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2016年1月

小学校では年賀状を作成し配布・説明をした。
中学校にも行かせていただき、Shintoや日本の学校生活について説明。着物を着て生徒にも実際に浴衣を着させた。茶道について説明し、実践。お寿司を一緒に作る、折り紙を教える、音楽の授業で日本の音楽についての授業を行った。
1月は、中学社会科の先生・中学スクールカウンセラーの先生について活動しました。見学が主でしたが、新たな気づきを得ることができました。

同じ科目ということで、自分が教えていた内容と比べることができ、新たな授業体型を知ることができました。実際に、日本でも取り入れることができる活動(ペアワークなど)を見学できたのは、有難かったです。

スクールカウンセラーの先生には、3日間ついて活動しました。授業中には気づけなかった様々な課題(問題)を生徒たちは抱えていることに気づかされました。いじめ、ネット掲載による問題、けんか等々です。日本では、生徒指導は担任団、心の問題(登校拒否など)はスクールカウンセラーがと分かれていたのですが、こちらの学校では、生徒指導も心の問題も一人のスクールカウンセラーが担当していたのに驚きました。スクールカウンセラーが常駐していることで、生徒や教員が話しやすそうでした。

フィンランドに来て、11ヶ月になろうとしています。フィンランド語については、わからないことの方が多いですが、日常的な会話がだいぶできるようになりました。生徒同士や先生同士、生徒と先生の会話はフィンランド語で行われています。これから渡航される方、フィンランド語は難しい言語と言われていますが、フィンランド語がわかる、話せるようになるとさらに研修の幅が広がると思います。自分自身が楽しいです。

つまり、この1月で感じたのは、自分がやりたかいことをはっきりさせ、それに合わせて行動する(能動的に)。さらに現地の言語をあきらめないで学ぶとさらに楽しいということです。 

あと1ヶ月、学んだことを持ち帰るように、アウトプットしていくことが目標です。

今回私がIIPに参加した目的は英語教師として、一度は「英語圏で生活してみたかった」といいうことと、機会があれば「語学学校に通いTESOLのコースを受講」することでした。そして念願がついにかない1月4日から授業がスタートしました。

日本で教員をしながら受講することは時間的にも体力的にも難しく費用も高いです。海外では日本で取得する溶離も安く、期間も5週間なので英語教師ならぜひ海外滞在中に取得することをお勧めします。私の場合はレベルに達しておらず、事前に5週間の一般英語のコースに参加が条件でしたが、幸いボランテァ校の理解もあり、夏休みより少し早めにこの語学学校に通うことを許可していただけました。

ボランテァ先の町からTESOLコースがあるオークランドの語学学校までは通えないので今はユースホステルで一人暮らしをしています。ホストファミリーと過ごすことも得難い経験でしたが、ここでは勉強だけに集中するために一人暮らしを選びました。一人暮らしと言ってもキッチン・シャワー・トイレは共有なので色々な国の人と交流ができます。夕飯の時間はキッチンでは色々な国の味しそうな料理がみられます。ここでの生活はNZ人の暮らぶりがよくわかるホームステイとはまた違った、経験になっています。
12月は学校がお休みに入るため、語学学校に通いました。
学校に通う目的は、語学を学ぶこと、自分の弱点を知ること、友達を作ることでした。

1ヶ月を終えて、短い時間をこんなに大事に過ごしたことはなかったというくらい充実した時間を過ごすことができました。

当初はカルガリーで研修をする予定だったので、学校卒業後も友達との交流ができることを期待していましたが、研修場所が変更になり今はとてもさみしい気持ちです。

でも少しずつ気持ちを切り替えて、新しい生活を楽しんでいきたいと思います。
私が通う学校は、三年生から五年生までの小学校と、六年生から九年生までの中学校が一緒になった学校です。
11月までは小学校のクラスで週に3時間ほど授業させていただいていました。
12月に入ってから、中学校のオプションのクラスで2日に一回授業させていただけることになりました。
12月にした授業は、自己紹介、挨拶、12月の日本の文化とクリスマスバージョンの折り紙、1月にはお正月についてです。
挨拶はたくさんの挨拶を授業で取りあげました。

他にも授業を考えていたのですが、担当の先生から「日本語は繰り返し練習させた方がいいよ」とアドバイスを頂き、2時間使って、挨拶を繰り返し言ったり、書いたり、挨拶を使って劇をしたりしました。
日本の文化に興味のある子どもたちが希望して授業をとっているので、質問がたくさん出てきます。

