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2012年01月29日・Ayuka Takahashi・ 20代 , スクールインターン , フィンランド
初めて書道を教えました。どうやって興味をもって取り組んでもらうか考え、生徒一人ひとりの名前に漢字で当て字をし、表に書道で、裏は書き順を書いた楷書体でネームカードを作り、配りました。まず裏を見て鉛筆で練習をさせて書き方を理解させてから、筆を持たせていざという流れにしました。子どもたちはみんな「この漢字の意味は何か?」と一字一字に興味を持って、家族やペットの名前まで当て字を頼まれました。奈田里江→ナタリエ、美九鳥亜→ビクトリア、連陽→レンピなど、日本人が読める当て字を使い、8歳くらいの生徒には難しいかなと少し不安でした。しかし練習の甲斐あってみんな見事に漢字の名前を半紙に残してくれました。当て字をし、ネームカードを作り、教える順序をよく考えてと、準備に時間はかかりましたが、熱心な生徒たちの姿を見てとてもやりがいを感じ、文化を伝えることの素晴らしさを改めて知ることができました。
今回はハワイのお正月について報告させて頂きます。
日系人が多いハワイでは日本式のスタイルでお正月を迎える方がたくさんいらっしゃることをはじめて知りました。スーパーに行くと門松、お供え餅等のお飾りが並んでおり、食べ物に関してもお雑煮、なますをはじめとするおせち料理があり、日系人のお宅ではハワイスタイルのおせち料理を食べてお正月を迎えるようです。材料が若干ハワイのものに代わっていたりとするようですが、基本は日本のおせち料理と一緒です。
通常の生活から日本食はたくさん食べられてますが、お正月におせち料理を食べる習慣があることにもとても驚きました。
クリスマスに比べると元日はとても静かで穏やかな過ごし方でしたが、お正月にもハワイ独自の文化があることはとても興味深いことでした。
2012年01月22日・Natsuki Shimizu・ 20代 , フィンランド , 海外教育交換プログラム
年末年始の休みを使って、日本から知人が来てくれました。いろいろと日本の食材を持ってきてくれたので、学校で先生たちに披露し、食べたいものを食べてもらうことにしました。
用意したのは、お好み焼き、人形焼、おせんべい、砂糖菓子、抹茶クッキー、緑茶、お酒(もちろん、勤務時間内には飲めませんが)の7品。
パッケージは日本語表記ばかりなので、事前に、食べ物の名前と原材料を英語で表記したカードを作り、付けておきました。
反応は・・・・・
●噂には聞いていましたが、お好み焼きが、好評。特に、お好み焼きソースの味が好評でした。青のり、かつお節は、お寿司の時の「のり」と同様の反応で、匂いが苦手・・・・という方もちらほら。
●抹茶クッキー、人形焼きは、食べたことのない味だったようですが、意外と好評。抹茶は、クッキーでも、苦味や香りを感じるようでした。
あんこも、「初めて食べたけど、甘くておいしい!」という反応がありました。
●おせんべい、これは、4月当初にお土産で持ってきたので、前にも食べたことがあるということで、好評・・・・のはずが、外側に「のり」が付いているだけで、みなさん、あまり、手を出さず。
●砂糖菓子は、とても細かく、綺麗に作られているものだったので、見た目の美しさに、魅了されていました。味も、なかなか、好評。
●緑茶は、用意しただけで、出す機会がなく。お酒も、勤務時間には飲めないので、反応は後日聞いてみる、ということになりました。

様々な反応でしたが、この経験から、感じたこと。
①日本人は、魚や魚介類・海藻をよく食べる人々。そのためか、その匂いには鈍感。
サーモンやニシンを食べることが好きなフィンランド人でも、その匂いには日本人より敏感で、好まない人もけっこういる。
②食は、素材にしても、味付けにしても、今まで食べたことがあるか否かで、印象が大きく変わる。「食べたことのないものを食べる」ということは、勇気のいること。だから、文化紹介の中で、「食」というのは、身近に実践できるひとつの事柄だけれど、「よい反応のものもあれば、あまりよい反応ではないものもある」ということを心得て、実践すべき。

