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オーストラリア

<研修目的>
大学生のころから、海外でどのような教育がされているか興味があり、アメリカの学校を見にいったり、イギリスの学校の指導案を分析したりしていた。そして、日本で教師となり、日本の教育現場の良さや疑問点をたくさん見つけることができた。日本の教育現場をある程度理解したうえで海外の教育に触れ、これからも日本の学校で働く自分が、日本の子どもたちのために自分ができることは何かを考えたいと思った。そして、双方の国の教育の良さを取り入れて、子どもたちに返していけるのではないかとも考えた。

また、これから世界で活躍する日本の子どもたちには、多面的な視野を持つことが大切だと思う。世界のことに目を向けるきっかけを作れたらと思い、参加を決めた。また、昨年度、今年度は英語専科を担当している。英語を学ぶ意義を感じることや、それが伝わったとの嬉しさ、もっと学びたいという意欲を子どもたちに持ってもらうために、まず自分がそのような体験をしたいと思った。英語力に自信をつけ、今後の自分の授業も改善を加えながら、子どもたちに自分の知識と経験を伝えていきたいと思う。

<研修概要>
期間:2023年7月22日~8月5日
場所:Tullamore Central School
(Hinkler St, Tullamore, NSW, Australia, New South Wales)
人数:就学前~高校生 53名

<学校の制度や様子>
小規模の学校であり、Kinder(最年少5歳)からSecondary(おそらく最年長16歳ぐらい)間で、子どもたちが53名という人数だった。主に小学生以下は複式学級であり、5歳から小学2年生までが一クラスで教師が1人+サポートティーチャー1,2人、小学3年生から小学6年生が一クラス、これをを2つに分けて教師が2人で子どもたちを見ている。

月曜日にはAssemblyという朝の集会があり、そこで校長先生が、先週頑張った子たちを表彰したり、先生たちの連絡事項を伝えたりしていた。また、最後には、オーストラリア国歌を歌って終わる。

毎朝、サポートティーチャーたちが、朝食を作り、希望者には朝食提供をしている。

授業は日本と違い1コマが長い。また、日本で言う20分休憩(長休み)にあたる時間は、ressesといい、子どもたちは教室の外で軽食を食べる。教師もスタッフルームに集まり軽食を取りながら話をしている。昼も同様に外で食事をし、そのまま遊びの時間に入る。教師はressesか昼休みにどちらかには、dutyとして子どもの見守りのために外に出ている。(外で食事をしている教師もいる。)

授業のときには、授業を担当する教師のほかに、サポートの先生が入ることがある。教員免許を持っていない人もいるようだが、仕事のサポートをしたり、授業についていくのが難しい子たちについたりと子どもたちにとっても、教師にとってもありがたい存在である。また、教師が休みの時は、外部から「カジュアルティーチャー」という代理の先生が来ることもあるようだ。

自閉症や学習に課題のある子たちも多い。サポートティーチャーがつくだけでなく、下の学年と一緒に学習をしている子たちもいた。
日本と違い、子どもたちが掃除をする文化がなく、クリーナーと呼ばれる業者が入る。

ほとんどの子どもたちはアクセサリーや時計をつけており、それについての指導はない。

教室の中は、さまざまな掲示物が貼ってある。子どもたちの作品や、算数の問題を解くときの手順、かけ算などである。図書室もカラフルで、万国旗が吊られている。この点はユニバーサルデザインの観点でシンプルになっている日本とは大きく違う。

<研修内容まとめ>
〇オーストラリアを学ぶ
[1]教育
「海外の教育は良い」「自由である」というのはよく聞く話ではあるが、根本的なところは日本もオーストラリアも同じであると感じた。子どもたちはしっかり学び、よく遊ぶ。教師たちは、今の子どもたちにどんなことが必要かを考えて授業を組み立てる。これが、教育の根本であり、個々に関しては、日本の教師もオーストラリアの教師も同じである。そのアプローチ方法や教育システムの違いはあるが、双方の国の良さを感じることができた。

~Kinder~
① 子どもたちを4つほどのグループに分け、12分を1タームとしていろんな学習をする。例えば、先生と一緒に短い物語を読みながら、中身について考えていく、国語のような授業。自分で単語を指さしながら読む練習。先生が言った単語を書く練習。文章を書く練習。フルーツタイム。フォニックス。mini単語テストといった内容であった。単語を書くときには先生は常にフォニックスを使い指導しており、低学年の子どもたちでも簡単な英語を書くことができていた。

算数の授業では全体で集まり、全員ができる内容を学習する。(例えば、音楽に合わせて5とびを言えるようにする。さいころをふり、出た目のたし算をする。)それが終わると、学年ごとに分かれ、その学年に合った学習をする。

→5歳の子どもたちは「8」を見つける授業で合ったり、ブロックを使ったたし算の学習をしたりしていた。子どもたちが実際操作して理解していくのだが、ここでのブロックは、いわゆるおもちゃのブロックのようなものを使っている。日本人の子どもたちが使う、算数ブロックはとてもいいツールであると実感した。

→年が上の子たちは、2桁+2桁の計算を考えていた。3種類の考え方があり、3種類すべてを使って、問題を解いていた。

③読み聞かせの時間もあり、子どもたちは楽しそうに物語を聞いていた。

④生活科の授業では、五感を使った活動が多く、水を体で表現したり、外で聞こえる音って何だろう?とみんなで外に行ったりと、子どもたちが楽しく学べる活動が多い。

⑤体育はマット運動を外で行う。始めにしっかりウォーミングアップや体力づくりをする。マットは、小さい子でも運べる折り畳みサイズ。後転の指導で使われていた坂道の道具に、ほとんどの子が後転をできていた。

~Primary~
①算数では、始めに全員で学習し、そのあと学年ごとに分かれる。先生は、どちらかの学年につき、新しいことを指導する。

②英語の授業は、毎朝のルーティーンとして、単語の書き取りがある。1週間を単位とし、毎日単語を書き、それを読む練習をする。そして、その中の言葉を使って、自分で文章にする。日本で言うと、漢字学習ノートを使っての漢字の学習という感じである。これについては形を変えて日本でも同じようなことができるのではないのではと考えた。
また、3つの絵カードが前においてあり、子どもたちが持つ説明のカードがどの絵に当てはまるものかということをみんなで考える授業もあった。

③劇の台本が配られ、それを読む練習をする。最後にみんなの前で発表する。先生は成績をつけていた。

~Secondary~
①一つの言葉について、意味、同じ意味の言葉を辞書を使って学んでいく。一度にたくさんの言葉ではないこと、同じ意味の言葉も合わせて学ぶという点は日本でも生かしたい。

②即興の授業がある。キーワードが書かれた紙を3枚配り、それに合った劇をグループで考え、見せあう。そして、キーワードが何だったかを相手のチームに考えさせるというもの。思春期の子どもたちのクラスであったが、みんなちゃんと話し合いに参加し、劇もしていた。

③学校で使うベンチや、バーベキューの鉄板を作る授業。子どもたち自身が鉄を切ったり、溶接をしたりしながら、下の学年の子たちのためにものづくりをする。音楽をかけながら作業を行っていた。

<日本との違い>
① 教科書・ノート 教科書を使い、教科書の流れに沿って教えていくのではなく、教師が今日の課題を提示して授業が進んでいく。ノートは基本学校に置いておき、必要な時に配って使用する。どの学年のノートも罫線である。文字を丁寧に書きましょう、姿勢を正しましょうなど、規律の面での指導は日本より少ないように感じた。

②プリント 教師が自作のプリントを使うことがほとんどなかった。日本では、ワークシートを手作りして子どもに使わせることがあるが、この学校では、市販されているワーク、もしくはその一部をコピーしたものを使用することがほとんどだった。ワークを使うことも、プリントを作ることも、双方にメリットデメリットがあるが、教師の負担軽減という面では大いに役立つと考えられる。また、子どもたちの指導に不都合なものもなかった。(ワークを使わないときは、ノートやホワイトボードに書いていることが多い)

③自分たちで学ぶ 複式学級であることも大きな要因であるが、子どもたちは自分で学ぶ時間が長い。また、そのようなときには真剣に話し合うこともあれば、冗談を言いあいながら課題を進めていくこともある。しかし、「学習は自分たちでするもの」という認識が根底にあるように感じた。グループで話し合い、全員が間違えた答えを出すこともあるが、そこから先生の話を聞き、自分たちの理を深めていく様子が見られた。

[2]文化
アボリジニの文化を大切にしていることが分かった。先住民だったアボリジニたちは、イギリス人がやってきたときに、迫害を受けた。このことは学校現場でも取り扱っている。そして、アボリジニの文化を教える先生がいて、言葉やアート、旗のことについて授業をされていた。同時期に、オーストラリアでは女子のワールドカップが行われており、そこでも、オーストラリアの国旗と共に、アボリジニの旗も掲げられていた。この旗はいたるところで見られる。また、学校ではアボリジニのアートを壁などに描いているところが多く、オーストラリアの人たちにとって、大切な存在であることが分かる。オーストラリアの国歌は美しく、前向きな歌詞であるが、その歌詞の中にアボリジニの人たちのことは入っていないということを教えてもらったのが印象的だった。

そして、オーガニックやエコの考え方も日本より進んでいる。オーストラリア産のものが多く、オーガニックやヴィーガンと書かれているものもたくさんあった。また、カフェで受け取る、カップやストローもほとんどが、コンポストできるものであったり、紙製だったりする。日常に当たり前にこのようなものや考え方が散りばめられており、オーストラリアの国としての環境への考え方が分かった。

[3]土地
広大な平野であり、動物を飼っている家も多い。朝は鶏の鳴き声が聞こえ、車で走っていると、牛、羊、馬、やぎなどたくさんの動物たちに出会う。また、野生の動物も多く、変わった鳴き方をする鳥やカンガルーを見ることもしばしばある。しかしその一方で、野生動物と車の衝突事故は避けられないようで、たくさんの動物が道端で死んでいるのも見た。そして、行った時期は冬だったが紫外線はかなり強い。オーストラリアの人々は、冬でもサングラスをかけている。また、空気も乾燥している。同じ州の中でも大きく違っており、ポートマッコリーという地域では、半袖で十分なほど暑かった。ちなみに、タラモア・ポートマッコリーは、シドニーと同じNew South Walesという州であるが、この州を横断するのには約16時間かかる。

〇日本文化を伝える
[1] 話の中で・・・
始め、子どもたちが日本のことをほとんど知らないということに驚いた。日本では、アニメや漫画は世界中で人気であり、旅行先としても日本はとても人気の場所である、という認識だった。が、田舎ということもあったのか、漫画やアニメも1部の子たちしか知らず、ある子は、中国、韓国、日本の地名がこんがらがっていた。一番子どもたちの認知度が高かったものは、「桜」と「ポケモン」だった。それでも、日本について興味は持ってくれているようで、「これは日本ではどうなの?」「日本語で○○は何て言うの?」などたくさん質問してくれた。

[2]文字
日本から、プリントを作って持っていき、ひらがな・カタカナの50音表や1年生で習う漢字の一覧を見せた。そして、文字を書いてみよう!ということで筆ペンを持参し、「こんにちは」「ありがとう」「コアラ」「侍」等の文字を書いてみた。
そこではいくつか反省すべき点があった。濁音は50音表に載っていないにもかかわらず、「ありがとう」には濁音が出てくる。この点々がどの文字につくのかが分かりにくかったようである。また、「こんにちは」の「は」を「わ」と読むことに対しても質問があった。私たちが英語を学ぶときに悩むように、日本語にも、小さなきまりがたくさんあり、それを日本人はちゃんと海外の人に分かるように説明することは難しいのだということを痛感した。
最後に、子どもの名前をひらがなで書いてあげて、写して書いてみるよう伝えた。ここでも、ひらがなで書いたことにより、小さい「ぁ、ぃ、ぅ、ぇ、ぉ」が出てきてしまい、これについては反省ポイントだった。

[3]折り紙
和柄の折り紙を持っていき、何を作ろうか悩んだ結果、紙飛行機を作った。子どもたちは楽しく作り、飛ばしてくれていたが、一人の女の子は折り鶴を知っていたようで、「鶴、折れる?」と聞いてきた。折ってあげるととても好評で、自分でも折ってみたいと言い、難しいながらも頑張って折っていた。

[4]兜
日本から日本語の新聞を持っていき、兜を作った。小学生たちは「侍とは?」というところから始まり、画像を見せると「かっこいい!」と盛り上がり、ノリノリで折っていた。完成したらとても嬉しそうで、戦いごっこを始める子もいた。また、帰りにかぶって帰った子もいた。

[5]お箸
お箸自体が家にない子がほとんどで、持ち方から教えた。そのあと、持参した緩衝材を使って、何個、つまめるかの競争をした。意外とみんな上手だったが、難しく感じる子たちもいて、緩衝材に突き刺して運んでいたので、それは実は良くないマナーなんだよ、と伝えた。でも、どの子も興味を持って取り組んでくれて、「お箸が欲しい!」と言ってくれた子もいた。日本に来たときは、お箸でご飯を食べてみてねというと、とても嬉しそうだった。

