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2014年9月

フィンランドに来て2週間が経ちました。少しずつこちらでの生活に慣れてきました。
まだ、2週間ということですが、こちらに来て感じたのは日本のアニメ、漫画に興味を持っている人がやはりたくさんいるということ。もともと聞いてはいたのですが、本当にたくさんいます。ですので、もっとアニメや漫画について知識を持ってからこれば良かったなと思っています。私のすごく少ない知識でも、アニメ、漫画の話をすると生徒たちの反応が良くて、話し始めるとっかかりになっています。
カナダでは9月から新年度が始まりました。
先生たちは夏休み中に教室掲示の準備をしていました。子どもたちが新たな気持ちで新年度をスタートできるようにしていたのだと思います。装飾の仕方が日本とは違っていて、興味深かったです。
そして新年度が始まった初日、子どもたちは新しい服・靴・バックパック...など新しいものを持って登校してきました。きっと子どもたちは新年度に向けてフレッシュな気持ちだったのだと思います。新しい持ち物を互いに見せ合う姿がとてもかわいかったです。
わたしも新年度から配置が変わり、各クラス週1回の授業と週1回のヘルプ、それに家庭科のヘルプになりました。新年度初めての授業は2年生の授業でした。2年生はちょうど自分の国についての授業をしているため。それに絡めて、日本についての授業を行いました。「日本から来たものは何?」というクイズをしたり、面積や人口などを自分の国と比べさせたりしました。自分たちの国と比較することで、驚いたことがたくさんあったようです。次回は食を比較させて、箸の使い方を教えようと思います。
 フィンランドへ8月23日に来てから、25日から学校研修がスタートしています。初日から学校はとても暖かく迎えてくださって毎日楽しく研修しています。自宅から学校まではホストファミリーが車で送ってくれて帰りは歩くか、自転車で往復するかです。ただ、歩きだと小一時間かかるので自転車を望む時が多いのですが...自転車の場合法律でヘルメット着用を義務付けられているため、必ずヘルメットがいります。私の場合自転車もヘルメットもホストマザーのものを借してもらっています。ホストファミリーもとても優しい方々で、ギターやアコーディオンの弾き方を教えてくれたり、晩御飯はフィンランドの料理で毎度違うものを作ってくれたり、先週はフィンランドの結婚式へ連れて行ってくれ、今週はスウェーデンの結婚式へ連れて行ってくれます。
 学校では週30時間(6時間×5日)を目安にタイムスケジュールを組んで下さり、全学年+障害を持った子どものクラス3クラスを回れるようになっています。今のところ授業見学と言う形が多いですが、低学年の算数、英語のサポートや先生に頼まれて、授業中に2人教室から出て来て10分程英語でゲームしたり、質問して答えてもらったりなどをしています。その英語の授業の区切りがついたので次回からどうする?と聞かれ、先日毎授業の最初に5~10分程日本について英語で紹介し、その後各生徒が教室外で5分程フィンランドの事や紹介したいことについて英語でスピーチしてもらうと言う提案をし、いいね、それやろう!と言ってもらいました。他にも3クラス程で日本の折り紙やものづくりをやって欲しいと依頼してくださっているので、期待に応えられるよう考えています。
 また、来月に学校の教員ミーティングの際の日本の小学校の紹介15~20分程と、イギリスから13人の先生方が見学に来られる際に1ヶ月で感じたことや日本と違うことなどを15分程で紹介して欲しいと言っていただけたので現在作成中です。 この学校は結構色々なことに積極的で、私にも色々声をかけてくださるのでとても動きやすいです。来月には給食で日本の料理を出して見たいので手伝って欲しいなど...もちろん日本のことだけではなく、普段の授業のサポート依頼もあります。
