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2012年11月

秋休み明けに先生方からたくさん時間を頂いたので、事前に作成したパワーポイントを使用して自己紹介を行いました。住んでいた町や家、どんなことを学校で行っていたのかなど、自分のことだけでなく日本の文化も一緒に紹介できた点が良かったと思っています。
生徒たちはシャイでおとなしい子が多いように感じましたが、きちんと話を聞いてくれてとても嬉しかったです。
生徒の一人がシャイでおとなしい点がフィンランドの文化の一つなんだと教えてくれました。
時間を頂くことで、日本文化を伝えるだけでなく、フィンランドの文化を学んでいけるようにしたいなと考えています。
2012年11月10日
Porvoon taidekouluは直訳するとポルボーのアートスクール。フィンランドでも他に類を見ない、アートに力を入れたセカンドスクールだそうだ。4才くらいから18才くらいまでの子どもたちが、幼稚園や学校の授業を終えてやってくる。小学校1年生くらいにあたる子どもの保育を兼ねるクラスは、お昼の12時前後から子どもたちが集まり始め、17時まで親が迎えに来るのを待ちながら、絵を描いたり、粘土で遊んだり、縫い物をしたり、秘密基地を作ったりして、思い思いの時間を過ごす。その中にパンを焼いたり、朗読を聞いたり、アニメを見たり、お庭で遊んだり、美術館に行って写生をしたりと、多様なプログラムが組み込まれている。
保育のクラス以外に、絵画、立体造形、音楽、デジタルアートなど専門別に先生が10人程おり、それぞれの先生が年齢別に週に2~5つのクラスを受け持っている。1クラスは生徒が15人前後で、1.5~2時間ほど。間におやつ休憩を含む。
フィンランドには主としてフィンランド語を話す家庭とスウェーデン語を話す家庭があるが、ポルボーはとくにスウェーデン語を話す家庭が他の地域より多いそうだ。アートスクールでは2言語で授業を行っている。

子どもたちはとても自由で、日本よりも既成概念や法則に規制されていないように思う。そしてフィンランド生まれの有名なゲーム「アングリーバード」が大人気。来る日も来る日も真剣にアングリーバードの絵を描いている。
また、アートスクールは伝統的な古い建築で天井がとても高く、白塗りの内装が明るく美しい。その中で、さまざまな画材、家具、食器、先生や子どもたち自身の服装など、色が豊かで、ハッピーなあたたかさに包まれている。

アートスクールでは決められた役割が与えられていない。最初の2~3週間は、保育のクラスをベースに、他のいろいろなクラスを覗いて学校や先生、生徒の様子を観察した。気になったクラスには毎週顔を出すようにし、手伝いをさせてもらっている。自由にしていても良い反面、自分から積極的に行動を起こさないと、あっという間にインターンの期間が終わってしまうだろうと感じた。

