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2018年4月

今月からJapanese Clubというクラスを週に2回受けもたせてもらっています。対象は英語を学び始めている小学生3年から小学生6年生までです。日本文化や日本語についてより詳しく紹介しています。全8回の授業スケジュールで平仮名を全てかけるようにしよう、というのが1つの目標でもあります!

最後の1ヶ月は通常の授業だけでなくフィンランド特有のプロジェクトなどを見せてもらいながら、これまで以上に充実した月にしようと思います!
この地へ来てから2週間が経ちました。最初の一週間は時間割などもわからず、慣れることに必死でした。先生方が非常にやさしく気にかけてくださるので、困ったことや分からないことを積極的に伝え、解決しました。

次の週には、初めて5年生に30分間授業をさせてもらいました。様子を見てから何をするか考えようと思っていたので、話を受けてからパワーポイントで資料を作りました。大まかに日本のことを紹介したのですが、フィンランドと比べた人口の多さや美しい自然の写真に興味をもってくれました。授業後、他の学年でもやってみると良いといわれ、その機会を待っているところです。

まだまだやりたいことが頭の中に浮かんでいるので、どれだけ紹介できるか楽しみです。8時から始まり、14時には先生たちも帰るので、放課後も自分の時間が過ごせ、その中で授業案を考えることができます。自分のパソコンを持ってきてよかったです。
1年間を振り返ってみると、長いようであっという間の時間でした。ホストファミリーの暖かさにいつも甘えていましたが、とても貴重で夢のような時を過ごせました。もちろん、悔しい思いや悲しいこともありましたが、どれも経験してよかったと思っています。

日本の学校の改善点、良いとところも自分なりに感じれました。教育そのものの違いますが、先生たちの働く姿勢が全然違っていて、いい具合に凝り固まった考えが解されたように思います。4月から仕事に復帰し、今の私は、仕事への向き合いかたが変わりつつあります。
寒くくらい冬も終わり、気温的にはまだ春とは思えませんが日の長さから春の訪れを少しずつ感じる季節になってきました。冬至の日を超えてから日は徐々に長くなり、今では5時過ぎには日が出て、21時過ぎまで落ちなくなって来ました。気温的には日本の冬の始まりくらいですが、日が出るととても暖かく感じるので、コートを着なくても外出できるようになってきています。そんな春の始まりとは裏腹に、学校の1年間はもうすぐ終わろうとしています。6月2日で一年間の学校期間が終わりますが、その1週間前からは日本と同じように特別時間割になるため、実質残りひと月となりました。私が持っている日本文化クラブは4月いっぱいで終了するため、残りひと月は体育の授業補佐等の仕事をすることになります。
日本文化クラブでは書道と折り紙をメインにやっていますが、児童生徒から日本の生活を知りたいというリクエストを受けたため、前回それについてのレクチャーを行いました。ただ説明するだけでは面白くないので、クイズを混ぜたり、実際に日本にいる友人に動画や写真を撮って送ってもらったものを使用してリアリティを出したり、少しの工夫をしてみました。すると、日本のリアルな生活を感じることができたようで、児童生徒たちにはとても満足してもらえました。
3月に1週間だけ違う小学校に通いました。スケジュールを組んでいただき、1から6年生までの全クラス、ほぼ空きなしで先生方の要望に沿った授業をさせてもらいました。

1年生は赤・白・黄色の折り紙でチューリップを折り、それを持ちながら簡単な振り付けつきで動揺「チューリップ」を歌いました。2~3年生は自己紹介と日本の基本的な情報(形、位置、国旗について)をクイズ形式でレクチャーしてから簡単な折り紙を数種類作りました。4年生は紙飛行機コンペティションを。5、6年生はだいぶ英語ができるので、45分喋りっぱなしの講義をしました。

特に受けがよかったのが、振り付けつきで1~10までの数字を学習したことでした。ほぼ全員が、3分ほどで1~10をスラスラ言えるようになり、休み時間、廊下に1~10までのカウントが響き渡っていたことが嬉しかったです。

