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オーストラリアでの研修が始まり、約1ヵ月が経過しました。研修校であるROSSMOYNE SENIOR HIGH SCHOOLには日本語クラスがあり、日本語の先生が5名、日本人のアシスタントの方が7名程いらっしゃいます。私はアシスタントの一人として、毎日平均4時間、授業に参加しています。クラス内で学習進度に個人差はありますが、7年生から日本語を学んでいるため、12年生になると簡単な会話ならできる生徒も多くレベルの高さに驚きました。

現在参加しているクラスは、7年生から12年生と幅広く、各クラスとも個性的で、クラスごとの自分の役割、できることを探しながら研修をさせてもらっています。クラスによって、授業に集中することが難しい生徒、日本語が好きで自分でどんどん進めていく生徒など理解度の差が大きく、それぞれの生徒に合った対応ができるように取り組んでいます。生徒の英語が聞き取れず、質問の意図が上手くくみ取れないこともありますが、何か一つでも伝えられるようにという心構えで授業に参加しています。11年生、12年生はスピーキングのテストがあり、約1分間のスピーチとその内容に対する質疑応答、家族、学校、趣味、アルバイトなど与えられたトピックに関する質疑応答の2つのパートがあります。質問に答える際は、習得すべきグラマーポイントを使わなければならないため、生徒たちは一生懸命に文章を考えていました。スピーキングの練習に毎週入っていますが、グラマーポイントをおさえながら、より自然な日本語の文章に仕上げていくことが難しいと感じました。

自分にとって母国語である日本語を、苦手な英語で教える。英語での表現を学びながら、改めて漢字や言葉の意味、助詞の使い方などを振り返る日々です。また、生徒はみんな様々な国の文化、バックグラウンドを持っており、オーストラリアは「多文化主義国家」であるということを肌で感じます。あっという間に、研修期間も残すところあと1カ月となってしまいました。言いたいことを上手く伝えられず、もどかしいことも多々ありますが、今日の自分にできることを一つずつ、と自分自身に言い聞かせながら取り組んでいきたいと思います。
クランブルックに到着し、翌日から学校に出勤、校長先生に学校を案内してもらい、先生方の授業を見せてもらうなどして過ごした。外国の中学校に教員という立場で行くのは初めてだったので、全てが興味深かった。日本文化を伝える授業も15回以上やらせてもらい、とても充実した毎日を過ごしている。今回は、この地区の時間割と教科について詳しく報告する。

【時間割】時間割のシステムが特徴的で、どの授業も平等な回数を行う上で合理的だと感じた。授業は1~8までのブロックに分かれていて、1ブロック(66分間)に1教科行う。毎日、生徒は5ブロック分の授業(午前中に3ブロック、午後に2ブロック)を受けることになる。Week1の月曜日の1時間目からブロック1が始まり、1,2,3,4,5と授業を受ける。次の日の火曜日は、ブロック6から始まり、6,7,8,1,2,と5ブロック分の授業を受けることになる。この流れを木曜日まで繰り返すと、木曜日の5時間目はブロック4で終わる。
そして、翌週の月曜日、つまりWeek2の月曜日はブロック5から始まり、その週の木曜日の5時間目はブロック8で終わることになる。つまり、2週間でどの授業も5回受けられる計算だ。このWeek1とWeek2を繰り返していくという。金曜日はというと、祝日などでなくなってしまった分をうまく計算し、この日はWeek1の月曜日の時間割、この日はWeek2の火曜日の時間割、と決められている。
また、年間の教員の就労時間が決まっているようで、その調整のため金曜日は休みになることも多い。先生たちは、それぞれのブロックに1~8に授業の準備時間も含めて受け持つクラスと教科が決められている。日本では、月曜日が祝日で休みになることが多く、授業時数の不平等がよく生じているため、このやり方は一つの解決策であると感じた。

【アウトドア教育】選択科目の1つにアウトドア教育がある。今まで、学校近くのコミュニティフォレストで焚火をしたり、焚火でホットドックを食べたり、野外遊びをしたり、また、バスに乗ってハイキングに行ったり、釣りに行ったり、ある時は、自転車を持ってきてサイクリングをしたりと様々な活動に同行した。日本でも校外学習や宿泊学習で似たようなことを行うこともあるが、年に数回程度である。時に2ブロック分を使って外に出ることもあるのだが、定期的にこのような活動があることは、大自然がすぐ近くにあるカナダならではの教育である。