2月には、中学校で調理実習の機会もいただいたので、これらを心得た上で、臨みたいと思います。

2012年01月22日・Yasuhiro Sasaki・ 20代 , フィンランド , 国際教育実習プログラム
授業では日本の教育制度・折り紙・書道・料理実習を含む日本食とはなにか等についてやりました。もちろん折り紙などの実技系みんな楽しんでくれますが、実技ではない授業の時は工夫が必要だなと感じました。例えば歴史性やなぜ国同士で違いが生まれたのかなどを考えてもらう授業を進めることです。きっと歴史性や違いの生まれた理由などの答えは多岐にわたるのでしょうが、とりあえず自分で考えたもしくは調べた情報を提示することが必要だ思います。高校生ということもあり、表面的な内容だけではダメなのかもしれません。これを意識して授業準備をすると、自分自身今まで知らなかったことが非常に多いことに気づきます。それから私たち自身が普段から考えないようなことは、相手も同じように考えていないことが多いのではないでしょうか?
あくまで私自身の感想ですが、もし参考になる面があれば幸いです。
2012年01月19日・E・ 20代 , アメリカ , スクールインターン
先週初めて雪らしい雪がここRockfordに降りました。しかし私が想像していたよりはとても温かい冬だと思います。それでも氷点下は普通ですが。日本語クラスでは新年と言うことでみんなに年賀状を書かせました。今年の干支は龍。私の日本人のイメージとしてはドラゴンは緑のイメージがあるのですが、子どもたちの書いた絵を見ると赤のドラゴンが多く見られました。また先日日本のスポーツとして相撲を紹介しました。ネットで英語で説明している動画を探し、自分で作ったパワーポイントを使って説明しました。自分の英語の発音がまだまだネイティブとは程遠く、みんなぽかーんとすることが良くありましたが、動画を使うことによって、とても授業の役に立ちました。また、菓子箱を使ってステージを作り、おりがみで力士を作り、戦わせてみました。物珍しそうにみつつも楽しく最後は終わることができました。英語に困ったら、英語で説明している動画を使うのもひとつの手だと思います。
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2012年01月16日・Seido Hirayama・ 50代以上 , イギリス , ワーク&カルチャーインターン
朝起きたら、一面真っ白です。雪が降ったかなと思ったら、霜でした。一月の英国ハルの冬枯れの情景です。外国なのに、高村光太郎の「刃物のような冬が来た」という詩の一片が思い出されます。落葉樹の枝枝が凍りついて、午前中には、太陽の光で、きらきらとしています。一月は、日差しが目に見えて長くなり、陽だまりの中で、リスが俊敏に動きまわります。私の住んでいる家の庭には4匹の野生のリスが生息していて、人間を見るとすぐ木の上に逃げてしまいます。なついていません。これから2月となり寒さが一層厳しくなりますが、それだけ春の到来が待たれます。パシーシェリーの If Winter comes, can Spring far behind?ー冬着来たりなば、春遠からじーの心境も理解できます。
 ハル大学では、1月後半に、再び私の語学の試験があります。この試験はリーディングとライティングが中心で、私の得意の範疇です。勉強法は、この休み中に英文の雑誌を読み単語力をつけてきました。
 私の日本語の授業は1月30日から始まります。12月に行った試験の採点も終わり、ひと段落ついています。2学期はいっそう難しい日本語の授業となります。
2012年01月16日・Miyuki Kura・ 40代 , カナダ , 海外教育交換プログラム
冬休みが終わり、1月3日より学校が始まりました。今月は、市内の中学校からもお招きを受けて研修をさせていただいています。先生方、また子どもたちからも人気のある授業ベスト3は、①手巻き寿司 ②書道(自分の名前をカタカナで書く。)③お箸の正しい持ち方(ポップコーンレース)です。折り紙では、折り鶴は不動の人気です。私の折り紙の授業で、初めて鶴を折ったある子どもが、ふとチャイルドケアワーカーさんに(教室の中に、先生以外に子どもの学びをサポートする職員の方が、少なくとも一人は各クラスにいるようです。二人いるときもあります。そのような方々をチャイルドケアワーカーと呼んでいます。)「自分が死ぬとき、この鶴を持って行きたい。」と言ったそうです。その言葉をチャイルドケアワーカーさんが、「私、あなた、本当にすばらしい活動をここでしていると思うわ。昨日の折り紙のあなたの授業で、私の近くで折っていたある子が昨日こう言ったのよ。」と私に教えてくれました。また、「折り鶴は、話しには聞いていたけれど、私も初めて昨日折ったわ。楽しかったわ。今日の手巻き寿司もおい
しかったわ。私、家でまた作ってみるわ。」とも言ってくれました。
ただ、ただ、鶴を折るだけの授業なのに、そんな言葉を言ってくれるほど感動してくれていた子どもがいた!!ということは大変な驚きであり、指導者冥利に尽きると思いました。この上ない幸せだと思いました。
私がすなわち、イコール日本人では決してないのだけれど、やはり出逢った目の前のこの日本人の私を通して、子どもたちは、日本とは、日本人とは、日本の文化とは・・・などなどを大げさかもしれないけど一生?イメージ、理解するのだと思います。実際、私がそうでありがちなように・・・。よく考えれば、責任重大です。研修生活もあと残す所2ヶ月となりました。日本の美しいもの、日本の生活、習慣、文化、本当のこと、本当のもの・・・を私の出来る限りの努力と誠心誠意の気持ちで、子どもたちに見せたり、聞かせたり、伝えたりできたらと思います。