[6]おにぎり
おにぎりを作るために、ふりかけと海苔、あと緑茶と梅昆布茶を持参していた。おにぎりで一番困ったのは、現地のお米がパラパラで固まりにくかったこと。また、子どもたちは素手で握ることに抵抗がある子もいた。そして、三角にするのが難しかったようで、机の上で山を作っていた子もいた。味はおいしいと言ってくれていたが、のりや梅昆布茶など、初めて食べる子どもたちが多かったようだ

<研究成果と展望>
教育目標・文化・歴史など、何もかもが違う国で学ぶことは多く、オーストラリアの良さを存分に感じることができた。また、改めて日本のすばらしさにも気づくことができ、視野を大きく広げることができた。

2週間、自分が楽しく過ごすことができたのは「人の温かさ」のおかげであると思う。みなさんに「受け入れてもらった」という経験をし、感謝の思いでいっぱいである。また、日本に来る外国の方々に対して、自分もこのような温かい気持ちで接したいと思った。そして、これは学校の子どもたちにも伝えていきたいと思う。言葉だけではない優しさの伝え方を子どもたちが学び、それを他者に
向けることで、子どもたち自身の成長、そして集団としての成長につながること願う。また、世界は一つであるということを実感し、「平和学習」にも生かすことができるといいと感じた。

教育現場は、日本と大きく違う。国としての制度や、学校ごとのシステムなど驚きの連続だった。しかし、「オーストラリアはいいな」「日本はこういうところがだめだのだ」という視点ではなく、「日本の良さを生かすためにはどうしたらいいか」「今ある制度や決まりを上手に使っていくにはどうしようか」という前向きな視点で日本の現場に戻ってくることができた。
オーストラリアでは、「ライフワークバランス」という言葉が会議で出されるほど大切なものだそうだ。仕事にやりがいを持ち、心身ともに健康で働けることは、とても大切なことである。私自身のことだけでなく、周りに目を向け、職員室全体が明るい雰囲気を持てるよう、自分ができることを考えたいと思った。

英語を話すことは大切なことである。自分の英語力をもっとあげたい、今のままではだめだと痛感したのはもちろんである。しかし、それはあくまでツールであり、人と人とのつながりは言葉だけでないということも感じた。このような経験から、「生きた」英語を、「話したい」と思える子どもたちに「楽しくて、分かる授業」ができるような教師になりたいと思う。

今回の研修の学びを、子どもたち、他の先生方に返し、教育の現場をより生き生きとした場所に変えていきたいと強く思った。

日本の学校を紹介する際、学校や教室の様子、特別教室の様子、給食や掃除の様子などの写真や動画を用意しておくといいと思いました。その他に、1日の様子(タイムテーブル)も紹介できると自分達の学校とのいろいろな違いや同じところが見つけられると思います。また、自分の家族を紹介する時、家の外観、庭、居間やキッチンの様子があると、とても興味深いようでした。
<総合評価>
一番の目的である現地の教育方法を学ぶことができたのは大変よかった。不明な点は尋ねるようにし、理解に努めることができたと思う。子供たちとも積極的に触れ合うことができた。自身の英語力に関しては悔やまれるが、学べたことが多く、勇気を出してこのプログラムに参加してよかったと思う。


<研修全般について特に印象に残った事>
オーストラリアの学校では、日本のような一斉授業というより、与えられたいくつかの課題から、自身で課題を選択して取り組むという授業形態が多いような気がした。自由な発想で課題に向き合い、創造力を高めていく感じだった。それを目的とした科目もあった。日本の教育との違いを感じ、それらのメリット、デメリットを考えさせられることが多かった。日本語を教えている先生方はみなさん、大変日本や日本文化に興味をもち、「好き」という感情が伝わるほど熱心に教えられていたことが印象深い。


<研修に参加した感想>
人から聞く、インターネットで動画を見る、様々なところから情報を集めて知ることで得る知識もたくさんあるが、実際に自分が外国に行って経験したことは何にも代えられない貴重な体験であり、学びが深かった。現地校で学ぶ機会を作ってくださり、ありがとうございました。

今月から小学校に行っています。日本とはいろいろと文化が違い、毎日いろいろな発見があります。

日本語の授業がもともとある学校なので授業準備の手伝いをしたり授業中はアシスタントをしたりしています。日本では英語の授業にきちんと教科書があるのでカリキュラムを1から組む必要がないですが、こちらでは教える内容や使用する教材などは決められていないため、子どもたちの語学の習得は担当の先生にかなり左右されるところがあると感じました。

今は日本から姉妹校が来る準備で時間が取れないですが、それが終わって落ち着いたら日本語以外の他の授業見学に行きたいと思います。
語学学校に通っています。課題はスピーキングです。スピーキングが少しでも向上すればと思いホームステイ先で過ごしていますが、ホストファミリーとは別棟にいるため、普段の生活で気をつかうことは少ないですが、英語を話したり聞いたりする機会が少ないのが残念です。語学学校で外国の友だちを作ることもとても重要ですが、どちらもネイティブではないため、やはりネイティブの英語に触れたり、そこから使い方を学ぶのは大切なことだと思います。
クラスの4分の1は日本人で、南米の方(スペイン語を話す方)が半数くらいいます。語学学校には文法や発音に特化したエキストラクラスや授業時間外で先生が教えてくれる時間もあるので、そちらも利用しながら学習しています。
ついに今月でオーストラリアの研修が終わりになります。12月はクリスマスの雰囲気が盛り上がり毎日クリスマスの格好をして登校してくる児童や先生方がたくさんいました。授業もクリスマスの特別なアクティビティが増え、通常の授業は第一週で終わり、次の週はプランニングウィーク、次の週は卒業とクリスマスパーティーといった感じでした。

私は最後の最後にエイサーの発表をし、最後のアッセンブリーで挨拶をさせていただきました。クラスパーティーや先生たちのクリスクリングルにも参加させてもらい、クリスマスシーズンのイベントを満喫させてもらいました。

慣れない初めての海外生活でしたが、振り返ってみればたくさんのことに挑戦させていただけて大きく成長できた充実した日々でした。ステイ先にも恵まれて安定した生活が最後は送れました。
ターム3も残すところ二週間になりました。授業を持っているクラスや参観しているクラスの子の名前をだんだんと覚えてきて、名前を呼ぶとどの子も嬉しそうで、「私の名前は?」と聞きに来ます。名前を覚えることで距離も縮まったような気がします。

日本語を教えるときはゲームを考えて行うようにするとどの学年の子も楽しんでくれます。日本で教員時代に英語の時間にやっていたゲームを日本語バージョンにすると比較的簡単にできるし、オーストラリアの子たちも楽しんでくれます。第4タームにはダンスの発表ができるように4年生と6年生に引き続きダンスを教えています。
〇 常に英語と接することのできる環境を
二週間英語付けの毎日だった。最初は、日本人か日本語を話せる人がいて欲しいと思っていたが、結果として日本人も日本語を話せる人もいないという状況に置かれたことで必然的に英語で話さなければならないという環境になった。機器や本に頼ることもあったが、電子辞書で調べた単語や、英会話の本に載っている表現を実際に使うことで、本当の力になった。ホストファミリーが話した最後の言葉を繰り返してみたり、分からないことは聞き返したり、簡単な言葉で話してもらったりすることも効果的であったように思う。

また、現地の新聞や広告を見ることで長文の英文を読むことにも抵抗がなくなった。日本に戻ってからも、ホストファミリーとメールでの交流を続けたり、英字新聞を読んでみたり、教員間での英語での発話量を増やしたりすることで英語と接する環境を作っている。また、教室でも、子ども達を賞賛する言葉や、話に注目させる言葉、挨拶などをふだんから意識的に、積極的に英語を使っている。自分自身の英語力アップに向けて、また、子ども達が抵抗なく気楽に英語を話せるような環境を整えていきたい。

〇 異文化理解について
オーストラリアの一般の家庭で生活したことで、オーストラリア人の生活習慣や価値観が少しは理解できたように思う。ホストファミリーが温かく迎えてくれ、全員が聞けば何でも教えてくれたので少しでも分からないことがある時は聞くようにした。共通していることも多く何不自由なく過ごすことができた。ホストファミリーの方々が本当に温かく接してくれた。2020年には東京オリンピックもあるのでその時はぜひ来ていただきたいと思っている。

教育に関しては、各自の得意科目を伸ばし、苦手科目を補強していく「習熟度別指導」や、児童の個性や能力に合わせた対応をしていた。(フリースペースなどで個別に対応。)また、低学年のうちからタブレットなどを用いるなどIT教育を積極的に行っていた。教科書はなく、教師が自由に教材を選んでいる。テキストを見ると「暗記」よりも「考えること」に主体を置く問題が多く見られた。印象に残ったのは、スピーチや発表、話し合いなどを通じて自分の意見を持ち、発言することができる子どもが多かったことだ。小学校のうちから自分の事や思いを自信をもってはなせるような子どもを育てていきたいと強く思った。

このような研修の機会をいただきありがとうございました。自分自身のスキルアップと共に今回体験したことを横浜市の子ども達に還元していきたいと思っている。
オーストラリアは、第3タームに入っています。私は週の前半はクラス見学、後半は授業をしています。クラス見学はファンデーションのクラスと六年生のクラスに入って一日体験をしています。子供たちの学ぶ様子は日本とは違うところが多く見ていてとてもおもしろいです。

また毎週同じクラスに行くのでそのクラスの子たちと仲良くなれるのもとてもいいです。授業は、日本語のクラスでひらがなを教えています。ゲームを使って進めると子供たちはとても楽しく学んでくれます。また、四年生と六年生のクラスでエイサーとソーラン節も教えているところです。
研修も残り2週間となりました。最近は、7年生のクラスできらきら星を日本語で歌いました。リズムが英語版なので歌いやすく、日本語とローマ字でタイプしたプリントを渡すと、星って何?などたくさん質問してくれました。そのあとに、妖怪ウォッチのダンスを踊りました。妖怪ウォッチがすごく人気で、みんなすごく楽しそうに踊ってくれました。

5年生のクラスでは、ラジオ体操もしています。ラジオ体操を声に出して楽しそうにする子供たちは素直ですごく可愛いです。来週はアデレードの8年生のスピーチコンテストがあるので、それに向けて、生徒の練習をお手伝いしています。残り短い間ですが、悔いのないように過ごしたいと思います。
2月で節分だったので、節分に関する授業をしました。豆まきの様子をユーチューブかみせたり、折り紙でだるまを作ったりしました。子供たちはみんな折り紙がすきです。でも中には上手く折れなくて諦めそうになる子もいたので、授業でやる分には簡単な折り紙を提案したり、子どもたちをしっかりみて、付いてきているかどうかの確認をするのが大事だと実感しました。

またダンスも子どもたちは好きなので、恋ダンスの動画をみせると真似して踊っていました。いただきますのポーズも恋ダンスを通して教えることができました。
昨日11か月の研修を修了しました。毎日通った小学校にもう行かないのだと思うと本当に寂しい気持ちです。この一年は子どもたちから沢山のことを教えてもらいました。オーストラリアの文化(食べ物やスポーツ、テレビなど全て)や日々の会話の中での英語。そして素晴らしい家族の雰囲気の中で心温まる時間を一緒に過ごせました。ホストファミリーには本当に感謝しています。 
 
小学校で毎日私を見つけては笑顔で話しかけてくれた子どもたち。日本語を好きだと言ってくれた子どもたちや保護者の方。しんどいと感じた日もありましたが、その笑顔に本当に救われ、心から日本語アシスタントをしてよかったなと思えました。

振り返ってみると、人の「温かさ」に触れられた一年だったと感じます。今日まで頑張ってこられたのは、ホストファミリーや小学校の子どもたち、先生方からの沢山の笑顔ややさしさがあったからだと思います。悩んだこともありましたが、その苦しさを乗り越えた先に輝いた日々が待っています。

そして改めて、人との出会いやつながりを大切にしたいと思いました。人と会って話をすること、笑顔で話しかけること。そこから新しい世界が広がります。心温まる時間が過ごせます。その素晴らしさを感じました。

今回オーストラリアで出会ったすべての皆さま、幸せな時間をありがとうございました。

そして日本からいつも応援してくれた家族や友達、私に夢のような時間を与えて下さったIIP本当にありがとうございました!!
研修期間も残り1カ月になりました。気づけば本当にあっという間で充実した時間でした。残り1か月は無理をせず自分のペースを保ちながら、且つ色々な経験を楽しみたいと思います。学校での授業だけでなく近くをのんびり散歩したりオーストラリアの生活そのものを楽しみたいです!!