また、1週間だけだったので、何か学校に残せる事はないかと思い、英語とフィンランド語バージョンでニュースレターを事前に作り、全教室に掲示してもらいました。2部作で、日本の基本情報(フィンランドとの比較)と、2020年のオリンピックについて今行われている取り組みや、マスコットキャラクターの決定、おすすめの競技などについて記事を書きました。

他にも、6年生の女の子と休み時間にピアノを弾いていたら、その女の子から「連弾がしたい」というオファーがあり、これから図書館のピアノで放課後一緒に練習をする予定です。素敵な出会いができました。

4月の前半まで、NZへホリデイとして3週間行って来ました。お世話になってた学校に行ったり、授業のお手伝いをしたり、10日間のロードトリップをしたり、就活もしました。このホリデイを経て2、3年後の目標や計画がはっきりしたので、それに向かって着実に成果を出せるように頑張って行きたいです。

また同時に、フィンランドの研修も終わりが見えて来たので、残りの日々はお世話になって来た人たちへ何か返せるように、時間と力を尽くしたいと思います。
4月1日前後のイースター休みも終わり、実習もこれから6月頭まで残り7週間となりました。相変わらず週に一度の日本文化紹介クラブで習字や折り紙を児童生徒と楽しみ、それ以外の時間は体育があれば体育の授業の補佐、なければ英語の授業に顔を出したり様々な授業を見学しています。

体育の授業では何度か授業を持たせていただいたので、バレーボールを実践したり、日本式ドッジボールを紹介したりしました。特にドッジボールはフィンランドにもありますが、ルールが日本とは少し違うところもあり、日本式も児童生徒には好評でした。また来週の選択体育では、現地の先生がインターネットで日本の枕投げ大会の様子を見て気に入ったらしく、それをやることになりました。まさか枕投げを体育の授業でやるとは思ってもいませんでしたが、授業案も先生方と協働で作成しているので実践が楽しみです。
予定より少し早く研修が終了し、先週末に日本へ帰国しました。昨年の4月からの約1年間、自分が研修に参加するに至った際の目標で達成できたこともあれば、まだやり残したと思うところもありますが、今後の自分にとって大きな経験になったことは間違いありません。

私は、現地の学校で文化交流の授業だけでなく、ESLの授業を担当させてもらえたことにより、今後日本で英語をどのように指導していけばいいかの方法を学べたことはよかったです。

また、ボランティア活動に積極的に参加したことで、多くの様々な国の方との交流ができ、英語が人と人を結ぶうえで、どのような役割を果たすのかを、この年齢になって実体験できたことも、今後グローバル化が進む日本で異国の方と交流していくうえで大きな力となってくれることだと思います。

これから海外で研修される方には、自己を見つめ、自分がやりたいこと・できることを積極的にチャレンジしてほしいと願っています。失敗すること自信喪失することもたくさんあると思いますが、自分の弱点を時間をかけて鍛錬していく時間を持てることもこの研修の利点だと思います。

私自身、今回の経験がいかされるか否かは、4月より新たな学校で教壇に立ち、子供たちの将来にとって実となる英語を身につけてあげられるかどうかによると思います。必ず今回の経験が英語教師としてのターニングポイントとなったといえるようこれから日本でもチャレンジ精神を忘れず頑張っていきたいと思います。
研修もあと1か月半となりました。学校も4校目に入りそれぞれの学校の特徴や違いもよくわかるようになりました。

約1か月ごとに学校を移動する形なので、基本的な授業を4パターン準備し、学年やクラスの状態によってアレンジしていくようにしています。

①日本紹介(まず、日本について知っている事を)
日本語の挨拶:おはよう・こんにちは・ありがとう・さようなら の4つ
着物:実物と写真で説明(着物を着るだけでかなり集中する)
相撲:力士の手形を見せて大きさを想像させる。ネットで写真を見せる。
じゃんけん:カナダと同じであることを説明し、言葉を教えて実際に遊んでみる。
折り紙:折り鶴は殆どの児童が知っているので羽が動く鶴を全員にプレゼント。