2012年01月16日・Yukiko Nakamura・ 20代 , スクールインターン , フィンランド
先週は自分が教える授業が13時間もありてんてこ舞いでした。
調理実習が4クラス。2時間の間に巻きずし、お好み焼き、お味噌汁、抹茶マフィンを作って食べて片付けるというハードスケジュールでした。中学2年生と3年生のクラスでやったのですが、おもしろいもので中学3年生は割と日本食が口に合う子が多かったのですが、中学2年生はあまり好きじゃなかったみたいです。調理実習のたびに思いますが、こちらの子供たちは毎週調理実習をしていて、男の子も女の子も調理器具の使い方や管理の仕方、料理の作り方をしっかり学べて羨ましいなぁ、と思います。
他には「第二次世界大戦以降の日本の発展」について、1時間授業をしました。久々の英語での授業だったので気分が楽でした。中学2年生の社会の授業だったのですが、先生も英語での授業をとても喜んでくださいました。日々フィンランド語で話すように心がけていますが、英語を忘れかけているので、私にとってもいいリハビリになりました。中学生の中にも英語の得意な子、まったく喋れない子、など色々いるのでつたないながらもフィンランド語を使ってしまうのですが、子供たちのためにも、中学生への授業は英語でやるのがいいのかもしれません。
それにしても社会や宗教、国語の授業をするとき、いかに自分が日本について知らないか、覚えていないのかを痛感させられます。授業の資料を作る中でいろいろ勉強させてもらってます。
4月からホームステイをしていますが、他人と一緒に暮らす苦労を感じています。今に始まったことではありませんが、私が育った家庭環境とはまったく違う家庭なので、その中で、うまくやっていくのは精神的に疲れることがしばしばです。ただ、4月から思っていることは、人の様々なことに対する価値観の違い、考え方の違いは、当然で、ある意味興味深くもあります。精神的に疲れて、部屋に閉じこもってしまうこともありますが、できるだけプラスの方向に考えるようにしたり、そういうときこそ、あえて家族とコミュニケーションを積極的にとることで、お互いの考えを共有して、自分の気持ちに何か引っかかっていたものが解消されることもあります。このような話をしてはいるものの、ホストファミリーには大変お世話になっており、ニューファンドランドに住むニューフィーの生活にどっぷり浸からせてもらい、充実した日々を送っています。

