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2016年6月

こちらに来て2ヶ月が経ちました。オーストラリアは4学級制で、4月から二学期が始まります。季節はちょうど秋が始まる頃なので、こちらへ来た頃は日本より少し暖かく感じました。5月頃から寒くなり、6・7月は真冬です。私が滞在しているメルボルンは、「一日に四季がある」と言われるほど、一日の中で気温差があります。一枚羽織れるものがあると温度調節が便利です。シティにはショッピングモールもあり、アジアンマーケットもよく見かけます。(少し高いですがDAISOもあります。
)荷物制限が気になる方は現地での調達をお勧めします。
週に3回やっているお昼の折り紙教室は好評で、30人前後の子ども達が遊びにきています。
回数を重ねるにつれてみんなが上手になっていくのがわかります。

最近嬉しかったことは、アルバムのための一人ずつの写真に参加させてもらえたこと、ビクトリアへの卒業旅行に一緒に行かせてもらえることになったことです。

今週から最後の授業が始まります。残りの時間も子ども達と楽しみたいと思います。
こちらへ来て2カ月ほど過ぎました。5月の終わりから新しいホストファミリーのお宅に滞在しています。家族の話していることは未だほとんど理解できません。「もっと英語ができたらな...」と感じる日々です。

私がお世話になっている学校は14クラスあり、各クラスに週1コマ(40分ほど)授業を行います。週に14コマです。各クラスから10人ほど私のクラスにやってきて、授業を受けるスタイルです。少人数なのでとても進めやすいです。一斉指導がほとんどなく、基本的にクラスが小グループに分かれて勉強をしています。そのため、このようなスタイルが可能なのだと思います。1週間同じ内容の授業を行うので、準備の時間は十分にあります。私は、英語が堪能でないので、パワーポイントで画像や文字を提示しながら授業を行っています。また、授業を行う前にホストファミリーに英語を確認してもらっています。

第一回目の授業では、自己紹介や日本の紹介、また日本の小学校の様子を紹介した後、簡単なゲームを行いました。また、その後の授業では、「日本の文字について」(3種類の文字を使うことを紹介後、カタカナでネームプレートを作成)、「日本の挨拶について」(挨拶を教えると同時に、ひらがなでその挨拶を書く、挨拶を使った簡単なゲーム)、「習字体験」(習字の歴史や学校教育に組み込まれていることを紹介後、「友」という字を書く)、「墨絵体験」(墨絵の歴史や作品の紹介後、小筆を使って「竹」を描く、また、墨は墨汁ではなく、水と固形の墨から作成)を行いました。習字では、始め中抜きの文字を印刷し、練習した後に半紙に書きました。半紙に書く際も、難しければ下にお手本をひいて写せるようにしました。やる気満々で挑戦する子もいれば、写せることを知って安心している子もいました。14回同じ授業ができるので、少しずつ問いかけ方や、やり方を改善しながら進めています。(最初のクラスには申し訳ないですが...)興味関心の高い子たちはよく質問をしてくれ、とても嬉しいです。うまく答えられないことが多々ありますが...。

また、町の中にカレッジ(中学生から高校生の年代の子たちが通う学校)があり、そこでは選択で日本の授業が行われているそうなので、そことも繋がれたらと思っているところです。

私の研修校は、特殊な学校でフランス語のクラスが全体の半分以上のため、英語を学ぶ目的できたのですこし残念です。フランス語のクラスも英語で授業をさせてもらっています。空き時間がたくさんあるので、授業の見学や補助をしたり、図書室で英語の勉強や自分の研究、掲示板を借りて日本紹介の掲示物を作っています。カナダの子どもたちは、すれ違うと、名前を読んで挨拶してくれたり気さくに声をかけてくれますが、一つ気になるのが片づけです。ランチタイムの他にも午前中に休憩時間があり、各自スナックを食べたりしますが、ゴミを校庭に捨てたり、教室でも食べ散らかしたまま遊びにいく子もいます。自然豊かな国なので、生きもののすみかや地球をテーマにした工作や、プレゼンテーションが日本より圧倒的に多いですが、生活に活かされていないのが驚きです。日本の掃除の時間は海外では驚かれますが、掃除の時間の大切さを実感しました。学力も決して高いとは言えず、先生方の授業を見ていても、何の学びがある授業なんだろうと思うことがあります。日本の教育はプレッシャーが多いところもありますが、教育カリキュラムがしっかりしているところの良さを再確認しました。

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