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2014年11月

体育と美術の授業でそれぞれ空手、習字を担当していますが、勿論全部の授業を空手や習字に費やすわけではないので、各担当の先生との相談が非常に重要です
空手は、怪我のことを思うと、型練習を中心にやった方がいいなと思って最初はそのように授業を進めていましたが、明らかに子どもたちのウケが良くないです(笑)

先生や生徒たちのもっている空手のイメージは映画の中で神秘的ながらも格好よく動きまわっていたアレなのであまり体を激しく動かさない型の練習はとても退屈なのですね
加えると、これは体育の授業なので、激しく動き回れる格好に着替えて体育館にやってくるわけです。なのにやることは老人が朝、公園でやるような体操では面白くないといった感じでした。

そこで、もっと動き回れる練習内容にしたところ、生徒たちには大好評でした
具体的には、ストレッチや準備体操に30分、ダッシュ練習、基本動作、移動基本形に20分、相撲で15分といった配分です
相撲といっても空手の相撲稽古のことなので互いに押し合い、引き合い、持ち上げるのみですから怪我は起こりにくいです(マットが足りないので投げは出来ませんでした)
対人練習は最初のストレッチと最後の相撲だけですが、やはりパートナーと組んで実際に身体を通して技を試す楽しさを感じられる分、よく分からない型を覚えるより何倍も楽しそうでした

日本の文化紹介として空手をはじめ柔道や合気道など武術を授業に取り入れようという人はいると思いますが、それらの方に参考となれば幸いです
ちなみに日本で当たり前のようにやってるストレッチやダッシュ練習はこちらではとても珍しいものなので、それだけでで充分に生徒たちは楽しんでました

習字に関しては学校にある絵筆(小筆)、紙、インク、パレット(プラスチックコップ)、古新聞紙でほぼ完全に代用できましたので
自分用(皆に見せる用)に、半紙、墨汁、筆、すずりのお習字セットが一つあれば十分でした
あとは生徒たちの名前、彼らの好きな動物や国名を漢字で書いて練習するだけでも十分ですね
そもそも右上から下への縦書きから苦労しているので、とめやはね、はらいなど出来なくてもいいかもです

どうしても、習字で文字を書くことを退屈に思う生徒が出てくるので、私は絵を描きたい組と文字を書きたい組に分けました
文字組は引き続き、名前や動物の練習ですが、絵組はその絵を描くといった具合です
黒色だけを用いて水で濃淡を表現して絵を描くことに生徒たちは楽しみを見出していました
私に水墨画の経験は全くなかったのでIIPから貰った教科書の水墨画紹介のページが非常に役に立ちました