②かぶと作り
前授業で折り紙に興味を持たせてから、大きな紙で実際に作らせる。
日本から持参した風呂敷を使ってマントにし、紙で作った刀を持たせると侍や忍者に興味を持つ児童が多いので更に楽しめる。

③日本の遊び・笑い
けん玉:実物はかなり難しいので紙コップと新聞紙の球で手作りも用意している。
二人羽織:自分が子供の背中側に入り、手を使ってパフォーマンスする。
福笑い:子供達の前で顔の輪郭を描き、目・眉・口・鼻のパーツは用意しておく。
コマ:技術が必要で難しい。飛んで危険なこともあるので注意する。
糸電話:既に知っている児童が多いが糸の扱いがわかっていない事が多く説明してから遊ばせている。

④日本語の文字と習字
IIP資料のHELLO JAPANESEのひらがな一覧とTEACHING JAPANのひらがなカタカナ一覧をコピーし文字と読み方を伝える。
事前に児童の全員の名前をカタカナで書いておき、それを手本に習字の体験をさせる。墨や筆の扱いに注意させている。

その他、先生の方から寿司づくりを頼まれる事もあり、簡単な手巻きずしの授業もさせてもらう事もあります。一コマ45分くらいの時間なので、折り紙を折ったり、かぶと用の紙を切ったり、名前を書いたりする事前準備がかなり大変ですが、子供たちが喜んでくれるとやってよかったと思います。小学校はあと少しですが、次の中学校はまた違った授業をしてみたいと思っています。
今回は授業の内容を報告しました。

ロンドンに2ヶ月、フィンランドに5ヶ月という留学期間は、本当に長い時間でした。日本での教師生活に少しずつ慣れてきていた私にとって、海外生活という新しい経験の連続は時間を長く感じさせ、7ヶ月以上滞在していたかのような気分です。

一番貴重な経験だったのは、アシスタントして様々な授業を見学させてもらえたことです。英語の授業では、7・8歳がどんなふうに英語の授業を受けているのか、どんなことをテーマにして授業を進めているのか、先生方がどんなことに気をつけて授業をされているのか、を勉強することが出来ました。

そのときに改めて自分の今までの授業を振り返ったり、見学している授業の内容を自分が日本で行うとすればどんな風に授業作りをするのかを考えたり、新しい事を学びつつ、自分の事も省みるとても貴重な機会でした。また普段の英語の会話ややりとりを聞き、自分でも使うことで、より「自然な英語表現」を学ぶことも出来ました。

授業以外のことで気付いたことは、「趣味の重要さ」です。日本で現役で働いているときは19時に帰宅するのは当たり前でしたが、研修期間中は遅くても17時には学校を出ていました。帰宅してからの時間が研修前より長くなり、その時間の使い方が分からずはじめは戸惑ってしまうほどでした。

しかし、読書、編み物、映画鑑賞、ドラマ視聴など。自分の時間を充実させる術を分かり始めてから、仕事の時間とそれ以外の時間とをはっきりと区別させ、そして頭をリフレッシュすることが出来るようになりました。これから活動を始める人は、ぜひ自分の趣味に関係するものを現地に持って行って欲しいと思います。

そして最後に、心が折れそうになったときもホームシックになっていたときも、その気持を忘れさせてくれたのは研修校の子供たちでした。子供達と遊んでいれば悲しい気持も忘れられたし、話していれば楽しい気持ちになることが出来ました。最終日にはサプライズパーティーも準備してくれ、手紙ももらい、最後まで先生方や子供達に支えてもらった感謝の気持でいっぱいの研修期間でした。

気持をストレートに表現する子供たちに影響されて自分の気持を素直に表現出来るようになった気がしますし、考えすぎて動けなくなる機会も減ったように感じます。人としての価値観や考え方、そして教育に対する姿勢や自分の意見を改めて見直す機会を得た留学でした。今後もこの体験を生かし、よりステップアップしていきたいと思います。
現在はイースター休暇で学校も休みです。イースター休暇は基本的に図書館などの公共施設などもしまってるので基本的に家で過ごしています。フィンランドもこの時期は朝と夜は少し冷えますが昼間は7,8℃くらいまで気温も上がり、春の陽気を感じ始めています。日照時間も長くなってきており、最近では20時くらいまで明るいです。

