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2023年8月

今週はギリシャやスロベニアから学校の先生たちが見学に来ていました。Mutalaa Kouluは、聞くところによると先生たちの教育という観点でフィンランドのコンペでいい成績をとったらしく、多方面からいろいろな人がやってきます。研修を始めてまだ数ヶ月ですが、この短い時間の中でとてもたくさんの国の先生方が訪問しています。インターナショナルに力を入れているとどの先生も言っているのが納得できるなぁと思います。

スロベニアから来た先生は20年以上教員として働き今月退職したとのことでした。9月からはエラスムスの学生としてまた勉強し始めるとおっしゃっていました。今回会ったスロベニアの先生以外にも、数十年働いてまた学生として学び直すという人に何人か会ったことがあるので、海外では日本よりいろいろな選択肢があって自由に自分のベストを選びやすい環境にあると感じました。

ギリシャとスロベニアの先生と教師の働き方についての話題になりました。ここ数年でどの国でも教師の働き方は大きく変化してきたようですが、やはりフィンランドが一番働きやすそうという話になりました。その先生の話によると、スロベニアではたまにサービスで働くことがある、という話であったり、ギリシャではなにを決めるにも会議が必要で、支援の子に対する決定も難しい時があるという話からでした。確かに、数ヶ月先生方を見てきて給料、休暇、教師の負担、保護者からの信頼という面でもフィンランドではワークライフバランスがとりやすいなーという印象がありました。話を聞きながら日本と比べ、日本の先生は本当に負担が多すぎると実感しました。ただ、そのフィンランドでも今のようになるのに10年以上時間がかかりゆっくり変化してきたと言っていたので、働く環境を変えるには時間と労力がいると感じました。
夏休み明け2週目からは短縮ではなく通常の時程で授業が始まりました。どのクラスに行っても新しい教科書をめくり、読んでみたり、「こらは何だと思う?」との質問と児童との返答を繰り返すというゆるやかな授業でした。たまにノートを使っている様子でしたが、児童たちは授業中でしたが、先生と話すように授業を受けていました。」

ある先生が説明してくれたところによると、頭も体も起きてないから、ゆったりとした授業をしているよと教えてくれました。たしかに二ヶ月の休み後なので児童も体が学校モードに切り替わるのに時間がかかりそうとみていて思いました。
新学期1週目が終わりました。各学年1クラスなのでクラス替えもなく、担任も異動していなかったらそのまま持ち上がりだったので教室も変わらずに学年だけ一つ上がるという新鮮味がないといえばないのかな、という新学期でした。周りの環境は変わらずともしっかり学年は一つあがり、ランチの時間や、最高学年は新入生のサポートなど、夏休みを挟み、少したくましくなった子供達を見ることができました。今は夏でフィンランドではなかなかあたたかい季節で最高だと28度、平均で24度前後と半袖で過ごしやすい爽やかな気候なので、休み時間になると6年生が一年生と一緒に遊ぶ姿や、今の季節にたくさんとれるベリーを集めている児童の様子も見られました。

今週は基本的に自分のクラスでの授業がメインでした。クラスのルールを確認したり、タイムスケジュールを共有したり、と事務的なことをしたり、夏休みの思い出を発表したり、と新学期の最初は日本と似ているような活動をしている先生が多かったです。

新しい学年になったということで、自分のプロフィールを書かせている先生がいました。その先生はただプロフィールを書くだけではなくて、サイコロを使って出た目によって一人一人違うプロフィールを作るということをしていました。少しの活動でも子供達がワクワクするような仕組みを取り入れていて、この方法は日本でもできるなといいアイデアを吸収できました。今週は初めということで9:00から13:00のタイムスケジュールでしたが来週から本格的に通常の授業が始まります。少しずつ体を夏休みモードから学校に切り替えて行きたいです。
約2ヶ月の長い夏休みが終わり9日から新学期が始まります。夏休み中は1人で1ヶ月のヨーロッパ旅行に行ったら、フィンランドのサマーコテージに招待してもらったり、、と新しい体験、初めて見るもの、人との出会いなどとても刺激的な2ヶ月を過ごすことができました。

そんな長い夏休みを終えて久々に学校へ行きました。新しい先生を交えてミーティング。一人一人自己紹介をするのは日本ではなかったことなので、先生方一人一人の言葉を聞けていいなぁと思いました。ミーティングは勤務体系や、職務に関する基本的なことが中心で、年度途中で参加した私は知らないこともあり、でも基本的なことは日本とそんなに変わらないかな?と思ったり。

ミーティング後は玄関に集まり、下足箱をどう使うか全員で話し合いをしました。全員で話し合う中で年や、年数関係なく自分の意見を言っている先生方の姿に、一人一人の意見を持ち、伝えることを大切にしている様子がわかりいい関係だなと思いました。

その後は、1人の先生が所有しているフローティングサウナに先生方と一緒に。船のようなものにサウナがついており、クルージングを少し楽しんだあと、サウナに入りそのまま湖で泳ぎました。サウナで歓迎会をするのもフィンランド流だなとフィンランドカルチャーを体験しました!

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