研修先の小学校では今月日本から数名生徒さんがいらっしゃるので、それに向けて子どもたちと「お名前は何ですか」「趣味は何ですか」など簡単な質問のやり取りのシミュレーションをしていました。子どもたちが日ごろ勉強している日本語を当日自信を持って発揮してもらえるようにサポートしていきたいと思います。

また私がこの約1年過ごしてきて反省も含めて大切だと感じたことをまとめてみました。留学前の皆さんや、留学中疲れたなと感じる方がいらっしゃったら少しでも参考になれば嬉しいです。

①自分のペースを保ちながらがんばる
ホストファミリーによっては習い事が沢山あったり、パーティーや外出等活動的なところもありますが、決して無理をして全てを一緒にする必要はないと思います。

自分が行けると思うときは行き、正直しんどいと感じたら時には休むこともありだと思います。(私は無理をして体調を崩してしまったので...)
状況にも寄りますが、ホストファミリーと話して大丈夫そうであれば休むことも大切だと思います。

②ホストファミリーとの時間を大切にする
改めてホストファミリーの存在は有難いなと感じます。
色々なところへ連れて行って頂けたり、子どもたちからは沢山遊びや会話を教えてもらいました。休憩することももちろん大切ですが、時間の余裕があれば食後の団らんに少し参加してみたり(コミュニケーションになりますし、会話を聴く勉強にもなります。状況にも寄りますが。)

また子どもたちと放課後家に帰ってきて一緒に遊ぶことも良いと思います。遊んだ分仲良くなれますし、その国の遊びや習慣を教えてもらえる意味でもとても勉強になります。

③ポジティブに考え楽しむ!!
思う通りに行くこともあればそうでないことも当然あります。
私自身ももっと英語を話せたら、もっと外交的な性格だったら...と悩んだこともありました。ですがあまり深く考えすぎず、外国に来て会話をしている、留学生活をしているだけで大きな経験、そして日本に帰ったら決してできないことだと考え、色々な事を(言葉も文化も)吸収して楽しむようにしたいと今は思います。
4月20日に到着し、4月26日からスタートした2学期が終わり、3週間の休みに入っています。

私は以前は日本の中学校で働いていたので、学校の役割、システム、教育の違いを楽しみながら毎日を過ごすことができました。国民性や文化の違いから、こっちの考え方ややり方に戸惑うこともありましたが、日本語の授業をサポートする中で感じたことは「子どもは一緒」ということです。

当たり前のことですが、いろんな性格や考えの異なる生徒が教室にいます。勉強が好きな生徒も苦手な生徒もいます。授業をする上で最も大切なのは、みんなが安心して勉強できる環境を作ることだと改めて感じています。生徒は先生を試すこともありますし、先生によって態度をかえます。オーストラリアではどのようにクラスマネージメントをするのか、今後の教員生活に活かせるように学びたいと考えています。
研修を始めて9ヶ月が経ちました。
近頃、ようやく慣れて自分が楽しめてきたように思います。こどもたちやホストファミリーとも自然にコミュニケーションが取れるようになってきたように感じます。

子どもたちとの距離を縮めるためには、あまり深く考えずに、心を開いて遊びにいれてもらうことが一番だと思います。こちらが何をしようかと考えると、相手も身構えてしまうので、子ども達が楽しんでいることに興味をもって、一緒に楽しむことで、お互い楽しい時間を過ごせるように思います。

時には、こんな遊びに知ってる?と、提案してみるのも喜んでもらえるので、機会があれば遊びを紹介したいと思います。ウノやトランプは単純ですが盛り上がります。あとは鬼ごっこやかくれんぼはどの国の子どもたちも好きなのだなあと感じます。

近頃自分の中で、一つ決めている習慣があります。それはできるだけ英語で考えるということです。その時思ったことを英語で考える、頭の中を英語モードにするのです。

毎日は疲れてしまうので、平日学校へ行っている間や夜寝る前など、心掛けています。一日の終わりに英語で日記を書いています。
そうすることで、独り言も英語で言えるようになったり、不思議と自然に子ども達に自分の中の感情を伝えやすくなりました。興味があればやってみて下さい。

今学期は日本語の授業のない金曜日は、12年生に向けて折り紙を教えていました。日本のこどもたちに比べると慣れていない分不器用だったり、混乱して泣き出す姿も見られましたが、落ち着いて楽しく伝えられるように心掛けています。

「今日は何を作るの?」と楽しみにしてくれていたり、希望を言ってくれる姿を見るととても嬉しいです。折り紙は難しい!と思っている子どもたちも多いようですが、折り紙って楽しい!もっと作りたい!と思ってもらえるように、伝えていきたいと思います。
来週から2週間のホリデイに入るので、その間に少し休憩をして最後の2か月と少し頑張りたいと思います。

こちらに来て8か月以上が立ちました。振り返ってみると本当にあっという間でしたが、日本語のアシスタントティーチャーとしても、人との英語でのコミュニケーション力においても日々努力しながら成長したいと思っています。

ホームステイの家庭の子どもたちや学校の子どもたちと関わるのは楽しいことですし、とても勉強になります。言葉の言い回しや遊び、スポーツ等(特にオーストラリアはスポーツがとても盛んです)大事なことはほぼ全て子どもたちが教えてくれます。ホームステイをさせて頂いて最初の頃は、自分が何をしよう、どんな日本文化をどう伝えようと頭を固くして考えていましたが、逆に子どもたちから教えてもらい私が成長させてもらうことの方が多いように感じます。今は、少しでも一緒に楽しい時間が過ごせるように、またできればそこに軽い日本紹介や遊び紹介ができたら良いなと考えています。

また日本語の授業では今まで節分、ひなまつり、子どもの日と文化的なことをしてきました。(文字の読み書きなどは日本語担当の先生が教えられていました。)それらを終えて次の授業案を考えたときに私は日本人なのに、日本のことを教えようと思っても逆に何をすればよいか(何が子どもたちにとって魅了することなのか)わからず迷いました。

その事を研修校のオーストラリア人の日本語の先生に相談すると、「普段当たり前だと思っている事に少し距離を置いて見つめ直してみるといいよ」と言って下さいました。そしてその先生に案を頂いて、日本の天皇家の家族の事を紹介したり、天皇が変わると元号が変わる事、日本の小銭にも製造された年が記されている事を話しました。

クイズも交えて紹介したり、習った漢数字を生徒たちに読んでもらったりしました。オーストラリアには天皇や国王がいない事など話して日本とオーストラリアを対比しながら生徒たちも私も勉強できたように思います。これからの授業では日本の日常的なことや習慣などを伝えていきたいと思っています。
ホームステイ先では、家族を大切にする考えに触れ、仕事が忙しいながらも自分の生活を大切にする生き方を、実際に体験させてもらっています。英語の会話は、みなさん、わかるまで何度も説明してくれるので、わかったふりをせず(理解できていなくても勢いでYesと言っていまうので)、聞き取る努力をしているところです。

研修校では日本語の授業のアシスタントと、専門教科の授業の見学をさせていただいています。励まし方や授業の盛り上げ方など、参考になることがたくさんあるので、これからの授業も楽しみです。

十分な準備もしないままに飛び出してきましたが、周りの先生方のおかげで無事に過ごしています。感謝の気持ちを伝えたくても結局言葉がでてこなくて毎回「Thank you」としか言えていませんが、少しずつでも英語が上達できるように頑張りたいと思います。
今の時期のオーストラリアは雨の日も少なく、大変美しい季節です。週末には、オーストラリアの自然を楽しみたいと思います。
ホームステイ先にせよ、学校にせよ、ルーツ(出身国)が多様で、その多様性を皆が当然のように受け入れているので、私たち日本人が入り込むこともごく自然に受け入れてくれている印象です。

ホームステイ先の先生が家族を大切にする方で、弟さんの結婚30周年パーティーやお孫さんの誕生日パーティーなどに連れて行ってもらいましたが、どの家も大変広く、日本とのスケールの違いを感じました。「オーストラリアは、一生懸命に働けば報われる国だ」という考えが浸透しているようです。

研修先の学校は進学校ということですが、休み明けの宿題をやっていない生徒も多く、それに対して強く注意もしていない様子です。強制力が弱い分、生徒の学ぶ意欲が強いのかもしれないという印象を受けました。
こちらにきて3週間、学校での研修は2週目に入りました。日本との生活、学校のシステムの違いに驚きと楽しみの毎日を過ごしています。
ホストファミリーは日本に行ったり以前に留学生を受け入れたり、日本食が好きだったりととても日本が大好きな家族です。街から車で45分の田舎で、大都会で生まれ育った私にとってはこれまで経験したことのない生活です。膨大な敷地に牛、馬、鶏を飼っており、田舎暮らしを愛するホストファミリーの考え方は新鮮で興味深いことばかりです。街まで車しかないため、街で楽しむことはできていません。
街にある私学の学校で研修しています。幼稚園から高校の日本語の授業に入らせてもらっています。日本では中学教員のため中学生のみですが、さまざまな年齢の子どもたちと接することができて楽しく、よい経験になりそうです。子どもと先生の力になるように動いていければと考えています。
私は全部で9か月間の研修なので残り2か月で日本に帰国します。寂しい気持ちとほっとする気持ちが入り混じっています。残りの短い期間を悔いの残らないように、授業準備をしたりホストファミリー、友達との時間を大切に過ごしたいと思っています。

 今月はひと月遅れでしたが、ひなまつりの授業を小学校でさせて頂きました。1、2年生と幼稚園の子どもたちにパワーポイントで人形や食べ物などの説明をしたあとにYou Tubeで「うれしいひなまつり」の音楽を聴いて踊る、その後絵本を見るという内容でした。ひな祭りの説明では間に「全部で何人の人形が隠れているかな」や「おひなさまの着物は全部で何枚かな」などクイズを出すと子どもたちは興味を持って答えてくれました。習いたての数字で「いち、に...」と数えるのも嬉しそうでした。絵本を読んだ時には何人かは興味のない様子やあまり乗り気でない姿も見られました。頑張って英訳して臨んだので少しショックもありましたが、ひな祭りが日ごろの習慣にない分感情移入しにくかったであろうこと、また色彩や内容などこちらの子どもたちの好みも微妙に日本の子どもたちと違うことを感じ、当然の反応なのだと思い、私にとっての勉強にもなりました。

 また4月初めの2週間のイースターホリデイを利用して、タスマニアに旅行に行きました。初めて現地の英語のツアーに参加しました。初の一人旅で少し不安もありましたが、参加してみると私のように一人で参加している女性の方もいて、そこで香港やマレーシア、韓国からきた方と友達になる事が出来ました。勇気をもって参加してみて良かったと思いました。日々お世話になっているホストファミリーの方と出かけるのも楽しいですが、時には自分で行きたい場所を選び参加してみるのも良いと思います。そこで自分の好きなことを楽しんだり、また新しい人と知り合って世界を広げることができるからです。同年代の方や留学生、旅行に来ている方(英語を第二言語として話す方)と話すのも良い経験だと思いました。お互いゆっくりと時に教えあいながら話すことができるからです。また、旅行に行った場所や食べ物、そこで知り合った人の話などは帰ってから人と話すのに良い話題にもなりました。市内でも交流会のイベントを時々やっているようなのでまた機会があれば参加してみたいと思います。
研修も6か月を過ぎました。この半年は本当にあっという間に過ぎていったように思います。最近は学校で行事紹介の授業をさせて頂いたり、子どもたちにも名前を覚えてもらって休み時間一緒に遊んだりしながら過ごしています。子どもたちと遊ぶことで、流行っている遊びを知れたり、子どもたちとの距離も授業で会うだけのときと比べて近くなるので嬉しいです。

この半年は、コミュニケーションの面で悩んだ時期でもありました。特にホストファミリーとは毎日一緒に生活しますし、何を話せば良いのか、何をすれば喜んでもらえるか等考え込みました。しかし最近感じるのは、相手の興味や気持ちに合わせることの大切さです。
勿論日本の紹介をしたり何か提供することも大切なのですが、その前にコミュニケーションを取ること、気楽に雑談したり子どもたちと遊びながら仲良くなることが大切だと思います。

私が最近実践しているのは、共感できる話題を振る事、相手の好きなことについて聞くことです。共感できる話題は、「寒いね」「おいしいね」等単純なことです。その時に自分が素直に感じた気持ちを言葉にする事もいいと思います。相手が笑顔を見せてくれたり、頷いてくれたらそこからさらに話を広げやすくなります。また相手の好きなこと(趣味やスポーツ等)について聞いたり、それを一緒にしてみることもコミュニケーションの一歩だと思います。相手のことに興味を持って尋ねると、大概の人は喜んで教えてくれます。

これまで私は日本のことを紹介する、何か与えることばかり考えていましたが、それだけではなく、相手の趣味に自分が合わせて楽しむことの大切さも最近は感じるようになりました。まずは気楽に会話を楽しめるように、また少しでも仲良くなれるように、相手のペースにも合わせながらコミュニケーションを取るようにしたいと思います。