こちらに来て8か月ほど経ちますが、なかなか英語力が伸びなくて、質問も聞き取れたり聞き取れなかったり・・・また聞き取れても返事をするのが難しかったり、なかなかうまくいきません。
でも担当の先生が助けてくださって、子どもたちも喜んで授業を受けてくれています。
授業をするので、やはりある程度の語学力が必要だと、改めて実感しました。
次回は日本語を授業で取りあげようと考えています。
予告をすると、子どもたちはとても喜んでくれました。

日本の文化に興味を持った子どもたちはたくさんいるので、担当の先生のお力を借りながらでも、日本の文化を少しでもたくさん伝えられたらなと思っています。
この研修が終わるまでの私の目標です。
11月は雨の日が多かったのですが、
(毎年11月は雨が多いみたいです)
12月は天気の日も増えてきました。
1月に入り、雪も降り本格的に寒くなり、
外に出ると顔が痛くなり、
芯から冷えていくような寒さを味わっています。(現在-10度くらいです)

フィンランドのデザイナーにとって
12月は繁忙期で、かなりバタバタしていました。
クリスマスマーケットの準備で
商品の準備・タグ付け・梱包・搬入など大忙でした。
毎週末開催されるクリスマスマーケットの
店頭に立って接客のお手伝いをしたり、いい経験をさせて頂きました。

クリスマスは研修先の方のご家族のお家に呼んでいただき
フィンランドのクリスマスの雰囲気を体感しました。
フィンランドのクリスマスは
日本の年末年始のような雰囲気で
家族で集まり、ご飯を食べたりテレビを見たりゲームをしたり
のんびりと過ごすそうです。
外にはほとんど人がいません。
お店やバスも営業していません。

フィンランドでは、クリスマス以外にも
ナショナルホリデーには
スーパーや各店お店が閉まってしまうので
事前に確認しておいた方がよいです!
残すところ研修も2ヶ月半となりました。フィンランドも英語もまだまだですが、自分意思をどうやなか伝えることができるようになってきました。さて、12月の評価はusualです。理由は、本来自分がやりたかったことができていないと気づいたからです。

12月は3週間6年生の2クラスについていました。体育でソーラン節、図工で折り紙や習字、社会で日本について、音楽で日本のクリスマスソングについてなどを伝えました。空いている時間は、そのクラスの授業を見学しました。毎日、日本紹介の授業の準備、フィンランド語の勉強など時間を無駄にしていたつもりはなかったのですが、今振り返ると悔いが残っています。

それは、私がフィンランドに来て学びたかった学習(思考表現力を高める学習、グループディスカッション)をみることがだきなかったからです。6年生2クラスとも、一問一答で教師が生徒に問う形やテスト前プリント学習でした。自分の後悔のポイントは1番に、先生に質問できなかったことにあります。目の前にあることで精一杯になり、ただ不満を抱き、終わってしまったことです。テスト前からあのような授だっただけかもしれません。自分が感じたことを質問することでまた違った道が見えてきたかもしれません。

残り2ヶ月半。
『 やりたいことに焦点をあてる。 疑問に思ったことは質問する。質問できるように、予備知識を蓄える』
をしていきたいと思います。
こちらの学校では子どもたちが劇や歌を歌うクリスマスコンサートがありました。校長先生が日本の歌も歌うのはどうかと提案してくださり、昼休みに希望者だけ集めて、日本の歌の指導をしました。曲はリズムも繰り返しだし、いろんな言語でカバーされている「上を向いて歩こう」にしました。

練習が始まる前、歌詞や楽譜は全部ローマ字で作り直し、歌詞の意味も理解させるために、数年前にオリジナルに近い意味でカバーされた英語バージョンを聞かせる準備をしていました。しかし、練習初日、集まったのは8人だけでした。ここから私のカナダに来て最大の試練が始まりました。次の日校長先生にもう少し人数が欲しいことを伝えたら呼びかけてくれて20人以上になりましたが、日本語バージョンを聞かせると、「意味が分からない。」「やっぱり外に遊びに行っていい?」と次から次へと子どもたちが言ってきました。残ったのは結局10人程度。10人でも来てくれた子たちのためにと思って練習をしましたが、「上を向いて歩こう」の1フレーズですら、なかなか覚えられませんでした。結局90%英語、10%日本語で歌ように変更しました。

