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2015年6月

2015年06月22日 40代
6月というのに、朝晩は肌寒く、上着が必要です。北の地なので今は日の入りが10時過ぎです。話には聞いていましたが、8,9時すぎてもまだ外は日が高く、みな外でのんびりくつろいでいます。とても不思議な現象ですが、実はかなり気に入っています。

研修も最終週、あと1校となりました。
先週までは2週間、初めての中学校での研修でした。それまではずっと小学校でしたし、しかも2週目は15クラスに習字を教えるとあって、授業内容を見直したり、準備にかなり時間をとりました。中学は原則休み時間がないので、もらった時間内でかたづけ、移動もしないと次授業に間に合わず、最初は苦労しました。

また、思春期を迎えて小学校より服装、外見も自由になり、あまり先生の注意も聞かないので不安をかかえたまま研修開始でしたが、次第に親しくなってきてくれて、安心しました。月末で学校は終わり、学校全体も片付けモードになってきているので子供は浮き足だって人も夏休みの話が多くなってきています。

先日は、通学用のかばんがワークシートとともに早、ゴミ箱に捨てられているのをみてびっくりでした。

最後の1週間も納得のいく授業ができるようにがんばろうと思います。
NZでは1年が4タームに分かれています。2月が学校年度のスタートで、今はターム2です。この3か月間に週に1レッスン×12回(12種類)を行います。この学校は15クラスあり、1週間で15クラスに同じレッスンをするのが、こちらが飽きてきてしまい日本に居た時とは違う大変さがあります。(日本では週に4時間分の授業を考えなけれはいけなかったので・・・) この学校は1クラス27人くらいです。その中から10人ずつが私の授業に来ます。そして、ターム3は別のメンバーが来て、ほぼ同じ内容の(季節によって、折り紙で折るものなどの多少の変更や、改善はしますが・・・)12回分の授業をすればいいので、日本に居る時に比べたら、教材研究の時間はいくらでもあります。私は木曜日がPlanning Day で一日授業はないので、その日にまとめて教材研究をするようにしています。その他、ここの学校は千葉県の私立中学高校(一貫校)と姉妹校になっているようで、9月に4人の生徒が千葉県に行くので、その生徒たちに、別で更に週2コマ特別授業をしています。

・鯉のぼり
折り紙でも作れますが、私はマスキングテープと綿棒を使って作りました。
茶色系、水色(青色)系、ピンク(赤色)系、それ以外の色の4色のマスキングテープを使って作ります。まず、茶色系のテープを綿棒にぐるぐる巻きつけます。次にそれ以外の色のマスキングテープを旗のように綿棒に巻きます。水色系がお父さん、ピンク系がお母さん、それ以外の色が子どもになるので、長さに注意してください。そして、はさみでしっぽの切り込みを入れて、修正液で白目を描き、乾いたらマジックなどで黒目を描き鯉のぼりの完成です。
これは子供の日に作りました。これは、研修先の高校生がかぶとを作って被って喜ぶのか不安だったので代替案として持って行って作りましたが、作る前にどちらを作りたいか聞いたところ、"両方"と言って、作ったかぶとを被って、小さいこいのぼりを持って喜んでいました。

・ういろ
riisijauho(米粉) とperunajauho(じゃがいもの粉;片栗粉)で作れます。作り方はcookpad参照(http://cookpad.com/recipe/2621244)

・白玉
riisijauhoとperunajauhoで作れますが、冷えると仲がぼそぼそになるので、水の代わりに豆腐で作ることをお勧めします。
豆腐も自分で作れます。プレーンの豆乳を買ってきて、にがりがあればそれを使って、なければ薬局でエプソムソルトとう名で売っているようです。豆腐がおぼろ豆腐のように柔らかくたって大丈夫です。豆乳ににがりを100mlに対し、ティースプーン1杯の割合で入れるとcookpadでは見ましたが、私はもっといれます。そうしないと固まりません。その後、あれば電子レンジ、なければ湯銭を使って温め、できあがりです。
その豆腐を使って、riisijauhoとperunajauhoを大体3対1ぐらいの割合で入れます。耳たぶぐらいの柔らかさになるまで粉で調整します。生地ができたら、お団子を沸騰している湯に入れ、白玉が浮かんで来て数分たってから冷水にとり出来上がりです。 これで、白玉フルーツポンチもできますし、醤油とみりん、お砂糖、お酒があればお団子も作れます。 

・おかき
puuroriisiという、お粥用のお米をご飯用に炊き、perunajauhoを適当に混ぜ潰していきます。そこから、小さなボールを作り、後は揚げるだけです。お米に水分があまりないので、油はねすることはあまりないと思いますが、作ったボールを数時間から1日冷蔵庫で寝かせてみてもいいと思います。お好みで、ここにゴマやあれば青のりなどを入れてみるといいと思います。味付けは塩やお砂糖のシンプルな物や、醤油、砂糖、みりん、酒を使った甘辛いものなどお好みで。

