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2016年5月

  だんだん日が長くなって、今では10時でも明るいです。学校では、学年の終わりなので通常とは違う授業やイベントが多くあり、それらにも参加させてもらっています。生徒は日本の生徒より自立しているような感じを受けます。学校のシステムが日本の高校や大学のイメージに近く、担任の先生やクラスに沿う雰囲気が日本に比べて非常に少ないということもあるのかもしれませんが、、。
 生活面では、学校の先生に、週末や夏休みの計画に誘ってもらい、学校だけでなく、仕事以外の時間の過ごし方を少しずつ感じています。
 夏休み中は教育機関はほとんど動いていないので、その時期にフィンランド語を学ぶのは難しいようです。(ヘルシンキではそうでもないかもしれません)しかし、日本のことを生徒に伝える機会を楽しみにしてくれている先生が、色々と声をかけてくれるので、そういったことにゆっくり時間を使おうかと考えています。
5月末に、年度末の全校遠足がありました。バスで1時間ほど走ったところにある森に行きました。だいたいクラス毎で歩きますが、各自、自分のペースで歩くので順番が変わってもおかまいなし。綺麗な森の中をどんどん進んで行きました。

1時間ほど歩くとビーチ(湖)に到着。到着するや否や、昼ごはんを食べ始める子、水着に着替えて泳ぎだす子、お菓子を食べる子、日光浴をする子、砂遊びを始める子、火を焚き始める先生など様々な様子が見られました。
日本の遠足というと、点呼から始まり、昼食時間の徹底、昼食後の活動、水筒の中身、おやつの金額などのきまりなど遠足中も、また遠足に向けても様々なことをしなければならず、とても疲れる行事というイメージですが、こちらは、児童も先生も自分の時間を楽しんでいました。
各自好きなタイミングで昼食をとり、学校から供給されたウインナーを焼いて食べたり、ひなたぼっこをしたりと、とてものんびりとした時間が流れていました。本来の遠足とはこういうものかもしれないと感じたフィンランドの遠足でした。
 小学校に来て感じていることは、とにかく子供を褒めてあげることが多いことです。日本だと"当たり前"と思うようなことも、出来たことではなく、挑戦したことを褒めてあげるという感じです。大人の私でも褒めてもらうことも多く、やはりモチベーションが上がるので、ポジティブな言葉や褒め言葉というのは、ちゃんと口に出して伝えてあげることが大事だなと思いました。
オランダのEpeという小さな村の小学校での3カ月間のインターンが終わりました。週に1日、90分間の授業の時間をいただき、3月は7人の子ども(前半)に、4、5月は9人の子ども(後半)に日本の文化を紹介しました。

この学校ではクラスが異学年編成で、私が担当した子どもたちはgroup6~8(10~12歳)でした。3月中は英語とオランダ語を通訳してくれるサポートの学生がいたのですが、4月からはいなくなってしまい不安でしたが、group8の子がgroup6、7の子どもたちに通訳してくれたので、とても助かりました。

授業内容は、前半は、トントン相撲、お好み焼きづくり、ドラえもんのロールプレイング、お箸ゲーム・お箸づくり、茶道、日本の文字、日本紹介ブックづくりをしました。後半は、けん玉づくり、「崖の上のポニョ」鑑賞、ハンカチ落とし、はないちもんめ、スイカ割りをしました。子どもたちはどれも興味を持って取り組んでくれていましたが、とくに、前半では茶道、後半ではスイカ割りが盛り上がりました。茶道は、「なぜ日本人はこんなに苦いものを飲むの?」「なぜ色々な決まりがあるの?」とたくさん質問しくれました。私も茶道のことはよく知らないので、ちゃんと答えられませんでしたが、とても興味深い質問だと思いました。スイカ割りでは、このような楽しみ方はオランダにはないようで、みんな「もっと右!」「前!」「もっと強く!」といろいろ叫びながら楽しんでいました。割った後はみんなでおいしくいただきました。折り紙や茶道など、静かな品のある伝統的な文化だけでなく、このような現代的な日本の楽しいところも知ってもらえてよかったです。

行かせていただいた学校はとてもオープンで、子どもが遊びに誘ってくれたり、先生や保護者が「元気?」「体調はどう?」と声をかけてくれたり、歓迎してくれているのがよく伝わってきました。質問にも快く答えてくださり、学校の詳しいことまで知ることができました。担当のクラスがなかったため、全クラスを自分の好きなタイミングで好きな時間だけ見ることができ、自分のペースで研修をすることができたのもよかったと思います。

学校とは、授業とは、先生とはこういうものだという自分の中のたくさんの固定観念を崩してくれたこの学校に感謝です。

語学学校に通う方は,日本人と接しないことが本当に難しいと思います。

特に私が通っているバンクーバーでは本当に日本人が多く,気を抜くと日本人だけで固まってしまうことがあります。

私も一か月間,どのように振る舞うべきか悩みましたが,自分のできる範囲で,無理なく学習することが一番だと悟りました。

語学学校に参加される方は,できる範囲で,それでも常にその現地の言葉を話すことを意識すると,後の研修に役立つと思います。

この1か月は、1日に2~3時間他の先生の授業を見学させてもらい、週に3時間自分の授業をする、というスタイルをベースに、近くの小中学校にいったり、ヘルシンキまで旅行をしたりしていました。

フィンランドの高校は、朝学活も帰り学活もなく、自分で時間割を組んでそれに合わせての登下校なので、日本の大学のイメージに近いです。また、先生たちも自分の授業に間に合うように来て、特にやることがなければ帰ります。私自身は、中学校でずっと勤務していたので、部活がないというのはこんなにも楽なのか!ということに感激しています。(もちろん部活を行うことのメリットもありますが)。