イースター休暇に入る前は学校の子どもたちと一緒に折り紙でうさぎを作りました。うさぎの折り紙は何種類かあると思うのですが簡単なものが多くて、子どもたちも楽しそうに作っていました。以前に折り紙をした時はクリスマスバケーションに合わせてサンタクロースをみんなで作りました。季節や行事に合わせて折り紙の題材を決めていくと、何にも関係のないものを作るより、子どもたちも楽しそうに作ってる印象を受けます。残りの実習期間も2ヶ月となったので残された日々を大切に過ごしていきたいです。
小学校は毎朝教室で国歌が放送された後は校長先生からのアナウンスがあり、その後クラスごとに、黒板に書かれたスケジュールに沿って授業を進めていきます。途中リーセスという15分休憩が入り、生徒は持参した果物やお菓子を食べます。正午の半分は外で遊び、後半はお弁当を食べます。14時35分に学校が終わるとすぐにスクールバスに乗って帰っていきます。放課後のクラブ活動等はありません。

私は、ホストティーチャーの担当するグレイド4,5クラスに常駐していました。算数では九九を覚えず指を使って数え、分数の計算に戸惑う生徒がみられます。ホストマザーが日系人なので日本語で説明をして下さった中に、カナダでは小学校で勉強よりも情操教育の面に比重を置くそうです。

授業中に発表するのは自分の意見なので、みんなが次々と積極的に発言します。幼い子供たちがすでに自分の意見を持っていることに感心します。騒がしい時も多く、先生方は静かにさせるのに叫ぶので、相当な体力が必要に思います。叱る時は本当に厳しいですが、子供たちも愛情を理解しているので、先生を大好きなのが伝わってきます。

また、発達障害の子や知能に問題のある子も同じ教室で学んでいます。彼らには専門にケアする先生がついており、時には違うカリキュラムを用いて、同じように過ごしています。授業中にその子たちが騒いでも先生が冷静に対応して生徒たちは動揺せず、普段から仲良く助け合っているのは素晴らしいと思います。

また、先住民(ファーストネイションやアボリジニといいます)の生徒もおり、彼らの文化等を尊重しながら共存していく教育が徹底しています。カナダという土地はマルチカルチャーを意識して他を敬う精神を育んでいます。

体育は、冬はもちろんスキーです。隣の敷地でクロスカントリーをしますし、近所のスキー場でダウンヒルもします。ホッケーやスケートも地域で盛んに活動しています。私は日本のダンスとして「よさこい」を教えましたが、みんなで揃えて踊ることがあまりないのと、元々好きなこともあって相当ノリがよく踊っています。カウントや歌詞をリズムに合わせて日本語で覚えました。6月末に全校集会で一斉に踊る予定です。

空手も教えましたが、こちらの子供たちは多少知っているようで、忍者とかカンフーと混合しながらも、とても興味深く学んでくれていると思います。

折り紙や習字は日本人にとっては当たり前で簡単に思えますが、こちらでは「凄い、カッコいい」と大変喜ばれます。鶴は最高難易度ですので、幼稚園から出来る犬やウサギなどからそれぞれ教えると良いと思います。沢山の折り紙と筆ペンは必需品です。習字でなくても、プライスカードに筆ペンでカタカナの名前を書くのが大ウケでした。

英語が不自由だと本当に馴染めず辛い思いをすることもあると思います。遠慮なく話しかけてくれる子供達がいるのは嬉しくなります。自分の言いたいことは伝えられても、普通の会話は幼稚園生のものでも分かりません。ホストマザーとも話しましたが、英語の発音を覚えないことには会話もリスニングも向上しないようです人名、バス停などの地名はおよそローマ字読みでは一致せず、聞いたままを発音しなければ通じません。これらはとても良い英語経験です。
また、気を使って遠慮することは日本では好意的に受け取られますが、こちらではやりたくないのだ、と取られるので、まずは意見や主張をすることが大事です。はっきり言わないことで「何を考えているか分からない人」と思われてしまいます。

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