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2014年6月

先週の金曜日で前の授業期間が終了し、今週から新しい授業に変わりました。そのため、終了時の実力確認テスト的な小テストを受け、それプラス先生と自分の成績、これからの目標について話し合う5分弱程の時間も設けられていました。感じた事はやはり、日本人は他国に比べて文法が強いと言うこと。話すレベルで言うとクラスメイトの方がペラペラと話しているにも関わらず、テストの結果は私の半分くらいでした。皆にすごいね!と言われながら、皆程話すことができない私と話せるのに文法を苦手とする皆。この違いがすごく気になりました。今週からはクラスが一つ上がり、夜の6:00~9:00になりました。 学校的に言うと、定期的に授業の感想を聞いてくれるし、本当に自分の英語の苦手なところを理解して教えてくれるので良いなぁと思いました。おそらく先生にもよるのですが...現在私は少し成長出来たかなと感じています。
2013年9月から活動してきましたが今月いっぱいで終わりです。約9ヶ月間を振り返るとスタッフやホストファミリーに支えられ、とても充実していたと感じます。出発前はどんな経験を得られるのか不安に思った時がありましたが、今改めてIIPの活動はどんな活動だったか、自己解釈をすると「人のため、自分のために時間をたっぷり使える機会」だと言えます。海外で先生として働きたいと思い本活動に参加しましたが、毎授業後生徒から沢山の「サンキュー!!」を浴びたり、また学校を離れる際メッセージカードをもらったりすると、日本の文化を教えてきたことは子供たちの為になることができたように感じます。本活動を通して、やりたいことが結果的に人のためにつながるという実感を得ることができました。また"自分のため"は、ホームステイ生活をさせてもらったことで今後自分が家庭生活を持った時のイメージを持つことができたり、帰宅後や週末を使って日本にいた頃先延ばしにしていたことをやることができました。カナダに来た当初、身近に友達がいないことや趣味が見つけられず時間を持て余してしまうこともありしたが、住み慣れた環境を離れたことで生まれた時間を自分のために割くことができました。
4月から作成していた千羽鶴は約2ヵ月間かけて無事完成しました。この千羽鶴はGrade6の先生に託して、先日日本へ転校した生徒へ後日送ってもらうことになりました。
最後になりましたが、貴重なチャンスを与えていただき学校やホストファミリー、IIPに心から感謝しています。ありがとうございました。
  先日、ロンドンで行われた「お茶会」に参加しました。私にとって初めてのお茶会でした。海外で日本の茶道がどのように受け入れられるのか興味がありました。参加している方は、イギリスに住む日本人の方とそのご家族、日本に興味がある外国の方でした。
お茶をたてるデモンストレーションが行われ、着物を着た(多分)イギリス人女性が、お茶室で何が行われるかや動作の意味などを英語で説明してくれました。

お互いを思いやる心や、動作の美しさなどを大切にする日本の優美な文化を改めて感じたひと時でした。
ロンドン(グリニッジ)に裏千家の教室があり、お稽古を受けることができます。月謝ではなく、その都度お稽古料を支払うらしいです。誰でも気軽にお稽古を受けることができるそうなので、お稽古を始めようかと考えています。
学校の調理の時間に、担当の先生からの要望で、巻き寿司を教えることになりました。時間が1時間と限られていたので、酢飯はわたしが事前に用意をしました。(すし酢がなくても酢飯が作れるレシピを検索して紹介しました。)授業の初めに「お寿司を食べたことがあるか」聞いたところ、ほとんどの子どもがないと答えました。中には酢飯のにおいが苦手だという子も...。「巻くのがおもしろいから、とりあえず作ってみよう」と言って、材料を切り始めました。材料は担当の先生と相談をし、用意をしてくださいました。キュウリ、アボカド、冷凍のエビ(解凍しておく)、カニカマです。