3月後半に到着、ホームステイ先の方が校長を務める高校での授業見学から始まりましたが、校長に繋いでもらった小学校にて主には活動。私は保育・学校教諭の資格や免許を持っていないので、そんな自分でもできることを(折り紙やソーラン節を、童謡を教えたり)しながら、授業を視察/体験、時には先生のお手伝いをさせてもらいました。

・折り紙
『鶴』と『箱』を用意し、パワーポイントスライドで手順書を作って臨みましたが、難しすぎるようで、毎回苦戦、時間内に終わらないこともありました。学年に合わせて少しずつレパートリーを増やしています。各クラスに設置しているスタンド型のカメラで手元をスクリーンに映しライブ感覚で見せながらやると効果的でした。

・ソーラン節
1,2年生に教えました。限られた授業時間で「踊れた達成感」を味わってもらいたかったので、繰り返しの振りだけ教え、あとは好きに踊ってもらっています。覚えやすいのか生徒の達成感はあるようで、見ている先生のウケも良いです。回を重ねてレクチャー資料を改良していく中で、大人のまじめなレクチャービデオよりも、運動会のソーラン節を見る方が子供はより集中し、振り覚えも良いことがわかりました。

せっかく受け入れてもらったからには、全員満足の...は難しくても、なるべくたくさんの生徒に楽しんでもらえるような文化紹介がしたい。
教職も特殊技能もない自分が、生徒たちに何を与えられるか、どんな経験を提供できるか、考える日々です。

お世話になったクラス担任の先生たちに、感謝の気持ちで変形手裏剣をプレゼントしたら、とても喜んでくれました。

日本の文化を学校やホームステイ先で紹介するたび、「すごいね」と驚かれますが、興味を持ってくれた人から追加で質問された際に即座に答えられないことがよくあり、自分は日本のことについてまだまだ知らないことが多いなと痛感しています。

健康上のハプニングがあり病院を受診する際、言葉の壁が高く苦戦しましたが、ホストファミリーや小学校の先生たちが助けてくれました。本当に感謝です。
活動の合間に、adult high schoolでフィンランド語を受講して勉強もしています。

1か所目の滞在は残り1か月ほどですが、この後も別の小学校や教育機関を訪問、近隣保育所で日本の文化紹介等もさせてもらう予定です。

フィンランドでの研修も終わりに近づき、これまでやらせていただいた日本紹介授業について振り返ってみました。

私自身の教科が社会科であるため、日本語クラスに参加する以外は、歴史や政治、宗教の授業によく参加させてもらっていました。その他にも、英語や心理学の授業に参加させてもらう機会が多かったです。そのなかで、各教科の授業で取り上げるテーマに関連した内容で、日本の文化や社会について紹介する時間をもらいました。

歴史、宗教の授業では、『日本の宗教と文化』というテーマで日本の文化や社会における宗教の影響、考え方について紹介しました。宗教というテーマは表現や伝え方が難しかったですが、この授業をきっかけに先生方と宗教やそれぞれの国の文化について話をすることもでき、改めて日本について考える機会にもなりました。

英語の授業では、『日本の学校生活』について紹介しました。生徒たちに、日本について知りたいことは何かアンケートを取らせてもらいましたが、やはり自分たちと同じ高校生がどのような学生生活を送っているのか興味があるという回答が多く、日本の教育制度というテーマを選びました。また他の英語の授業では、『日本の犯罪状況』というテーマをもらいました。このテーマについては、日本でも深く掘り下げたことがなかったため、メインとなるトピックを考えることが難しかったですが、少しでも生徒たちに興味を持ってもらえるように日本の若者たちの間で問題となっている犯罪について話をしてみました。

続いて、心理学の授業では、「感情」について学習する単元があったため『日本人の感情表現』というテーマで授業をさせてもらいました。実際に、フィンランドの教科書には日本人の感情表現に関する記述があり興味深かったです。この授業については、生徒たちが大きく興味を示してくれ、一番質問をしてくれたテーマでした。フィンランド語担当の先生からは、『日本のマナー・慣習』について紹介してほしいと言っていただき時間をもらいました。お辞儀や箸のマナーのほか、公共の場やビジネスの場におけるマナーについても取り上げました。

最後に、日本語クラスでの授業についてです。このクラスでは、お正月やバレンタイン等の年中行事について、日本の高校生活やマナー、文化について紹介してきました。それぞれのテーマについては、生徒に興味がある内容について尋ねてみたり、担当の先生と相談したりしながら決めてきました。

