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イギリス

 9月半ばより引き続きケンブリッジにあるImpington Village Collegeで日本語を教えています。生徒は7年生(11,12歳)から13年生(17,18歳)です。

 最近授業で紹介した日本の運動会の様子が興味深かったようです。親による場所取り、普段より豪華なお弁当、組体操やパン食い競争などを紹介しました。応援合戦のビデオを見せた際、「(応援団長は)どうしてのけ反りながら話すの?しゃべりにくそうなのに。」と聞かれ、日本人は当たり前に感じていることを再確認する機会になりました。

 年末年始の紹介で、えべっさん参り、西宮神社の福男選び(開門と同時に一斉に参加者が走り出し、1番から3番を決める行事)も興味深くビデオを見ていました。

 折り紙で手裏剣を作る授業も楽しんでいました。良く知られているので、すでに折ったことがある生徒も何人かいましたが、アニメや漫画の影響もあり、やはり人気があります。みな、好きな色の折り紙を選ぶのが楽しそうでした。
フランスでの2か月半の研修を終え、ロンドンで夏季休暇を過ごしています。劇やミュージカルは日本に比べ格安で素晴らしいパフォーマンスを鑑賞でき、美術館も無料の所が多いので、芸術を楽しむには最高の場所です。

勉強面では、Saint George International Schoolに通いました。前半2週間はGeneral English Course(GEC), 後半2週間は英語教員のためのTeachers' Refresher Course(TRC)を受講しました。世界の各地出身の友人ができ、特にTRCは第一言語が英語である人なども参加していたので(マレーシア出身など)速い会話についていくのが必死でした。英語の教授法は知識としては持っていましたが、実際に教授案を考え、発表したりディスカッションしたりするのは新鮮な体験でした。特にcommunicative approach, task-based learningなどについて得るところが多かったです。

以下に私が通った学校の特徴を記します。ロンドンに行かれる方は参考にしてください。
名称:Saint George International School
立地:Oxford Circus駅から歩いて数分という非常に恵まれたロケーション。
施設:ビル自体が古く、トイレの数が少なく飲食スペースも狭く、不満のある生徒が多数。
授業:基本的には良いが、中には評判の良くない教師もいるよう。(どこの学校もそうだと思いますが。)私のクラスはとても優秀な先生と標準的な先生でした。TRCは学校も力を入れているコース。
Activity: 日曜日以外、毎日ロンドン、郊外を巡るactivityがあり、希望者は参加できる。無料、もしくは安価な価格で非常に人気。
Staff: とても親切。親身に相談にのってくれる。
宿泊先:何件か学校が提携しているresidenceがあるが、私の宿泊先はNotting HillにあるVincent House。短期の一般客が泊まると高額だが、3週間以上の宿泊だと大幅に割引があり、ロケーションもかなり良く人気。
イギリスでホストカンパニーのコンタクトパーソンだった方に10年振りに再会できそうで喜んでいます。

2008年に 5か月間インターンとして働いたパン製造販売会社の重役だった方で、現在はその後設立した会社の社長になっています。公私に渡りお世話になった方です。

パン製造作業の合間に様々な規模のパン製造会社、粉製造会社、販売店など各地を案内していただきました。そして、その後今日までクリスマスカードや絵葉書などの交換、また Facebookでコンタクトを続けています。

今年の6月末から7月13日まで中国、日本を観光旅行する予定でぜひお会いしたいと言ってきました。思わぬ好機に、家族共々再会を楽しみにしているところです。今は歓迎の準備中で、京都市内観光の推薦、富士山五合目への One day trip、日本料理での dinnnerなど提案中で、今年の夏は、忘れられないものになりそうです。  
学校での研修が始まっています。今回の学校では、週に1回セカンダリースクールの手伝い、近隣プライマリースクールでのレッスンもしています。週に3日はホスト校での研修で、月曜は授業見学、火曜はyear4/6のレッスン、水曜はジャパニーズクラブ、ジャパニーズアートフェスティバルに向けた活動、という風に活動をしています。

やることがはっきりしていてとてもやりやすいです。またイギリスの先生方の働き方や教授法は大変勉強になります。レッスンでは数字や色、天気などボキャブラリーを増やしながらゲームを交えて行っています。ジャパニーズクラブは日本の文化を中心にお箸の持ち方や忍者について、季節の行事を扱っています。

ホスト校以外での研修ができることは思ってもみなかったことで大変ありがたい機会をいただいています。
学校ではジャパニーズアートクラブを始めました。日本の学校の美術部でもつくっていたストップモーションアニメ(コマどり)の制作を始めます。日本の生徒の作品にも興味をもって見ていました。日本のアニメやゲームは生徒にも人気が高く男女共に関心があるようです。
現地の方や先生方のお話を聞くと、イギリスは地域や階級の格差が大きいようです。
私のいる地域の生徒は白人のワーキングクラス~ミドルクラスの生徒がほとんどです。
なかなか難しい家庭環境の生徒も多いので先生方も指導に苦労されています。

日本の学校と研修校でインスタレーションアートプロジェクトをする予定です。
プロジェクションマッピングを使って和傘に日本の映像を投影する作品です。
和傘は研修校でつくり、投影する画像は日本の生徒が選びます。

正直、日本の学校は非常に忙しいので、なかなか快く協力はできません。
自分も経験から理解していますが、少しでも仕事は増えるのは日本の先生には負担です。
なるべく負担にならないように工夫する必要があります。
日本の学校側にやってほしい事を書類にまとめて日本の生徒に説明する事をパワーポイントでつくって送りました。
校長からも「負担にならないように工夫してれたので協力できます」との事でした。
2018年5月から約5ヶ月間の海外研修(海外教育交換プログラム)に参加しました。ロンドンで約3ヶ月の語学学校と、その後フィンランドで約2ヶ月の学校研修でした。いつかは海外で英語を学びたい!海外の学校を見学したい!海外生活を送りたい!とぼんやりと思い描いていました。しかし、実際に行ってみると本で読んだことや聞いていた内容とは異なることも多く体験(発見)できて、不安よりも感動が大きく、とても勉強になりました。

海外研修で大切なことは、「自分のやりたいことを諦めずに挑戦すること」です。そのためにも、自分の意見をしっかり口に出して積極的に行動することの重要さを学びました。また、「異なる環境でも柔軟に対応し、適応すること」の必要性です。思うように物事が進まない時、想像と異なる環境でもその場を楽しむことで適応していくことの大切さを痛感しました。

まず、ロンドンの語学学校には、本当に様々な国から学びに来ていました。授業中は静かに聴くというイメージの日本とは違い、常に質問や感想を発言し、会話しながら進むことに最初は戸惑いました。しかし、「英語での会話力を磨きたい」思いを忘れず、臆することなく発言する中ですぐに慣れていき、楽しくなりました。積極的な会話によって適切な英語表現も学ぶことができ、多くの友達もできて、授業外でも海外生活を満喫することができたと感じます。

次に、フィンランドの研修校(日本でいう小学校)では授業アシスタントをしました。そこでも進んで先生方や子供たちに話しかけることで信頼関係を築くことができ、より日本に興味をもってもらうことができました。また、自分の希望や思いを伝え行動した結果、研修校以外の学校見学も実現し、日本文化を紹介する機会も多く与えていただきました。積極的な行動によって現状を変えられることを実感したのです。もちろん慣れない海外生活の中での不満や、日本と異なる習慣や環境での戸惑いもありました。そこで「何事も学びのチャンスだと思い、どんな状況も楽しむこと」で柔軟な対応ができたと感じています。最後に、丁寧な説明と多くの支援をいただいたインターンシッププログラムスのスタッフの皆さん、アドバイスをいただいたOGの先輩、現地での多くの仲間や先生方に大変感謝しています。本当にありがとうございました。

  研修前に語学学校に通っています。語学学校には多くの国から生徒が集まっていて、様々な国の文化に触れる機会にもなっています。なるべく会話をする機会を増やすためにソーシャルアクティビティにも積極的に参加しています。

