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2017年02月01日・Naoko Kumai・ 30代 , フィンランド , 海外教育交換プログラム
研修が残り2か月となりました。この数か月の授業と生活の中で行ってきたことを報告したいと思います。

①やりたいといえばなんでもやらせてもらえる。
これはお国柄かもしれませんが、フィンランドはコネクションが非常に重要な国です。でも、やりたい、といえば基本的になんでもやらせてもらえます。私は授業で生徒が学習したことを発表する場がほしかったので、たまたま知り合った現地在住日本人の図書館司書の方に相談して、市の図書館で日本の短歌と俳句を生徒が紹介する、というイベントを行いました。
イベントというより「発表会」という感じでしたが、それでも集まってくれた方々も多く、日本の文化に興味を持ってもらえたことがうれしかったです。生徒もやりがいを感じていました。

②現地の日本人留学生と交流してみる。
たまたま同じアパートに9月から3か月間の短期留学でこちらに来ている日本人の大学生が住んでいました。彼らも大学の勉強だけでなく、時間があればいろいろな経験をしてみたいということだったので、私の日本語の授業のアシスタントを時々やってもらいました。生徒の会話練習のペアが増えたりして助かりましたし、学生のみなさんもよい経験になったのでは、と思います。
また、アシスタントを頼むにあたって在籍校に相談したときも、「いいね!」という感じだったので、①でも書いた通り、やりたいといえば大体何でもやらせてもらえます。

③ビデオを撮って共有してみる。
こちらに来て初めて知ったのが、スマホの動画編集アプリは素晴らしい、ということです。スマホで撮ったビデオをスマホで編集してYOUTUBE上にアップロードすることができます。また、アドレスを知っている人だけに公開をする、などのプライバシーもある程度確保できます。なので、現地校の様子を日本の学校に知らせたり、生徒の活動をまとめたりするときに活用してきました。
生徒が日本語で自己紹介している動画を日本の学校に送り、交流をしたりもしました。

④現地の言葉はある程度話せた方がいい。
私はホームステイをしているわけではないので、日本で勤務していた頃と比べると圧倒的に自由な時間が多いです。7月から12月の間は、コミュニティカレッジに通ったりしてフィンランド語の勉強をしてきました。今が一番フィンランド語ができるのでは?と思い、1月末にあったYleiset Kielitutukinnotというテストも受けました。受験料が1万円以上と高いのですが、中級を持っているとフィンランドで仕事をしたりするときにも役にたつ場合がある、とのことで、せっかくなので受験しました。各都市によって受験日は異なりますが、1年滞在する方は一つ目標にしてみてもいいのではないかと思います。
また、編み物の教室に行ったりホットヨガのクラスに通ったり、最後の3か月は現地の人たちにまざってのんびりすごそうと思っています。そんなときにも、フィンランド語が多少できるとなじめるので、やっぱり現地の言葉はできた方がいいんだなと思いました。


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