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2018年8月

8月9日からフィンランドの小学校が始まりました。生活にも慣れたからか心に余裕ができ、自分から積極的に子どもと関わることができるようになってきました。言葉でのコミュニケーションが難しい分、休み時間は子どもたちと一緒にバスケットボールをしました。すると、子どもから英語で話しかけてくれるようになりました。

また、今週からジャパンウィークが始まり、6年生に毎日1時間ほど授業をさせてもらっています。
本の地理についてと、一年間のイベントについて授業をしました。映像や写真をたくさん用意し、時には体験活動も取り入れました。季節外れですが、福笑いは子どもたちも楽しんでやっていました。(お正月遊びとして紹介しました)子どもたちは、日本語を言うのが面白いようで、日本の小学生より恥ずかしがらずに挨拶や数字を言ってくれます。

ただ、長い言葉になると恥ずかしいようなので、なるべく短い言葉を教えられたらと思います。
カナダでは小学校から高校までは7月と8月が夏休みですが、この期間は子供たちが家で野菜や果物の収穫を手伝うという昔からの風習が継続されているということです。年度替わりの関係かは分かりませんが学校からの宿題はありません。

学校や教会、地域の諸団体が主体となって「サマースクール」が盛んに開催され、課外授業やキャンプなどでさまざまなアクティビティを体験します。

私はバンクーバーのダウンタウン近くに住み、観光地を含め色々な場所へ行きましたが、多くの海岸、公園では毎日のようにワークショップにコンサート、夜間の大スクリーンでの映画上映など、あちらこちらで有料、無料のイベントがたくさん開催されておりました。日没が9時半頃と遅く、交通手段も発達しており、キャンプをする人も多いため夜間でも街は賑やかです。
10年間、高校美術科の教師として、勤めてきましたが、新しい経験を通して視野を広げたいと思い、こちらに来ました。アート系の高校を希望し、バンクーバーにある私立の小さな高校で研修しています。

4月から6月までの3か月の中で取り組んだことは、日本の高校とのPen Pal(文通友達)プログラムです。せっかくなので、アートの要素を取り入れようと考えた案は、巨大な画面を人数分(約20人)のピースにランダムに切り分け、1人の生徒は各ピースの半分の面積を埋めるという形です。

描く内容は、『自分が好きなもの』などの自己紹介や、『カナダ(or日本)と言えば?』というような象徴的なもの。それらのピースを日本に送り、受け取った側は、そのイラストを参考に自分の気の合いそうな人を見つけて、返事を描くイメージで残り半分の空白を埋める。そしてカナダへ送り返す。すべてのピースをパズルのように組み合わせると、モザイクのような巨大なアート作品が完成する。という形です。

こちらの生徒は、日本のことにとても興味を持ってくれていて、とても積極的に取り組んでくれました。日本の生徒たちもとても楽しんで取り組んでいたと、後任の先生に連絡をもらい、去年まで教えていた生徒たちのことなので、その様子が目に浮かび、嬉しく思いました。英語の力が全然足りないので、とても不安だったのですが、念入りに準備した画像付きのpower pointは、先生たちにも好評で、やってよかったと達成感を感じることができました。
オーストラリアは、第3タームに入っています。私は週の前半はクラス見学、後半は授業をしています。クラス見学はファンデーションのクラスと六年生のクラスに入って一日体験をしています。子供たちの学ぶ様子は日本とは違うところが多く見ていてとてもおもしろいです。

また毎週同じクラスに行くのでそのクラスの子たちと仲良くなれるのもとてもいいです。授業は、日本語のクラスでひらがなを教えています。ゲームを使って進めると子供たちはとても楽しく学んでくれます。また、四年生と六年生のクラスでエイサーとソーラン節も教えているところです。
ビザの手続きを始めてから半年、やっとビザが取れました。ビザの関係で子供が学校を移ることになり、手続きやら、高額出費やらで落ち着いて研修ができなかったこの1ヶ月でしたが、とにかく新しいタームが始まりました。

私の研修も新しい形式になり、まだ全然慣れず、不安な日々を送っています。すぐに慣れてくるとは思うのですが。とにかくビザが取れたことで心のゆとりが出てきたので、これから更に多くのことを吸収していきたいと思います。

学校を移ったことで全然違く学校のやり方が見えてきて、私としてはとてもよかったのですが、子供にとってはまた一から学校に慣れていかなければならず、大変な思いをさせてしまったようです。これもまたすぐに慣れるとは思うのですが。

前の学校を週2日、一日3コマ。新しい学校を週3日、こちらも3コマやることになっています。
前からいる学校の方では、盆踊りを練習させていますが、慣れないリズムと踊りに生徒は苦戦しています。
2週間後を目処に、学校全体で合わせて踊りたいと思っています。和太鼓を借りたくて、現地の日本人コミュニティに問い合わせています。こういう時に現地の日本人会はとても協力的で助かります。

次回のレポートで盆踊りの結果を報告できると思います。

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