学校がスタートして10週間が過ぎると、クラス替え(レベルアップまたはそのまま)が行われた。
担当の先生からコメントと評価をもらった。私の場合は、4技能(話す、聞く、書く、読む)についての良い点や改善点などを具体的に教えてもらえた。また、その他にもクラスでの様子や宿題の取組、友達との会話(やりとり)など様々な点から評価を受けて、クラスを1つ上のレベルにアップすることができた。

授業の内容は、クラスのレベルアップとともにさらに充実してきている。基本的に会話しながら進められる。テキストも使うが、様々な読物、映像を用いられながら英語での表現方法を学んでいる。日本との大きな違いは、文法以外にも友達とともに常に話し合いながら進められること。意見を言う機会が多く、話しながら文法も学ぶことができる。また、疑問点はいつでも質問することができる環境であり、先生は様々な話し方(表現方法)を教えてくれるため、すぐに使えてとても役立つし面白い。
研修地ロンドンに着いて1週間。祝日もあり、語学学校での授業を3日間終えたところ。
 現在は、「90分・休憩15分・90分」で1レッスンだが、あっという間に過ぎる。先生の話すことを書くことも重要だが、まずは集中して聞くことが大切だと感じている。だんだん耳が慣れてきて、話の内容が理解できるようになってくる。ただし、やはり意味のわからない英単語が多いと難しい。しかし、「Sorry?」(何て?)「What's ▲▲?」(▲▲って何?)などの短い単語でも聞き返せば、他の言い方で教えてもらえるから助かる。また、同じクラスメートとの会話や意見交換が多いため、周りの仲間の話すフレーズを真似して使ったり、よく使われている表現(単語)を後で復習することで少しずつ使える英語表現が増えていくことが面白いところ。
 また、テレビ番組はCMや子供向けのアニメはとても分かりやすい英語で聴きやすい。
ロンドンに2ヶ月、フィンランドに5ヶ月という留学期間は、本当に長い時間でした。日本での教師生活に少しずつ慣れてきていた私にとって、海外生活という新しい経験の連続は時間を長く感じさせ、7ヶ月以上滞在していたかのような気分です。

一番貴重な経験だったのは、アシスタントして様々な授業を見学させてもらえたことです。英語の授業では、7・8歳がどんなふうに英語の授業を受けているのか、どんなことをテーマにして授業を進めているのか、先生方がどんなことに気をつけて授業をされているのか、を勉強することが出来ました。

そのときに改めて自分の今までの授業を振り返ったり、見学している授業の内容を自分が日本で行うとすればどんな風に授業作りをするのかを考えたり、新しい事を学びつつ、自分の事も省みるとても貴重な機会でした。また普段の英語の会話ややりとりを聞き、自分でも使うことで、より「自然な英語表現」を学ぶことも出来ました。

授業以外のことで気付いたことは、「趣味の重要さ」です。日本で現役で働いているときは19時に帰宅するのは当たり前でしたが、研修期間中は遅くても17時には学校を出ていました。帰宅してからの時間が研修前より長くなり、その時間の使い方が分からずはじめは戸惑ってしまうほどでした。

しかし、読書、編み物、映画鑑賞、ドラマ視聴など。自分の時間を充実させる術を分かり始めてから、仕事の時間とそれ以外の時間とをはっきりと区別させ、そして頭をリフレッシュすることが出来るようになりました。これから活動を始める人は、ぜひ自分の趣味に関係するものを現地に持って行って欲しいと思います。

そして最後に、心が折れそうになったときもホームシックになっていたときも、その気持を忘れさせてくれたのは研修校の子供たちでした。子供達と遊んでいれば悲しい気持も忘れられたし、話していれば楽しい気持ちになることが出来ました。最終日にはサプライズパーティーも準備してくれ、手紙ももらい、最後まで先生方や子供達に支えてもらった感謝の気持でいっぱいの研修期間でした。

気持をストレートに表現する子供たちに影響されて自分の気持を素直に表現出来るようになった気がしますし、考えすぎて動けなくなる機会も減ったように感じます。人としての価値観や考え方、そして教育に対する姿勢や自分の意見を改めて見直す機会を得た留学でした。今後もこの体験を生かし、よりステップアップしていきたいと思います。
研修校では、日本語の授業のアシスタントと、いろいろな教科の授業見学をさせていただきました。また、7年生に対して日本の学校や文化について紹介をする時間をいただきました。希望者に浴衣を着てもらい、その後全員で数字を使ってゲームをしました。

日曜日には、ステイ先の家族の方と一緒に教会に行きました。教会の中に入ると、皆さん気さくに話しかけてくださいます。その教会では、話を聞いたり、歌を歌ったり、お茶を飲みながらお喋りする時間があるのですが、同じ地域に住むいろいろな世代の方と交流する場があるのは、子供だけでなく、大人にとっても良いなと思いました。
学校での研修も2か月目に入り、最初の1か月とは別の先生のお宅でホームステイをさせていただいています。2歳と6か月の二人のお子さんがいるご家庭で、2歳のお子さんと遊ばせていただく中で、幼児がどのようにして英語を身に着けていくのかを興味深く観察させていただいています。

学校では、1か月目に引き続いて理科の授業を見学させていただいたり(時々、かろうじて手伝っています)、日本語の授業のサポートをさせていただいている他、英語、数学、歴史、technology、computingの授業を見学させていただきました。また、Assistant head teacherのご提案で、研修校と自分の勤務校との間でプログラミングや3Dデザインソフトを活用した交流をさせていただくことになりました。

2月の中旬にはhalf termで1週間の休暇があり、イングランド北部を旅行してきました。ローマ時代の遺跡をはじめとして、歴史を感じさせるものが多く、英国の底力を見たような気がしました。
1月上旬にロンドンでの語学研修を終え、学校での研修に入りました。研修校では今までのところ、理科の授業を見学させていただいたり、日本語の授業のお手伝いをさせていただいたりしています。

どの先生も大変親切で感謝感謝の毎日ですが、自分の英語力が追い付かなくて、自分の思うように授業や生徒に関わっていくことができないのが残念です。ロンドンの語学学校で学んだことが少なからず役立っているので、もう少し長く語学研修をしてもよかったかもしれないと感じています。

研修校からは、日本の自分の勤務校との間で何らかの交流プロジェクトを始めたいとのご提案をいただき、2月からはその計画を具体的に進めていくことになっており、嬉しい限りです。2月からは理科以外の授業も順次見学させていただく予定です。
ロンドンから電車で2時間半ほど北の地域に移動しました。現在は自分の専門教科の授業見学と、日本語の授業のアシスタントをさせていただいています。授業の進め方、生徒の質問や教科書の内容、そして学校全体の様子についてなど、良いと思ったことや日本との違いを細かく記録しています。いつか日本で役に立てばいいなと思います。
毎週の日本クラブの活動では、持参した道具を用いて書写を行いました。前の週に漢字について簡単なものを中心に学習し、事前学習をして臨みました。

当日は私が見本を示した「友」「和」の字に挑戦をし、生徒それぞれの名前も私がカタカナで書いたものを示し、見よう見まねで書いていました。やっているうちに「妖怪」という字を書きたいという生徒がいたので(妖怪ウォッチの影響かと)、黒板に書き順と書き方を示し、それを参考に上手に書いていました。当日の取り組みは学校便りにも写真付きで紹介され、取り組みを発信することができてよかったと思います。(妖怪を書いた生徒が写真の中心に来てしまいこれが日本のであれば保護者から批判されないか懸念するところでしたが)

数学の授業では、ハロウィン前同様クリスマス特別プリントを用意する先生がいました。座標を利用してクリスマスツリーを描いたり、1~26の数字の計算の答えとアルファベットをリンクさせ、クリスマスに関する用語を見つけたりと、生徒が楽しく数学の問題に取り組んでいました。このようにゲームを取り入れた授業展開が日本の教育でももっと可能性があるのではと感じました。

最終日とその前日には、担当していた学級の生徒および先生方からお別れのカード、コメント、記念品などをいただきました。人同士の温かみを感じることができ、これらは日々の教育の成果であり、教えていらっしゃる先生方の人柄を感じることができました。