4月に入って2週間はホリデーなので、少し余裕があります。その間は新学期の授業の準備をしたり(ひなまつりと子どもの日を紹介させて頂く予定です)、また市内でのイベントやコミュニティ活動にも参加してみたいと思っています。
2月は節分の月ということで、研修先の日本語の授業で節分の授業をさせて頂きました。全学年でパワーポイントを使って節分の意味や由来を話し、日本の幼稚園で行われている豆まきの様子や神社の節分行事のムービーを見てもらったりしました。子どもたちは珍しいためかとても興味を持ってみてくれました。また、豆まきは鬼(邪気)を追い払うためだけでなく、私たちの心の中にも鬼がいて、それを追い払うためにするのだと話すと、子どもたちがそれぞれの心の中にどんな鬼がいるかも話してくれました。

また、1,2年生のクラスでは日本語の先生に鬼に扮して頂いて、画用紙で作った豆で豆まきをすると、とても盛り上がりました。子どもたちが喜んで投げていて、やはり参加型の授業が楽しいのだと思いました。また鬼のお面づくりではかわいい鬼を作る子どももいれば「こわいのにしたい」という子どももいて、それぞれの個性が出ていてよかったです。また「泣いた赤鬼」の絵本を英訳して読みました。子どもたちは絵本の中に出てきたものについて質問したり、感想を言ったりして話に浸ってくれたようでした。

授業をすると思ってもない質問やユニークな感想が出てくるのでとても勉強になります。子どもたちにとっても楽しく日本語や日本文化に触れられる時間になっていれば嬉しいです。

また、最近近くの小学校でジャパニーズデイがあり、初めて参加しました。
先生や生徒たちが浴衣だけでなく、寿司やピカチュウ、セーラームーンなどに変装していてお祭りのようでとても楽しい雰囲気でした。また、折り紙兜を作ったり、ヨーヨー釣りや書道、スイカ割りなど色々なアクティビティーがあり充実していて参考になりました。
また同じようにインターンとして来られている方や日本人の保護者の方とも知り合えたので、機会があればそのようなイベントに参加されてみると良いと思います。
研修を始めて4か月が過ぎました。最近の1か月はホリデー(夏休み)だったため学校はなく、休みを満喫できました。休みの期間は日本から来た友達と旅行をしたり、ホストファミリーとキャンプや旅行に行き楽しい時間を過ごせました。

ホストファミリーとの旅行では日本のガイドブックには載っていないような現地の人の知る観光スポットに連れて行ってもらうことができ、とても良い経験ができたと思います。またオーストラリア人の休みの楽しみ方を一緒に経験することができて良かったです。

留学中のホストファミリーは変わっていき、家を離れると会う機会もなかなかないので寂しく感じます。その分お世話になっている間、感謝の気持ちを伝え、悔いのないようにコミュニケーションを取っていきたいと思います。
生活に慣れてくると決まりきったことしか言えなかったり、コミュニケーションがマンネリ化してしまっている様に感じます。
何を話そうかと話題に困ることもあるので、最近はトピックを寝る前に考えるようにしています。

また現地を旅行する関係でホストファミリーに相談するととても親切に教えて下さいました。困ったときに聞いたり相談したりすることもコミュニケーションを取る上で重要なことだと思います。そしてそれは子どもたちに対しても同じことだと思います。小さなことでも聞くと丁寧に教えてくれます。

新学期は節分、ひなまつりと日本の文化を伝えられる機会も多いので、小学校で子どもたちに楽しく日本文化を伝えられるように、授業準備を頑張りたいと思います。
オーストラリアの小学校に三カ月お世話になり、帰国しました。制服はあるけど、ポケモンカードやぬいぐるみなど持ってきても良いし、自転車通学も良いし、おやつの時間はあるし、体育着に着替えなくて良いし掃除はないし、プールカードもないし、教科書は無いし...とにかく子供を叱る材料が少ないことに驚きました。日本は忘れ物、宿題、事細かい決まりがあり、先生たちがもっと慌ただしく、チェックしたり報告したり、準備したりが忙しいと感じました。高校受験がなく、もっとのびのびしているように感じました。理科の時間も無く、本当に基礎的なことに重点を置いていると感じました。
12月はオーストラリアではクリスマスキャロルや卒業式など色々なイベントがありました。
キャロルでは子どもたちが校庭で踊りながら歌っていて可愛らしかったです。
ほとんどの子どもたちがサンタの帽子を被ったり、クリスマスの格好をしていました。

卒業式では正装をした子どもたちがパーティーのように食べたり飲んだりしていて、最後には男女ペアでダンスもしていました。保護者や職員の先生方、私も最後は踊りました。卒業証書の授与はありましたが、日本と違い、寂しい雰囲気やしんみりした感じはなく、明るく晴れやかな式でした。

また、20日から夏休みに入り、先日はホストファミリーとキャンプに行きました。
オーストラリアではクリスマスシーズンはキャンプをするそうです。
「普段忙しい分、ここではリラックスして楽しむんだよ」とホストファザーが言っていました。
今は日本から来た友達と旅行に来ています。
留学生活は時に疲れることもあるので少しリラックスをして、また残りの日々も頑張っていきたいと思います。
こちらでの研修も2か月が過ぎました。オーストラリアでは4学期制であと1週間で4学期が終わります。
学期末で先生方も忙しそうで、子どもたちもクリスマスの休暇に向けて浮足立っているような様子でした。

日本語の授業では折り紙を折ってクリスマスカードづくりをしました。普段折る機会があまりない分、苦手意識が見られる子どもたちもいましたが、丁寧に説明すると楽しんで作っていました。また、今週はジャパニーズイブニングと言って、放課後に日本の文化に親しむ行事がありました。私は切り紙と折り紙を担当しました。緊張しましたが、子どもたちが保護者の方と楽しんで作っている姿が見られて良かったです。他にも相撲やお好み焼きづくりなどの活動がありました。

今週で日本語の授業が終わりました。
毎日英語での生活で、思うように周囲の会話を理解できず、しんどいと感じることもありましたが、自分のペースで会話力をつけられるように勉強していきたいと思います。

今は1か月半あるクリスマス休暇のプランを立てています。休暇中はホストファミリーとも旅行をする予定なので楽しみながら親睦を深めたいと思います。
 オーストラリアに来て1か月がたちました。
研修校には日本語の授業があるので、そこでアシスタントのような形で参加させて頂いています。
子どもたちはリアクションも大きく楽しんで授業に参加している様子です。
ひらがなをラップ調で踊りながら覚えている姿が可愛らしいです。

先日お時間を頂き、季節をテーマにした会話(春夏秋冬の言い方や、どの季節が好きか?と聞く会話の練習)の授業をさせて頂きました。
事前に準備して臨んだつもりでしたが、子どもたちの前に立つと頭が混乱して思うように英語が出てこずスムーズに伝えられずに歯がゆい思いをしました。めて英語で授業をする難しさを実感しました。
簡潔に伝えられるように、あらかじめ伝える文章も考えておくようにしたいと思います。

日本語の授業が無い日には、通常クラスを見学させて頂きました。
授業の雰囲気はゆったりとしていてグループ活動が多く、とても参考になりました。

ホームステイ家庭は中国系の家庭でとても親切にして下さいます。現在2件目の家庭にお世話になっています。
小学生の子どもたちがいますが、まだ少し心の距離があると感じるので、こちらから心を開いて挨拶をしたり遊んだりしながら仲良くなっていきたいと思います。
スクールインターンに来て明日で1週間になります。
現在はホームステイをしながら近くの小学校で研修をさせて頂いています。

今は、研修校では日本語教育担当の先生について簡単に自己紹介をしたり、授業を見学させて頂いたりしています。
これから日本語以外のクラスも見学させて頂く予定です。
子どもたちはとても明るくて、楽しみながら勉強している様子です。
そして、皆ポケモンがとても好きなようです。
真冬のオーストラリアは寒いですが、零下にはならないので、日本の冬よりは過ごしやすいです。天気の変動はとても大きく、一日に、晴れ曇り雨のすべてが起こることが多いです。

英語は最初なかなか聞き取れず、何度も聞き返していましたが、だんだんオーストラリア英語にも慣れてきました。学校は、日本語のクラスで日本語の先生の補助をやらせていただいております。ゲームをしたり歌ったりと、アクティビティをたくさん取り入れる活動をしています。

金曜日は日本語の授業が無いので、クラスに入れていただいてこどもたちと一緒に過ごしています。こどもとまったく同じ生活を体験させていただいています。

一緒に登校し一緒に帰り、放課後も、習い事も習い事までの時間の過ごし方もすべてステイ先のこどもと行動を共にしています。少しずつ自分の時間を確保しながらこちらでの生活を楽しんでいきたいと思います。

こちらに来て2ヶ月が経ちました。オーストラリアは4学級制で、4月から二学期が始まります。季節はちょうど秋が始まる頃なので、こちらへ来た頃は日本より少し暖かく感じました。5月頃から寒くなり、6・7月は真冬です。私が滞在しているメルボルンは、「一日に四季がある」と言われるほど、一日の中で気温差があります。一枚羽織れるものがあると温度調節が便利です。シティにはショッピングモールもあり、アジアンマーケットもよく見かけます。(少し高いですがDAISOもあります。
)荷物制限が気になる方は現地での調達をお勧めします。

この一か月は、自分からもっと授業をする機会がほしいと申し出たことで、ほぼ毎日授業をしていました。丸ごとそのクラスを運営するより、先生とチームティーチングという形で分担して授業をしています。文化や発話に関することは私が中心になることが多く、文法事項や英語での説明が生徒が必要だろうと思った部分は先生が説明することが多いです。一人の先生とは、月曜日にその週になにをするか確認しあい、必要な教材を授業に間に合うように準備していく、という流。また別の先生とは毎回の授業終わりに「今日は~でしたね。」とササッと振り返りを先生として、できれば次回の話もして、次に会った時までにアイデアを考えておいて先生に相談するという流れ。日本語の先生が3人いる学校なので、先生ごとに準備の仕方、授業が異なるのもよい勉強でした。

例えば、中3と高1のクラスは"Today's Question"という私の質問から始まります。たまに副詞を2つ使う、~と思います。を使う、等の条件付きで答えてもらい、前回のならった文法を復習しつつ、話すということをしています。
また、中2のあるクラスでは動詞、名詞、文を作る「本(名詞)を読みます(動詞)。」と数週間継続して授業をしました。生徒はなかなか集中力が続かないことが多いので、ビデオを使ったり、絵を使ったり、少しづつ達成感を得られるように工夫したりといろいろな工夫を先生と考えることができました。動詞を覚えるという点では、「会います」&#8223;Each EYEs meet"「勉強します」&#8223;BEN will study"など一つひとつにストーリーを持たせる、という覚え方を実践しました。先生からの提案でしたが、私が授業させてもらい、生徒もその先生とやったことがあったのでうまくいきました。授業の終わりの確認クイズでは約25人くらすで全員14問中10問以上という結果で、先生と生徒のおかげで目標を達成できました。

このように、先生によって準備の仕方、授業、生徒までも変わってくるのでいろいろな先生といろんな学年の授業を考え準備するのは少し大変でしたが、とても勉強になりました。授業をやりたいと申し出て本当によかったです。
チームティーチングをはじめてから、コミュニケーションをとる大切さに改めて気づきました。先生や生徒と簡単な挨拶や世間話程度では、やはりその程度の関係しか築けないし、話題も限られてきます。自分の意見や感想を、言葉にして伝え、先生はどう思いましたか?と自分からも相手の意見を求めることで、より深く幅広く話すことができるようになりました。そして、話し合うことでお互いに考えてなかったいいアイデアが出てくることも多々あり、そういうときは授業が本当に楽しみです。誰かが誘ってくれるまで待っていたら、おそらく私はこの学校で授業やチームティーチングをする機会はもちろん、先生や生徒たちとの関係もこんなに広がらなかったと思います。
私はあと一週間でこの学校を終え、新しい研修先に移動しますが、新たな人間関係を築くことが楽しみです。

こちらに来て、4ヵ月が経とうとしています。私の担当もしてくださっている日本語の先生がホリデー休暇をとっているため、今は代わりの先生がいらしてその方と日本語のクラスをやっています。

代わりの先生のやり方を見たり、一緒に授業を作ることは、新たな発見があってとても刺激的ですし楽しいです。渡豪前は、授業をどうしたらいいか不安でしたし、何をもっていけばいいかあれこれ悩みましたが、こちらにあるもの、こちらの方がこれからも使っていけるものを活用することをお勧めします、なのでゆっくり授業に入ってから私のように考えて、提案していくのもいいかと感じます。

10カ月が経ちました。毎月感じることですが、1日1日があっという間に過ぎていきます。日本の文化に少しでも興味を持ってもらいたい。楽しんでほしい。というのが私がインターンとして学校でできることではないかと常に思っています。七夕の授業をしまた。折り紙で飾りを作り、短冊に願い事を書いて本物の竹に飾り、校内に展示させてもらいました。子供たちの感想は、クリスマスみたい!本当に願い事は叶うの?なんで竹なの?など色々な意見が出て楽しかったです。
今月から9月のジャパニーズデイに向けて少しずつ準備をはじめました。その中の一つでソウラン節を踊ることになり、私が子供たちへ指導することになりました。週1回ランチタイムに練習しています。まだ始まったばかりですが、みんなの良い思い出になるように精一杯頑張っていきたいと思います。