しかし、それでも本番1週間前になってもほとんどの子が歌詞を覚えてきませんでした。毎日数人ずつ練習に来ず、メンバー全員そろっての練習はできませんでした。練習に来ている子でも、一度歌っただけで「疲れた。」と言っていました。みんな外で遊んでいる時間に練習するのは難しかったです。それだけでなく、練習中にふざけたり、真面目にしている子たちの邪魔をしたりする子もいて、その子への指導にも時間がとられました。このままでは人に見せられるものではないと毎日焦っていました。でも、焦っても仕方ない。「できたところまででよし」と思って、せっかくなら楽しもうと思いました。歌っている姿をビデオに撮って子どもたちに見せたり、少しでもよいところを褒めたりしながら、最後は子どもたちがこの歌を好きになって楽しんで歌ってくれたらいいなと思って指導しました。

英語でうまく指導できないせいもあり、思うように指導できませんでしたが、コンサートでは子どもたちは笑顔でベストを尽くしてくれました。たくさんの先生や保護者に「とてもよかった」「あの曲はコンサートの中でもおに入りの曲だ」「がんばったね」と声をかけてもらい、頑張ってよかったなと思いました。
12月はフィンランド人にとって一番楽しみな時期なのではないでしょうか。今年は暖冬で暗く辛い11月で12月に入っても雪は少なく、降っても数日後には消えてしまう日々でしたが、本格的にクリスマスシーズンが到来し、街の風景ががらりと変わりクリスマス関連の催しが開かれ、11月以上に楽しいひと月でした。

学校でもクリスマス行事に参加する機会がありました。研修先の高校ではクリスマス前のセレモニーと教会への礼拝、クリスマス給食程度でしたが、隣の中学校では生徒たちがカフェを開いたり、小学校では学年や担任の先生にもよると思いますが、トントゥ(サンタクロースのお手伝いをする子供)を図工の時間に作ったり、先生お手製のアドベントカレンダーを開けたりしていました。私の小中高校時代、宗教や伝統など文化に関連した行事を学校で扱った記憶はないので新鮮でした。

フィンランドの学校では、クリスマスに限らず実際の生活に基づいた授業が行われていると感じています。例えば、小学校の図工の時間に父の日に贈るトースト用のトングを作ったり、高校の保健の時間に鬱病に関して扱ったり(フィンランドは鬱病患者が多い)、中学校の地理の時間にフィンランドに多く自生している木について勉強したり、研修先でも生徒たちが3Dプリンターを使っていつも何かを作っています。私にはそれがどう学校での学習と結びついているのかはわかりませんが、先生方はかなりそれらを評価しているようです。(もしかしたら先生方もわかっていないかもしれませんが)どこかで繋がっている、もしくは繋がる可能性があるのだと思います。

そしてこのクリスマス、宗教行事、宗教教育について興味深いと思った点があります。フィンランドでは小学校から宗教教育の時間がありますが、生徒がキリスト教徒ではなく、親が受けさせたくなければ受ける必要はありません。その時間は同じように宗教(キリスト教)を勉強しない少人数のグループで他の事を勉強します。個の尊重をフィンランドの教育現場で痛感しました。それを可能にするの少人数教育の重要性を私はフィンランドに来てから何度も実感しました。

今月で私の研修は終わりですが、この研修中にフィンランドの"可能性"と"個の尊重"によって柔軟な教育が生み出されていると感じましたし、これは教育現場だけに限らず、フィンランド社会全体で言えることで、日本にはないチャレンジ精神や他者との共存のようなものを発見しました。教育現場を通してフィンランド社会を垣間見れたという点でこの1年はとても有意義でした。
2016年01月02日 フィリピン
フィリピンでは9月からクリスマスの準備を始め、12月になるとツリーを出し、家に電飾を飾ります。2週間前位からツリーの下にプレゼントを置きます。イブは家族が集まり、深夜まで一緒にテレビを見ながら、ご馳走を食べます。
1週間前から24日の夜まで、近所の子供が(小遣い稼ぎ)に、門の前でクリスマスキャロルを歌ってくれます。家の住人は歌ってくれたお礼としてお金を渡します。「お金を貰えた」という噂を聞きつけ、次々と子供が歌いに訪れます。門を開けたら最後、次から次へと歌いにきます。お金は子供一人につき5ペソ(15円)程度。高校生が歌いに来た場合はもっと額が上がります。裕福な者がお金を渡すということが「徳」をつむことにつながるということです。

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