フィンランドでの2ヶ月間に続きイギリスでの4ヶ月間、私の人生においてこれ以上ない経験をさせていただきました。この機会を提供していただいたIIPさんには心より感謝申し上げます。私は前職を辞める決断をして海外インターンシップに挑戦したわけですが、IIPさんの活動が今後より理解を得られ、現場の教員がその教育方法を国を越えて頻繁に共有し合える日がくることを心より願っています。本当にお世話になりありがとうございました。
IIPに紹介していただいた語学学校で学んでいます。自分自身の英語の勉強だけでなく、授業の進め方やゲームの取り入れ方なども参考になる、楽しい授業です。

発音するときの口の形や舌の位置、2つの単語が繋がったときに聞こえてくる音など、今まで意識していなかったことも丁寧に説明してもらえて、新しい発見が毎日あります。

平日は、午前中は授業、午後は復習やラジオを聴いたりして、時間の許す限り英語に触れています。語学学校にはいろいろな国から生徒が来ています。今までは英語はとにかく大変なものだと思っていましたが、今では英語さえ使えるようになれば、こんなにたくさんの国の人と会話をすることができるようになるんだ、英語ってすごいな、と思います。
Day Light Savinigも行われていた南半球のNew ZealandからLondonに移動してきて、当初は昼の短さに戸惑いました。さらには曇りや雨の日が多くて日照時間も少なく、これまで本で読んだり話に聞いたりはしていましたが、これがLondonの灰色の空かと実感しています。

語学学校では、大変刺激を受けながら授業に参加しています。英語力に関しては、自分はlisteningが弱いのでlisteningを重点的に鍛えれば改善できるはずだと考えていましたが、授業を受けるうちにlistening以外の力も総合的に向上させなければlistening力も向上しないと気づき、現在の日本の英語教育が4分野バランスの取れた能力向上に力を入れているのにも納得しました。

また、同じクラスには欧州各国や中国、韓国など多様な国から若い人たちが参加しており、その様子から日本の生徒がグローバルに活躍するために必要なものをおぼろげながら感じ取ることができ、帰国後に行う教育のイメージが少し見えてきたように思います。

さらに、普段と違って授業を受ける立場となることで感じたこともあります。例えば、英作文を提出した際には先生が丁寧に添削してくださり、励ましのコメントをつけて返却してくださるのですが、それが大変ありがたく、教師の立場で薄れかけていたことを生徒の立場で再度実感することができ、貴重な機会となっています。
年に4回あるプロジェクト学習や他団体への募金活動を目的とした「ハウスデー」というものがありました。ハウス活動とは学年を越えた縦割り活動で、日本で馴染みのある体育祭での対抗のみでなく日頃の行動をポイント化しての競い合い、上級生から下級生へのモラル教育、2週間に1度の集会などイギリスの学校では寄宿時代から行われている活動のようです。

当日は、生徒は私服で登校し、昼休みには多目的エリアで高校の文化祭のようにゲームの出店やお菓子を売ったりします。生徒は事前にラッフルチケットと呼ばれる抽選券を購入し、引き換えてゲームなどを楽しむことができます。準備は上級生(11年生)が中心に行いましたが、当日の店番や事前のポスター作製など下級生にも仕事を振ってリーダーシップやマネージメント能力を養っていました。後日20万円以上の寄付が集まったと集会で報告があったのと同時に、ラッフルチケットの抽選会がありました。景品はマクドナルドのクーポンや映画の割引券など、募金活動に協力的な企業から先生方が集めたもののようです。

2週に1度、数学科教員による教科部会が開かれていますが、その中で毎回1人の先生が指導法などのアイディアを持ち寄り共有するSHOW&TELLという時間があります。今回は私の番でしたので、2020に向けて進んでいる新学習指導要領「主体的・対話的で深い学び」(アクティブラーニング)について紹介しました。

ジャパニーズクラブの活動では、日本から持参したけん玉、だるま落とし、コマ回しを体験しました。特にだるま落としはコツをつかむのが早く、楽しそうに取り組んでいました。また翌週は、生徒が最も楽しみにしていたお好み焼きを調理室で作りました。前週に作り方・材料を日本語の単語を含め学習しのぞみました。また、お箸の使い方の学習も同時にできました。材料はウスターソースを日本雑貨店で購入すれば、他は現地で調達できます。生徒からお金を徴収し、買い物はホストファザーが手伝ってくれました。
9月の新学期の研修開始から2ヶ月が経ちました。学校は現在秋休みです。

学期始めの緊張している様子も次第に薄れ、少しずつ生徒の自我が見えるようになってきました。それと共に、宿題忘れ、遅刻、教師に対する反抗的な態度なども目に付くようになってきています。

トリニティースクールでは、これらの問題に対処するために放課後や昼休みに生徒を残し丁寧に指導しています。また、生徒の行動に対する基準も明確に決められ、教室にも掲示されているので、日本の学校(私の前任校だけ?)のような生徒手帳に書いてあるからといった曖昧な方針下の指導ではなく、教師間および対生徒においても共通認識が図られた上での指導となるので生徒も指導されることには納得している様子です。

例えば、遅刻を3回すると金曜日の放課後に学年主任の先生との居残り家庭連絡、授業で教師の指示に従わなければ別室にて指導し、そのご家庭連絡および主任の先生との面談・・。また、それらの生徒の行動情報は電子上で一括管理されて共有されていますので、「あの先生が主任の先生にチクって」みたいな生徒の余計な反発も薄れる気がしました。

毎週火曜日にはCPDと呼ばれる質の高い研修会が行われます。イギリスに来て感じたのは、学校外の機関によるスクールバックアップ体制が整っていることを実感しました。研修会の講師派遣や、インターネットによる充実した研修コンテンツの提供、また授業で使える教材をダウンロードできるサイトであったり、生徒自身が動画などを用いて自学できるサイトなどがあります。

日本では教員の多忙感は問題になっていると思いますが、こういった質の高い教員のバックアップがビジネスとしてでも発達してくれるといいのにと感じました。
語学学校ということもあり本当にたくさんの国や年齢の人がいます。休憩時間やお昼の時間に、話しかけてみると気軽に会話してくれます。英語を上達させたくて入学しているので、「お互いの勉強になるからね!」といってとってもフレンドリーです。

先生方も相談にすぐ乗ってくださり、コース延長のことで相談したときも、完璧じゃない英語を話す私の話を根気強く聞いてくださいました。行くたびにとても明るく迎えてくださり、嬉しかったです。

また、日本人としてボランティア活動に参加することになりました。その活動を展開している団体のトレーニングにも参加してみましたが、とても積極的な日本人の方が多くてかなり刺激になりました。怖がらず、何でも探してみて挑戦してみることもとても大事だと思います。
イギリスの中学校での研修が始まり2週間が経ちました。

トリニティースクールは日本の中学校に似ている感じの雰囲気で、教室移動は並んでいく、集会へ行くときは言葉を発しない、集会中は顔を上げて話を聞くなど厳しく指導されている印象です。

初日に校長先生が「校内で見かけたらセンセイと呼んであいさつするんだよ」と僕を紹介してくださったおかげで、日本の学校かと錯覚するくらい「ハーイ!センセイ」と声をかけてくれます。お辞儀をしてくれたり、コンニチワと言ってくれる生徒もいたり教師に対しての敬意を感じます。

①学校の様子
先生方はネクタイ着用のオシャレな正装で授業をされていて、さすがイギリスの学校だなと感じました。また、生徒が教室に入室する際、教員が全ての生徒と握手をして挨拶をかわすというこだわりぶりには感心されられました。(思春期の生徒がよく嫌がらないなと不思議でもあります)。

遅刻や忘れ物、態度についての生活指導も厳しく、昼休みや放課後に主任の先生と話をしている様子をよく目にします。(叱るというよりは改善策を生徒に寄り添って考えている様子)全教室にプロジェクター&ホワイトボードが設置され、先生方は全ての授業やホームルームのパワーポイントを準備しています。

配布物もほとんどなくホームページ上で各自チェックするというスタイルなのでペーパーレス化も進んでおり仕事もシンプルに感じます。宿題ですらホームページのマイページに掲載されます。

②驚かされる道徳教育
公立校でありながらミッションスクールなのですが、宗教教育・道徳教育は日本と大きく違っており、本当に驚きました。礼拝という名の全校集会やイギリスの学校ではメジャーなハウスシステムと呼ばれる学年の壁を越えた縦割りの集会は毎週あるわけですが、そればかりでなく、毎日のホームルームの時間でも、生徒を勇気づけたり、自らの将来について考えさせたり、今現在世界中で起きている問題について考えるなどの、人間としての在り方を毎日シャワーのように浴びています。