あと、生徒との距離を縮めるのに折り紙(羽ばたき鶴や狐面さえ出来れば十分です)はとても役に立ちます
習字練習に使った紙で羽ばたき鶴を折って上げると子どもたちはとても喜びますよ
AUSに来て2カ月が経ちました。日々英会話に苦戦しながらも楽しんでいます。とりあえず自分から話しかけて会話を作るようにしていますが、何度も「Pardon?」と言われると心が折れそうになる時もしばしば・・しかし練習‼練習‼と言い聞かせチャレンジしています。少し会話が続いた時はとっても嬉しいです。
11月はいろいろな行事がありました。文化祭、街の祭、こどものディスコパーティ、大きな集会!?ボランティア活動。私の学校のブラウン先生が開いているジャパニーズネットワークに参加しました。この会は私の学校付近の日本語の先生やアシスタントをしているインターンを集めて日本語の授業についての意見交換会です。内容は英語だったので詳しくは分からなかったですが、同じような環境のインターン(日本人)と知り合いになることができ、色々な話が聞けてとても参考になりました。
毎日とても充実しています。困ったことや分からないことは一人で悩まず、先生やホストファミリーに相談しています。周りの人達はとても親切にしてくれます。言葉が違っても文化が違っても困った人がいたら助けてくれる暖かさを日々実感しています。
☆学校での生活について
今月は2週目でシニアクラスの(日本で言う高1~高3)授業が終了しました。
Year13(高3)の生徒は卒業式が2週目の最後にありました。
Year11~13(高1~高3)までの生徒は卒業式の次の週から試験があり、その後は1月の下旬まで夏休みに入ります。
11月中旬という、休みの時期もそうですが、2ヶ月以上の休みという期間の長さにびっくりしました。
また、高3が卒業して新学期まで休みというのはわかるのですが、高1,2の生徒も休みに入ってしまうというのにさらに驚きました。日本との学期間の違いは面白いと改めて思いました。
わたしは、シニアクラスの生徒に対してNZCAのサポートをしていたせいか、一人一人の生徒と交流を深めることができました。
最後の授業で、Tea Ceremony(茶道)をやさせてほしいと一緒に担当している先生にお願いし、実施しました。
以前実施したのはYear10(中学3年生)に対してだったので、今回は、最初で最後の別れを惜しむお茶会になりました。
Year10で実施したときと同様、お辞儀のタイミング、お茶の頂き方、お菓子の食べ方、茶道の考え方等、お茶会の後に紹介しました。生徒は皆、興味深く聞いてくれました。
授業外では、一部の生徒がお別れの手紙をくれたり、ランチタイムに招待してくれて一緒にランチを食べたりしました。
こちらに来た当初は、本当に語学力に自信がなく(今でもそうですが)不安でしたが、生徒が受け入れてくれたので本当に嬉しかったです。
今はジュニアクラス(日本で言う中2、中3)のみの授業です。
先週は、書道の授業をやりました。ポイントを少し説明してあげたら、生徒は楽しそうに取り組んでいました。
☆学校外の生活について
シニアクラスの授業がなくなってしまったため、多くの時間ができました。
ボランティアをしようと思い、ホストファミリーや地域のボランティアセンターに相談をしました。
木曜の午前中に老人ホームのボランティア、他は街中にあるフェアトレードのお店で定期的にボランティアをさせてもらえることになりました。
学校外で多くの人に出会えて、たくさんの経験ができ、有意義な時間を過ごしています。
  フィンランドは大きな都市を少し離れるだけで本当に人や家がありません。そのためこの季節は朝、夜出歩くにも懐中電灯が必須です!秋、フィンランド人に懐中電灯をいただき、その時はまさか懐中電灯が必要になるほど暗くなるわけがないだろうとほかの日本人の方と笑っていましたが、いかに日本が明りに照らされているかがわかりました。本当に懐中電灯がないと真っ暗で怖くて前に進めないのです。こんなに小さなことでも日本との違いを感じています。意外なことで自分の常識が次々とひっくり返されて面白い毎日です。
カナダに来て7か月が過ぎ、ここでの生活も残り2か月を切りました。子供たちの間でも、先生たちの間でも私の帰国の話が出てきています。生徒たちや先生たちにに「帰らないでここで結婚しなよ。私たちが相手探すから!」と言われる度に悲しくなります。そう思ってもらえていることもとてもありがたいし、悲しいと思える環境に自分がいることにも感謝しています。先月から高校でも授業をさせてもらっていますが、日本について知らなかった子たちが少しでも日本に興味を持ち、ある生徒は大学に行ったら日本語専攻するんだ、と言ってくれました。そういう話を聞くと、やってよかったなと思います。最近、バレーボールチームの引率によくついていったり、練習を見たりしています。日本でいう部活動のようなものですが、この時期にしかやりません。日本の部活動を思い出して楽しいです。
あと2か月、途中で冬休みに入りますが、その間何ができるかしっかり考えて毎日過ごしたいと思います。
子どもたちに折り染めを体験させました。
出発前のIIPの事前研修に参加し、障子紙を使った折り染めが好評だったという話を受けて、日本から障子紙を持参しました。小さい畳マットも用意することができたので、初めに和室について説明をし、その後に折り染めにもっていこうと授業案を考えました。
わたしも折り染めを体験するのは初めてだったので、頂いた資料やインターネットを使って、研究しました。それでも分からないことがあったので、事前研修で知り合い、いま他国で研修中の方に相談しました。その方は既に折り染め体験を子どもたちにさせた後だったので、準備するものや子どもたちに気を付けてほしいこと、こちらが注意することなど、的確なアドバイスをくださいました。
準備も万端。子どもたちに教える時もスムーズにできたので、子どもたちも楽しんで体験することができました。
今回のように授業案だけでなく、こちらでの生活の様子、研修中の悩みなど、共有することができるので、同じように研修されている方と知り合うことができて、本当にありがたいです。
イギリス・ゲインフォードでの研修が終わりました。日々に追われ続け時間があっという間でした。私自身、普通小での経験があまりなかったため、集団指導という形態に慣れておらず、中々、最初の方はうまくいきませんでした。だから、休み時間は必ず子どもたちと遊ぶようにして、子どもの名前を覚えたり、どんなことが流行っているのか、好きなのかということを探りながら授業を組み立てることにしました。やはりどのクラスでもおりがみに感動していました。あまり図工の授業がないせいか制作するということに飢えているように感じ、5・6年生に3回しか折らない「犬」を教えたときは少し対象年齢低く設定しすぎたかな?と少々不安だったのですが、実際にやってみるとそうでもなく、2つ3つと自分で折り紙ができたという感動にとても嬉しそうな表情が印象的でした。会うたびに「次は何を作る?」とか「○○が作りたい!」とか完全に折り紙の人になっていました。決して私も折り紙のバリエーションがあるわけでもなく、とにかくYou Tubeでおもしろそうで簡単な題材を探しては作り方をDLして、教室のスクリーンに映て、何度も止めながら指導していきました。中々、うまくいかないこともありましたが、折り紙でこんなに盛り上がるのは正直、意外でした。

