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毎週の日本クラブの活動では、持参した道具を用いて書写を行いました。前の週に漢字について簡単なものを中心に学習し、事前学習をして臨みました。

当日は私が見本を示した「友」「和」の字に挑戦をし、生徒それぞれの名前も私がカタカナで書いたものを示し、見よう見まねで書いていました。やっているうちに「妖怪」という字を書きたいという生徒がいたので(妖怪ウォッチの影響かと)、黒板に書き順と書き方を示し、それを参考に上手に書いていました。当日の取り組みは学校便りにも写真付きで紹介され、取り組みを発信することができてよかったと思います。(妖怪を書いた生徒が写真の中心に来てしまいこれが日本のであれば保護者から批判されないか懸念するところでしたが)

数学の授業では、ハロウィン前同様クリスマス特別プリントを用意する先生がいました。座標を利用してクリスマスツリーを描いたり、1~26の数字の計算の答えとアルファベットをリンクさせ、クリスマスに関する用語を見つけたりと、生徒が楽しく数学の問題に取り組んでいました。このようにゲームを取り入れた授業展開が日本の教育でももっと可能性があるのではと感じました。

最終日とその前日には、担当していた学級の生徒および先生方からお別れのカード、コメント、記念品などをいただきました。人同士の温かみを感じることができ、これらは日々の教育の成果であり、教えていらっしゃる先生方の人柄を感じることができました。

フィンランドでの2ヶ月間に続きイギリスでの4ヶ月間、私の人生においてこれ以上ない経験をさせていただきました。この機会を提供していただいたIIPさんには心より感謝申し上げます。私は前職を辞める決断をして海外インターンシップに挑戦したわけですが、IIPさんの活動が今後より理解を得られ、現場の教員がその教育方法を国を越えて頻繁に共有し合える日がくることを心より願っています。本当にお世話になりありがとうございました。

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