切るものはキュウリとアボカドだけだっので、すぐに終わりました。巻く作業に入る前に、わたしが見本を見せながら説明しました。子どもたちにやらせてみると、酢飯の量を多くしたり、具を乗せすぎたりと、わたしの説明が不十分だったようです。それでもなんとか巻くこともできて、包丁で切ることもできて、おいしく食べることができました。好きな子はモリモリ食べていましたが、苦手な子は1回食べておしまいという感じでした。お米5も使ったので、子どもたちが作った分を先生たちに配って食べてもらいました。大人には大好評でした。炊飯器はホストファミリーが巻きすは日本から持ってきたものを使いました。すでに活動している方はご存知だと思いますが、町の大きいスーパーに行けば、お米も海苔も米酢も巻きすも売っているので、現地調達でもできると思います。
 6月は小学校、中学校が夏休みのためセイナヨキ大学のInternational Ofiiceでインターンをさせていただきました。ヨーロッパ各国の大学教授が集まる会議では、30分会議が遅れて始まったり、ある教授がずーっとはなしていたり、それぞれの国民性がでていてとても面白かったです。またその会議ではフィンランド流でコーヒーブレイクがありその準備などを手伝わせていただきました。International Officeでは来季日本に留学する学生のためのパンフレットをつくったり、在フィンランド大使館にお願いして「にぽにか」(外務省発行のパンフ)を手配したりしました。
セイナヨキでは同じ世代の日本人学生にも会うことができ、日本食などをつくってたまに息抜きをしています。また現地の方に誘っていただき伝統的なパンをつくったりと充実していました。
 7月は完全にサマーホリデーに入ります。活動がないので積極的に動いて言語習得に励みたいと思います。
「残り1週間」
 いよいよ研修期間も残り1週間となりました。ありがたいことに、今まであまり行けてなかったクラスからのお誘いもあり、今まで以上に忙しい毎日を過ごしています。また、先週から今週にかけて各学年それぞれ校外学習に出かけたり、スポーツデーがあったりと学校行事も多く、学校が全体的に落ち着かない雰囲気の様な気がします。近頃は先生たちとのコミュニケーションもかなり増え、まだまだここで過ごしたいなという思いでいます。

「違い」
 最近私が強く感じていることは、こちらの学校または人がいかに柔軟であるかということです。よく言えば柔軟、悪く言えば非効率ということです。そして、いかに日本が用意周到かということも感じました。学校生活の端々で『もう少し事前に準備しておけばいいののい』と思いことがありましたが、事前の準備不足の分、何かうまくいかないことが起こった時に柔軟な対応が求められます。そして、先生も子どもたちも上手く対応していくのです。子どもたちも突然の変更などに不満を口にしたりしません。これが人々が作る文化や習慣の違いなのだと思いました。
学校での生活も2か月が経ち、校長先生のネットワークでメインの学校以外にも訪問させて頂きました。特に、日本語の授業を履修しているネイティブの高校生の授業にも参加させて頂き、とても新鮮な気持ちでした。日本語の授業を履修した動機について質問してみると、多くの生徒がアニメと答えていて、私も知らないアニメをたくさん知っていました。やはり、日本といえばアニメ!というのを肌で実感しました。大学の授業の単位に対応しているクラスでは日本語でプレゼンや寸劇をしていてすごいなと思いつつ、たまに「?」な言葉があったりしましたが、逆に自分の英語のことをかんがえるともっと「??」なことが多いのだろうなと感じてしまい、もう少し発音にももう1・2歩踏み込んで頑張ろうとも思いました。他にも、自閉症の児童だけの私立学校や就労施設、特別支援学級のある小学校などに訪問させて頂き、「百聞は一見にしかず」という諺は「まさに!」と感じた瞬間が多々ありました。