学校でYou Tube画使えるのは本当に便利ですね。そして、黒板も全てスマートボードだったので、とても便利でした。毎日、1.5時間の授業を持たせて頂き、正直、準備や段取りを考えたり、予め関連する英単語を調べたり等をして、かといって子どもが乗らない日もあったりして、かなりしんどかったというのが正直な感想です。特に入学して間もない4歳のクラスの授業はとても悩みました。でも、出来上がったものを下校の時にまた出して、友達や保護者に見せている子どもの姿を見ていると疲れも吹き飛んでしまい、準備は大変だったけどやってよかったと思えることが多々ありました。

グレーゾーンや障がいのある子どもにはアセスメントをしたりして、実態を把握してみたりして、請謁ながら助言させていただいたり、活動を通して支援させて頂いたりして、日本での経験を生かすこともできました。この学校はいわゆるインクルーシブな学校でしたが、障がいのある児童に対して専門の正規教員を加配してもらえるよう校長が国にかけあっていることが素晴らしいと思いました。色々なやり方はあるかもしれませんが、インクルーシブに向けた方向性として間違いなく専門性の高い教員を加配することと言うのが何よりも大切なんだと言うことを改めて感じる機会となりました。
今日からフィンランドの小学校での実習が始まりました。学校の全教室を見せていただき、英語の授業と5,6歳の子どもが対象のプレスクールにお邪魔しました。今週一週間はいくつかの教室を回りつつ今後の授業の計画を立てます。子どもたちはとてもシャイで教室内も比較的静かです。私自身、クラスが静まり返ってしまうとどうしようかと焦ってしまうので、まずはこの沈黙に慣れようと思います。
他の方の体験談にもあったのですが人口に関する質問がとても多いです。「日本にはどのくらいの人が住んでいるの?」「あなたの街はどのくらいの大きさなの?」などなど。私自身自分の生まれた町が小さいほうだと思っていたのですが、ここの方々からすると比較的大きい街のようです。
子どもたちの質問に片言のフィンランド語で答えると、とても嬉しそうにしていました。彼らの表情を見ていると少しでもフィンランド語を話せるようになりたいなと思います。

 昨日道場の子供たちを森に連れて行く時に、ヤルノとフィンランド剣道の稽古について話していたら少年のひとりが「ヤルノはなんで英語を話しているの?」と英語で聞いてきた。その時のヤルノの答えが、なんだか心をすっとさせる、客観的な事実なのだけれど考えさせられる一言だった。

