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2018年3月

研修も残り2週間となりました。最近は、7年生のクラスできらきら星を日本語で歌いました。リズムが英語版なので歌いやすく、日本語とローマ字でタイプしたプリントを渡すと、星って何?などたくさん質問してくれました。そのあとに、妖怪ウォッチのダンスを踊りました。妖怪ウォッチがすごく人気で、みんなすごく楽しそうに踊ってくれました。

5年生のクラスでは、ラジオ体操もしています。ラジオ体操を声に出して楽しそうにする子供たちは素直ですごく可愛いです。来週はアデレードの8年生のスピーチコンテストがあるので、それに向けて、生徒の練習をお手伝いしています。残り短い間ですが、悔いのないように過ごしたいと思います。
1月、2月はあっという間に過ぎてしまいました。

低学年のクラスが異文化理解の授業をするので、私も何クラスかを回って数時間ずつ日本の学校のことや、折り紙のレッスンをしました。私のいる地域では、他にもメキシコ人の先生やイタリア人の先生を呼んで異文化理解の授業をしています。また、高学年のクラスはフィンランドに来ている留学生(大学生)を呼んで、自国のことを紹介してもらう時間を作ったり難民センターの人の話を聞いたりと他機関を頻繁に活用すること、柔軟な授業の組み方に日本との違いを強く感じました。

私もイタリア、トルコからの留学生の授業に参加し、改めて色々な文化を知ることって面白いなと感じました。
もともと「日本語」や「浴衣」などカテゴリ別に授業を準備していましたが、日本全体についての授業ということだったので、準備したものを小学2年生向けにまとめた内容で行いました。内容は以下のようなものです。

①YouTubeのPPAPを流す。(子供達も知っていて、一緒に歌っていました。動画が終わったら「この人どこ出身かしってる?」という質問をし、子供達から「Japan」という単語を引出しました。
②自分の名前
③概要(都道府県、国旗の色など)
④東京
⑤自分の出身地(観光地を紹介しました)
⑥季節の写真(四季がはっきりしているということを強調しました)
⑦日本の位置(飛行時間)
⑧時差
⑨人口(フィンランドより多いか少ないか。数がだいぶ大きくなりますが、どれくらい違うか示すために国、首都、自分の出身都市と学校のある市のそれぞれの人口を表にしました。
⑩寿司(あちこちに寿司のお店はあるので、みんな知っていました。)
⑪日本の食べ物(うなぎのかばやき、みそ、たこやき、ラーメン)
⑫ポケモン・任天堂(マリオやポケモンはよく知ってくれていました。)
⑬他のキャラクター
⑭アニメ
⑮Kawaiiファッション(Kawaiiという言葉やHarajukuという単語を知っているようだったので)
⑯コスプレ
⑰日本の学校制度について(制服、時間割、体育祭など)
⑱給食の配膳、清掃時間(YouTubeの動画を見せました。)

低学年ということもあり、45分~50分どれだけ興味を引き続けられるかということを中心に授業を計画しました。写真を中心にして、あちこちで質問したりクイズを出したりして進めて行きました。

最後の動画では、給食当番の配膳の様子を見てなんでマスクするの?」と聞いてくれる子がいたり、お箸箱を見て「いいね。」と先生が言っていたり、自分の教室で給食を食べるということも驚きだったようです。

最後にポッキーを配りましたが、「美味しい」と言ってくれる子も多く、思っていたよりも興味を示して積極的に話を聞いてくれたので、こちらもとっても嬉しい時間となりました。

学年が上がればトピックも変えなくてはいけなくてはいけないかなと思いました。今回は「家に帰って家族に話せるような話題」「子供達が知ってるであろう日本の知識と絡められるもの」にしたことが、よかったなと思います。

研修期間はのこり2週間なので、最後まできっちり頑張りたいと思います。

現在はタンペレの実習校を離れ、トゥルクにある別のクリスチャンスクールに滞在しています。ここはフィンランドでも珍しい寮のある学校で、7年生以上の約40人が寮で暮らしています。またここはプレスクールから高校3年生までの全13学年がありますが、生徒総数は少なく、1,2年、3,4年、5,6年で各一クラスしかありません。学校の敷地は約6haと東京ドームより一回り大きく、海にも面していて開放的な環境です。ここでは主に体育の授業に参加したり、英語の授業で日本の紹介をしたりする予定です。

研修校では、日本語の授業のアシスタントと、いろいろな教科の授業見学をさせていただきました。また、7年生に対して日本の学校や文化について紹介をする時間をいただきました。希望者に浴衣を着てもらい、その後全員で数字を使ってゲームをしました。

日曜日には、ステイ先の家族の方と一緒に教会に行きました。教会の中に入ると、皆さん気さくに話しかけてくださいます。その教会では、話を聞いたり、歌を歌ったり、お茶を飲みながらお喋りする時間があるのですが、同じ地域に住むいろいろな世代の方と交流する場があるのは、子供だけでなく、大人にとっても良いなと思いました。
2月もあっという間に終わってしまいました。カナダでは3月10日-18まではスプリングブレークに入るため、研修も残すところあと明日(3/5)からの1週間となってしまいました。