特に金曜日は上級生が下級生の教室に出向き道徳教育をするという、非常に革新的な取り組みにも驚かされました。教科教育を越えた教員の本来あるべき姿について痛感させられています。特に日本は来年度より道徳が教科化されるわけで、言動の一つ一つから人間の生き様がにじみ出るような教員像を目指さないといけないのだと心から感じました。ちなみに毎時間の授業で用意された聖書のフレーズを生徒が読み上げるという取り組みも効果的だと感じています。

③数学の授業
イギリスにはGCSEという義務教育終了時の全国的なテストがあり個々の将来を大きく左右します。なのでそれに向けて頑張っているという様子で、GCSEという言葉は毎日耳にします。カリキュラムが前後しているのもあり、11歳で平方根を知っていたり、12歳で小数の掛け算割り算のひっ算の練習をしていたり、色々と疑問に思う点は多いのですが、日本の高校入試に向けた勉強はハイレベルなのだなと感じました。

ただ、大きく違っているのは生徒が授業に向く姿勢です。斜に構えている日本の生徒とは異なり、本当に楽しそうに授業を受けています。塾に行っている生徒が少ないのもあると思いますが、授業1時間で多くの事を吸収しているように感じます。クイズ形式の授業や実社会で使える問題を取り入れたりと先生方が工夫されているのもあると思いますし、何より自尊感情が高いのかなと感じます。

ちなみに生徒は教科書をもっておらず、教員が準備したパワーポイントをノートに書き留めながら授業が進んでいます。教室備え付けのエクササイズブックで練習問題を解いたりすることもあります。

④ジャパニーズクラブ
週に1度水曜の放課後ジャパニーズクラブの活動を行っています。顧問の先生は日本に住んでいたことがありオーストラリアで日本語指導の経験もある方なので、生徒はひらがなを何とか読めると言ったレベルです。アニメなどから日本に興味を持っている生徒が多いのでこちらもやりがいを感じます。

今週は日本の服装についてプレゼンテーションを行い、その後日本から持っていった浴衣と甚平を生徒が着るという活動を入れてみました。お土産にたくさん買っていった100円ショップの扇子も喜ばれました。今後は日本語の指導、折り紙、書写、お好み焼きを作るなど準備を進めます。IIPさんからいただいた本が本当に役にたっています。

こちらに来て語学学校に通い始めてから2週間が過ぎました。治安について大変心配していましたが、親切な人も多く過剰に心配しすぎていたと思いました。

語学学校には出身国、年齢、学習理由などみんなそれぞれ違った人たちが通っています。日本人ばかりいる場所で過ごしてきた自分にとっては、とても新鮮に感じました。そして価値観や文化、そして考え方の違いに驚きながらも、その「違い」を知ることがまた楽しく感じています。

入学初日にSpeakingとWritingのテストがありレベル別にクラスに分けられました。他のレベルにいきたいときも相談すれば変えてくれたり、先生方やレセプションの方々は、どんなにこちらも英語が下手でも親身になってこちらの言いたいことを理解しようとしてくださいます。レセプションの前で立っていると、すぐに「大丈夫?なにかあった?」と必ず声をかけてくださったり、大変安心出来る環境でした。

生活に慣れることに必死で、自分の未熟さに悔しい思いをすることもありましたが、よい経験になりました。まだまだ始まったばかりですので、経験を通して学んでいきたいと思います。
自身授業を受ける側になるのは久方ぶりですので、色々と新鮮に感じました。

まずはICTの機器について、アクティブボード(電子黒板)が全教室に配備されており、講師は板書事項を保存したり、インターネットを活用したりと幅の広い授業を展開しています。

また、KAHOOTというサイトを利用したゲームでは、生徒がスマートフォンからネットにアクセスし、講師があらかじめ準備した授業の振り返りなどの演習問題を4択の早押しクイズのように解いて得点やランキングも表示されると楽しく学ぶ面でも進んでいるように感じました。

海外の学校ではこのようなアプリも使いながら授業が行われているようです。日本の学校でもタブレットなどを導入している学校では活用できるように感じました。

また、授業は基本的に他者との活動を中心に進めていくアクティブラーニングを意図的に行っているように感じました。日本人は外国人と一緒になると遠慮して引いてしまうことが多いので、人任せになってしまうことが受けてみて再認識しました。

発言権の弱い生徒にも効果的で、かつ国際社会の場でしっかりと自分の意見を言えるようになるためにはどのような活動が効果的か、アクティブラーニングについて再度考える機会となりました。
先日やっと、当初から依頼をしていた中学校訪問が実現しました。訪問先では日本語クラスの先生にお会いしたり、校長先生が校内案内をしてくれたりし、日本語の授業にも参加させてもらう機会も得ました。授業の形態や種類、成績のつけ方・成績の利用の仕方などについてお話を聞くこともできました。

こちらでは、中高も日本の大学のように生徒が教室を移動します。また、授業と授業の間に休み時間がない時間帯があるので、生徒が時間通りに来れないことや授業態度の話を日本人の先生からお聞きし、時間を守るにも、守れる体制がいるな、などと当たり前すぎて今まで考えたこともなかったことを考えたりして、小学校に居るだけでは見えなかったことを知るよい機会になりました。

小学校では、6年生が卒業発表会の練習真っ最中で、毎日練習練習練習です。
現在は語学学校に通っており、国籍も年齢も性別も異なる人が集まってのレッスンがとても刺激的です。日本人は討論が苦手ですが、みんながそれぞれ全く異なる考えを持っているので、お互いの価値観やモラル、文化を知ることがとても楽しいです。他の皆も同様に知りたいと思っているので、よく聞いてくれます。加えてここはヨーロッパから来ている人が多くアジア人は少ないので、特に興味深いようです。ですので、頑張って物怖じせず討論に参加できると、より知見を広げることができると思います。
ニュージーランドでの3ヶ月の研修が終了しました。イギリスと合わせると、1年の半分以上を海外で生活していたことになります。

自分の力不足を感じることも多々ありましたが、周りの方々に支えられてとても楽しい充実した時間を過ごすことが出来、改めて日本の魅力を感じたり、違う視点から物事を捉えることが出来るようになりました。

そして、何よりも子供達の笑顔と好奇心に救われました。自分には当たり前だった事が、子供達の視点で見ると違う感じ方をすることが出来て新しい発見をすることもありました。少しでも子供達が日本に興味を持ってくれていたら嬉しいです!
2008年にイギリスでお世話になったホームステイ先に先月(9月17日)娘が訪問し一泊させていただくという歓迎を受けました。

私はホームステイ中に、妻と息子、娘をイギリスに呼んで各地を案内するとともにホストファミリーへ紹介したことがありました。
娘は、今回 Manchesterで開催される学会に Speakerとして参加することになり、帰りの一日をホストファミリーとの再会に当てたいと考えていました。先方へお伺いしたところ快諾が得られ、娘の希望が実現しました。お会いするだけでなくホームステイも体験できて喜んでいました。

ホストファミリーの方々とはクリスマスカードやちょっとしたプレゼントなどで近況を知らせ合う程度の交流はずっと続けてきていますが、娘が一泊するほどのお付き合いは予想していませんでした。一段と交流が発展し、親戚のような感じを持つようになりました。

