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2017年2月

あっと言う間の4ヶ月でした。行く前に留学先でやりたいことリストを作り、最後にそれがどれくらい達成できたかを確認しました。すべてをできたわけではありませんでしたが、目安としてわかりやすかったです。外で過ごしたことにより、日本の不思議な文化や習慣をたくさん感じることができました。
研修を始めて4か月が過ぎました。最近の1か月はホリデー(夏休み)だったため学校はなく、休みを満喫できました。休みの期間は日本から来た友達と旅行をしたり、ホストファミリーとキャンプや旅行に行き楽しい時間を過ごせました。

ホストファミリーとの旅行では日本のガイドブックには載っていないような現地の人の知る観光スポットに連れて行ってもらうことができ、とても良い経験ができたと思います。またオーストラリア人の休みの楽しみ方を一緒に経験することができて良かったです。

留学中のホストファミリーは変わっていき、家を離れると会う機会もなかなかないので寂しく感じます。その分お世話になっている間、感謝の気持ちを伝え、悔いのないようにコミュニケーションを取っていきたいと思います。
生活に慣れてくると決まりきったことしか言えなかったり、コミュニケーションがマンネリ化してしまっている様に感じます。
何を話そうかと話題に困ることもあるので、最近はトピックを寝る前に考えるようにしています。

また現地を旅行する関係でホストファミリーに相談するととても親切に教えて下さいました。困ったときに聞いたり相談したりすることもコミュニケーションを取る上で重要なことだと思います。そしてそれは子どもたちに対しても同じことだと思います。小さなことでも聞くと丁寧に教えてくれます。

新学期は節分、ひなまつりと日本の文化を伝えられる機会も多いので、小学校で子どもたちに楽しく日本文化を伝えられるように、授業準備を頑張りたいと思います。
日本を離れてから1ヶ月が経ちました。学校生活も日常生活も発見ばかりの1ヶ月でした。

学校では、最初に2・3週間ずつそれぞれのクラスの先生の授業を見学することになっています。
見学とはいっても、見ているだけではなく、メモを取ったり、机間巡視・机間指導をしたり、アシスタント的な役割で活動したりします。
それぞれの期間で先生と相談をして、授業との進度の兼ね合いで可能であれば、私が担当する時間を設けてもらえるとのことです。
最初に担当してもらった英語の先生からは、英語の授業のアクティビティを何回か任せてもらい、生徒から「日本のゲームがしたい」とリクエストがあったので、その場で急遽1時間を任せてもらい、日本の手遊びやゲームなど道具なしでできるものをやりました。
今担当してもらっている先生からは、何回か私に授業を任せてもらったので、今週末に向けて準備を進めているところです。

日常生活でも、ホストファミリーのおかげで様々な体験をさせてもらっています。普段の料理に加えて、日本料理(とはいってもオムライス)をホストマザーと一緒に作ったりもしました。
研修も残りひとつき。帰国後にやらなければならないことのリストが頭をよぎるようになりました。帰ったら満足いくまで日本食を食べたい!という気持ちが膨らみつつ、もう帰るのかと名残惜しい気持ちも膨らみます。いつでもどこでも、フィンランド人みんなが笑ってくれる私の自己紹介が、「サルミアッキ」というお菓子が好きじゃない!という話。いつもここから話が広がりますが、この話題を使う機会ももう多くありません、少し寂しいです。

さて今月は、現地の方向けの日本語講座にお邪魔しました。講師はフィンランド在住の日本人。久々の日本語。外国人の視点から見ると面白い言語ですね。そして、この講座で出会った方から小さなコンサートに招待され、「カンテレ」という民族楽器の演奏を聞く機会に繋がり、日本人講師の方からは近くに住む留学中の日本人を紹介していただき...というように、面白いほど出会いが広がるフィンランド。ひとつだけの行動でも、そのひとつの行動がすべてを変えます、予想外の何かに繋がります。海外だから、より強く実感するだけなのかもしれません。でも日本でだって同じです。とりあえず、余裕のある時に、何か一つだけ、行動してみることをおすすめします。きっと素敵な出会いが待っているはず!
年のはじめにかなり気温が下がった日がありましたが、その後はそれほど寒くならず過ごしやすい日々です。日本クラブを始めさせてもらい、授業後にも関わらず、生徒さんたちが参加してくれています。教室や家庭科室も快く使わせてもらえるので非常にやりやすいですし、生徒さんも興味を持って楽しんでくれるので、とても気持ちの良い1日を終えることができています。

校長先生も何でもやっていい、困ったら何でも言いなさいと言ってくれ、「こうあるべきだ」「すべきではない」等の縛りがない中での活動は、どうしたら喜んでくれるか・楽しんでくれるかと考えたり行動したりするという目的は同じでも、日本とはまた違う雰囲気があります。
毎月の通信を読むたびに、自身の滞在中の事が思い出されると同時に、もう一度行きたい気持ちになります。
先日、Facebookで久しぶりに成長した生徒さんの様子を知ることが出来ました。
1年も経っていないのですが、見違えるほどの変わりように、子供の成長の早さを実感しました。
もう一度、子供たちに忘れられないうちに、彼らと会う機会が持てたらと思っています。