また、お世話になっている学校でも日本文化に授業をさせて頂きました。主にキンダーの子どもを対象に習字を教えました。日本での準備期間に和紙と習字用の筆を100均で10本購入しました。墨汁は子どもの服に付くと落ちない可能性が極めて高いので、学校の水彩絵の具で対応しました。活動は一人ひとりの子どもの名前をカタカナで書くというものにして、予め見本をA4サイズで作成し、その上に和紙を置いてなぞることにしました。できる子は外国人が好きそうな単語の漢字の見本を作成しておいて、漢字にもトライしました。硬筆と違って多少、筆を浮かせて書くとうまくいくとは取り組む前に言ってみましたが、さすがはキンダーの子たちで取り組んでいく中でそのアドバイスすることで響いていった印象を受けました。それでも思っていた以上に一生懸命に取り組んでいて、できあがったものを誇らしげに見せに来てくれる表情がなんとも微笑ましかったです。
ノースカロライナでの生活も残すところあた僅かとなりましたが、1日1日をより充実させて、たくさんの経験を持ち帰りたいと思いました。
メインの活動となった日本のクラブは、最初の都合では来られない生徒も多く、3~6年生の希望者に都合の良い曜日と時間を聞き、4月から週6時間、約40人の生徒が登録して(多少の出入り有り)活動しました。1時間の活動は約45。30分を日本語、残りの15分で折り紙を教えました。日本語の内容は挨拶や数字、家族などトピックを決めて教えました。折り紙は季節や行事に関係する物にすることで、家でも楽しんでいたようです。5月は学年末で時間が変則的なことが多く、文化を教えることにしました。箸の使い方ではキャンディーを何種類か用意し、それぞれ何個ずつか決めて取ってもらい、箸で食べました(食べ物を持っていくときはアレルギーの確認が必要です)。また一応水墨画として墨と筆で自由に絵を描いてもらい、その絵の言葉を日本語でも書きました。
授業では、書道を4年生から6年生まで教えました。筆の使い方と止め、跳ね、払いを説明し、日本と同じように新聞紙で練習してから本番を書きました。名前を縦に書く時、母音を伸ばす記号「ー」が縦になるのが不思議だったようです。低学年は折り紙や、トトロの歌を一緒に歌いました。折り紙の時間では、色と形の名前を教えることが出来ました。
フィンランドはメインはフィンランド語ですが、4年生くらいになると英語もある程度は理解できます。それでも全部を英語で教えるのは難しかしく、教材を配布する場合はフィンランド語で用意した方がスムーズだと思います。
フィンランドの学校では時々先生や友だちが何かしらの理由でキャンディーを配ることがあったため、5月5日のこどもの日はキャンディーを配りました。日本はクリスマスは祝日ではないけれど、こどもの日は祝日だと言ったらとても驚いていました。祝祭日は宗教や歴史を説明するのにもとても良い機会だと思いました。
授業や、その他の時間をどのように使うか、あらかじめ学校と相談、もしくは提案をしておくと良いと思います。授業の用意は具体的な内容まではたくさんは必要ないと思いますが、どのようなトピックを扱うかと、大体の流れはいくつか用意しておくと良いと思います。特に滞在期間中の日本と滞在先の行事は大いに利用できます。
こちらに来て2ヶ月が経ちました。周りの人たちと上手くコミュニケーションが取れなくて、どうしたらいいのか毎日悩んでいます。
そんな中、先日思いがけないことが起こりました。
こちらで英会話教室に通い始めたのですが、そこの先生に持ち寄りパーティーに誘っていただきました。こちらに住んでいる外国の方も来るとの話だったので、巻きずしを持って行こうと考えました。でもこちらで作ったことがなかったので、その前に練習しようと思い、練習して作ったものを学校のランチに持って行きました。職員室でそれを食べていたら、一人の先生の目に留まり、興味を示してくれて、周りの先生たちと一緒に会話をするきっかけになりました。正直会話の速度が速くてほとんど何を言っているのかは、分かりませんでしたが、それでも先生たちと会話ができたことが嬉しかったです。