「それはね、私が日本語を話せなくて、Yutaがフィンランド語を話せないからだよ。」

 英語を第二言語として学ぶ国民として、英語は海外人とコミュニケーションをとる手段である。国家予算の大半を社会保障と教育にかけたフィンランドでは、一方で海外の産業的娯楽を取り入れたいという気持ちが本当に強い。日本を例にとっても、学生が漫画を読むという行為は日本の彼等と何も変わらない。一つ決定的に違うのはそれを何語で読むかだ。フィンランド語に翻訳されてなければ英語で読むわけだ。英語でyoutubeのanimeを見るわけだ。彼等にとって英語はいわばマスターキーのようなもので、あれば世界が広がり、あった方が良いと考えている。日本の武道であればなおさら、未知の日本語は英語訳されていれば幾分ハードルは低く、しかし英語からのみ文化として取り入れ、脈々とこの地にkendoを根付かせてきたのである。ヤルノの答えはその意味ではまったくの正論だった。しかしもし、私が日本の教壇に立ち続けていたら、同じ答えを生徒に返すことが出来ただろうか。「なんで英語やんなきゃいけないんですか。」日本の学生が抱くその質問は、字義通りの解釈では納得の行く答えは返せないのだ。すなわち「大学受験で点配分が高い教科だからだよ」とか「将来役に立つからだよ」といった、誰もが知っている自明の再確認や、米国・中国を主軸に潜ませた日本式グローバリズムの抽象化表現は、生徒の求めるところではない。まして英語教師の求めるところでもない。「なぜ英語を教えるのか。」

 日本の学生が聞いてくる「なんで英語やんなきゃいけないんですか。」とは、背景心理を突き詰めれば「なぜ第一言語の日本語は世界共通語じゃないんだろう。なぜ第一言語が英語である人に英語に合わせて会話をしなければならないんだろう、はじめから英語しゃべってたら欧米(先進国)の人との会話が楽で、非英語圏の人に英語を強制出来る優位に立つのに。そして結局、日本の尺度でのそれは点数化することだけなのか、しゃべれないの前提でさっ!」というやり場の無い苛立ちに過ぎない。それを現場の教師が質問の文字通りに捉えて答えたところで不満が増すだけなのだ。日本の地理的環境が欧州・欧米から遠いので、グローバル化と言っても地続きに共感が得られない。そしてアジアにはアジア特有の政治的課題があり「世界と繋がろう」という平和的キャンペーンは、まずは環太平洋圏という地域からの構築を強いられる。先の日本式グローバリズムとはそのことだ。もちろん同様の問題は欧州にも発生していて、一見強い絆で結ばれたように見えるEUという土台はそれ以上肥大化せず勢いを失うことを迫られている。一国家にとって地はあまりにも広いようだ、一地域をまとめていくために近隣諸国との対応で手一杯になってしまう。けれど、一個人の文化の享受は違う。

 EU圏に住み、アジアの島国の伝統武道を愛してくれる。内省的な国民性や互いの言語に類似性を見出し、けれど出来る限り発祥の地の特色を失わないように取り入れたい。そのために英語がどうしても必要なのだ。読めるだけでなく話せることも必要なのだ。お互いが英語以外の第一言語であるから、思うように流暢な表現が出来ないけれども、確かに意志が疎通されていく。グローバル化とはこのことだと思う。自分の国籍に誇りを持つことが前提にあって、その上で他国を尊重する時代のうねりに生じた産物が英語だったから「私が日本語を話せなくて、Yutaがフィンランド語を話せないからだよ。」という大人も子供も納得出来るシンプルで素直な答えが生まれたのだろう。

 少年は「I can speak Finnish and "Englanti" a little.」と言った。私は「Mina puhun vahan suomea.」と答えた。