オーストラリアの小学校に三カ月お世話になり、帰国しました。制服はあるけど、ポケモンカードやぬいぐるみなど持ってきても良いし、自転車通学も良いし、おやつの時間はあるし、体育着に着替えなくて良いし掃除はないし、プールカードもないし、教科書は無いし...とにかく子供を叱る材料が少ないことに驚きました。日本は忘れ物、宿題、事細かい決まりがあり、先生たちがもっと慌ただしく、チェックしたり報告したり、準備したりが忙しいと感じました。高校受験がなく、もっとのびのびしているように感じました。理科の時間も無く、本当に基礎的なことに重点を置いていると感じました。
私のフィンランドでの滞在形態はいくつかの家庭を回るホームステイであり、何度か引っ越しがありました。今のホームステイ先のお父さんはイギリス人です。今までは英語を第二言語として話す方達との会話だったため、ゆっくりとしたスピードだったり、難しい単語ではなくわかりやすい単語でいろいろ説明してもらうことが多く、比較的理解できていたのですが、今のステイ先のお父さんと話すときは、フィンランド人よりスピードも速く、知らない単語も多く出てくるので聞き取れなかったり、理解できないことが多いです。

そういう場面になったとき、わからないのにうなずいたり、わかったふりをしていました。でも、そうすると、ますますわからなくなったり、結局改めて質問したりしなくてはならなかったので、わからないことはわからないと、表情に出したり、もう一度言ってもらったりするようにしました。すると、相手も別の表現で説明してくれ、理解につながるようになりました。また、おすすめの英語の映画や本を見せてくれたり、貸してくれたりしたので英語を勉強するいい機会になりました。

まもなく一年が経とうとしているのに全然英語力が向上していないのではないか、と落ち込んでいましたが、自分がフィンランドでやりたかったことを改めて思い返すと、教育現場をみる、とか、フィンランドの自然にふれる、文化に触れる、など目的はほぼ全て達成していたのでほっとしました。語力はいろいろな方法で、向上させたいです。
研修が残り2か月となりました。この数か月の授業と生活の中で行ってきたことを報告したいと思います。

①やりたいといえばなんでもやらせてもらえる。
これはお国柄かもしれませんが、フィンランドはコネクションが非常に重要な国です。でも、やりたい、といえば基本的になんでもやらせてもらえます。私は授業で生徒が学習したことを発表する場がほしかったので、たまたま知り合った現地在住日本人の図書館司書の方に相談して、市の図書館で日本の短歌と俳句を生徒が紹介する、というイベントを行いました。
イベントというより「発表会」という感じでしたが、それでも集まってくれた方々も多く、日本の文化に興味を持ってもらえたことがうれしかったです。生徒もやりがいを感じていました。

②現地の日本人留学生と交流してみる。
たまたま同じアパートに9月から3か月間の短期留学でこちらに来ている日本人の大学生が住んでいました。彼らも大学の勉強だけでなく、時間があればいろいろな経験をしてみたいということだったので、私の日本語の授業のアシスタントを時々やってもらいました。生徒の会話練習のペアが増えたりして助かりましたし、学生のみなさんもよい経験になったのでは、と思います。
また、アシスタントを頼むにあたって在籍校に相談したときも、「いいね!」という感じだったので、①でも書いた通り、やりたいといえば大体何でもやらせてもらえます。

③ビデオを撮って共有してみる。
こちらに来て初めて知ったのが、スマホの動画編集アプリは素晴らしい、ということです。スマホで撮ったビデオをスマホで編集してYOUTUBE上にアップロードすることができます。また、アドレスを知っている人だけに公開をする、などのプライバシーもある程度確保できます。なので、現地校の様子を日本の学校に知らせたり、生徒の活動をまとめたりするときに活用してきました。
生徒が日本語で自己紹介している動画を日本の学校に送り、交流をしたりもしました。

④現地の言葉はある程度話せた方がいい。
私はホームステイをしているわけではないので、日本で勤務していた頃と比べると圧倒的に自由な時間が多いです。7月から12月の間は、コミュニティカレッジに通ったりしてフィンランド語の勉強をしてきました。今が一番フィンランド語ができるのでは?と思い、1月末にあったYleiset Kielitutukinnotというテストも受けました。受験料が1万円以上と高いのですが、中級を持っているとフィンランドで仕事をしたりするときにも役にたつ場合がある、とのことで、せっかくなので受験しました。各都市によって受験日は異なりますが、1年滞在する方は一つ目標にしてみてもいいのではないかと思います。
また、編み物の教室に行ったりホットヨガのクラスに通ったり、最後の3か月は現地の人たちにまざってのんびりすごそうと思っています。そんなときにも、フィンランド語が多少できるとなじめるので、やっぱり現地の言葉はできた方がいいんだなと思いました。


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