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2017年6月

先日やっと、当初から依頼をしていた中学校訪問が実現しました。訪問先では日本語クラスの先生にお会いしたり、校長先生が校内案内をしてくれたりし、日本語の授業にも参加させてもらう機会も得ました。授業の形態や種類、成績のつけ方・成績の利用の仕方などについてお話を聞くこともできました。

こちらでは、中高も日本の大学のように生徒が教室を移動します。また、授業と授業の間に休み時間がない時間帯があるので、生徒が時間通りに来れないことや授業態度の話を日本人の先生からお聞きし、時間を守るにも、守れる体制がいるな、などと当たり前すぎて今まで考えたこともなかったことを考えたりして、小学校に居るだけでは見えなかったことを知るよい機会になりました。

小学校では、6年生が卒業発表会の練習真っ最中で、毎日練習練習練習です。
研修を始めて9ヶ月が経ちました。
近頃、ようやく慣れて自分が楽しめてきたように思います。こどもたちやホストファミリーとも自然にコミュニケーションが取れるようになってきたように感じます。

子どもたちとの距離を縮めるためには、あまり深く考えずに、心を開いて遊びにいれてもらうことが一番だと思います。こちらが何をしようかと考えると、相手も身構えてしまうので、子ども達が楽しんでいることに興味をもって、一緒に楽しむことで、お互い楽しい時間を過ごせるように思います。

時には、こんな遊びに知ってる?と、提案してみるのも喜んでもらえるので、機会があれば遊びを紹介したいと思います。ウノやトランプは単純ですが盛り上がります。あとは鬼ごっこやかくれんぼはどの国の子どもたちも好きなのだなあと感じます。

近頃自分の中で、一つ決めている習慣があります。それはできるだけ英語で考えるということです。その時思ったことを英語で考える、頭の中を英語モードにするのです。

毎日は疲れてしまうので、平日学校へ行っている間や夜寝る前など、心掛けています。一日の終わりに英語で日記を書いています。
そうすることで、独り言も英語で言えるようになったり、不思議と自然に子ども達に自分の中の感情を伝えやすくなりました。興味があればやってみて下さい。

今学期は日本語の授業のない金曜日は、12年生に向けて折り紙を教えていました。日本のこどもたちに比べると慣れていない分不器用だったり、混乱して泣き出す姿も見られましたが、落ち着いて楽しく伝えられるように心掛けています。

「今日は何を作るの?」と楽しみにしてくれていたり、希望を言ってくれる姿を見るととても嬉しいです。折り紙は難しい!と思っている子どもたちも多いようですが、折り紙って楽しい!もっと作りたい!と思ってもらえるように、伝えていきたいと思います。
来週から2週間のホリデイに入るので、その間に少し休憩をして最後の2か月と少し頑張りたいと思います。

早くもカナダでの生活が始まり、1ヶ月が経ちました。
初めの3日は天候が5月にして雪が降るなど悪く、時差ボケのせいか睡眠を十分にとることができず、気分も落ち込みホームシックにかかってしましました。4日目から学校が始まると温かい先生方、生徒に恵まれ予想以上に早く馴染めそうな気がしています。

授業に関しては、幼稚園生から4年生までの英語、その他の授業のサポート、日本文化についての授業などを行なっています。
中学生~高校生の生徒に向けては初日の授業でどんなことに興味があるか質問したところ、日本の歴史に興味があるということだったので今月は歴史について(特に興味を持ってもらいやすい侍時代 鎌倉~江戸時代)授業を行なっています。また、3日間のフィールドトリップに引率することができ、生徒との距離も縮めることができたように思います。

週末はホストファミリーや学校の先生方とカヌーや釣りをしたり、文化イベントに参加したりと充実した週末を過ごしています。

授業についてはまだまだ一方的な講義形式になってしまいがちなので活動や生徒とのコミュニケーションを取り入れた授業を行えるよう工夫していきたいです。

あと1週間ほどで夏休みが始まります。この長期休みを利用し、英語力の向上のための勉強、授業準備をしっかりと行い新学期に備えていきたいと思います。
こちらに来て8か月以上が立ちました。振り返ってみると本当にあっという間でしたが、日本語のアシスタントティーチャーとしても、人との英語でのコミュニケーション力においても日々努力しながら成長したいと思っています。