2012年01月15日・Miho Yamamoto・ 30代 , イギリス , スクールインターン
全校生徒で100名ちょっとの小さい小学校で研修を始めて二ヶ月。研修校にも随分慣れてきました。最初の一カ月は「学校に慣れること」「生徒の顔と名前を一日も早く覚えること」を目標にしていました。そのために事務の方に頼みこんで生徒名簿を入手し(個人情報保護のためファーストネームだけですが)、先生方が出席をとる際に見比べながら必死で全員の名前を覚えました。やはり名前を覚えてもらうと嬉しいようで、「なんで僕(私)の名前知ってるの?」と笑顔で話しかけてくる子が何人もいました。折り紙・数の数え方・書道を教えましたが、彼らには全てが新鮮だったようで、楽しんで授業を受けてくれました。話を聞くだけでは退屈してしまうので、毎回の授業に何らかのアクティビティを取り入れるように努力しています。例えば日本の形と場所を教えるのにパズル形式にしてみたり、数を教えた後は紙風船をつかって実際に皆で数を数えてみたりしています。
2012年01月14日・kumiko Morimoto・ 20代 , カナダ , 海外教育交換プログラム
1月から新しいホストファミリーの家に移動しました。4家庭目になりますが、それぞれの家庭で習慣や状況も違い、様々な経験をさせていただき、すべてのホストファミリーに感謝しています。
新年からは、日本食料理にも挑戦しています。先日、おしるこを作ったので、子どもたちに味見をしてもらったところ、多くの子どもが好きではない反応でした。食べたことのない味で子どもたちにとっては未知なる世界だったと思います。日本に住んだことのある先生にも食べてもらいましたが、彼女はとても好きらしくおいしそうに食べてくれました。ゆかりで作ったおにぎりはおしるこより人気がありました。また、茶道の授業で出した和菓子は、人気がありました。
一言に日本人と言っても味覚の違いがあります。それが、食習慣が違い、国が違えばさらに色々な違いがあり、料理があります。食文化の違いはとても興味深いです。
2012年01月14日・Masaki Kita・ 40代 , カナダ , スクールインターン
 1月9日から新学期が始まったものの、中間試験の実施と、暖冬の続くカナダでは道路の凍結がひどく、通学バスの運行も休止するような状態で学校にも生徒が来れない日が数日続いた。そのため数回の日本語の授業も実施出来なかった。
一方で冬休み期間中は、クリスマスや正月をHome Stay先の家族と楽しく過ごすことができ、非常に良い経験にもなった。特にクリスマスは、日本での過ごし方と違い、と言うか昔の日本の正月の過ごし方に似ていると感じた。先ずツリーを切りに行くところから始まり、飾り付けをした。その間にどんどん家族・親戚一同が集まって来て、ツリーの下にプレゼント、何十年も前の子供の頃に作ってもらったと言うソックスをいまだに使っていて、その中にもプレゼント。25日の朝は早くから全員が集まって、2時間くらいかけてプレゼントを開けた。夕食にはでっかい七面鳥をみんなで食べて、年末年始はカレンダー通りなので、翌日にみんなそれぞれ帰っていった。私はHome Stay家族の分しかプレゼントを用意しておらず、でも他の人たちは私にもいろいろとプレゼントをくれては、その選んだ理由まで説明してくれて、ありがたいやら、申し訳ないやら、でもうれいいやら... で、本当に楽しい数日間だった。元旦はこちらで日本の事情に詳しい人がいて、一緒に日本的?な正月を過ごした。あとは千羽鶴を何とか完成させて、こちらの人の健康と幸せを祈る旨の短冊を、書初めを兼ねて久し振りに筆で書いて、1月9日に学校に寄贈した。なかなか好評で苦労した甲斐があった。
天気予報ではさすがにそろそろ冬本番となるようで来週にはマイナス30℃の予報となっている。先ずは風邪や事故にあわないように気をつけながら、でもいろんなことに挑戦し続ける姿勢をもっていたい。残り3ヶ月となったが、今一度初心に戻り、有意義な生活を送って行きたいと思う。
2012年01月13日・Miwa Minoguchi・ 20代 , オーストラリア , スクールインターン
オーストラリアは日本語教育が盛んで、「外国語」としての日本語がどういう過程でどのような方法で教えられていくのかがわかり興味深かったです。私の赴任校は私立の小中高一貫女子校で、日本語・フランス語・ドイツ語を2年間ずつ学び、その後その中から選択するというカリキュラムを取っていました。第二外国語に対する勉強法や姿勢を学ぶことが大切であって、単語や文法は二の次という方法は日本人にとっての英語教育のあり方を問うものでもあると感じました。「日本語アシスタント」という地位で働いたので、自ら授業案を作り活動する機会はなかったのは残念でしたが、意義深い体験が出来ました。
2012年01月12日・Kazuaki Yazawa・ 20代 , フィンランド , 海外教育交換プログラム
12月になると、町中クリスマスの雰囲気があふれてきた。日本のように派手なイルミネーションはないが、建物の窓際のほとんどに7本のロウソクを三角形に並べたライトが置かれている。10:00頃日が昇り15:00には日没のため夜がとても長いうえに、暖冬のため雪が積もらずTurkuはとても暗いが、窓際の明かりを見ると暖かい気持ちになってくる。このように極端な日照時間の短さを体験するまでは、太陽の光をこれほど恋しいと思ったことはなかった。
