族の在り方は、何か今の日本が忘れかけているものを感じさせてくれるような気がします。

  また、暗い闇の中に灯る微かな明かりの下、読書に興じ、時に何も見えない窓の外を眺めては、今の自分の在り方、これからの在り方について想いを巡らす。このような有意義な時間は、昨年度、東京の喧騒の中で暮らし、仕事に忙殺されていた自分にとって欠けていた、必要な時間だったと改めて感じさせられます。

何よりも大切なのは、その時その時、その場所この場所で、自分にとっての喜びを見つけ、前を向いて生活を引き締めて行く、そんなことなのかなぁと、デンマークの何も見えない闇の中を見つめながら、思う日々です。
みんなクリスマスを本当に楽しみにしている様子です。
授業で「日本はクリスマスをお祝いしないんだよ」と言ったら
ほぼ全員が「え~、どうして!?」と質問攻めでした。

こちらではすべての公共交通機関とお店がお休みなので
やはり大切なHolidayということがわかりました。
クリスマスディナーにも何名かの方にお誘いをいただいたので
みんなでお祝いする大切なものなんだなぁという印象を受けました。
24日はほぼ平日通りですが、スーパーもお店も最後の買い物をする人が
大勢いて、大晦日のようです。
クリスマスは町も静かでまるで日本のお正月のようです。

インターン活動開始前に参加者の方からおりがみを教えると喜ばれると何度も聞いていましたが、自分が想像していた以上にTalkative Foxは子供たち(小学校1年生から5年生)に楽しんでもらえたようです。自宅で折り方を復習して自分で折ってきてくれた生徒もいました。
他の参加者の方も利用しているようですが、おりがみくらぶは様々な折り紙が様々な言語で紹介されており、ビデオもアップロードされているのでインターン活動を助けてくれるウェブサイトの1つだと思います。
先週で年内の活動は終了したので、来年はジャンプするカエルと紙相撲を紹介しようと考えています。
授業にもだいぶ慣れ、廊下で生徒と会うと「こんにちは先生」と言ってもらえることもあります。外国の田舎で自分の母国や母国語に興味を持ってくれるのは本当にうれしいものです。
授業以外に「日本クラブ」というものを始めました。授業とは違ってもう少しゆるい感じでサブカルチャーをメインに紹介しています。日本で流行っている音楽や漫画を紹介しています。
また、知り合いが勤務する日本の高校とスカイプでビデオチャットをしました。
こちらの生徒も同年代の生徒と会話ができて楽しそうでした。これをきっかけにして生徒たちの日本語能力がずいぶん上がったような気がします。このチャットには校長先生もきてくださり、とても感激していただけたようでした。またやろうね、と話しています。

5年生が算数で、図形のパターンブロック、立体について学習していました。
そのため、担当の先生と話し合い、今週、折り紙を使った「正12面体」作りをすることになりました。

日々のコミュニケーションは、だんだん、デンマーク語を使ってとれるようになってきましたが、
折り紙の「正12面体」の作り方を子供たちに、デンマーク語で説明するのは、なかなか大変です。

そのため、今回、どのように指導したかというと、「動画」を使って指導をしました。
まず、事前に、私が正12面体を作るところをムービーにとっておきます。(iPadを活用)
そして、それをiMovieで編集して、youtubeにアップロードしておきます。(youtubeは、限定公開、など公開の範囲を選べるので、便利だと思います。)

あとは、簡単。
まず、授業の始めに、2人1組のグループを作ります。
そして、作ったムービーをみんなで見ながら、細かいことを補足説明します。
その後は、グループで活動開始。
この学校は、ラップトップの数が多いので、子供たちは、グループに1つラップトップを持ってきて、youtubeを見ながら作るという感じです。

もし、口頭などで説明しようと思ったら、
「先生、ここはどうすればいいの?」
「先生来て~!」
などのように、質問に追われるところですが、この方法だと、何より、こちら指導者側が楽だし、
子供たちも自分たちのペースでできるので、とても有効な方法だと思っています。

もし良かったら参考にしてみてください。
研修もあと一日で終了となりました。非常に有意義な3ヶ月でした。ここで一回日本に帰れるのはこれからの研修で足りなかったものを揃えるのにいい機会です。忙しい時は沢山の仕事がありますが暇なときは自分で英語の勉強をしたりしていました。お別れ会はサプライズで開いてくれたので感激しました。初め中3クラスではあまり生徒さんと会話ができませんでしたが、ふとした機会に一人の男子生徒が野球をしているというのでそこからどんどん話をするようになりクラスに溶け込むことができたと思います。小さなことでも同じ趣味の話題があるといいことがあるのだと実感しました。高1クラスはステイ先の生徒さんのいるクラスだったので一番仲のいいクラスでした。生徒さんの一人は2週間日本にホームステイされていたそうですがそこで日本のおかしな言葉を覚えてきたようで出会ったときからその言葉を発し続けていました。少し微妙な気持ちでしたがそれはそれで楽しかったです。最後にはどのクラスの生徒さんとも馴染むことができました。最初の研修先だったので忘れることのできない学校になりました。
2012年12月01日 30代
11月も後半になると私のホスト校やその周辺ではもうクリスマスにまつわるイベントごとや飾り付けなどが始まり、すでにクリスマスの雰囲気が盛り上がってきています。
そういうわけで現在私の担当しているJapaneseの授業(幼稚園から3年生まで)でも「折り紙でクリスマス・リースを作る」ということにチャレンジしています。

子どもたちには折り紙はとても人気があるので、これまでもハロウインの時期にはカボチャととんがり帽子を作ったりして、季節ごとにそれにまつわる折り紙作品を作ってきました。