ホームステイの家庭の子どもたちや学校の子どもたちと関わるのは楽しいことですし、とても勉強になります。言葉の言い回しや遊び、スポーツ等(特にオーストラリアはスポーツがとても盛んです)大事なことはほぼ全て子どもたちが教えてくれます。ホームステイをさせて頂いて最初の頃は、自分が何をしよう、どんな日本文化をどう伝えようと頭を固くして考えていましたが、逆に子どもたちから教えてもらい私が成長させてもらうことの方が多いように感じます。今は、少しでも一緒に楽しい時間が過ごせるように、またできればそこに軽い日本紹介や遊び紹介ができたら良いなと考えています。

また日本語の授業では今まで節分、ひなまつり、子どもの日と文化的なことをしてきました。(文字の読み書きなどは日本語担当の先生が教えられていました。)それらを終えて次の授業案を考えたときに私は日本人なのに、日本のことを教えようと思っても逆に何をすればよいか(何が子どもたちにとって魅了することなのか)わからず迷いました。

その事を研修校のオーストラリア人の日本語の先生に相談すると、「普段当たり前だと思っている事に少し距離を置いて見つめ直してみるといいよ」と言って下さいました。そしてその先生に案を頂いて、日本の天皇家の家族の事を紹介したり、天皇が変わると元号が変わる事、日本の小銭にも製造された年が記されている事を話しました。

クイズも交えて紹介したり、習った漢数字を生徒たちに読んでもらったりしました。オーストラリアには天皇や国王がいない事など話して日本とオーストラリアを対比しながら生徒たちも私も勉強できたように思います。これからの授業では日本の日常的なことや習慣などを伝えていきたいと思っています。
こちらに到着してから5ヶ月が経ち、夏休みに入りました。これまでの5ヶ月間は、メインの小学校での活動で、それぞれの学年(私のメイン校は1学年1クラスのみ)に2週間ずつ一緒に行動する形でした。授業の見学や机間巡視を中心に、アシスタント的な頼まれごとをすることもしばしばありました。

その期間の中で、自分の授業も全クラスでやらせてもらいました。生徒達は、それぞれの活動を楽しんでくれていたように思います。素直な子が多く、全てを熱心に丁寧にやってくれました。ある先生に、お昼休みにクラブ活動として折り紙をやることを提案していただき、何回か「折り紙クラブ」をやりました。10人弱の希望者の生徒が毎回来てくれて、1・2つの折り紙をみんなで作りました。(手元を映すプロジェクターがあるので、クラス全員がどこに座っていても平等に私の折る様子を見ることができます。) 

その他にも多くの行事に参加させていただきました。その中でも印象に残っている行事は、「私と私の街」という名のもので yrityskylä と検索するとそのサイトが出てきますので、興味があればぜひ調べてみてください(英語のページもあります)。

端的に言えば、生徒が実際の企業のブースに割り振られ(希望する企業に入るために事前に担任と面接を行う)配布されたタブレットに表示されるミッションをクリアしていくというもの。その施設内でのみ使える貨幣(架空のもので、全てタブレット上でやりとり)やクレジットカード(申し込みも登録も生徒同士で行う)で売買を行い、投票制度や実際の乗り物のシミュレイターなど本格的な社会人を体験できるというものです。

大人は見守るだけで、最初から最後まで手出しをしません。普段からそういう活動に慣れているからか、戸惑ったり投げ出して遊んでいる生徒は1人も見かけませんでした。この行事も国から補助されているものなので、学校も生徒もお金を払うことはありません。

この夏休みが終わると、新学期が始まりますが、他の学校に訪問させていただくことになります。
5月は少し学校も慣れて来て、色々なことに参加しました。ナイトスクールやスクールトリップ、にも参加し貴重な体験になりました。

音楽の授業で先生が日本の歌を教えたいとのことだたったので、すごく簡単ですが、チューリップの歌を1,2年生に教えました。すぐ歌詞を覚えてしまう子どもたちの力は凄いなと思います。

6月になり、夏休みも始まりホストファミリーに相談しながら休み中の計画を立てています。楽しい夏休みになりそうです。
英語とフィンランド語の勉強も集中して取り組みたいです。
こちらに来て、1か月が過ぎました。EUのプログラムで来ているボランティア達と一緒に働いていますが、毎週のように出かけたり、飲み会等の誘いがあり、連日集まりに出かけていました。