しかし、このようなスタイルになったのは、10数年前のことだと言っていました。それまではホームルームがあって、同じクラスの生徒は同じ時間割で授業を受けていたそうです。メリットとしては、自分の好きなように時間割が組めるので学習に対するモチベーションが上がることと、学年をこえていろいろな人と話したり協力したりできることの2点。デメリットとしては、そうは言っても結局小グループで固まってしまう点、集団としての一体感や団結力はあまりない点の2点が挙げられると言っていましたが、自ら学習に向かう姿勢を大切にすることはいいことだと思う、というのが私がお話を伺った先生の意見でした。

先生方はとても親切で、聞けばなんでも教えてくれるので、授業終了後等のあいた時間を見計らって、ネットや本で調べたことだけではわからなかったことをきいたり、実際現場で働く立場としてどのように感じているのかを聞いています。特に現場の声を聞くことはなかなかできないので、非常に興味深く、良い経験をさせてもらっていることに感謝しています。
フィンランドのEspooでの生活も1か月がたとうとしています。英語で自分の気持ちを伝える難しさを感じる毎日ですが、ホストファミリーや学校の先生、子供と積極的にかかわるよう努めています。ホストファミリーの娘の友達と関わる機会も度々あり、人脈を広げるために誘われた時にはなるべく足を運ぶようにしています。

学校では1年生のクラスに入る機会が多いです。先生の補助(コピーをとる、紙を配る、掲示物をはる等)や勉強が苦手な児童についてフォローをしています。また、他の学年の授業を参観するようにもしています。フィンランド語の授業の際は、子供と一緒になってフィンランド語を学ぶようにしています。(絶好の学習の場です。)

この1か月は、日本の教育の良さを感じることが多くありました。食育、子供ありきの授業、板書計画など。外国の教育の良さを多く見つけられるようにしたいと思っています。

日本の授業でクラスに入ると、いつも子ども達が歓声をあげてくれます。
こんな風に気持ちよく授業できるのは、私だけの力だけではなく先生方のサポートがあるからだと思います。

折り紙では、相撲の力士を作り、段ボールの土俵を使って遊びました。
作り方も簡単なので1年生から6年生まで楽しめました。

子ども達は日本の新聞も興味深くみていました。
また、チラシもカラーで身近な物の写真が見れるので人気がありました。
高学年は新聞を使って、あらかじめ用意しておいた「ひらがな・カタカナ・漢字」のクイズをしました。

新聞について、私は文字についてだけの説明をしましたが、お金や日本食と絡めてみてもおもしろそうだなと思いました。

びゅんびゅんごまは、アメリカでもカナダでも本当にうけがよく、子ども達は大好きです。休み時間や下校中にも遊んでいました。

織り染めも、紙を開いて自分の柄を見て喜んでいました。

次は浴衣を使った授業を考えています。
子どもに浴衣を着せて練習していた時、子どもや先生がすごくいい表情をしていたので、私も授業が楽しみです。

楽しいことばかり書きましたが、もちろん全てが完璧にできるわけではないし、思うようにいくわけではありません。

授業で失敗したり、あとからこうすればよかったと思うこともたくさんあります。
でもその都度できることを改善しながら、今自分ができる限りのことをやっていこうと思います。
 Easter Holidayが明けてから、Japanese LessonとJapanese Clubを持たせてもらっています。
授業は3年生以上のクラスで持っていて、各クラス5~6人ずつのグループに分かれ1グループ30~45分程を、1日1学年ずつという形で進めています。host teacherからは5項目を教えて欲しいという要望があったので、折り紙や習字、お箸の使い方等を今後の授業で取り組む予定です。
クラブは想像以上に参加してくれる生徒が多く、高学年と低学年の生徒で別れて1週間に2回しています。今までの活動は、日本語で名前を書いたり、折り紙をしました。生徒達のリクエストを聞きながら、今後の内容を考えていきたいと思っています。
学校内の掲示板も1つ貸していただいているので、授業の様子やクラブの様子、生徒達の作ったもの等を飾っていく予定です。
こちらに来て約2週間が経ちました。ホストファミリーはとても親切です。子供もいてにぎやかに過ごしています。家族の言っていることは、速くてなかなか聞き取れませんが、私に向けては、分かりやすい言葉でゆっくり話をしてくれます。先日の水曜日、副校長先生が学校へ連れて行ってくれました。Japanese room というところがあり、部屋には、日本の文化紹介の教具がたくさんあって驚きました。歴代の日本人が置いていったようです。明日の月曜日からterm2が始まります。私の授業は翌週の9日からということでした。明日からの1週間は学校の様子を見学しながら、授業の準備を進めていこうと思います。
こちらはwifiがいたるところに飛んでいるのでとても助かります。ノートパソコンを一冊持参することをおすすめします。
日本の学校の一日の様子を写真で撮ったものを持ってくるのを忘れてしまい、同僚からメールで送ってもらいました。
自分のものはほとんどスーツケースに入らず、現地調達のつもりで来ましたが、水筒を持ってこられなかったのはやはり悔やまれます。寒い地域ですので温かい飲み物がほしくなります。仕事中は職員は自分の飲み物(たいていダンキンドーナツのカップ)、こどもたちは教室に置かれてある水を飲んでいます。時差ぼけ解消のためにも水筒にハーブティーを入れて持ち歩きたかったと強く思いました。水筒も買えばよいのですが、何せこちらはサイズが大きくて。

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