その際に(教える生徒の人数にもよりますが)同じ色の折り紙がたくさん必要になります。もちろん学校にある色画用紙などを正方形にカットして代用することもできますが、もしこれからインターンをされる方で折り紙を紹介しようとお考えの方は、何を作るかということも予定出来る範囲で考えて、必要になる色の紙を多めにご用意されることをお勧めします。

私は出発前には漠然と「折り紙を紹介する」ということしか考えていなかったので、あらゆる色がまんべんなく入った折り紙のセットをいくつか持ってきていたのですが、ハロウインの時期にはカボチャのオレンジ色の紙が足りなくて、明るい茶色で代用したり白っぽい紙で作ってから色を塗らせたりしました。こういう工夫をすることも楽しかったのですが、中には「オレンジ色の紙で作りたかった」と残念そうにしている子もいて、ちょっと申し訳ない気持ちになりました。

今回のクリスマスリースでは緑色や赤、金色などがたくさん必要でした。ありがたいことに私の場合はIIPでのインターン経験のある日本の友人がクリスマスカラーの折り紙等を11月中にたくさん送ってくれたので余裕をもって授業が出来ました。

現地で行う授業のプランは現地に行って様子を見てからでないと計画できない部分ももちろんあります。ただ先にも書きましたが、できる範囲で計画を立てて教材などの準備をされておくと、心にも余裕をもって授業ができるのではないかと思います。
秋休み明けに先生方からたくさん時間を頂いたので、事前に作成したパワーポイントを使用して自己紹介を行いました。住んでいた町や家、どんなことを学校で行っていたのかなど、自分のことだけでなく日本の文化も一緒に紹介できた点が良かったと思っています。
生徒たちはシャイでおとなしい子が多いように感じましたが、きちんと話を聞いてくれてとても嬉しかったです。
生徒の一人がシャイでおとなしい点がフィンランドの文化の一つなんだと教えてくれました。
時間を頂くことで、日本文化を伝えるだけでなく、フィンランドの文化を学んでいけるようにしたいなと考えています。
ロンドンでの半年研修を終え、ウエストヨークシャーの中学校での研修が始まりました。日本語を選択している生徒は5人しかいないのですが、GCSEという全英の11年生が受験する共通テストを日本語で受験するということもあって、モチベーションも高いです。ホスト校の計らいでこのクラス以外にも9年生のフランス語の授業をいただき、簡単な日本語や日本文化を紹介しています。箸の使い方や折り紙などがやはり好評でした。

日本語の授業とは別にホストティーチャーの計らいで、最近イギリスに移民してきた生徒の英語も教えています。ESL(第二言語としての英語)をイギリスで教えることができて、本当に幸運だと思っています。
授業で、「水墨画」をやりました。
簡単に歴史を伝えて、その後、墨をする所から始めました。
子どもたちにとって、墨の色である黒一色で絵を仕上げるのは新鮮だったようで、みな、集中してとりくんでいました。
ねらいは、「陰影をしっかりととらえ、墨の濃淡で表現すること」でした。
あまり、影を意識して物を見たことがなかったようで、「なるほど、よく見ると、影の濃淡があるもんだなぁ」という反応もあり、子どもたちにとっては、充実した時間だったように思います。

今月は6年生と3年生のクラスに入りました。毎日授業を参観しているのですが、丸付けをしたり、わからない生徒にやり方を教えたりと少しずつできることが増えてきました。しかし、教えても『いや!そのやり方は違うよ!』と信じてもらえないこともありますが・・・。それもまた新鮮な体験です。


6年生には習字の授業をしました。日本語には3種類の文字があることを伝えた後、『友』という字を書きました。初めての墨に緊張していたようで、みんな集中して取り組んでいました。はらいもなかなか上手でした。


3年生には新聞紙で作る三角でっぽうを教えました。一か所難しい折り方がありますが、できた後は教室中『パンパン』とよく鳴らしていました。次の日、さらに黙々と作っている子がいて嬉しかったです。


英語で授業をするのはまだまだ難しいですが、担任の先生や子供達に助けられながら進めています。

6月の中旬で年度が終了し、年度末は様々な行事(修了式・卒業式・卒業パーティー等)がたくさんあり、日本との違いを知るとても良い機会になりました。

もっとも驚いたのは、修了式自体が生徒を表彰する場であるということです。色々な教科や活動の中で活躍した生徒や成績優秀者など、本当に多岐にわたって様々な表彰がされていました。時間も長かったです。しかし、こうして表彰されること自体は生徒たちにとっては誇らしいことであり、日常の活動を頑張っていくモチベーションの1つになっているのだろうな、ということを感じました。

また、高校の卒業パーティーでは卒業生はみな驚くぐらいの豪華なドレスを着て、パーティーに参加します。お祝いの雰囲気としては日本の成人式を祝う感じに似ていたと思います。『高校を卒業すると、大人の仲間入り』そんな雰囲気の伝わってくるパーティーでした。

よく、現地の一般企業に日本語の出張授業をします。
日本語能力試験に向けての文法・漢字など通常の内容のほか、受講生が飽きないように工夫をします。たとえば、会話の練習の中で、一人ひとりに1分間スピーチをしてもらったり、日本のケータイ電話について説明した後、電話でのやりとりを演じてもらったり。習った文法を使って伝言ゲームなどもしました。「もしもし」という言葉はかなり面白がられます。ときどき習字や折り紙もやりますが、相手は大人なのであまり子どもっぽくならないように気をつけます。
また、日本語能力試験N2・N1は、こちらも予習が必要なレベルです。類語辞典や国語辞書つきの電子辞書があると便利です。

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