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10年間、高校美術科の教師として、勤めてきましたが、新しい経験を通して視野を広げたいと思い、こちらに来ました。アート系の高校を希望し、バンクーバーにある私立の小さな高校で研修しています。

4月から6月までの3か月の中で取り組んだことは、日本の高校とのPen Pal(文通友達)プログラムです。せっかくなので、アートの要素を取り入れようと考えた案は、巨大な画面を人数分(約20人)のピースにランダムに切り分け、1人の生徒は各ピースの半分の面積を埋めるという形です。

描く内容は、『自分が好きなもの』などの自己紹介や、『カナダ(or日本)と言えば?』というような象徴的なもの。それらのピースを日本に送り、受け取った側は、そのイラストを参考に自分の気の合いそうな人を見つけて、返事を描くイメージで残り半分の空白を埋める。そしてカナダへ送り返す。すべてのピースをパズルのように組み合わせると、モザイクのような巨大なアート作品が完成する。という形です。

こちらの生徒は、日本のことにとても興味を持ってくれていて、とても積極的に取り組んでくれました。日本の生徒たちもとても楽しんで取り組んでいたと、後任の先生に連絡をもらい、去年まで教えていた生徒たちのことなので、その様子が目に浮かび、嬉しく思いました。英語の力が全然足りないので、とても不安だったのですが、念入りに準備した画像付きのpower pointは、先生たちにも好評で、やってよかったと達成感を感じることができました。

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