研修から8年たってホストファミリーと親子2代に渡るお付き合いに発展し、当時は毎日が冒険で苦しいこともありましたが、改めてIIP研修は私にとってかけがえのないものであったと感じています。
2016年07月02日 20代 , イギリス
研修期間も残り2週間程となりました。
日本の文化等を紹介するイベントのお手伝いをしたり、学校のイベントのお手伝いをしたりと色々な体験をさせて頂きました。
授業で習字をしてみたのですが、いつも元気いっぱいで騒がしいぐらいの子供達が、真剣に黙り込んで筆を使って文字を書いていたのが印象的でした。日本人には当たり前のことでも新鮮に受け止めてくれていると感じますし、子供達の感想も私にとってはとても新鮮でした。
 小学校に来て感じていることは、とにかく子供を褒めてあげることが多いことです。日本だと"当たり前"と思うようなことも、出来たことではなく、挑戦したことを褒めてあげるという感じです。大人の私でも褒めてもらうことも多く、やはりモチベーションが上がるので、ポジティブな言葉や褒め言葉というのは、ちゃんと口に出して伝えてあげることが大事だなと思いました。
 Easter Holidayが明けてから、Japanese LessonとJapanese Clubを持たせてもらっています。
授業は3年生以上のクラスで持っていて、各クラス5~6人ずつのグループに分かれ1グループ30~45分程を、1日1学年ずつという形で進めています。host teacherからは5項目を教えて欲しいという要望があったので、折り紙や習字、お箸の使い方等を今後の授業で取り組む予定です。
クラブは想像以上に参加してくれる生徒が多く、高学年と低学年の生徒で別れて1週間に2回しています。今までの活動は、日本語で名前を書いたり、折り紙をしました。生徒達のリクエストを聞きながら、今後の内容を考えていきたいと思っています。
学校内の掲示板も1つ貸していただいているので、授業の様子やクラブの様子、生徒達の作ったもの等を飾っていく予定です。
①授業の進め方、生徒の授業態度の違い。 研修先の学校では教科書を使用 せず、各教員がオリジナル教材を用意 していた。 また、黙って教員の講義を聞いてい るだけではなく、必ず生徒たちの活動が含まれるような授業内容となっていた。

②教員の働き方の違い。仕事量は日本と同様少なくはない が、授業時間が終わる16時ごろにはスタッフが次々と帰宅し始め、ダラダラと長時間長時間残業している人はほとんどいなかった。

③職場、職場、家庭における男女の役割の違い。まだまだ女性がキャリアを積むのは難しい社会ということだった が、重要な役職についている女性が日本より多いように思った。家庭では男性も積極的に家事を手伝っていた。
小学校での研修が始まって1ヶ月が経ちました。この1ヶ月は学校や英語に慣れる為、すべてのクラスをお手伝いで回りました。日本の小学校とは違う所がたくさんあり、驚きと学びが毎日のようにあります。今は、日本でいう春休みに入り4月の2週目から新学期が始まります。休み明けから、授業やクラブを持たせてもらう予定なので、授業案等を考えつつ休みの時間をのんびり過ごしています。
小学校での研修が始まり、今はまだ各クラスの授業を見学させてもらっています。日本の小学校とは違う部分が多くあり、驚くこともたくさんあります。1日だけ、別の学校の日本文化を紹介するイベントに参加させてもらいました。生徒達も、日本語で挨拶をしてくれたり、日本について質問をしてくれたりと、フレンドリーな子供達です。クラブ活動も持たせてもらえるようなので、生徒達により興味を持ってもらえるようにこれから授業案等を検討していきます。
 ロンドンに来てから1週間が経ちました。初めの1ヶ月はBloomsbury Internationalという語学学校に通っています。ロンドンの中心部にある学校で、地下鉄の駅からも近く、大英博物館等の観光地も周りにたくさんあります。思った以上に様々な国の方がいて、日本人の私が1人で街中を歩いていてもあまり特別な感じはしません。British Englishを聞き取るのに苦労はしていますが、先生も学校のスタッフも優しくてフレンドリーな方ばかりです。初めは緊張していましたが、クラスメートも積極的に話しかけてくれるし、分からない所もお互い考えながら楽しく勉強が出来ています!
  4ヶ月間の小学校での研修が終了しました。研修を始める前は「孤独を感じるかも」「1日が長く感じるかも」と心配もしましたが、杞憂に終わりました。子どもたち、スタッフ、保護者の方にも恵まれて、涙涙でのお別れでした。自分なりに振り返ってみます。

<職場での関係で良かったこと>
1.やりたいことを明確にし、計画を立て、言葉できちんと伝える。
 「全校集会を○回持ちたい」「固定の時間割がほしい」「~をしたいから、子どもを○人貸してほしい」「あなたに~をお願いしたい」など、自分の要求を表明しました。教頭先生から「この国では、自分のしたいことをちゃんと言わなきゃだめよ」と初めに言われたのが良かったです。

2.わからないことはとにかく聞く。
 これは何、なぜ、あの人は誰、物のありか、使い方など、とにかくわからないこと、日本と違うことが多いです。タイミングは大切ですが、誰でもいいから近くにいる人に聞きました。初めは冷たい印象だった人が、実はとても親切で、それ以来その人から話しかけてくれるようになりました。また、やる気があると受け取られたようです。新しい情報も知らせてくれました。コミュニケーションのきっかけにもなります。

3.自分から申し出る。
「何かできることはありますか?」「~しましょうか?」「手伝わせてください」など、仕事を申し出ました。学校は誰もが忙しいです。日本もイギリスも同じです。雑用から、算数や英語の小グループの指導まで、いろいろな仕事を経験させてもらいました。「手伝って!」「この子たちをお願い」など逆に頼りにされて、スタッフの一員として役に立てている喜びも感じました。自分にできることは何でもする!

4.英語はできるに越したことはない。
 仲良くなればなるほど、もっと話したい、分かりたい、伝えたいという気持ちが強まります。コミュニケーションはジェスチャーや表情も大切な要素ですが、言葉で自分を表現できないとフラストレーションを覚えます。研修を始める前にできる限り表現力を高めるといいと思います。また、英語を上達させたいという姿勢でいると、スラングや口語表現をたくさん教えてもらえました。

<授業で心がけたこと>
1.授業内容や地域、子どもの関心のあることとつなげる。
 子どももスタッフも日本についてほとんど知りません。特に強い関心もありません。
 5年生。ヨーロッパの国々について学んでいました。「日本の国技『相撲』を知り、紙相撲をする」という授業の導入に、スポーツの発祥国クイズでヨーロッパの国をいくつか扱いました。マラソンはギリシャ、ラグビーはイギリス発祥ということを知らない先生もいて、私はそれに驚きました(ちなみにラグビーは隣町)。また、外国人力士も紹介しました。
 4年生。「伝統衣装『着物』を着る場面を知り、浴衣を着る」という授業をしました。副担任の先生がスコットランド出身だったので、伝統衣装『キルト』を着る場面を紹介してもらいました。結婚式・儀式、お祝い(お正月、成人式、七五三)、伝統楽器(琴・バグパイプ)の演奏や伝統舞踊(日本舞踊・ハイランドダンス)で着るという共通点があり、子どもたち、先生方、私にとっても驚きでした。最後は、私が子ども、先生に浴衣を着せ、副担任の先生がご自分のお子さんのキルトを子どもたちに触らせました。
 6年生。この街は、第2次世界大戦中ドイツ軍に爆破され廃墟となった教会が保存されています。そこに「和解の像」という彫像があり、同じ彫像が広島に贈られました。ほとんどの子どもが知りませんでした。知らない先生もいました。広島・長崎の話をし、平和への祈りを込めて最後にみんなで折鶴を折りました。

2.体験させる。
 子どもは話を聞くだけでは退屈します。上記のように「紙相撲をする」「着る」「折り紙」や、「巻き寿司作り」「伝承おもちゃで遊ぶ」など体験が好きです。また、クイズも好きです。

3.メッセージを込める。
 「食べ物を大切にしてほしい」という思いを込めて「学校給食と『頂きます』『ご馳走さま』の意味」を、「writingがんばろう」という思いを込めて「日本語の表記文字」について全校集会でプレゼンテーションしました。子どもの様子を見ていて私の中で思うところがあったからです。他にも「文化の相違点ではなく類似点に目を向けてほしい」「自分の国や地域も知ってほしい」「平和への祈り」などそれぞれの授業にメッセージを入れました。