そんな中で来て2週間後に体調を崩しました。6時間の時差や英語のストレス、仕事や日常生活で覚えなければいけないことが沢山あること等で体はリズムを崩し、疲れていました。しかし、念願の国にやっと来れたことでハイテンションになり、又早く慣れなきゃとか情報を聞き逃してしまったらどうしよう等焦り、体の声を無視して無理をしていました。

海外の方は全員ではないですが、非常に体が大きく、食事も間食も非常に沢山摂り、すごく心身共にタフだなと思います。同じようなつもりで食べたり、活動していると、こちらの生活に慣れるまでは、私達日本人は体調を崩してしまうかもしれないなと思いました。こちらは病院にかかることは簡単なことではないので、積極的になることは大切ですが、自分の体調やペースも忘れないようにすることも必要と痛感しました。
今月はいつもの授業見学、日本文化の授業に加えて、特別教育支援の先生にアポをとり、お話しを伺いました。フィンランドは特別支援学校が少なく、各学校に特別支援教室や特別支援教育専門の先生がパートタイムでやってきます。

色々な点で日本と制度が違うことにも勿論驚いていますが、今回のお話で最も印象に残ったのは私達が思っている以上に障がいに対してネガティブなイメージもポジティブなイメージも持っていないことでした。

子ども達は子ども達なりに考え、特別支援教室に通ってくるし、ここにきて初めて「なぜ自分は~ができないのか」理解する子もいる。そのスタンディングモーメントに関われた時が一番やりがいを感じると先生は言っていました。

進路を決めるときや何かに悩んでいるとき、私達はよく過去を振り返って(=ディファイニングモーメント)、自分の軸や原点を探します。ここではその瞬間をスタンディングという、それがとても新鮮でした。
研修が始まって1ヶ月半が過ぎました。
私が研修しているカナダのオンタリオ州(週によって学校形態は異なります)にあるSecondary Schoolは中高一貫校のような形態をとり、Grade8からGrade12までの学年が通う学校です。学校開始時間は8時(職員は7:50までに出勤)で終了時間は2時(職員は2:30以降ならいつでも退勤可)です。

学校は、放送で国歌と連絡事項が流れ、生徒・教職員全員が静かに起立し聞くところから1日が始まります。授業は1時間目から5時間目まであり、それぞれ75分授業です。昼休みは食堂が狭いため、Grade8から10は2限終了後、Grade11, 12は3限終了後に食事を取ります。

学習内容は、国語、・数学・歴史といった一般的な授業から、宗教・調理・自動車工学・放送技術・リハビリといった専門分野まで幅広い授業を展開しています。放課後のクラブ活動は、3つのターム(9-12月, 1月-3月, 4月-6月)に別れ、1年を通して行うクラブはなく、今は夏期間で外で実施するクラブ(陸上・サッカー・ゴルフ・テニスなど)が盛んに行われています。

以上のように、日本とは大きく異なる形態で教育が行われているために、戸惑いも多く、自分が学校のために何ができるのか試行錯誤の状態が続いています。学校の先生たちはとても気さくで友好的な方が多く、時間をかけて自分のできることを見つけていけばいいと言ってくださるので気持ち的には楽な面もありますが、早く自分のスタイルを確立して、たくさんの生徒たちとふれあう時間を作りたいと日々奮闘しています。

9月からは、校外で週に一度、地域の小学校を順に訪問し日本の文化紹介を行ったり、入学してくるInternational Students(30名ほど)へのガイダンス・英語の補助授業、また、クラブ活動として週1度、Japan Culture Clubの顧問になることが決まっています。

そこで、少しでも9月からわかりやすい授業ができるように、英語が言語でない先生が英語で英語を教えるための教員資格であるTESLの資格を取得しに、夏休みは学校へ通い、自己研鑽することにしました。

この研修が始まった当初は、自分の英語力の拙さに失望して立ち止まりそうになったときもありましたが、たくさんの異国の人々が集まったカナダのコミュニティーに少しでも多くの日本のことを知ってもらいたい。また、英語をつかって自分の思いを伝えれるようになりたいという目標を忘れることなく、何をするべきかを考え、積極的にできることを実行していきたいと考えています。

5月の上旬に、学校の少人数の研修旅行に参加させていただき、ハンガリーのブダペストに行ってきました。ブダペストの観光に加え、在ハンガリーフィンランド大使館やハンガリーの小学校への訪問など、貴重な経験をさせていただいたと思っています。特にハンガリーの小学校への訪問は、少しの時間ではありましたが、ハンガリーの教育現場を直接見ることができ、学ぶところの多いものとなりました。

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