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年に4回あるプロジェクト学習や他団体への募金活動を目的とした「ハウスデー」というものがありました。ハウス活動とは学年を越えた縦割り活動で、日本で馴染みのある体育祭での対抗のみでなく日頃の行動をポイント化しての競い合い、上級生から下級生へのモラル教育、2週間に1度の集会などイギリスの学校では寄宿時代から行われている活動のようです。

当日は、生徒は私服で登校し、昼休みには多目的エリアで高校の文化祭のようにゲームの出店やお菓子を売ったりします。生徒は事前にラッフルチケットと呼ばれる抽選券を購入し、引き換えてゲームなどを楽しむことができます。準備は上級生(11年生)が中心に行いましたが、当日の店番や事前のポスター作製など下級生にも仕事を振ってリーダーシップやマネージメント能力を養っていました。後日20万円以上の寄付が集まったと集会で報告があったのと同時に、ラッフルチケットの抽選会がありました。景品はマクドナルドのクーポンや映画の割引券など、募金活動に協力的な企業から先生方が集めたもののようです。

2週に1度、数学科教員による教科部会が開かれていますが、その中で毎回1人の先生が指導法などのアイディアを持ち寄り共有するSHOW&TELLという時間があります。今回は私の番でしたので、2020に向けて進んでいる新学習指導要領「主体的・対話的で深い学び」(アクティブラーニング)について紹介しました。

ジャパニーズクラブの活動では、日本から持参したけん玉、だるま落とし、コマ回しを体験しました。特にだるま落としはコツをつかむのが早く、楽しそうに取り組んでいました。また翌週は、生徒が最も楽しみにしていたお好み焼きを調理室で作りました。前週に作り方・材料を日本語の単語を含め学習しのぞみました。また、お箸の使い方の学習も同時にできました。材料はウスターソースを日本雑貨店で購入すれば、他は現地で調達できます。生徒からお金を徴収し、買い物はホストファザーが手伝ってくれました。

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