2月は、中国や韓国の旧正月(今年は2/16)・キリスト教 カトリック教会をはじめとする西方教会の典礼暦年のうちの一日でイースターの46日前に当たる宗教行事のAsh Wednesday(同2/14)や日本とは趣の違うValen tine Dayといった行事がたくさんあり、日々が発見の連続で毎日が本当に楽しく過ぎていきます。

思えば1年前は、右も左もわからず同僚の先生方の話す英語にもついて行けず、ただただ自暴自棄になる日もありましたが、いまはすっかり子供達とも仲良くなり、文化交流の授業やESL授業のアシスタントだけでなく、留学初心者で英語ができない生徒や、逆にTOIECやILTESといった卒業後の進学のために高得点が必須となる検定試験を希望する生徒をマンツーマンで指導したりと、なんとか学校のお役に立てているのではないかと感じています。

それとは別に、カナダに来る前に大きな目標の一つとして、日本の学校とMTSとの交流の架け橋になれればと思っていたのですが、私が声をかけた神戸の某学校の副校長が今週末にカナダにこられ、提携の話し合いの場が持たれます。この大きな一仕事を無事にやり遂げ、やり残したことなく日本に帰れれば幸いです。

学校の名前の由来にもなっているマザーテレサさんについて集会などでよく話題が出るのですが、私が大好きな言葉に'God doesn't require you to succeed, but require to challenge.(神は成功をすることを望んでいるのではありません。チャレンジする気持ちを忘れないでほしいのです)というものがあります。

この1年間本当に様々なことにチャレンジしてきました。正直、うまくいかなかった事のほうが多かったかもしれません。でも、失敗も含め、1つ1つのチャレンジしてきたことの積み重ねが、必ずこれからの残りの教員生活の中で子供達のために活かされるはずだと確信しています。

最後まで、チャレンジする気持ちを忘れることなく楽しく笑顔でこの研修を終了したいと思います。
2018年03月05日 20代 , フィンランド
こちらに来て5カ月が過ぎ、研修期間も残すところあと3カ月となりました。生活にも慣れてきて日常生活の中でフィンランド語も使えるようになってきました。

先週は校長先生の紹介で隣町の小学校に訪問してきました。そこでは日本の人口や面積、食文化やスポーツ、さらに日本の学校などをプレゼンしてきました。クイズ形式で紹介したことで授業も大盛り上がりでとても楽しい時間を過ごすことができました。

プレゼンをする際に工夫しているのはクイズ形式にすることで、子供達が楽しみながら授業を受けれるようにすることと、もう1つは紹介する題材をシンプルにすることを心がけています。例えば日本の食文化を紹介する際、何個も何個も紹介するのではなく、1つだけに絞り、それについての情報も端的に示します。そうすることで子供達にとってまったく知らないことでも簡単に理解できます。

たくさんプレゼンをこなしていく中で自分の中でももっとこうしたらわかりやすいんじゃないかと試行錯誤を繰り返しています。今回の研修を通してフィンランドの教育だけでなく、自身の授業の仕方についても考えることができています。
学校での研修も2か月目に入り、最初の1か月とは別の先生のお宅でホームステイをさせていただいています。2歳と6か月の二人のお子さんがいるご家庭で、2歳のお子さんと遊ばせていただく中で、幼児がどのようにして英語を身に着けていくのかを興味深く観察させていただいています。

学校では、1か月目に引き続いて理科の授業を見学させていただいたり(時々、かろうじて手伝っています)、日本語の授業のサポートをさせていただいている他、英語、数学、歴史、technology、computingの授業を見学させていただきました。また、Assistant head teacherのご提案で、研修校と自分の勤務校との間でプログラミングや3Dデザインソフトを活用した交流をさせていただくことになりました。

2月の中旬にはhalf termで1週間の休暇があり、イングランド北部を旅行してきました。ローマ時代の遺跡をはじめとして、歴史を感じさせるものが多く、英国の底力を見たような気がしました。
Finland第二の都市Tampereにバスで50分ほどのMetsäkylän Comprehensive schoolという学校に研修に来ています。日本で言うと小中一貫校と言うところでしょうか、1年生から9年生まで合計600人程度の子どもたちが通っています。教職員は50人程度です。

各クラスに担任の先生が1人いらっしゃるのと、全クラスを5つのグループに分け各グループに1人英語教員がいます。また各グループに2~3人学習や生活態度に問題のある子どもを見るための教員がいます。(アシスタントティーチャーと呼んでいます) 子ども一人一人への支援がとても厚く、給食も無償で、英語専門の教員が小学校にもいるというこの教育に手をかけ具合は素晴らしいとただ関心している毎日です。

学校に行き始めてから2週間程度経ちましたがこの2週間は学校に慣れるため他の先生の授業補助をして回っていました。英語が中心ですが、教科に捉われずに体育や家庭科、技術に音楽と様々な授業のお手伝いをさせてもらっています。

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