6月末でterm2が終了し、2週間のホリデーに入りました。10日間+2週間はカリンダ小学校の違う生徒の家でホリデーを過ごします。今は1件目の家で過ごしています。こどもと公園に行ったり、映画をみたりおでかけしたり、毎日充実した生活を送っています。子供たちが日本に興味があり、日本の習った言葉を使ってくれるのはとても嬉しいです。
通学方法と授業での様子・感想から英語について触れます。
オーストラリアに来て、3週間が経ちました。ホストファミリー宅から学校まで車で20分~30分かかるため、バスで通っています。マイキーという、日本でいうPASMOまたはsuicaのようなプリペイド式のカードを使用しています。
学校では、初めの1週目は見学や机間巡視等を積極的に行い、わからないところで手が止まっている生徒に声をかけて指導したり、質問に答えたりしていました。現在でもそのような形態で授業に参加していますが、2週目からは、ショートトークとして、書き順について話したり、1対1のスピーキング練習(日本語の授業なので日本語で。生徒がわからないときは英語で訳す)、パワーポイントを使用したプレゼンテーション(テーマは形容詞(これは一クラス担当しました。プレゼンとワークシートとアクティビティを考えました。)、日本の家族、家の構造、季節と洋服、書道など)、徐々にクラスの前で話す場をいただけるようになりました。
英語は、思っていた以上にOG英語でした。人によっては、わかりにくい発音をする人もいます。映画などでネイティブのはやい英語を流し聞いておくだけでも変わると思うので、出発を控えている方は参考にしてください。でも、生徒も先生も第二言語(または第二外国語)を勉強中という状況は同じなので、もしこちらがわからなくても、その気持ちはわかってくれました。英語でプレゼンや授業をするとき、生徒は真剣に理解しようと聞いてくれます。静かにしようよ、と声掛けをしてくれる生徒までいます。(一方で、Year7/8(中学1/2年生)だと騒がしいクラスが多く、日本人の私をみて無邪気に不思議そうな顔をしてくる生徒もたくさんいます。)
帰宅してからも、部屋で本を読んだり、一人の時間を過ごすこともありますが、夕食作りの手伝いを中心にホストマザーと会話することが多いです。様々なシチュエーションが目の前にあり、同じように言葉に対する難しさを知っている人もいるので、もっとコミュニケーションをとりたいと思える環境です。英語漬けの日々も勉強したフレーズが会話で出てくると記憶に残り、自分のものとなっていくのがわかるので楽しいです。
3月はTerm1が終了ということで様々なイベントが重なりとても忙しくしかし今までで1番充実した月になりました。
Japanese dayを開催しました。相撲、盆踊り、お神輿、折り紙でかぶと作り、はっぴジャッケト作り、お面や扇子作り、日本のおもちゃ体験。私は盆踊りとお神輿を担当。はっぴを着て鉢巻きをしてお神輿を担いで、「ワッショイ」と掛け声かけながら校内を一周。恥ずかしがる子も居なくみんな大きな声で元気よく参加してくれてとても嬉しく感じました。
私の学校ではJapanese master classというものがあり、これは日本語の成績が良い子を集めてより日本のことを知ってもらうためのClassです。私は習字・折り紙(こいのぼり)・かるた・お祭を担当しました。このクラスで初めて1人で授業を担当しました。説明を英語で練習しカンニングペーパーを用意しましたが、いざ前に立つと練習通りに英語がでてこない。笑
結局「Like this」ばかり言ってた気がします。でもとても楽しい時間でした。
約6か月経ち、勤務していた学校とホストファミリーが終了になりました。私はほんとうに環境に恵まれ人に恵まれました。別れはとても寂しく悲しいですが、次の環境でもまた新たな出会いにワクワクしながら前向きに頑張っていきたいと思います。
  オーストラリアでは一月末まで長い夏休みで、2月が年度始めの1学期となります。子供達は新しいクラス、新しい担任の先生とのスタートになります。私が通っている小学校には日本語教室があり、現地の先生が日本語の先生としています。子供達はどの学年も週に1時間の日本語の授業があり、日本の文化や日本語を勉強しています。年度始めということと、現地の先生が昨年度の途中で代わり、新しい先生の立ち上げの年でもあるということで、どのような方針でやっていくか、どの学年にどんな内容を教えるか、学校のトピックスとどうマッチングさせるか、どのような評価をするかなど一緒に考えながらやっています。
  私の留学の残り一ヶ月を切りました。去年の今頃は、日本を離れる日まで残り何日と数えていたのが、ついこないだの事のように思えます。一年は本当にあっという間だという事をしみじみと感じています。残りの生活を悔いなく充実させたいと思いながら日々過ごしています。
以前からホストファミリー宅でちょくちょく料理を作っていました。その中でも好評だったのが味噌汁と寿司ロール。ホストマザーが友達家族を招待したいので和食を作って欲しいと言われ「日本食Party」を開催しました。
メニューは、味噌汁・寿司ロール(サラダ巻き、カリホルニアロール)・餃子・照り焼きチキン・和風サラダ。※餃子は中華料理だと説明しました。笑
箸置きは折り紙でつくり、ホストの子供が日本語で「お品書き」を作成してくれました。みんなとても喜んでくれて、美味しいと言って食べてくれたのでとても嬉しかったです。
ただ、私は出来上がった料理をすべてテーブルに並べて一緒に食べようと思っていたのですが、ホストマザーはコースのように出してほしいとのことで、順に出していきました。味噌汁だけをスプーンで飲んでる姿はなんとも不思議な光景でした。
2月2日にGeelongに到着し、3日から学校に通い始めました。
こちらはYear7(日本でいう小学校6年生)からYear12(日本でいう高校2年生)までの生徒が在籍している公立高校です。
日本語の授業は選択のようで、各学年、週4時間あります。
わたしはYear9以外の授業に参加させていただき、専任の先生のアシスタントをしています。
Writing, Listening, Reading, Speakingのお手伝いをしています。Writingでは、ひらがなや漢字の書き順を見せたり、生徒が書いた文を添削したり、Listening, Readingでは、日本語のテキストを読んで聞かせたりしています。Speakingでは、挨拶等、会話の練習をしています。
文化紹介では、折り紙をYear7の生徒に教えました。来週はそろばんを教える予定です。
12月までニュージーランドで、アシスタントをしていましたが、国の違いか、あるいは学校の違いなのか、授業方法、学習環境等に大きな違いを感じました。
ニュージーランドの授業では、自由度が高いのに対し、こちらでは体系的に授業が組み立てられています。
また、ニュージーランドでは、日本語のテキストがなく、指導者側が教材を用意しているのに対して、こちらでは、Year7から日本語のテキストが発行されていて、使用しています。
さらに、ニュージーランドではNZQAと呼ばれる単位修得の試験があるのに対して、こちらではそういったものはないようです。そういう意味では、自由度は高いのかなと思います。
生徒の学習意欲、態度等にも違いが見られ、大変興味深く感じました。
先週の火曜日には、水泳大会がありました。ニュージーランドでは、レクレーションイベントのようでしたが、こちらでは、4種目のタイムレースで、競技大会という感じでした。各学年にとらわれず、生徒を4チームに分けて、年に何回かあるスポーツイベントで競うようです。
2カ国の学校を見ていますが、両国の違いを発見できたという意味では、大変有意義な研修を行うことができたと思っています。
夏休みも引き続き同じホストファミリーの家に滞在でき、ゆっくり過ごすことができました。といってもうちのホストマザーはとても活動的な人なので私の予定がないと必ず何処かへ連れて行ってくれます。また学校の先生方も休み前にお勧めの場所を教えてくれたり、観光場所のチケットをくれたり、一緒にでかけたりと、様々な場所へ連れて行ってもらいました。何も予定のない日は近所の図書館で勉強したり(もちろんFree Wifi)、夜はBBQをして、デザート食べながら家族とDVDみたりスポーツ観戦する一日。
日本のこどもたちは、宿題やら塾があったり休みも勉強することがありますが、こちらではひたすら遊んで夏を満喫しており、完全に充実していたようで、休みが終わるころには、学校が始まるのが楽しみと言ってる子供の姿を見て素晴らしいなと思いました。
お~これがオーストラリアの夏休みか!!噂には聞いてきたけど、ほんとにのんびり休みを満喫するんだな~。と実体験することができました。
研修を始めて3カ月が経とうとしていますが、なかなか英語が上達していないと感じ、担当のグレック先生に相談してみました。すると先生は"もっとたくさん先生たちと会話をしなさい"と。確かに今まで先生の話を聞くばかりで自分から話しかけることは少なかったし、休み時間は子供たちと外で遊んでいました。もしかしたら職員室から逃げ、会話を避けていたのかもと思い、きっとそれを見抜いてアドバイスをくれた先生に感謝しました!!

そして、休み時間外遊び禁止令がでました。休み時間は職員室で色々な先生に何でもいいから質問をする!という日課を与えられました。改めて会話をするのはとても緊張しました。前日に話す内容を考え、同じ質問を違う先生に聞く。みんなとてもやさしくて私の英会話練習に付き合ってくれます。