アートスクールとは別に、アートスクールから徒歩数分の距離にある、無料のフィンランド語学校に通っている。週に3日、それぞれ午前中2~3時間程、各国から集まった年齢も様々な20~30人ほどの生徒と机を並べている。アートスクールとはまた違ったコミュニケーションが新鮮。
日曜日に父の日があるということで、近隣の小学校でも中学年中心に、折紙で花・習字で「おとうさん いつもありがとう」とカタカナでお父さんの名前をプレゼントに作りました。話をよく見て聞いて、集中して取り組むことができる子どもたちが多いです。折紙も習字も意欲的に取り組んでくれました。日本語とフィンランド語で同音異義の単語のクイズ、あいさつ、簡単な自己紹介の言い方を紹介し、日本語であいさつをしてくれる子どもたちもいます。また、週に一回、昼休みの時間にTansin kerho(ダンスクラブ)をもたせてもらい、クリスマスパーティーで何か発表できたらいいね、と話しています。
I am going back to Japan this weekend. There is going to be a big event this Thursday, which is the day before I leave. The schoo festival begins in tne evening, so I have to pack my personal belongings before that. My host family will have my farewell party on Wednesday, when I am going to cook Sukiyaki which they have never tried to eat. It is a little hard to get a sliced beef because they usually sell a block beef. Anyway just try. So many thanks for your support and arrangement. I was able to enjoy a precious experience in Europe.
こちらへ来て1か月が経ちました。研修先では普段は図書室にいて、毎日平均1コマある図書室での授業を使って日本の文化紹介をしています。新聞紙で兜を作って被らせたら生徒たちは喜んでいました。今は佐々木貞子のビデオを見せた上で、小学校全体で千羽鶴を作るというプロジェクトを始めて、毎日生徒に鶴の折り方を教えています。折り紙はとても人気があり、ランチタイムに教えてとやってくる子たちが多いです。
授業がない時間は、教室にいって授業を見学したりしています。中学・高校も併設されている学校なのですが、そこにlife skills roomという教室があって、授業についていけない生徒たちが過ごす部屋で誕生日の生徒のためにケーキを作るのを手伝ったりしています。今のところ小学生の授業をメインに見学しているのですが、1週間ほど前からartの授業を見学しています。そこで感じたのは、授業内容がとてもクリエイティブで、生徒の個性を伸ばすような内容にになっているので見ている方もとても楽しめます。日本の学校も見習うべき点が多いなあと感じています。
この間はハロウィンで、学校では午前にスケートとパンプキンカーヴィングがあり、午後は生徒たちがジムに集まってそれぞれのコスチュームを披露していました。子供たちに混じってtrick or treatにも行き、楽しく過ごせました。
まだまだ言葉の壁を感じていますが、最近はテレビの内容も少しだけ聞き取れるようになってきた気がします。
ロンドンでの半年研修を終え、ウエストヨークシャーの中学校での研修が始まりました。日本語を選択している生徒は5人しかいないのですが、GCSEという全英の11年生が受験する共通テストを日本語で受験するということもあって、モチベーションも高いです。ホスト校の計らいでこのクラス以外にも9年生のフランス語の授業をいただき、簡単な日本語や日本文化を紹介しています。箸の使い方や折り紙などがやはり好評でした。

日本語の授業とは別にホストティーチャーの計らいで、最近イギリスに移民してきた生徒の英語も教えています。ESL(第二言語としての英語)をイギリスで教えることができて、本当に幸運だと思っています。
秋休みの前の日は特別な日でした。
私の学校では今年あいさつをすることを大切にしているので、日本語であいさつを教えてほしいと言われました。それから私が千羽鶴を折りたいと言ってたので、それもこの日にできることになりました。
まず最初に校長先生が何カ国かの言葉でおはようを教えて、その後に私が日本語で言いました。そして私が千羽鶴の話を日本語でして、その後英語の先生がフィンランド語でしました。最初は私がフィンランド語で話そうと思ってたんですが、日本語を聞くのは子供たちにとっていいことだからということで日本語で話すことになりました。
英語の授業でもいろんな国の言葉を子供たちに聞かせていて、先生は小さい頃の聞くのは大切なことだと言っていました。
そういうわけでこの日はインターナショナルな日で、私と先生は浴衣を着ました。他の先生や子供たちもそれぞれいろんな国の衣装を着ていまいした。
その後全校生徒が数か所に分かれて鶴を折りました。低学年の子たちにはちょっと難しいだろうということで簡単な羽ばたく鳥を教えました。この日までに先生と5年生の女の子たちには鶴の折り方を事前に教えて、当日教えるのを手伝ってもらいました。休み時間に集まって皆さん覚えてくれたので嬉しかったです。
何とか無事に終わり、休みの間も学校に出てきた先生が鶴に糸を通して木の枝に飾ってそれをランチホールに飾ってくれました。まるで本当に鶴が飛んでいるようで、千羽鶴ではなくなりましたが、とても素敵で良かったなと思いました。
10月もあっという間に終わろうとしています。
生活にはだいぶ慣れてきて、毎日楽しく過ごしていますが、2か月経っても、まだまだ自分自身が成長できていないなぁと感じます。でも完璧なものを求めるときりがないので、今できることを少しずつこなして、前向きに進んでいければと思っています。
これから本格的に寒くなるようなので、体調管理もしっかり行っていきます。

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