その内に、話もどんどん進んで、今度のcookingの授業で、巻き寿司の作り方を教えることになりました。ただ練習のために作った巻き寿司が授業をするきっかけになるなんて、思いもしなかったことだったので、これはとても嬉しかったです。
今回のこの経験を踏まえて、何か始める時には、自分から何かをしなくては始まらないのだと思いました。今までは受け身ばかりで、自分から何かしようと思っても、「大丈夫かな」「話しかけていいのかな」など起こってもいない先のことを考えてばかりました。でも先の不安のことなど考えずに、「やってみてダメだったら仕方がない」と思って自分から何かを起こしてみようと思うようになりました。
cookingの授業はまだ先のことなのですが、もう一回練習をして、授業に臨もうと思います。
ちなみに持ち寄りパーティーで、巻き寿司は好評でした。ネットで探したレシピを見て、こちらで手に入る材料で、すし酢も作れました。
現在授業は月、水、金が午前中9:15~12:30,火、木が午後13:15~16:30です。授業内容は英文の基本をもう一度学び直しています。わからないことがあればすぐ先生に尋ねることができ、尋ねればすぐに教えてくれます。授業内容以外にも自分の知っていることでわからないことがあれば聞くことができます。 文法クラスに加えて金曜日は会話、発音クラスで自分の発音を直してくれます。
 最近は使っている単語や言い回しがアメリカ英語の時に指摘してくれ、イギリス英語に直してくれます。楽しく毎日学ぶことができて本当に楽しいです。
私がお世話になっている研修校は、高学年になると1人1人がiPad を持ち、授業でもiPad を積極的に使って授業を行っています。
 日本語の授業でも、名前、年齢、趣味など日本語で自己紹介するページをそれぞれのiPadで作成し、完成したものをスクリーンに映し、みんなで共有したり、インターネットを使って日本の絶滅危惧種を調べたりしています。 ホームワークも日本語学習のアプリがあり、どれだけ達成できているか、誰が1番よくできているか教師側はオンラインでいつでも把握でき、また順位などを授業中に子供達に公表し、自分がクラスや学年で何番目かなどわかるようにしています。
 個人でiPadを持っていない中学年より下の学年でも、日本語クラス用に常備されているiPadが何台かあり、ひらがなクイズアプリ等を使って学習する時間があります。
 また子供達を評価するのも、教師用のアプリを使ったりしています。
 私も日本の紹介等は、Keynote というアプリを使ってプレゼンテーションすることが多いのですが、言葉が不十分なところを視覚的な情報でカバーし、わかりやすく伝えていけたらと思っています。
実際に鉛筆で書いたり、手作業で行う授業ももちろん大切だと思いますが、このような授業も今の時代ではどんどん取り入れていくべきなのではないかなぁと感じています。
  とある夕食の際に、ホストとサイバーセキュリティ事情について話しあった。中国をはじめロシアや東ヨーロッパからの圧力が外交問題の焦点になっている国、それがイギリスである。ホストにとって、日本も中国の脅威にさらされていること、北もそうだがSouth Koreaからの政治的圧力があることは興味深いようでたくさん質問してきた。歴史認識の話は非常に難しいけれど、大戦前からアジア大陸を占領してきたという日本の負の歴史は今も尚、外交を脅かすissueに発展することを伝えた。結論、日本という極東の国は、イギリスよりやや高次のセキュリティ対策を隣国に向けて講じているが、ノウハウと防衛目的の話になるとアメリカの存在が切り離せない国、という解釈になった。「歴史的序列がイギリスを今の位置に留めていると思う。」と意見すると、「かつての帝国はもはや過去、唯一の利点は英語を話すことくらい、今は小さい国になっちゃった、だから日本の技術も含め他国から色々学ばなければならないのよ」と答えた。英語を第一言語として話す人間が直面する課題というものを確かに感じた。

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