 自分に何ができるか、目の前の子どもたちに何をしてやれるか、私だからできることは何か。目の前の子どもたちと向かい合いながら、自分自身とも向かい合った4ヶ月でした。
イギリス・ゲインフォードでの研修が終わりました。日々に追われ続け時間があっという間でした。私自身、普通小での経験があまりなかったため、集団指導という形態に慣れておらず、中々、最初の方はうまくいきませんでした。だから、休み時間は必ず子どもたちと遊ぶようにして、子どもの名前を覚えたり、どんなことが流行っているのか、好きなのかということを探りながら授業を組み立てることにしました。やはりどのクラスでもおりがみに感動していました。あまり図工の授業がないせいか制作するということに飢えているように感じ、5・6年生に3回しか折らない「犬」を教えたときは少し対象年齢低く設定しすぎたかな?と少々不安だったのですが、実際にやってみるとそうでもなく、2つ3つと自分で折り紙ができたという感動にとても嬉しそうな表情が印象的でした。会うたびに「次は何を作る?」とか「○○が作りたい!」とか完全に折り紙の人になっていました。決して私も折り紙のバリエーションがあるわけでもなく、とにかくYou Tubeでおもしろそうで簡単な題材を探しては作り方をDLして、教室のスクリーンに映て、何度も止めながら指導していきました。中々、うまくいかないこともありましたが、折り紙でこんなに盛り上がるのは正直、意外でした。

学校でYou Tube画使えるのは本当に便利ですね。そして、黒板も全てスマートボードだったので、とても便利でした。毎日、1.5時間の授業を持たせて頂き、正直、準備や段取りを考えたり、予め関連する英単語を調べたり等をして、かといって子どもが乗らない日もあったりして、かなりしんどかったというのが正直な感想です。特に入学して間もない4歳のクラスの授業はとても悩みました。でも、出来上がったものを下校の時にまた出して、友達や保護者に見せている子どもの姿を見ていると疲れも吹き飛んでしまい、準備は大変だったけどやってよかったと思えることが多々ありました。

グレーゾーンや障がいのある子どもにはアセスメントをしたりして、実態を把握してみたりして、請謁ながら助言させていただいたり、活動を通して支援させて頂いたりして、日本での経験を生かすこともできました。この学校はいわゆるインクルーシブな学校でしたが、障がいのある児童に対して専門の正規教員を加配してもらえるよう校長が国にかけあっていることが素晴らしいと思いました。色々なやり方はあるかもしれませんが、インクルーシブに向けた方向性として間違いなく専門性の高い教員を加配することと言うのが何よりも大切なんだと言うことを改めて感じる機会となりました。
 小学校での研修が始まり6週間が経ちました。全校集会でのプレゼンテーション、各クラスでの文化紹介、クラブ活動、子どもたちや先生方のサポートに毎日充実した日々を送っています。
 初め、「4回、全校集会でプレゼンテーションがしたい」と言ったものの、あらかじめ計画されたものに私の時間を作りだすことが難しそうだったので「2回でも構いません」と申し出ました。すると、「この国では、きちんとやりたいことを言わなきゃだめよ!」と励まされ、最終的に6回、全校集会をもたせていただけることになりました。
 各学年の授業もサポートしていますが、先日、突然のオファーがあり慌てたときにとても役立ったサイトがあるのでご紹介します。「kids web Japan」というサイトです。2年生の学習サポートに入っている時、突然「15分くらい日本のおとぎ話をしてくれ」と言われました。このサイトには、典型的な日本の昔話が、かわいらしいイラストと英訳された文章で掲載されているのでとても助かりました。他にも、日本の文化紹介が英文で載っていたり、紙相撲のテンプレートがあったり、なにかと役立ちます。
ロンドンでの英語研修が2か月目に突入しました。少人数クラスの快適な環境でよい仲間にも恵まれ、充実した学習をしています。文法事項に関しては高校の復習のような感じなので私の課題は語彙を少しでも増やし使うことと、とにかく「もっと話すこと」です。片言の英語でも物おじせず積極的に発言される生徒さんがたくさんいて、私ももっと発言しなければと焦ります。ですが先生が「味噌汁ってどうやって箸で食べるの?スープでしょ?」と私が発言できる機会を与えてくださることもしばしばあり、少しずつ頑張っていこうと思っています。
10月のロンドンは朝晩冷え込みます。体調管理に気を付けて過ごそうと思います。
ロンドンでの語学学校生活も終わり、イギリス中部のゲインフォードで小学校の実習が始まりました。総生徒数93名という小規模の学校ながら創立約150年となる歴史ある学校です。各学級が2学年一緒のため、一斉指導はとても大変そうでした。イギリスは最近、日本でいうところの学習指導要領がまとまったため、それを参照して指導が行われていますが、この学校では日本のように教科書がなく、担任が各グループの実態に応じた課題を作成して、指導をしています。イギリスにしては意外だと思いました。また、公立学校にして英国教会の管轄であることから、朝会では賛美歌が歌われ、ちょっとしたお説教の時間もあります。日本の私立のような指導が公立で行われている感じに少々の違和感がありました。

メインは特別支援教育でのインターンを希望しているのですが、特別支援学級はなく、普通学級に支援を要する児童が在籍しています。そのため、個別及び少人数の取り出しの授業が平行して行われています。2学年が1学級にまとまっていると大変な面も見られましたが、年上の児童が時に授業ではいいモデルになったり、絶対的な年齢差から嫌味なく年下の子にわからないところを教えたりリードしたりしてあげられることは大きなメリットではないかと感じました。

また、校長先生が1人1人の子どもの名前をしっかりと覚えていて、挨拶のときも名前を呼んで応じていたり、中休みや給食の時は校長先生と輪番制の担任が子どもの管理をして、ほとんどの担任は休憩が保障されていました。きっと日本とは校長先生の業務はかなり違うのであろうと察することができましたが、子どもの実態がよくわかっている校長先生はいいなと思いました。

休み時間は学年が離れていてもサッカーをしたり鬼ごっこをしていたり、給食は食堂で低学年から席が埋まっていくので必然的に高学年は空いている座席で食べるようになっているので年齢差があっても関わりがとても自然です。日本にも縦割り活動や交流等を行っていたりもしますが、活動という形で括るよりは子どもたちの自主性や自然の成り行きに従ったほうが無理がないんだなと感じました。学校からの強制力が働くと子どもの抵抗力も出てきてしまう...子どもの興味・関心をくすぐってそこから一歩引いて見守ってあげられるような活動にしてあげられているところがこの学校のうまくいっている点ではないかという印象を受け、毎日とてもいい勉強になっています。
2014年08月04日 30代 , イギリス
こちらにきて9ヶ月たち、本来なら今週末ですべての研修が終わるところでしたが、いろいろなハプニングのおかげでまだまだイギリス滞在を楽しむことができそうです。
研修先でのマーケットで3回目の週末を迎えました。グランドオープン後すっかり静かになってしまったマーケットですが、昨日はGay Pride Paredeという大きなイベントがマーケットの近くで開かれたので、多くのお客さんが来ることを期待していたのですが、パレード中はマーケット内は通り抜けていく人ばかりで、イベント後もカフェを除いてその他の店舗はあまり集客できずに終わってしまいました。
まだまだオープンしたてのマーケットは認知度・集客力とも改善が必要そうですが、こちらで研修を続けることのできる期間中に少しでも活気あふれるマーケットになっていけばいいなと思っています。
マーケット内ではいろいろな店舗の方々を知り合うことができ、今までのんびりとマーケットのオープンを待っていた時と生活のリズムが変わり、イギリスで仕事していることを少しですが実感できるようになりました。新規のお店の開店に立ち会えたことはとても貴重な体験で、初日の閉店後にはバックヤードで開店祝いに乾杯をしてその後一緒に働いている方々と食事に行ったりと楽しい時間を過ごすことができました。先週誕生日を迎えた私のためにお店の皆さんからカードをいただいたこともとてもうれしかったです。
この研修を通して少しでも受け入れてくださったお店の方々のお役に立てることができたらと思います。
2014年07月01日 20代 , イギリス
イギリスも学校訪問を通して、日本の文化を紹介するボランティア団体に誘っていただき、お手伝いという形で一度だけ保育園、小学校へ赴きました。多国籍、多人種が当たり前の教育現場では早期から国際理解教育が自然に導入できている様子で、低学年の教室の壁に博物館さながらにエジプトの地図と文化をまとめた図工作品が展示されている光景が印象的でした。語学学校では、英語の習得=就職という意欲で学習する非英語圏のヨーロピアンの仲間に刺激を受け学んでおります。
先週の金曜日で前の授業期間が終了し、今週から新しい授業に変わりました。そのため、終了時の実力確認テスト的な小テストを受け、それプラス先生と自分の成績、これからの目標について話し合う5分弱程の時間も設けられていました。感じた事はやはり、日本人は他国に比べて文法が強いと言うこと。話すレベルで言うとクラスメイトの方がペラペラと話しているにも関わらず、テストの結果は私の半分くらいでした。皆にすごいね!と言われながら、皆程話すことができない私と話せるのに文法を苦手とする皆。この違いがすごく気になりました。今週からはクラスが一つ上がり、夜の6:00~9:00になりました。 学校的に言うと、定期的に授業の感想を聞いてくれるし、本当に自分の英語の苦手なところを理解して教えてくれるので良いなぁと思いました。おそらく先生にもよるのですが...現在私は少し成長出来たかなと感じています。
  先日、ロンドンで行われた「お茶会」に参加しました。私にとって初めてのお茶会でした。海外で日本の茶道がどのように受け入れられるのか興味がありました。参加している方は、イギリスに住む日本人の方とそのご家族、日本に興味がある外国の方でした。
お茶をたてるデモンストレーションが行われ、着物を着た(多分)イギリス人女性が、お茶室で何が行われるかや動作の意味などを英語で説明してくれました。