・紙漉き
牛乳パックを使って紙すき体験ができます。木枠は学校の技術の先生が持っていました。なければ、ストッキングとハンガーを使うという方法もあるようです。
海外教育交換プログラムに参加して、カナダに来て、2か月ほどが経ちました。
はじめは文化や言語の壁に戸惑い、なかなか慣れずにいましたが、ようやく慣れてきたところです。

学校は、はじめの一週間ほどは見学させていただき、学校の様子や授業形態、子どもたちの様子を見せていただきました。
学校は3年生から9年生までの、小中学校が一緒になった学校です。
一週間ほど経ってから、自己紹介のプレゼンテーションを、3年生から5年生と9年生の9クラスでさせていただきました。
自己紹介のプレゼンテーションは、自分の好きなことやカナダに来た理由(英語を勉強したいことや日本文化を伝えたいこと)などの自己紹介に加え、日本の地形や気候、人口や四季などの日本についてや、出身の大阪の観光スポット、日本食、そして私が日本で勤めていた学校(日本の学校の様子)など、盛りだくさんのプレゼンテーションをしました。
写真を多く取り入れたので、子どもたちは大変興味を持って聴いてくれました。国歌の「君が代」が気になったらしく、どのクラスでも歌わせてもらいました。

5月に入って、小学生対象に、5月のこどもの日をテーマに、こいのぼりづくりをしました。アイスバーの棒に、用紙を巻いて、オリジナルのデコレーションをしたこいのぼりを作りました。また、「こいのぼり」の歌も歌いました。
音楽の時間には、「ドレミの歌」の日本語バージョンを、私がピアノを弾きながら、一緒に歌いました。
6月に入ったので、今度は折り紙をしようと計画中です。

学校の先生方にも子どもたちにも、気軽に声をかけていただき、カナダの学校にも慣れてきました。毎日英語を聞き取るので必死て、楽しむ、というところまでまだいっていませんが、これから楽しんでいけたらと思います。
カナダでの生活も1か月が経ちました。1か月前は全てが新鮮でしたが、一方でどうふるまうのがカナダではいいのか?これは気にしなくていいのか?など、どこに行くにも気疲れしていました。しかし、1か月経った今、やっと少しずつ生活にも慣れてきた感じがします。まだまだ英語は聞き取れなかったり、間違った解釈をしていたり、言いたいことが伝わらなかったり、困ることもありますが、何とかコミュニケーションが取れています。間違った英語かもしれない・・・と思っても、口にすることが大事だと思えるようになりました。

心配していた学校での授業は、発問計画を一字一句書き出し、できるだけ見ないで言えるようになるまで練習をすることで、担任の先生にもたくさん助けていただいて、何とかなってきました。日本の学校で言うと全然授業になっていませんが。
 私は1週間で幼稚園から6年生まですべてのクラスに行かせていただいています。初めての授業では、自己紹介とカタカナで名札をつくる活動をしました。幼稚園では私が書いてあげた名札をデコレーションする活動にしたり、高学年は机に置けるように立体的な名札にしたりしました。2週目は季節に合わせて子どもの日の紹介と大きな紙で兜づくりをしました。子どもたちはとても喜んでくれました。3週目は日本語のあいさつ紹介をしました。それと同時に日本では授業の始まりと終わりは号令をかけてあいさつをすることを教えて、私の授業では毎回するようにしています。4週目は、数字の数え方を体を動かしながら教えました。数字の仕組みを説明すると、高学年は100以上まで数えられました。

 私が来る日は毎回私の時間を確保してくださっている先生がほとんどですが、私が授業をする時間がないクラスもあります。それは仕方ないと思っていましたが、私が授業の準備をしていないと思われていたということに3週目になって気付きました。自分から言わないといけないんだなとそこでも身をもって感じました。
 今週は、ホストファミリーにつくってあげた味噌汁を学校でも紹介するように勧められたので、味噌汁の紹介をして、味噌汁に挑戦してもらう活動?をすることになっています。大人数の味噌汁なんてつくってことがないので、スクールキッチンで働いているホストマザーに相談しながら計画を立てています。時間までに作り終わるのか、みんな分足りるのか、心配ですが、頑張りたいと思います。
 5月末をもって研修校のschool yearが終わり、約9ヶ月のインターンが終了しました。
思い返してみれば、時間の流れは速かったと感じますが、様々な場面が思い出される、とても濃い時間を過ごすことができました。

5月も基点としている学校以外の高校に訪問し、習字のワークショップをおこないました。日本語の授業のない学校でしたので、限られた時間の中でひらがな、カタカナ、フィンランドに関係ある漢字などを紹介して、自由に書いてもらいました。自分の名前をカタカナでどう書くかや、墨のにおいなど、それぞれ興味を持ってもらえたみたいです。

最後には、中学校の最後のセレモニーでフィンランド語でのスピーチにも挑戦させていただき、無事に研修が終了しました。これから、自分自身が感じ取ったこと、考えたことをひとつひとつまとめていきたいと思います。
日本のハンドジェスチャー(ボディーランゲージ)を高校のフランス語のクラスで紹介してみたら以外に盛り上がりました。
姉妹都市の宇治市についてもプレゼンしてみると、生徒達は誰も知らず先生は生徒たちが知らないことに驚いていました。

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