この学校で過ごすのもこのteamで終わり、次のteamからは、別の学校へ移動となります。あっという間に時間が過ぎてしまい、充実した時間を過ごしたという思いの反面、時間に流されるように過ごし、地に足が着いていないような気もします。1年間という長いようで短い時間の中で過ごすこの貴重な経験をただ楽しかったというだけで済まさないためにも、もう一度この経験を通して何を身につけたいのか、帰国したときにどんな自分になっていたいのか、目標の設定を見直す必要がでてきたように感じます。現地の先生達は、私がやりたいことや知りたいことなどを伝えたときに必ず手を貸してくれます。むしろ先生達が一番困ることは、私が何をしたいのかわからないことだと感じました。英語を勉強したいのか、日本語を子供たちに伝えたいのか、子供たちの様子をみたいのか、この時間はどう過ごしたいのかなど自分の意思を伝えることでいろいろな先生方とも関係ができ、仲良くなれました。新しい学校へ移動する前に私がなぜここに来たのか、なんの目的で来たのか、どうしたいのか、より細かく具体的にもう一度目標の設定の見しをしたいと思います。
9月になって新学期が始まりました。
フィンランドには、「エスカリ」と言って、
小学校に通う1年前の子どもたちが集まるクラスがあります。
たいていは、幼稚園の中にあるクラスの一つか、小学校に併設されています。
日本で言うと、年長にあたるクラスです。
私はこの9月から、エスカリの子どもたちと一緒に生活しています。
折り紙を一緒にしたり、工作をしたり、鬼ごっこ、ボール遊びをしたりしてます。
こないだ、色鬼を伝授しました。
子どもたちはすごく喜んで遊んでました。
でも、フィンランドの子どもたちの服がカラフルすぎて、何色を言ってもすぐに
見つかってしまうので、「金色」と言ってみました。
しばらくして、「どこにもないんだけど。」と言われました。笑

オーストラリアの中高一貫校で研修が始まり、一週間が経ちました。この学校は第二か国語として、日本語とインドネシア語の選択授業があり、4人の日本語の先生がいらっしゃいます。(全員オーストラリア人)今週は、その先生方のクラスでスピーキング練習のサポートをしました。生徒たちがちょうど日本の学校生活について勉強しているため、日本の学校生活を説明してほしいとの要望をいただきました。自分の体験談も含めて、入学試験、勉強する科目、給食、部活動、塾、高校受験などについて話す予定です。

日本語の先生がいらっしゃるので自分はあくまでもサポート役ですが、自分の求められている立場が何かを考え、先生方に相談し、この学校の日本語教育の力になれたらと思っています。
フィンランドのポリ西高校にて、私が担当する日本語の授業は、20人弱の高校一年生の為に開講されているカリキュラムです。数多ある外国語履修の中から日本語を受講する生徒たちは、日本の漫画やゲーム、サブカルファッションをきっかけに日本に興味を持ったようです。週三回ある授業では、ひらがなカタカナ漢字の書き方と、oral introductionを教えています。日本文化にも触れる文法教科書にすんなりと移行できるよう、楽しい冒頭導入を目指しています。これまでに、日本の迷信(例:置くと、パス! =Octopus、という言葉遊びを通して、ひらがなカタカナ漢字を組み合わせて表現することを教えた。)や、おもしろ自動販売機の紹介、妖怪ろくろ首の朗読などを行いました。朗読は日本の暑さに想いをはせながら、怖い話をする夏の文化を伝え、照明を消してBGMも用意して本格的に行いました。こわごわと話に聞き入る生徒もいれば、Interesting~♪と笑みを浮かべながら聞く生徒もおり、フィンランドの伝承と比較をする授業時間への導入につなげました。マフラーを編みながらiPadで板書をまとめる生徒が、一番次w)€ニ参加に意
欲的です。現地の先生いわく、別の作業として編み物に同時集中することで、授業そのものの集中力も上がるから良い効果だと言います。事実、彼女の編むスピードは、眼を見張る程早く、ここはフィンランドなのだということを改めて思い知ります。