今はサマーホリデーに入ってしまったので、休み明け少しでも会話が上達した自分を先生たちに見せたい!と思い日々勉強しています。
しかし・・休み期間なので遊びも勉強もエンジョイしたいと思います!
オーストラリアの小学校でもアスペルガーや自閉症といった発達障害の名前をしばしば耳にします。ただ日本でよく耳にするADHDは全く聞きません。これは日本の教育現場とオーストラリアの教育現場を見ればADHDがあまり目立たないということがよくわかります。以前日本の発達障害の講演会で、海外ではADHDは問題視されないと聞き不思議に思いましたが、ここにきて納得できました。またアスペルガーと診断されている子供達には、支援員さんがついていて、コミュニケーションからアクティビティー時の支援をしています。他の子供達もちょっとしたことにも"Good job"と声をかけたり、譲ってあげたり、その子を理解し認め合う姿がよくみられます。支援員さんとの信頼関係もとてもよく、発達障害のある子供達ものびのびと成長しているというのが私の印象です。 そもそもオーストラリアは多民族国家で、肌や目、髪の色から違っているのが普通で、発達障害児だけでなく、一人一人の個性が認められ、自己肯定感が育ちやすい環境だと感じました。だたここでも発達障害を認めず、支援は必要ないと考える保護者がいるという話をきました。でも子は支援が必要で困っている、という話でした。発達障害の有る無しに関係なく、子供達がよりよく成長するためには、その子を丸ごと受け入れる、認めるということがすごく大事だということを改めて再確認できました。
11月末でスクールインターンシップの全ての研修が終了しました。カナダの小学校で3か月、オーストラリアの中高一貫で4か月、苦労もありましたがとても充実した日々を送ることができました。このプログラムに参加するため退職をしたので、職を失ったことに不安を覚えたこともありました。自分の決断が良かったのか悩んだこともありましたが、プログラムを終えた今、参加して本当に良かったです。学校の授業、生徒や先生方とのコミュニケーション、ホームステイ先等で自分自身と向き合う場面が多々ありました。その一つ一つの経験を通して、気づかされたこと学んだことがたくさんあります。そして、学校の先生方やホストファミリー、事前研修で出会った同じ志の方たち、いつも周りの人たちが支えてくださいました。体験談をお話してくださった先輩の方々、そしてIIPのスタッフの皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。どうもありがとうございました。
先月よりオーストラリアのメルボルンから西へ車で90分くらいの場所に位置するバララットのアルフレッド・プライマリースクールで日本語の授業のアシスタントとして、授業を通してインクルーシブの特別支援教育を学んでいます。日本人をそうそう見かけることもない場所なので、その存在自体がとても珍しいようです。授業では会話のモデルとなってみたり、書道を教えてみたりしています。先日はちょっとした日本の食材をスーパーで購入し、「甘い」「辛い」「しょっぱい」「すっぱい」という言葉を教えてみました。スーパーで見かけたことはあったけど実際、どんな味がするのだろう?と子どもたちは興味津々で言葉の指導に成果はあまり期待できませんでしたが、とてもインパクトがあったようです。なるべく楽しくをモットーに日本語の担当の先生と話し合ったりして学年・学級の実態に授業作りをしているきょうこの頃です。
また、授業がない時に現任校以外の学校を訪問させて頂いております。これまで3校訪問させて頂きました。生活が困難な地域の学校では家庭の支援も含めた学校運営がなされ、子どもに朝食が支給されていたり、学童保育が充実していたりという特徴がありました。また、近くの特別支援学校では、高校生の職業教育として校内に理髪店やカフェがありそこでの実習を通して就労へ繋げている様子を伺うことができました。一番驚いたことは子どもの泣き声が一切聞こえなかったことでした。子どもの実態に合わせて無理なく活動をしているようで、スタッフの方からも大人がリラックスをしていれば、子どももリラックスして過ごせると非常に深いお言葉を頂きました。今後も、時間がある限り色々な学校を訪問して見聞を広めたいと思いました。
AUSに来て2カ月が経ちました。日々英会話に苦戦しながらも楽しんでいます。とりあえず自分から話しかけて会話を作るようにしていますが、何度も「Pardon?」と言われると心が折れそうになる時もしばしば・・しかし練習&#8252;練習&#8252;と言い聞かせチャレンジしています。少し会話が続いた時はとっても嬉しいです。
11月はいろいろな行事がありました。文化祭、街の祭、こどものディスコパーティ、大きな集会!?ボランティア活動。私の学校のブラウン先生が開いているジャパニーズネットワークに参加しました。この会は私の学校付近の日本語の先生やアシスタントをしているインターンを集めて日本語の授業についての意見交換会です。内容は英語だったので詳しくは分からなかったですが、同じような環境のインターン(日本人)と知り合いになることができ、色々な話が聞けてとても参考になりました。
毎日とても充実しています。困ったことや分からないことは一人で悩まず、先生やホストファミリーに相談しています。周りの人達はとても親切にしてくれます。言葉が違っても文化が違っても困った人がいたら助けてくれる暖かさを日々実感しています。
AUSの生活が始まって1カ月がたちました。全くと言っていい程、英語が話せない私ですがなんとか毎日生活しています。私の周りのすべての人が英語の先生です!上達するにはできるだけ多くの人と話そう!と思い知ってる単語を並べでコミュニケーションをとっています。もちろん全然通じないことや、こどもには呆れられることも多々。でも伝えたいと思う気持ちを周りの人は理解してくれて、相手も一生懸命話してくれます。そんなとき学生時代英語の授業を寝てないでもっと勉強していれば、伝えたいことがもっとスムーズに伝えらるのに。と思いながら恥も捨て毎日奮闘しています。来てすぐの時はみんなの英語が早すぎて、英語が英語に聞こえませんでしたが、今は相手の話の中でwordを拾っっていくことが少しできるようになりました。
私が日本語のアシスタントをしているラスキンパーク小学校は担当のグレック先生がとても日本語の授業に力を入れているベテランの先生です。なので生徒たちのレベルも高いと思います。生徒の中には漢字をかけたり、折り紙も好きな子が多いです。日本語の歌を歌ったりゲームをしたり。私が感じたことは、先生が質問したり、生徒に話を投げかけると、大体の生徒が手を挙げて自分の意見を伝えたいという意欲がすごいな。と思いました。
今日よりも明日、明日よりも明後日。英語がもっと上達できるようたくさん会話していきます☆
10月、花粉がすごいです!!「Hay fever」花粉症の人は絶対に日本から薬を持って行ったほうが良いです。私は花粉症なのにすっかり忘れていて着いた途端、くしゃみ・鼻水・喉の痛みで難病にかかったのだと思いhost familyに相談したら花粉症とのこと。家族の薬をもらったら体に合わなかったのか頭痛&吐き気にやられました。その後薬局に行き薬剤師さん!?みたいな人に家族が説明して弱い薬をもらって落ち着いてます!!薬の副作用も怖いので気を付けてくださいね!!
1校目の研修が終了しました。最後の日には、たくさんのクラスや子供達からカードをいただき、先生方からもメッセージカードとプレゼント、お世話になったホストティーチャーやホストファミリーとのサヨナラディナーも催していただきました。現地の方々の温かさに本当に感激しました。この半年で日本とは全然違う文化や教育に触れて、たくさんの事を学んだり、考えさせられたり、改めて日本の良さを感じました。日本にいた時よりも日本の文化や歴史などに興味をもち、日本という国を知るきっかけにもなりました。私の拙い英語も少し上達し、内容が聞き取れるようになったと同時に、子供達も私の英語に慣れてくれて、正しい文章や言い回しではないけれど何を言いたいのか理解してくれることが多くなりました。素敵な人たちに囲まれて、とても貴重な経験をさせていただきました。この経験を踏まえてまた2校目でも新たな事に挑戦して多くの事を学んでいきたいと思います。
学校での活動が3週間過ぎ、2週間のスクールホリデーに入りました。

この3週間で行ったことは、以下です。

1.日本語クラスでの生徒との会話練習
2.日本の学校生活についてのプレゼンテーション 
3.日本料理を作るサポート(カレー、肉じゃが、お好み焼き)

ちょうど生徒が日本の学校生活について学習していたため、日本の学校生活について説明してほしいとの要望をいただきました。通学、学習する科目、部活、給食、校則、塾、入学試験などをパワーポイントを使って説明しました。興味を持って聞いてくれたと思います。オーストラリアとの違いに驚いている様子でした。生徒が学習しているテーマについて、またプレゼンテーションをする機会を得たいと思います。待ちの姿勢ではなく、自分から積極的に先生方に働きかけたいです。
この学校で過ごすのもこのteamで終わり、次のteamからは、別の学校へ移動となります。あっという間に時間が過ぎてしまい、充実した時間を過ごしたという思いの反面、時間に流されるように過ごし、地に足が着いていないような気もします。1年間という長いようで短い時間の中で過ごすこの貴重な経験をただ楽しかったというだけで済まさないためにも、もう一度この経験を通して何を身につけたいのか、帰国したときにどんな自分になっていたいのか、目標の設定を見直す必要がでてきたように感じます。現地の先生達は、私がやりたいことや知りたいことなどを伝えたときに必ず手を貸してくれます。むしろ先生達が一番困ることは、私が何をしたいのかわからないことだと感じました。英語を勉強したいのか、日本語を子供たちに伝えたいのか、子供たちの様子をみたいのか、この時間はどう過ごしたいのかなど自分の意思を伝えることでいろいろな先生方とも関係ができ、仲良くなれました。新しい学校へ移動する前に私がなぜここに来たのか、なんの目的で来たのか、どうしたいのか、より細かく具体的にもう一度目標の設定の見しをしたいと思います。
オーストラリアの中高一貫校で研修が始まり、一週間が経ちました。この学校は第二か国語として、日本語とインドネシア語の選択授業があり、4人の日本語の先生がいらっしゃいます。(全員オーストラリア人)今週は、その先生方のクラスでスピーキング練習のサポートをしました。生徒たちがちょうど日本の学校生活について勉強しているため、日本の学校生活を説明してほしいとの要望をいただきました。自分の体験談も含めて、入学試験、勉強する科目、給食、部活動、塾、高校受験などについて話す予定です。

日本語の先生がいらっしゃるので自分はあくまでもサポート役ですが、自分の求められている立場が何かを考え、先生方に相談し、この学校の日本語教育の力になれたらと思っています。
オーストラリアへ来て4ヶ月が過ぎようとしています。私は2ヶ月毎に新しいホストファミリーと過ごすことになっているので、既に2家族目のホストファミリーと生活をしています。どちらの家族も、とても親切で困ったことがあったり、◯◯がしたい、欲しいのだけれど・・・などという相談にも、「それなら◯◯で手に入るから、今週の週末に買いに行こう」などと、すぐに対応してもらい、本当に有難く感じています。
 また違う家族と過ごすことで、新しい人の繋がりができ、より多くの人とコミュニケーションをとることができています。
 英語がまだまだ流暢ではなく、感謝の言葉を伝えたいけどバリエーションがないのですが、私なりに伝わるような努力をしています。心がけているのは、食事の際には、美味しいですねや美味しいご飯をありがとうなどと簡単な英語ですが伝えるようにしています。ホストファミリーが家事をしているときは、何か手伝うことはありますか?と聞いたり、たまには私がカレーライスやお好み焼きなどを作ったり、カフェやマックなどに行ったときには、ここは私に払わせてください!と言って支払ったりなどなど。ファミリーの誕生日など特別な日にど~んと素敵なプレゼントを用意して感謝の気持ちを伝えるというよりは、ちょっとしたことをたくさんして、日頃の感謝の気持ちを伝えています。誕生日など特別な日は、年に数回しかないので。
 また今月半ばには、新たなホストファミリーのお家へ移動することになっています。ティーンエイジャーいるファミリーは初めてなので、どのような生活になるのか不安ながらも楽しみです。どの家族に対しても、感謝の気持ちを忘れず、日頃からファミリーに伝わるように心がけて過ごしたいと思います。
日本の学期にあたるteamが終わり、現在school holidayを過ごしています。先日は私の30歳の誕生日だったのですが、こちらでは30、40歳と0のつく歳の誕生日は盛大に祝う風習があり、私の誕生日当日はホストファミリーが祝ってくれ、学校ではオスタッフルームにたくさんの飾り付け、オーストラリアの形をした大きなケーキに、ご馳走、スタッフ全員からのプレゼントをいただきました。子供達からも個人的にバースデーカードをもらったり、バースデーソングをクラスで歌ってくれたりと、本当に幸せな誕生日を迎えることができました。4月からオーストラリアへ来て、新しい土地で新しい人達との1からの関係作りでしたが、このような経験ができ本当に嬉しく思っています。
私がお世話になっている研修校は、高学年になると1人1人がiPad を持ち、授業でもiPad を積極的に使って授業を行っています。
 日本語の授業でも、名前、年齢、趣味など日本語で自己紹介するページをそれぞれのiPadで作成し、完成したものをスクリーンに映し、みんなで共有したり、インターネットを使って日本の絶滅危惧種を調べたりしています。 ホームワークも日本語学習のアプリがあり、どれだけ達成できているか、誰が1番よくできているか教師側はオンラインでいつでも把握でき、また順位などを授業中に子供達に公表し、自分がクラスや学年で何番目かなどわかるようにしています。
 個人でiPadを持っていない中学年より下の学年でも、日本語クラス用に常備されているiPadが何台かあり、ひらがなクイズアプリ等を使って学習する時間があります。
 また子供達を評価するのも、教師用のアプリを使ったりしています。
 私も日本の紹介等は、Keynote というアプリを使ってプレゼンテーションすることが多いのですが、言葉が不十分なところを視覚的な情報でカバーし、わかりやすく伝えていけたらと思っています。
実際に鉛筆で書いたり、手作業で行う授業ももちろん大切だと思いますが、このような授業も今の時代ではどんどん取り入れていくべきなのではないかなぁと感じています。
2月から新学期が始まり、日本語の授業は結構速いスピードで進んでいます。上級学年での動詞の活用や関係詞節・接触節の説明のしかたは、日本の国語の授業で習う文法のまとめ方とはだいぶん違うので、興味深く観察させてもらい、よい勉強になりました。また、総合学習の授業で英文法や英字新聞の読み方を教えさせてもらう機会があり、どこの国であるかに関わらずこういう分野を苦手とする生徒が多いこともわかりました。日本の中世(封建制度)と明治維新に関して、なぜ日本は急速に産業化できたのかについて話してほしいと頼まれ、オーストラリアで使われている世界史の教科書や参考資料を読んだり、ネットなどを使って下調べをしましたが、これも歴史を多角的に考えるよい機会でした。こうしたことは海外の学校に来てやってみないと分からないことなので、ほんとうに代えがたい経験になりました。
3ヶ月でしたが、アデレードでは学校の先生や生徒たちだけでなく色々な人と出会い改めて人との出会いに感謝したい、もっと人とのつながりを大切にしたい、と思うようになりました。アデレードで出会った一人を紹介します。旅行代理店の女性の方です。アデレードに来てから絶対カンガルーアイランドにいくんだ!ときめていました。休暇が始まる一ヶ月位前から計画をたて、最終的に迷ったのは現地の旅行会社を使うかそれとも日本人スタッフのいる会社を使うかという選択でした。自分の英語でどのくらいできるかためしてみようという思いから最終的にオーストラリアの旅行代理店に行ってみようと思い、行ってみました。旅行代理店に入った時ドキドキでした。その時 Hello! How are you? と声をかけてくれました。ガチガチな英語で I would like to go to kangaroo island during school Holiday というと That's fantastic! と言ってくれて席まで案内してくれました。緊張気味な私に、どこから来たの?とか今何してるの?とか学校はどう?アデレードは好き?と話しかけてくれて緊張がほぐれました。心の中では、あああ
!旅行の話だけかと思ったのに、色々な話までされてどうしようと思いました。おかげでスムーズにカンガルーアイランドの手配をしてもらい助かりました。
 カンガルーアイランドから帰ってきた後カンガルーアイランドの美しさに大興奮してしまい、彼女にメールを送りました。彼女からお返事があり、一緒に喜んでくれました。(iipの担当者様にも大興奮のメールを送ってしまいました笑。丁寧なお返事ありがとうございます。)
その後、もうすぐ研修を終えるのでアデレードからシドニー間の航空券を以前すでに料金を支払っていたのでE-ticketができたら もらいに行こうと思っていることを彼女に連絡したところ「私がいる時においで。カンガルーアイランドの話ききたいわ」とお返事いただきさっそく行きました。E-ticketをもらいにいったとき、彼女が「アデレードを離れるのは寂しいね。シドニーでも応援してるよ。シドニーでの生活がどうか教えてね。これからもメールでやり取りしましょう。Keep in touch 忘れないでね」と言ってくれたのです。嬉しくて帰り道思わず涙がでてしまいました。ここで出会えたことに感謝して、これからもメールのやり取りを続けるつもりです。
 生徒たちとはfacebookを通じてチャットをしています。これからもやり取りをしていくつもりです。
高校生の生徒達と関わることで、自分の知らなかった日本の文化を改めて確認することができます。
12年生の子達は自分の興味のある日本の文化について自身で調べてそれを原稿用紙にまとめて発表します。
その際に私は文章のチェックをするのですが、やはり自分の知識不足を痛感します。彼女達の選ぶテーマは、
芸者、盆栽、龍安寺の石庭、駅弁といったものです。とても難しいテーマをきちんと調べて日本語で書くというのは
すごいなと思います。その中で盆栽について話します。生徒は盆栽の育て方から盆栽の種類まできめ細かく調べて日本語で書いていました。しかし私には盆栽の知識がなかったので、正しい日本語に訂正するのが難しかったです。生徒とじっくり話しながらきちんと修正できたとは思いますが、、日本語への翻訳や正しい日本語への修正という作業はただ訳せばよい!というのではなくきちんとした知識も必要だと改めて実感しました。自分もきちんと彼女達が調べたことを家に帰って調べて新たな発見になります。
また先日8年生の生徒達が日本語のオーラルのテストでクラスの前で自己紹介をしました。どの生徒も大きな声で、表情豊かでした。まだまだ日本語が難しくて時々ひっかかり言いにくそうに言っていましたが決して声が小さくなることがなく堂々と前で発表していました。一生懸命さが伝わってきて輝いて見えました。より一層私も英語を頑張ろうと思いました。オーストラリアに来て本当に子供達から沢山のことをもらい、頑張る力をもらっているなと思います。
メルボルンに来て、5ヶ月弱、あと一ヶ月弱で前半の研修校での生活が終わります。今月はメルボルンでの生活の集大成の様なイベントが目白押しでした。今学期から始まった新しい試み、こちらに来て築いた人脈、そして日本人としてという3つの話をまとめたいと思います。