AUSの生活が始まって1カ月がたちました。全くと言っていい程、英語が話せない私ですがなんとか毎日生活しています。私の周りのすべての人が英語の先生です!上達するにはできるだけ多くの人と話そう!と思い知ってる単語を並べでコミュニケーションをとっています。もちろん全然通じないことや、こどもには呆れられることも多々。でも伝えたいと思う気持ちを周りの人は理解してくれて、相手も一生懸命話してくれます。そんなとき学生時代英語の授業を寝てないでもっと勉強していれば、伝えたいことがもっとスムーズに伝えらるのに。と思いながら恥も捨て毎日奮闘しています。来てすぐの時はみんなの英語が早すぎて、英語が英語に聞こえませんでしたが、今は相手の話の中でwordを拾っっていくことが少しできるようになりました。
私が日本語のアシスタントをしているラスキンパーク小学校は担当のグレック先生がとても日本語の授業に力を入れているベテランの先生です。なので生徒たちのレベルも高いと思います。生徒の中には漢字をかけたり、折り紙も好きな子が多いです。日本語の歌を歌ったりゲームをしたり。私が感じたことは、先生が質問したり、生徒に話を投げかけると、大体の生徒が手を挙げて自分の意見を伝えたいという意欲がすごいな。と思いました。
今日よりも明日、明日よりも明後日。英語がもっと上達できるようたくさん会話していきます☆
10月、花粉がすごいです!!「Hay fever」花粉症の人は絶対に日本から薬を持って行ったほうが良いです。私は花粉症なのにすっかり忘れていて着いた途端、くしゃみ・鼻水・喉の痛みで難病にかかったのだと思いhost familyに相談したら花粉症とのこと。家族の薬をもらったら体に合わなかったのか頭痛&吐き気にやられました。その後薬局に行き薬剤師さん!?みたいな人に家族が説明して弱い薬をもらって落ち着いてます!!薬の副作用も怖いので気を付けてくださいね!!
何から何まで全てが新しいので、いちいち日本ではこうなのに、なんて思っている暇はないですね。現地人になったつもりで過ごした方が絶対楽しいです。
食事は基本夕食のみ皆で一緒に食べて他は自分で用意して片づけて、という感じです。
それが一番の驚きでしたね
英語はあまり不自由しませんでした。
デンマークでは基本的にデンマーク語をしゃべります。つまり英語は二次的なものです。
日本人にとっての英語と同じですね。
私が頑張れば、現地の人も、日本人にとっての英語も二次的なものだと分かってくれるので、気持を分かってくれます。
語彙力や文法や発音よりも何よりもコミュニケーションをしようと頑張ることの方が大事ですね。
頑張った結果なのか、現地で英語の話せない子どもや老人とも仲良くなり一緒に遊んだりして楽しんでいます。
この学校は、0才児から高校生まで幅広い年齢の児童生徒が、週に1度、1時間から2時間程度通ってきます。小学生以上は、一般の学校の授業後に来るので、午前中は、それ以下の年齢の子達です。英語は、小学生の5年生頃から少しずつ使えるようなのですが、授業をするにはフィンランド語が必要です。
現在、フィンランド語の学習をしながら、先生方とは英語で話して授業の見学研修を進めています。私の英語が未熟なのが主な原因ですが、先生方も母国語のようには表現ができないようなのですらすらとは会話できませんが、分かりあえることがたくさんあります。
一般の学校の様子も知りたいのですが、これだけ幅広い年齢の子供を発達段階に応じて計画的に教育していくシステムに出会えたことは、むしろ幸運だったと今は思っています。
始めは何でもないように見えた授業内容が、長年の理論と経験の積み重ねで確立されていることが分かってきて、毎回感心しています。
少人数指導(先生1人に5人から15人)。だからこそできる部分が大きいのですが、先生方の工夫や努力がそのまま共有され、実現されていて無理や無駄なく進められていると思います。
教材も工夫されたものが毎週変わって出てくるので、子供たちは知らず知らずのうちに色々な表現手段を体験しています。絵の具、筆、紙をはじめとして様々な材料、道具がすべて学校で用意されていて、個人や家庭の用意はありません。
学費は、学校の案内書によれば、年400ユーロ程度。かなりの部分を国の財政で賄っていると思われます。
幼稚園の子ども達が、日本を意識しています。

でもちょっと、間違っています。

① 本棚にある日本の絵本を手にとって、
 「おれ、中国語分かんないから読めない。」

② 何の肉をフィンランドでは食べているかという話になって、
 「犬の肉を食べるのは、中国と日本だよね?」

③ "祭"とプリントしてあるハッピを着てハチマキをつけて、
 「おれ、忍者!」

④ 「"みかに"、って言うんでしょ、日本語でオレンジのこと。」

⑤ 調理室から持ってきたジャムを見て、
  「なんで、日本からジャム持ってきたの?」
 私 「これ、フィンランドのジャムだけど。」

⑥ 「日本には、ドラゴン何匹位いるの?」

最近はよく、「これ、日本語でなんて言うの?」っていう質問をされます。
日本語とフィンランド語は比較的発音が似ているので、
日本語の響きが面白いようです。
何はともあれ、興味をもってくれているのはとても嬉しいです。

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