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2023年12月23日・M.I.・ 海外教育交換プログラム , カナダ , 30代
小学校での研修が始まって4か月が経ちました。KinderからGrade7まである大規模校の小学校ですが、毎日違うクラスに入り、クラスのサポート及び日本文化の授業をしています。今回は実際に行った授業内容を2つ紹介します。

①折り紙でサンタクロースのポップアップカードを作ろう
サンタクロースを折り紙で作りました。学年によってサンタクロースの折り方を変え、Grade7のクラスには一番難しい折り方を教えました。その後、ポップアップカードの作り方をスライドで見せながら説明し、サンタクロースが飛び出すようにしました。日本の小学校で、国語「しかけカードの作り方」という題材が小学2年生の教科書に載っていたことを思い出し、今回の実践に至りました。Kinderのクラスではサンタクロースを折り紙で作ったあと、リボンを通しクリスマスオーナメントにしました。今回の折り紙の授業は、ただ折り紙をして終わるのではなく(折った折り紙をぽいっと捨てられてしまうのが嫌だったので...)、他のものに活用できるよう工夫しました。

②カタカナで自分の名前を書こう
日本で英語教師をされた経験のある校内の先生から「カタカナを教えたら面白いかも!」とアイディアをもらい実践しました。あらかじめ担任の先生からいただいていた出席名簿をカタカナに変換し、子供たち一人一人に自分の名前を練習できるプリントを作成しました。お手本の文字やマス目、書き順も示すようにしました。
授業の最初に、スライドを使いながら日本語には3つの文字があること、カタカナが主に外来語を書くときに表す文字であることを英語と比較しながら説明しました。その後、プリントで自分の名前を練習し、古風な柄が描かれている千代紙に日本語と英語で名前を書き、ブックマークにしました。

「他の折り方も教えて」と授業後に言いに来た子や、常用漢字の数をメモしている子など、どちらの授業も子供たちは興味をもって取り組んでいました。先生方も子供たち側になって授業に参加してくれました。

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