お互いを思いやる心や、動作の美しさなどを大切にする日本の優美な文化を改めて感じたひと時でした。
ロンドン(グリニッジ)に裏千家の教室があり、お稽古を受けることができます。月謝ではなく、その都度お稽古料を支払うらしいです。誰でも気軽にお稽古を受けることができるそうなので、お稽古を始めようかと考えています。
現在授業は月、水、金が午前中9:15~12:30,火、木が午後13:15~16:30です。授業内容は英文の基本をもう一度学び直しています。わからないことがあればすぐ先生に尋ねることができ、尋ねればすぐに教えてくれます。授業内容以外にも自分の知っていることでわからないことがあれば聞くことができます。 文法クラスに加えて金曜日は会話、発音クラスで自分の発音を直してくれます。
 最近は使っている単語や言い回しがアメリカ英語の時に指摘してくれ、イギリス英語に直してくれます。楽しく毎日学ぶことができて本当に楽しいです。
  とある夕食の際に、ホストとサイバーセキュリティ事情について話しあった。中国をはじめロシアや東ヨーロッパからの圧力が外交問題の焦点になっている国、それがイギリスである。ホストにとって、日本も中国の脅威にさらされていること、北もそうだがSouth Koreaからの政治的圧力があることは興味深いようでたくさん質問してきた。歴史認識の話は非常に難しいけれど、大戦前からアジア大陸を占領してきたという日本の負の歴史は今も尚、外交を脅かすissueに発展することを伝えた。結論、日本という極東の国は、イギリスよりやや高次のセキュリティ対策を隣国に向けて講じているが、ノウハウと防衛目的の話になるとアメリカの存在が切り離せない国、という解釈になった。「歴史的序列がイギリスを今の位置に留めていると思う。」と意見すると、「かつての帝国はもはや過去、唯一の利点は英語を話すことくらい、今は小さい国になっちゃった、だから日本の技術も含め他国から色々学ばなければならないのよ」と答えた。英語を第一言語として話す人間が直面する課題というものを確かに感じた。
  一月ちょいたちました。落ち着きました。仕事ストレスから解放されて、英語の勉強や教材の準備に本腰も入り、順調です。今、ロンドンのクレスト語学学校で学び、秋からアイルランドに行きます。ステイ先も語学学校から徒歩圏で、授業もまあまあです。街も平和です。IIPルートの日本人がクラスに数人おり、励まされます。それなりの距離を保ちつつ、一緒に遊んだり、これからのインターンに向かってそれぞれ努力しています。私は教会に通っており、そこでいろいろな人たちと知り合い、交流の道を探しています。他の同期の人たちもさまざまはところに出かけていき、現地とのチャンネルと見つけています。なにもしないと午前中、語学学校の授業だけで、午後は家でぼーっ、という生活になります。でもステイ先もけっこういろいろあるので(平穏無事な家庭などない)、宿は途中で変えるという気持ちでいた方がいいと思います。
 こちらに来て早くも1ヶ月近くが経とうとしています。生活にもだいぶ慣れ、余裕が出てまいりました。日曜は現地の教会に通っているのですが、そこで多くの人と出会い、毎週誰かの家の食卓に招かれたり、現地を案内してもらったりなど、交友関係が広がりました。現在は語学学校に通っている段階ですが、学校以外にもコミュニティを持つことで幅が広がりますし、現地の人々と交流することでこちらの人々の価値観や慣習ついて日々肌で感じ、頭で考えるといった刺激的な環境のなかで、自らの身がまさに異文化理解を深めることできる好機にあると実感しています。
日本を離れ、ロンドンでの生活も3か月が過ぎようやくこちらでの生活を満喫できるようになりました。
来た当初は話を聞くことで精一杯で自分の伝えたいこと、説明することが難しく歯痒い日々を過ごしてました。

中でも、やはり発音が一番ネックでした。
自分では正しくいってるつもりでも、相手はわかってくれません。
一時は英語は日本人には難しくて無理な発音だからと諦めていました。
ですが私の発音悪いよね、とつづりを言おうとすると、その度に周りの友達が日本人だからといってあきらめるのはおかしい、この単語はこう発音するんだ、と何度も何度も同じ英語の発音を一緒に練習してくれました。
今ではぎりぎり及第点をもらえるようになりました!

そんな優しい友達と週末に学校の友達と食事したり観光したりと楽しい日々を過ごしてます。
言葉の壁は大きいけれど、それを乗り越えようと皆で頑張り歩み寄ることがとても楽しいです。

またお互いの国で会おう、その時はもっと上手になった英語で話そうね、という言葉を掛け合いこの短い期間で、沢山の出会いと別れを繰り返してきました。

私も残り一月、既にクリスマス一色に染まったロンドンを満喫したいと思います。
ここに来て1か月が過ぎ、今の学校に通うのもあと半分になりました。最初の1週間は初めての英語だらけの生活に戸惑いと不安を隠しきれませんでしたが、2週目になると気楽に友だちやホストファミリーともコミュニケーションをとれるようになりました。放課後や週末は多国籍の友達と観光やお話を楽しんでいます。でも初めのうちに学校で知り合った日本人の方々によく頼ってしまったので、せっかくこっちにいるのに日本語を話してしまう時間が多かったのがもったいなかったなと思います。初めから多国籍の友だちともっと話したり遊んだりしているともっと有意義に過ごしながら英語を習得できていたと思います。多国籍の友達からも日本人はシャイだと言われてしましました。シャイだと損してしまします。せっかく日本を出たのだから、もっとアグレッシブになろう!と思ったこの頃でした。
こちらに来て気づけばもうだいぶ経っていました。最初は人が話しているのをなかなか聞き取れませんでしたが、徐々に耳が慣れてきているように思います。
最初のホストファミリーはアフリカ出身の方で、今は2軒目のお宅に移っています。そのお宅は旦那さんがアイルランド出身の方で、自分の研修先の国のことについて聞くことができ、とても勉強になっています。
イギリスは自分の予想以上に様々な国の人々であふれかえっていて、とても驚きました。私のイメージは「イギリス=白人」だったので、大半は白人の人なんだと予想していましたが、実際はかなりの数の黒人の方やアジアの人を見かけます。最近日本も海外の方が増えてきたとはいえ、まだまだ閉鎖的だなと感じました。
また、今通っているクレストでも様々な国の出身の生徒と会うので、日本にいる時は感じなかった自分の日本人らしさを日々体感しています。
こちらに来る前は、きっと自分は太るだろうと予想していたのですが、うれしいことに今のところ変化はありません。日本にいる時は食事や就寝、起床時間が不規則な生活をしていましたが、こちらに来て毎日早寝早起き、決まった時間に食事をしていて、かなり健康的な生活になったからかなと思います。
イギリスについて、もうすぐ1ヶ月が経とうとしています。今は、ロンドンのクレスト学校で授業を受けて、Finlandでの研修に向けての準備も進めています。毎日、時間が経つのがとても早いです。また、1ヶ月がたつので、ホストファミリーの人が変わることになりました。とてもあたたかい人たちで、淋しい気持ちはありますが、今はまた新しい人との出会いを楽しみにしています。海外にきて改めて感じたことは、日本語と英語は本当に異なる言語だなということです。英語は、Yes・NOをはじめに言ってから話をしていきます。日本では、はい・いいえをはっきりということが少ないせいか、こちらでよくYes or No?と聞きかえされてしまいます。また、たくさんの国の人がいるので、今まで知らなかった文化を感じて、戸惑うこともありますが毎日とても興味深いです。
海外の人たちはよく食べ物を丸かじりしています。果物はもちろん、パプリカやセロリといった野菜まで...。おやつにランチに、教室で街角で、若者や年配の方も、いろんなところでいろんなときに、いろんな人が、自由気ままに食べています。
街中だけでなく、学校内でもいろんな出身の人たちが当たり前のように食べているので、丸かじりは世界共通の文化なのかもしれません。もしかして、違和感を感じるのは日本人だけなのかも...