①新しい試み 日本語マスタークラス、映画
せっかくインターンが来ているのだから、ということで始まったマスタークラス。日本語の能力の高い児童を抽出して12名編成のクラスを作り週一回、授業をしています。中身としては、おみこしづくり、単語カードづくり、会話、アプリ、折り紙、iBookづくり、料理、日本料理店への遠足など。日本ではトップクラスの子供だけを集め、他の授業をやっているなか取り出して授業をすることは不可能ですが、このようなことができるのもオーストラリアの教育の特徴的な部分だと思いました。子供たちは興味があり、能力も高いので、その子たちを満足させる授業を考え設定していくことは、非常に大変ですが、子供に魅力を感じてもらう授業をすることが大切という教育の原点に返った気がしています。教師の勝負は授業という言葉をマスタークラスの子供といると感じさせられます。
また、日本語映画コンテストがあり、スクリプト作りからはじまり、キャスッティング、フィルミングと有志を募り、休み時間に行っています。やる気のある子供たち、そして出てくる様々な意見。オーストラリアの子は、本当に自分の意見を言うことが好きなので、それを拾い上げているときりがない気もしてしまいますが、そこはtake your timeの精神でじっくり聞き、作り上げています。私が海外の教育を見たいと思ったきっかけである、表現力を伸ばすためのアプローチの答えの一つのような気がしています。

②こちらでの人脈
日本で教員をしているという話をすると、もしよかったらうちの学校にも来てみない?というお誘いを受けることが多々あります。所属校の先生に許可を取り、参観させていただくのですが、本当に学校により授業が違うのだということを感じることが多いです。オーストラリアでは州ごとに教育システムが異なり、現在統一の傾向があるのですが、日本で言う所の学習指導要領ほどの縛りがあまりなく、特にLOTE(Language Other Than English)は、各学年ごとに定められている指導内容がなきに等しい状態です。つまり先生の裁量により授業が大きく変わるのです。子供を巻き込み、たくさん日本語を話させる先生の授業はやはりとても魅力的で、60分のなかに凝縮されている中身が濃く、日本語の定着度も高い気がしました。また高校や特別支援学校、そして中国語の授業を見せていただくチャンスもいただき、各学校の特徴を感じました。日本の学校は外国人が訪問するとなるとかなり高い壁がありますが、こちらは快く引き受けてくださることが多く、自分の見聞を広げるためにも、チャンスを最大限に生かしていく大切さを感じました。その
ように築いた人脈で、他校で授業をさせていただく機会にも恵まれ、大変充実した日々になりました。日本で教員をしているとネットワークを広げる必要性を感じないことが多くありますが、こちらでは、人脈を広げその人脈を活用して授業をしたり教育活動をし、学校をプロモーションすることが教師に求められているようです。LOTEの教師の役割として、外国の学校と姉妹校協定を結んだり、アジアファンデーションから奨学金をもらったり、学会に出て行ったりとそのようにして自校をプロモーションすることが求められているのだと、おっしゃっている方が多くいたのも衝撃でした。


③日本人として
8月は広島、長崎、終戦と第二次世界大戦に関わる話が多くありました。オーストラリアと日本は対戦国であったと同時にオーストラリア本土に爆撃をした唯一の国である日本。あまり認識がなく、8月を迎えた私としては、日本人として自国の歴史をもっと学ばなければならないということを強く感じる一ヶ月でした。そして日本の何が誇れる部分なのか、ということを考えるきっかけとなりました。日本人、日本文化のすばらしさは継承制にあり、文学しかり、芸術しかり、1000年以上続いているものがこんなにも多いのは世界に類を見ないすばらしさのように私は感じました。長い歴史があり、すばらしい文化を大切にしてきたということは、それらから多くのものを学び、決して恵まれているとは言い難い条件のもとであってもこんなに発展した国家を築き上げられたということにつながるのではないかと思いました。日本人としてそれらを誇りに思うこと、そしてそれを伝えられる環境にあれることに感謝してこれからも頑張りたいと思いました。


他校を見学している際に、生徒が人種差別発言をしたことがありました。先生は冷静に、それは全国民を見て言っているのか、一部を見て、または聞いた話でそのよな発言をしているのであれば、人種差別だし、失礼きわまりない。あなたもオーストラリア人は・・・と言われたいのかという話をされていました。彼女に聞くとそのように語学学習に対してネガティブな意識を持っていたり、人種差別発言をされることはあるということでした。けれどだからこそ、語学を教える意味があるのだ、語学を教えることはネイティブを作ることではなく、違いを認めること、他社を理解すること、そしてそれがよい市民を形成することにつながるのだという話に心を打たれました。なぜ、その学習をするのか、考えることでもっともっと指導者としての幅が広がると実感した出来事でした。
8月初めにメルボルンの小学校での研修が終わりアデレードへ来ました。
メルボルンでの小学校では、生徒から沢山のお手紙や絵のプレゼントをもらいました。
自分では、こんなにしてもらえると思っていなかったので、嬉しかったです。これは自分にとって大切な宝物です。
またprep(5歳のクラス)の一つのクラスには、空き時間にアシスタントとして授業にも参加させていただいてたので
本当にお別れが寂しかったです。このクラスの先生とは、今もメールでやりとりをしていて、もうすぐこのクラスの生徒からお手紙が届くということでワクワクしてます。

アデレードの学校については、はじめは中高生に関わるのでとてもドキドキしましたがみんなとてもフレンドリーで、学校で歩いていたら、日本語の授業とは関わりのない生徒からも"hi"とか"こんにちは"と声をかけてくれました。 
生徒も、とても一生懸命日本語の勉強に励んでいて、10、11、12年生とは会話の授業や9年生とは生徒達が作ったレストランでの日本語のやりとりなどに参加させてもらいました。9年生のレストランでのやりとりは、本当に面白い文章を考えていて例えば「寿司は全部で900万円です」とか「水を100杯ください」とかありました。でもそのような面白い文章が私にとっては生徒と会話するチャンスができてよかったです。(本人達は結構まじめでした。)自分が思っていた以上に中高生は、フレンドリーで親切でかわいいな~と思いました。この学校では五年生から日本語を学びますが、高校生をみていると本当に5年生、6年生はみんな小さくてかわいいなと思います。はやく生徒のみんなと仲良くなりたいなと思います。
今月の前半はスクールホリデーでした。オーストラリアは4学期制で季節ごとに休みがあります。今は冬なのですが、一番大きな休みは夏休み(南半球なので日本とは季節が逆です)で、クリスマスホリデーと重なる時期。今回は冬休みで2週間の休みでした。私は二週間ずっと旅行をしていたのですが、そこで気づいたこととオーストラリアの子供の休みの過ごし方をお伝えします。

①一人旅をする人たち
オーストラリアを旅行したのですが、一人旅をする人に多く出会いました。旅先で日本人を見かけることは少なく、ダーウィンとフレーザーアイランドというところに出かけたのですが、そちらでのツアーには日本人は一人もいませんでした。多くはオーストラリア人とヨーロッパから来た学生でした。そこで色々と話をするなかで、海外では、高校を卒業してから大学入学まで、または大学を休学して半年から一年ほどかけて旅行をする人が多いということを知りました。ギャップイヤーというそうですが、たまたまギャップイヤーの終わりの人たちに合うことが多かったせいか、彼らの英語力の高さには驚かされました。また自分の意見や意思をしっかりと表明する人が多く、それが押しつけではなく相手を尊重した上での表現なのでとても好感がもてました。このような時間をもてる彼らがとてもうらやましく感じると共に、日本人ももっと海外にでるチャンスがあればいいのになと思いました。
旅行先では、オーストラリア独自の文化であるアボリジニーの文化に触れることが多く、とても興味深かったです。歴史の浅いオーストラリアではありますが、アボリジニーの歴史は長くその文化の意味を聞くと、自然崇拝のような考えもあり日本文化との共通点も感じました。また、あやとりのような遊びもあり文化の共通性のおもしろさを感じました。

②こどもたちの休み
日本では休み前の終業式や宿題が定番ですが、オーストラリアにはありません。いつもと変わらない授業をして学期を終えるのです。日本でしか生活をしたことのない私には衝撃でした。子供に日本ではたくさん宿題が出るんだよと言うととても驚かれました。休みの過ごし方は家族によりまちまちですが、最近は共働きの夫婦も多いので、学童保育のようなものが学校で行われているようでした。しかし、日本とは違いシフト制で働くことが多いオーストラリアでは、夫婦でシフトをうまく訓でどちらかが子供と一緒にいるということも多いようです。子供のなかには休みの前後一週間ずつ学校を休んでオーストラリア一周のキャンプ旅行に出かけた子もいました。
7月は七夕の季節です。授業でも七夕の話を取り上げました。みんなに短冊にまず英語で書いてもらい、裏側に日本語で翻訳した文章を生徒自身に書いてもらいました。日本語で書くという作業で、生徒にとって縦書きに書いてもらったのですが右から左に書くというこは不思議だったようです。また簡単な漢字にもチャレンジしてもらいましたが、「かっこいい!」「日本人はこんな難しい文字をかけるんだな~」という言葉に自分自身おどろきました。普段何気なくつかっていることでも、他の国の人にとっては不思議な物なんだなと思いました。こちらにきてももうすぐで6ヶ月がたつので引っ越しになりますが、授業の題材とを身近なところにもあるので身近なところからでも日本語を外国語としてとらえるような気持ちで探したいと改めて思いました。のこりの三ヶ月も悔いがないようなインターンにしたいと思います。
オーストラリアに来て早3ヶ月弱。早いもので1ターム(学期)が終わってしまいました。こちらは日本とは違い一年を4タームに分けて2タームで1セメスターとして考えています。セメスターごとに通知表や面談をするので、日本のように考えると2学期制になるのでしょうか。しかしそれぞれのタームの間に2週間ずつ休みがあります。今回はオーストラリアと日本の教育システムの決定的に違うなと私が感じたことについてまとめてみました。

① 個に応じた教育
日本では一斉教育が今でも主流、というよりむしろ抽出教育は排他的イメージがあるのか行いませんが、こちらではそれが盛んです。各教科の苦手な子に対するリカバリーだけでなく、IQテストに基づいた英才児教育も行っています。どちらも課外で行うのではなく、授業中に取り出して行います。リーディングの学習中、通常授業についていくのが難しい子を取り出し、数人のグループで特別な先生が教えたり、保護者が音読の手伝いをしたりしています。また数字の学習では、他の子供が読書をしている間に、苦手な子数人を集め、担任の先生がクイックスマートというプログラムに応じて指導をしています。これはコンピューターでデータベース化できるので、各個人が何を苦手にしているのか一目瞭然。それに合わせて、問題が出されるので効率的に学習ができます。
英才児教育については、IQテストを行って上位5%の子供でかつ保護者が望む場合に、週一回ビクトリア州から派遣された先生による学習を行っています。日本で言うと問題解決型学習になるのでしょうか。先生が独自のプログラムをもっており、一年生から六年生まで一緒に行います。これも10人以下の少人数グループで行っており、驚くべきことにフィボナッチ数列の定理を発見する学習を行っていました。