フィンランドに来て5ヶ月が経ちました。最近は社会の授業に顔を出して、生徒の考えを引き出す授業方法を勉強しています。こちらではやはり、知識のインプットよりも意見のアウトプットが重要視されています。教科書を読むことはほとんどなく、キーとなるわずかな資料のみから学び取るといった感じでしょうか。45分間の授業の中でほとんどは教員と生徒の会話で、さらには15分から20分はディスカッションの時間に割かれ、生徒はそこで互いに多く意見を交わしています。白熱しすぎて口論のようになることもしばしば。授業風景は日本のそれとはまるで異なります。そして私自身の語学の方も多少余裕がでてきたので、ある程度授業を任せてもらえるようになってきました。来週、社会の授業で日本とフィンランドの文化、社会、歴史の違いに関して授業する機会をいただきました。かなり迷いましたが「豊かさとは何か」というテーマでやらせていただこうかと思います。というのも、フィンランドのこどもたちは、フィンランドという国がいかに住みやすい国なのか、自分たちがいかに優れた社会制度の中で生活できている
のかを自覚していません。むしろ日本の東京のような大都会の最先端テクノロジーやそういった類いの利便性に興味を示しています。彼らも日本に関してそのようなことしか知りませんし、そのようなことを紹介すると喜びます。わたしは、いま持っているものが当たり前だと思っていては、いつかそれが崩れてしまうように感じてしまい、彼らに対し、いわゆる「もったいない」に似た感情を抱いています。フィンランドと正反対と行っても過言ではない日本社会の善し悪しを学ぶことを通して、便利さを追求することと住みやすい社会をつくることは違うということをなんとか伝えてみたいと思います。生徒たちがどのような意見を出すか楽しみです。結果はまた翌月のレポートにて報告させていただきます
●月末に定期試験がありました。
私は問題・解答用紙の印刷と採点のお手伝いをしました。
定期試験は、シニアクラス(日本で言う高1から高3まで)のみで、ホールで行います。
ジュニアクラス(日本で言う中2、中3)は普通に授業です。
同じ学校なのに、全体で試験をやらないことや、各教室で実施しないことも、おもしろなぁと思いました。
また、普段は制服(高3のみ通常も私服)なのに、試験期間中は私服がOKになります。
このへんもおもしろいと思いました。
●ジュニアの日本語クラスの生徒は学期に一度入れ替わりになります。
多くの生徒と関わりを持てることは、嬉しいですが、短期での授業は学習の到達度はどうなのかなと言う気がします。
シニアクラスの生徒はNCEAの準備をしています。私は彼らの準備を助けています。
●学校説明会が月末にありました。
私も一緒に参加しましたが、体験授業のアクティビティが盛りだくさんで、楽しかったです。
☆学校外の生活について
●一人暮らし
ホストの方がこの8月、1ヶ月間、旅行に行ってしまいました。
今まで、私とホストの方との2人暮らしだったので、実質1人暮らしとなりました。
近くにホストの親戚の方がいらっしゃり、買い物や食事など、時折サポートしてくれ、ありがたかったです。
私は今まで1人ぐらしをしたことがなかったので、大変良い経験になりました。特に食事は、自信がつきました。
日本から送ってもらった食材、調味料を使って、和食を作り、着物を着て親戚のお宅に行ったりしました。
学校外の方にも、日本文化の一部を見てもらった気がします。
●歯医者さん
こちらに到着した4月当初から、歯に違和感がありました。
(出国前に歯医者にはもちろん行きましたが・・・)
違和感が大きくなるので、意を決して、歯医者さんに行くことに決めました。
ホストの方に歯医者さんを紹介してもらい、行きました。
設備も整っており、また歯医者さんも大変良い方で、不安が和らぎました。
心配だった費用も思ったよりかからず(それでも日本に比べると高い)よかったです。
●その他
地元コミュニティイベント(トランピングサークル、クイズ大会)に参加しました。
現地でできた友人と映画を見に行きました。素敵な映画館で、感動しました。

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