12月から始まった3学期は、高校3年生にとって最後の学期となる。春に控える卒業試験に向けて、2月から学校の授業はなくなるためだ。理数系の教科では試験に向けた総まとめとなる問題演習の授業があり、高校の全範囲を知ることができるので参加している。化学の演習授業では、日本のセンター試験や勤務校の理工学部・医学部の試験問題を英訳して解いてもらうことになった。フィンランドでは試験の際にデータや公式の集まった指定参考書を持ち込めることや、各問題の配点が10点と決まっているので、日本の難関大学で出題されるような総合問題は少ない。ある実験について反応物と生成物から化学反応式を完成させ、物質量の絡んだ計算をしてから、最後にそれらを説明する記述問題が含まれるのが特徴である。化学の先生と相談して難易度を調整しているが、いくつかの知識を総合して考えるタイプの問題をどう解くのか、その様子を観察したい。
高校での授業が少なくなった分、中学の理科の授業にも多く参加できるようになった。中学3年生の地学の授業では、フィンランドの気候について学んだばかりということで、日本の気候について2時間の授業をした。季節風と山脈の影響で冬には特に太平洋側と日本海側ではっきりした違いが出ることは、スカンジナビア半島のノルウェー側とスウェーデン・フィンランド側の気候の違いと似ており、理解しやすいようだった。
冬休みは北極圏のラップランドで過ごした。一日中太陽が昇らないとは言え、地平線に近づいた太陽の光が漏れ出てくるので、12時前後の3時間くらいは意外と明るくなる。本物のサンタに会い、トナカイソリやクロスカントリースキーを体験し、死ぬまでに一度は見たいと思っていたオーロラも見えた。写真やテレビで見るようなダイナミックなものではなかったが、地球と宇宙の神秘が感じられて、寒さも忘れてしまうほどだった。
早いものでこちらでの生活も9ヶ月が過ぎようとしています。無事にこちらで過ごすことができたのも、IIPの皆様を始め、学校関係者の方々やホームスティ先の方々の支えがあってこそだと感じております。
私は主に小学校で、国際理解教室の様な文化の紹介と週に1回日本語を教えています。12月に6年生が卒業したのですが、わざわざ私の部屋まで何人か訪ねて来てくれて、「一緒に茶道や書道をやったのが楽しかった。いつかまた機会があったら、日本語を勉強していきたい」と言ってくれました。子ども達が特に楽しかったと言ってくれた単元は、私の立場から言えば非常に準備と指導が大変だったものです。やはり日本と同じで、こちらが力を入れた分だけ子どもたちに残るものも多いのだなぁと感じました。
残り3か月(実際には夏休みが1か月なので2か月ですが)子どもたちの心に残るような授業をしていきたいと思います。
2012年01月12日・Y・ 20代 , カナダ , 海外教育交換プログラム
小学校で研修をさせていただいていますが、どのクラスで教えても「ORIGAMI」が大人気です。日本から持ってきた英訳付の折り紙の本に加えて、インターネットの折り紙サイト「origamiclub.com」が大変役立っています。季節ごとの折り紙や動物、乗り物など、日本語、英語、中国語で見ることができます。学校の子どもたちにもこのサイトを教えていて、私が別のクラスへ移っても自分たちで折り紙を楽しんでいるようで、新しいものができると校内で私を見つけて作った折り紙を見せてくれています。学校のある先生が私のために70ドルかけて、図書館の真ん中に私専用のデコレーションスペースを作ってくれました。毎月、その月にあったものを折り紙で作り、飾っています。子どもたちの飾り付けのボランティアを募集することもあります。また、私は日本から「紋切り型」のセットをいくつか持ってきました。雪の結晶や桜など様々なシリーズがあり、子どもたちと作って、教室のデコレーションになるのでおすすめです。私はamazon.co.jpで注文して買いました。
2012年01月03日・Ayuka Takahashi・ 20代 , スクールインターン , フィンランド
12月は、フィンランドの伝統や人びとの温かさを直接感じることができた素敵な月でした。
クリスマスモードが漂い、子どもはサンタの帽子をかぶり大人も赤い服や小物をさり気なく身にまとっていました。フィンランド人はみんなクリスマスが好きなんだなあとハッピーは雰囲気を私も一緒に楽しむことができました。
「ピックヨウル=小さなクリスマスパーティー」を生徒たち、そして先生方と共に参加させていただきました。
赤ワインを飲みながら、普段あまり会話をしない先生とも心を通じ合うことができて、今まで自分がここで過ごしてきた時間が前向きなものであったと思えました。
そして生徒にクリスマスプレゼントにお花をもらいました。手作りの紙のお家の作品も一緒に。言葉が不自由な今の私にとって、子どものピュアな気持ちがとても嬉しく、心に響きました。
人に物を贈ることの本当の意味は、気持ちを伝えることなんだなあと4歳の小さな女の子が教えてくれました。