[(あまり)使わなかったもの]
・使い捨てカイロ
・折込広告
・日本のテレビ番組(DVDで持ってきたのですが、PCの規格違い?で見せられませんでした)
・まんが

[(もっと)もって来ればよかったもの]
・わりばし
・おりがみ
・輪ゴム
・半紙
・文房具(ノート、消しゴム、シャーペン芯、のり など)
・おかし
・靴下
・粉末スープ(わかめスープやポタージュなど)
・風邪薬 (ひどい風邪を引いたのですが、病院で薬を処方してもらえなかった...)

[あまり使わなかったけれど、持ってきてよかったもの]
・着物
・ポケットティッシュ
・レトルトおかゆ
・冷えピタ

学校で使うものと普段の生活で必要なものをごちゃごちゃにしてしまいました...
 一年に及ぶ研修も来週で終了です。最初の半年、ロンドンでは毎日が長く感じ、何をしにここにきているんだろうと思う日もありました。ヨークシャーに来てからは毎日が充実しており、ホストティーチャーや友達にも恵まれ、楽しい日々を過ごすことができました。
学校での研修が始まってから、半タームごとに違うクラスを教えていたのですが、そのすべての最終日で「楽しかった」「今日で終わるの残念」「先生のこと好き」「日本に帰らないで!」などなど好意的な言葉が生徒たちから聞けたのは本当にうれしかったです。研修が始まった当初は生徒をどう注意していいものか、迷ったものでしたが、今は堂々と注意もできるし、みんなが話を聞いてくれるのが本当にうれしいです。いろいろ迷うことも多かったけれど、学ぶことも気づくことも多かった実りのある一年間でした。
みんなクリスマスを本当に楽しみにしている様子です。
授業で「日本はクリスマスをお祝いしないんだよ」と言ったら
ほぼ全員が「え~、どうして!?」と質問攻めでした。

こちらではすべての公共交通機関とお店がお休みなので
やはり大切なHolidayということがわかりました。
クリスマスディナーにも何名かの方にお誘いをいただいたので
みんなでお祝いする大切なものなんだなぁという印象を受けました。
24日はほぼ平日通りですが、スーパーもお店も最後の買い物をする人が
大勢いて、大晦日のようです。
クリスマスは町も静かでまるで日本のお正月のようです。

授業にもだいぶ慣れ、廊下で生徒と会うと「こんにちは先生」と言ってもらえることもあります。外国の田舎で自分の母国や母国語に興味を持ってくれるのは本当にうれしいものです。
授業以外に「日本クラブ」というものを始めました。授業とは違ってもう少しゆるい感じでサブカルチャーをメインに紹介しています。日本で流行っている音楽や漫画を紹介しています。
また、知り合いが勤務する日本の高校とスカイプでビデオチャットをしました。
こちらの生徒も同年代の生徒と会話ができて楽しそうでした。これをきっかけにして生徒たちの日本語能力がずいぶん上がったような気がします。このチャットには校長先生もきてくださり、とても感激していただけたようでした。またやろうね、と話しています。

ロンドンでの半年研修を終え、ウエストヨークシャーの中学校での研修が始まりました。日本語を選択している生徒は5人しかいないのですが、GCSEという全英の11年生が受験する共通テストを日本語で受験するということもあって、モチベーションも高いです。ホスト校の計らいでこのクラス以外にも9年生のフランス語の授業をいただき、簡単な日本語や日本文化を紹介しています。箸の使い方や折り紙などがやはり好評でした。

日本語の授業とは別にホストティーチャーの計らいで、最近イギリスに移民してきた生徒の英語も教えています。ESL(第二言語としての英語)をイギリスで教えることができて、本当に幸運だと思っています。
学校の授業を通して友達を作ることができ、英語をつかいながら色々な場所を観光しています。
また、現地のTVを毎日見ていると、次第にリスニングできるようになっているのが実感できます。
お手軽な練習法としてこれからも続けたいです。

先日4ヶ月の語学研修を無事終了し北欧への移動を待つのみとなりました。優秀な指導人に恵まれ、入学当初ホストマザーとの会話に苦労していましたが、随分慣れました。

授業中に使えそうな先生方の決まり文句を少し紹介します。

「わかりましたか。」

You get that? You make sense? Everyone OK with that? Does eveyone look happy? Are you all right? Is that clear? Is everybody else clear?

「話題を変えるとき」 

I would like you to think something. Let's move on to the next topic. Move on to something now. What do you think what's happening? What I want to do is...What I'd like to do is now...I'd like to you to understand... Can you pay attention, please?

3月に満開だったプラムの木々に赤い実がついています。木々の葉が鬱蒼と茂り、雲の流れに時の早さを感じます。相変わらず、6月に入っても雨が多く気温は13度くらいの日々が続いています。6月5日はエリザベス女王の即位60周年祭(Diamond Jubilee)の式典が挙行されました。ロンドンはコンサートやパレードでずいぶん人出があったようです。今は、オリンピックに向けてトーチリレーが各地を走っています。6月18日にハルの町を通過しました。


私は休みを利用して、ヨークにいきました。古く美しい町並みが古代ローマ時代を偲ばせます。町の中心をウーズ川が流れボート観光ツアーが行われています。カンタベリーに次ぐヨーク大聖堂があり、中世の城壁が残存しています。城壁の一角の美しいデザインはabbeyの跡と、知らない人が話してくれました。町の通りにはみやげ物屋が並びます。


さて、先月に続き、リスニングについて少し触れたいと思います。昨年10月、リスニングの小テストの時です。最初の文章が聞き取れなくて、その後、狼狽してしまい、結局、集中できなくなり、小テストはできませんでした。その最初の文章とは、"Let us not to the marriage of true minds admit impediments"テスト後に渡されたスクリプトです。シェイクスピアのテムペストからの引用でした。先生はここは、誰にでもわからないところ、テストでは、軽く流して、その後の文章の意味を掴むことが大切、と言われました。リーディングであれば、前文に戻り何度でも読むことができます。リスニングでは一瞬にして流れる音の連続につけず、あわてふためくと、知っていることも聞き逃して得点になりません。リスニングで大切なことは、語彙の充実を図り、音声に慣れ親しむ方法しか、外に道はありません。外国に暮らしてみて初めてわかることです。日本にいても、英語の音声を親しむ環境をつくれば、当然、リスニングの力を養成することは可能です。

英国ハルでの9ヶ月、沢山の人に出会い、差し入れやプレゼントをもらいました。人との別れはさびしいものがあります。人生には別離はつきもの、といってもやはりさびしいものです。少しの期間でしたが、私の教え子たちが日本語を駆使して国際舞台で活躍されることを祈念して、6月の報告書を終えたいと思います。ありがとうございました。

語学研修も後半になり、要領がだんだんつかめてきました。授業だけでなくいろんなところで学習できますが、通学の行き帰りで利用する駅では、METROの発行するフリーペーパーを月曜日から金曜日まで入手することができます。ただの割には、内容が充実しています。市の中心部に行けばさらに夕刊まで無料で入手することができます、これも読み応えが十分にあります。必要があってラジオを購入したのですが、音楽が好きなのでBBCのCRASSIC FMを毎日聞いて楽しみながら聞き取り練習をしています。

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