どの授業においても、テーマをもらい、それに沿った内容でトピックを考えて授業を組み立ててきました。私にとって、英語で表現し伝えるということは毎回難しかったですが、本当に良い経験をさせていただきました。

カナダの公立小学校で研修を7か月間行いました。カナダの教育現場に触れると、日本の教育の良い面にも気付くことができます。今回は、私が実際に研修を通して気付いた、日本の教育システムの良い点を8つ紹介します。
日本で働いていたときは何気なくやっていたことが実は教育上、大事なことなのではないかと個人的に感じた内容です。

①職員室がある
カナダには職員室がありません。一人一人先生方の教室があり、授業準備は各自の教室で行っています。会議室はありますが、ただ集まる場所なだけであって作業する場所ではありません。日本で働いていたとき、私は職員室が好きでした。先生方と他愛無いおしゃべりをしながら授業準備をしたり、悩みを話したりと自分では浮かばないアイディアをもらえる場でもあったからです。

②式典がある
日本では、入学式を体育館で行い、桜の木の下で写真を撮ったり、冬休み前や春休み前などには体育館に一斉に子供が集まり、校歌を歌ったり休暇中を安全に過ごすためのお話を聞いたりします。カナダではそういった節目の行事が少ないです。入学式もなければ、始業式も終業式もない。さらっとはじまり、さらっと終わる感じが私には不思議に感じました。

③授業参観がある
カナダでは、個人面談と保護者会が年1・2回、放課後に親が学校に訪れて子供の学習で使ったプリントや掲示物を見に来るOpen Houseという日が1年で1日あります。カナダの保護者の方とお話する機会があったとき「日本と比べて、学校で子供達が何をやっているか見えてこない」とつぶやいていました。私が日本で働いていた小学校は、個人面談が年2回、保護者会は年3回、授業参観は年3回(1週間丸々授業公開日なんとことも)あります。子供が何をどのように学習し、今どのような状態なのかを親は把握しやすい環境ではあるなと感じます。

④宿題を通して復習することができる
カナダの学校では、ノートではなくプリント学習がほとんどです。プリントはファイルにとじて学校に置いておきます。教科書もすべて学校に置いています。なので、家で授業内容を振り返ったり、親が子供の学習内容を細かく把握したりするのは難しいと感じます。宿題は、授業内で終わらなかった課題が基本的に宿題となります。日本では、算数ドリルや漢字ドリル、音読などが宿題で、授業中の課題とは別の物が常に出ます。カナダに比べて量は多いですが、家で復習することができます。親も子供の進捗状況を把握することができます。

⑤技術を学ぶ教科が多い(家庭科・図工・体育)
カナダには小学校の段階で家庭科がありません。図工は基本的に絵を描く学習が多いです。体育は、バレーボールやテニスをやる時期がありますが、ドッジボールなど、休み時間の活動を延長をしているような遊びの内容が多いです。しかし、日本では小学生の段階から、技術的なことを学ぶことが多いと思います。家庭科では調理実習・裁縫、図工では糸鋸や彫刻刀、体育では跳び箱・鉄棒・走り高跳び・ハードル走・プールなど様々な経験を子供の時からすることができると感じます。

⑥9×9までのかけ算の覚え方
カナダは特にかけ算を唱えて覚えるような作業はありません。そのためか、Grade5の子でも手を使って掛け算を解いている子やイラストを描かないと解けない子もちらほらいました。日本では2年生の段階で、とにかく掛け算を唱えて暗記しますが、割り算や筆算など今後の学習をスムーズに行うためにも必要なことなのだと改めて感じました。

⑦持ち物の決まりが厳しい
日本の方が持ち物の決まりが細かく、厳しいです。しかし、学習に集中する上で持ち物の決まりは重要なのだなと感じました。カナダはある程度の決まりはありますが、日本に比べれば自由だなと感じます。ただ、その分、授業中にねり消しで遊ぶ子や身に着けてきたネックレスをずっと触っている子などもいました。

⑧掃除・給食
カナダの先生方に「日本は掃除があるんでしょう?」とよく聞かれました。日本の子供達が学校内を掃除することは広く知れ渡っているのかもしれません。掃除をすることで身の回りをきれいに保とうとする意識をもたせることできます。また、給食を通して、食育できるのは日本のよい面だと感じます。カナダにも毎週金曜日、Hot Lunchというものがありましたが、ピザやフライドポテト、タコスなどが配達されてきて、脂っぽい食事に驚きました。

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