クリスマスイヴに姉が日本から遊びにきて、年越しまで共に過ごしました。校長先生が気遣ってくれ、クリスマスに親戚が集う中私たちをお家に招いてくださいました。
ホストファミリーとも、姉が持ってきた日本食を一緒に食べ、楽しい時間を過ごしました。
姉にとって、今までの海外旅行とは違う貴重な体験ができたと喜んでいました。

2012年01月01日・Shimizu Natsuki・ 20代 , カナダ , 海外教育交換プログラム
ここ1か月で、行った日本文化紹介に関するエピソードを、いくつか、お伝えします。

●お箸の持ち方・使い方
先生たちに相談したところ、「学校のお金で全員分のお箸とポップコーンを買おう。」と言っていただけて、スーパーで売っている Chinese chopsticks を購入。どの学年でも、ポップコーンを使用して、お箸の持ち方・使い方を紹介できました。
学年によっては、日本の写真を見せながらお箸についての知識を伝えたり、A4用紙を折って作る箱やお箸を入れるケースを折ったりしました。毎回、ポップコーンを職員室のレンジで温め、クラスに向かいます。すると、他のクラスの子も、ポップコーンの匂いに反応。まだ参加していないクラスの子からは、「いつ、自分たちのクラスに来るの~?」と質問をうけるのでした。

●お寿司の試食
日本食といえば「sushi」というくらい、ここフィンランドでもsushiはポピュラーな食べ物。お寿司といっても、海苔、寿司飯、きゅうりのみを材料に作る、きゅうりの海苔巻きにしました。気になる反応は・・・・・。大きく分けて3つのパターンでした。
①半数近くの子の反応、それは、「海苔が苦手、食べられないー。」という反応。黒い外見にはそんなに抵抗を示さず、すぐに手を出して食べてくれたんですが、海苔(磯?魚介類?)の香りが、だめみたいです。苦手な子にもいろいろ。たいていの子は、試しに海苔を食べてみて、またはにおいをかいでみて、「うーん・・・」と唸っていました。
②始め海苔を食べた時点では、1の子たちと同じ反応。でも、お寿司を食べたくて、海苔の香りが苦手だとわかっても、おそるおそる何度も手を出して食べ・・・・・・・、そのうちに、「うーん、これ、食べられるかな。」という反応に変わる子。
③海苔を食べた途端、「Hyvää!(ヒューヴァー。フィンランド語で、Goodの意味)」と、目を輝かせ、その後のお寿司も何個も欲しがる子。中には、今までに日本食屋さんで食べたり、家庭で作ってもらって食べたりしたことがあって、好き!という子もいました。

●クリスマスのお祝い
クリスマスのお祝いに、全学年でひとつの話を演じる劇を行いました。途中で、トントゥ(サンタクロースの手伝いをする妖精)たちが学校へ行き、学校生活をおくる場面があるのですが、その一場面に私も少しだけ登場。
以前に、日本の小学校の紹介のひとつとして運動会DVDを見せる

ある先生が興味をもち、体育のダンスで、ソーラン節をやってみることに

やってみたら、意外と好評。
ソーラン節を気に入った子供が先生に、「いつ、このダンスを披露するの?」と質問

今回の劇の台本を考える先生の提案により、一部にソーラン節を追加

先週1週間は、毎日少し時間をいただき、音楽に合わせて踊る練習

今日の本番  という経緯でした。

予期せぬ状況で、話が広がり、充実した研修をさせていただいています。

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