②委託による教育プログラム
先に述べた、英才時教育、そしてクイックスマートはプログラムを購入したり、先生を呼んで行っているものです。ここでは、委託して教育をしてもらうことが一般的です。他にも水泳をしたり、学芸会もサーカスやパフォーミングアーツを専門とする団体を呼び、その組織の方がレッスンを行っています。日本でこのようなことをすると先生の怠慢だと思われそうですが。ここでは、保護者からお金を募り、(だいたいが各学期で20ドルくらい)それをレッスン費用にあてることが多いですが、特にクレームもなく、スムーズに行われているそうです。ちなみに参加するかどうかは保護者の一存なので、参加しないという選択肢もあるそうです。

③fundraise
このような充実したプログラムを可能にしているのは、オーストラリアの教育予算の豊かさが一因です。しかし、その一方で保護者による資金集め(fund raising)も盛んに行われています。イベントが大好きなオーストラリアらしく、保護者がイベントを開催し、その利益を学校に寄付するということがよくあります。私が見た限りでは、Booksaleという学校図書館で、本のストールを開いたり(売り上げの一部をコミッションとしてもらい、利益としていた)Trivia night という保護者と教員での夜のクイズ大会のようなものをしたり、オフィスワークという会社の出店記念イベントで屋台を出してその利益を学校に寄付したり(屋台で使うものはオフィスワークが無料で貸してくれていました)と、イベントを行いチャリティーを募るという考え方が主流のようです。

個を重んじるオーストラリアならではの教育システムだなあと私が関心したことです。そしてそのための資金をどう集めるか、というのもなかなか面白いものでした。私も色々な学校のイベントに参加させてもらったり、また学校以外のイベントにもボランティアとして参加したのですが、どれも誰もが楽しめるようにできていてとても興味深いものでした。
折り紙で手裏剣を教えました。(3年生~6年生)
以前から3年生のクラスで 手裏剣作って!
何人かの子言われていたので、今回手裏剣を教えたいなと思って取り組みました。

手裏剣は人気でした。かっこいい!忍者だ!と言っている子もいて嬉しかったです。

自分でも最後の最後の段階(二つを組み合わせるところ)の説明が英語でするのは伝わりにくいのとしにくいのが難点でしたが、なんとか教えることができて安心しました。

またこの手裏剣の授業の後prepや1、2年生に「OO(お姉ちゃんorお兄ちゃんの名前)の持ってる手裏剣はかっこよかった!作って」という声も聞きました。
とても嬉しかったです。もっとよろこんでもらえるよな授業つくりをしたいです。

念願のオーストラリアに来て一ヶ月半がすぎました。こちらの教育システム、考え方は日本とは全く違うことが多く、教員としてそして人として考えさせられることが多くあります。こちらに来ていろいろな学校を訪れたり、保護者の方とお話をする中で、オーストラリアらしい教育観、考え方で顕著だと私が感じたものが3つあります。

①楽しむことの大切さ
Enjoy!とよく言われます。驚いたのは、学会に出席した際に違うカンファレンスに出るために、別れ際にEnjoy!と言われたことです。日本なら大変だね、とか、頑張ってねというところでしょうか。なぜそう言ったかを後ほど訪ねたら、学ぶことは楽しいことでしょ、それに自分が参加するものの中で楽しみを見つけることはとても大切なことだよといわれました。オーストラリア人のプライオリティは、楽しむことにおかれているようです。日本なら頑張ること、忍耐、結果を出すことに重きが置かれがちですが。
オーストラリア人はよく話して、よく笑います。それも楽しむことに価値をおく、彼ららしい発想のように思います。職場で求められること、評価されることも笑顔での対応、そして楽しんでいるかのように感じます。あなたが楽しんでいること、ハッピーでいること、それを聞けてとても嬉しいと言われたときに、人としてとても大切なことを学んだ気がしました。


②Thats the life.
オーストラリアではとてもスポーツが盛んです。子供の習い事もスポーツをさせることが多いです。なぜスポーツが子供の教育上いいのかという話をしたことがあります。日本人としては、忍耐、協力、我慢、努力といったことを学ばせるためということになるかと思います。しかし、オーストラリア人の発想としては、人生の縮図だからだそうです。勝つことも負けることも、うまく行くこともいかないことも、そして審判が正しいジャッジをすることも、不利なジャッジをすることもある。それが人生。そことどう向き合い、うまくやって行くか学べるからスポーツは子供にとっていいんだ。と言われました。See what happens.Thats the life.とオーストラリア人はよく言います。流れに身を任せるライフスタイル、日本人との大きな違いのように思います。

③ギブアンドテイクの精神
こちらの保護者の学校への協力姿勢はとてもすばらしく、どうしてそんなに協力的なのか、と訪ねてみました。すると、学校がよい教育を提供してくれている、それに対して受けているばかりではなく何かできることはないか考えるのは人として当然でしょ。と言われました。教員として学校の内部にいたら感じられなかった考えです。同時に、己を振り返り、その考えで毎日仕事をしたり人と接したりしているかとふと考えさせられました。今の私にできることは、日本文化の楽しさを教えたり、子供と関わること。楽しんで毎日を送りたいと改めて思いました。


日本とオーストラリア、考え方の違いはかなり大きいのではないかと思います。もちろん、よい所も悪い所もありますし、資源国家であるオーストラリアのおおらかさをそのまま日本に持ち帰ることはできないことは承知です。しかし、考え方、人に対する接し方、学ぶ所が多くあるように感じました。感謝の気持ちを忘れずにこれからも頑張りたいです。
2013年05月02日 20代 , オーストラリア
学校についてから1週間は授業の参観をしたり、学校の中を見て回ったりしました。最初の授業は、日本の地図を見せ、カナダと日本の距離や大きさ、時差などのクイズをしながら進めていきました。次に日本の小学校について話しました。カナダと日本の学校の違いを発見させながら初日の授業を終えました。子どもたちは、学校の様子の違いにびっくりしていました。たくさんの質問を受け、先生からも質問を受けました。
 次の週からは、5月に子どもの日を控えていたので、子どもの日の説明、そしてこいのぼりをペイントしました。とてもカラフルで個性的に仕上がり、学校の作品展に飾られることになりました。かぶと作りも好評で、喜んで作ってくれました。
念願のオーストラリアに来て、3週間。インターンを初めて2週間がたちました。
この数週間で、本当に日本では経験ができないようなことをたくさん経験させてもらいました。
今回は3つに分けて私が最近驚いたことをお話をします。

①とにかくフレンドリー
子供も大人もとにかくフレンドリーです。授業はもちろん、休み時間も校庭にいると、とにかく子供が話しかけて
来てくれます。道で会っても挨拶はしてくれますし、一緒に校外学習に出かけても、一緒にやろうと誘ってくれたり、話をしてくれたりと、本当に温かいです。


②とにかく英語漬け
住んでいるところがメルボルンの郊外ということもあり、日本人はほとんど見かけません、
この数週間でも数えるほどしか日本語を使いませんし、授業の打ち合わせもすべて英語。
ステイ先のご家族が大変温かく、分からないことは何でも質問すると答えてくださるので、
分からなかった英語は書き溜めて、聞いて理解して覚えての繰り返しです。
日本でも英語を頑張って勉強したつもりですが、この数週間に勝るものはないなと実感しています、



③とにかく何でもいってみる
何でも言ってみる、行ってみることにしています。私の周りの先生方、そしてホストファミリーがとても温かく恵まれているなと、つくづく感じたのですが、考えていること、やってみたいことを言うと何かしら示唆をしてくれます。
この2週間で、日本語の授業だけでなく、言語系パーティーへの参加や、学会への参加、社会科見学に着いていったり、中学校高校のオープンキャンパスに連れて行ってもらったり、普通の授業の見学をしたりと様々な機会をいただいています。配慮や感謝は大切ですが、変に遠慮しないことも重要なのかなと思うようになりました。

と、まだまだ始まったばかりの生活ですが、とにかくめまぐるしく様々なことがおこっています。
これから何があるのか、考えるだけでわくわくしてしまいます。
まだ本格的に授業はしていないのですが、今後するにあたっても、子供たちの反応がどう違うのか
なんだかとても楽しみです。
充実した一年間にすべく頑張ります、
先日無事にオーストラリアでの研修が終了し、帰国しました。10月から半年間お世話になった小学校には、本当にあたたかく迎え入れていただき感謝の気持ちでいっぱいです。
ある5・6年生のクラスでは、最後の授業で私のためにサプライズパーティーを開いてくれました。こちらの学校でクラスでするパーティーといえば、子どもたちがスナックなどを持って来てみんなでシェアするのですが、わざわざお母さんが作ってくてたケーキやお菓子、きれいに盛り付けられたフルーツなどを持ってきてくれた子もいました。子どもたちが自分たちで考えて用意してくれたそうです。本当にうれしかったです。
さらに、私のために全校集会まで開いていただきました。各クラスからカードをもらったり、学校からプレゼントをいただいたり、先生方にはスペシャルモーニングティーまで用意していただき、感激でした。校長先生の図らいで、学校前の大きなボードには最後の週に'GOODBYE MAYUMI  WE WILL MISS YOU' の表示が...。胸がいっぱいになりました。
自分で授業を担当させていただいた低学年のクラスでは、最後の授業で、クラスごとに桜の木を作りました。大きな髪に画用紙で木の幹を作って貼り、子どもたちが桜の花を折り紙で作り、そこに日本語で名前を書いてもらったものを貼り付け、大きな桜の木を完成させました。先生方も喜んでくれました。

子どもたちからは、「なんで帰らなくちゃいけないの?」「いつ戻ってくるの?」「ずっとここにいて」と言われ、半年間という短い間でしたが、そんな風に思ってもらえるなんて、うれしく思いました。たくさんのThank youと励ましの言葉とハグをもらい、やっぱり最後は泣いてしまいました。でも、いつかまた会いに戻って来たいので、'good-bye' ではなく、'see you' と言って学校を後にしました。私がこの半年間でできたことは本当にわずかでしたが、子どもたちが日本に興味をもって、楽しく日本語や日本文化について学ぶことができたのなら、本当に光栄です。子どもたちはとてもとてもかわいくて、先生方にもよくしていただいて、こんなにすてきな学校で研修をすることができてとても幸せです。

帰国前に、ずっと行ってみたかったエアーズロックへ一人旅をしました。言葉にできないくらいの壮大な景色に感動しました。サンセットやサンライズを見に行くツアーに参加したり、展望台へ行って時間も気にせずエアーズロックを眺めたり、夜は空一面の星を見に行って流れ星を見つけたり、いろんな人に出会ったり、大満足の旅になりました。
その後、オーストラリアでの一年の締めくくりに、昨年4月から9月まで滞在していたポートマッコーリーへ、お世話になったホストファミリーに会いに行きました。研修校にも行き、先生方や生徒たちにも会うことができました。そして、念願のスカイダイビングもやってきました!!感動、感激、生きてて良かった!!オーストラリアで後悔はありません。

海外に長期滞在することは私の学生時代からの夢でしたので、夢が現実になった1年間でした。まだまだオーストラリアにいたい気持ちはたくさんありますが、この一年間で学んだこと、経験したことを日本の小学校現場でも生かせるように頑張りたいと思います。長いようであっという間の1年間でしたが、オースオラリアで過ごした1年間はすべてが特別で、忘れられません。思い切って飛び出して本当に良かったです。1年間のインターン活動を許可してくださった日本の勤務校、日本から応援してくれた家族や友人、オーストラリアで出会ったすべての人たちに心から感謝しています。IIPの皆様、出発前の準備から、研修中困った時には相談に乗っていただいたり、アドバイスをしてくださったり、大変お世話になりありがとうございました。
帰国まで残すところあと1か月をきりました。1日1日を大切にしていかなければと思います。
先日、研修先の近くの学校のJapanese Day の手伝いを頼まれたので行ってきました。研修先以外の学校に行く機会はなかなかなかったので、他の学校の様子も見ることができてよかったです。その学校では子どもたちが和太鼓のパフォーマンスを見せてくれて、感激しました。こちらに来て、日本文化に触れて、その素晴らしさを感じることが多いです。和太鼓、空手、落語など、私も一人の日本人として何か一つでも本格的にできることがあればよかったのになと思います。とくに空手はこちらではかなりポピュラーです
そろそろ帰国準備を本格的に始めなければいけない時期になりました。お世話になった方々に感謝の気持ちを伝え、後悔のないようにこちらでの活動を終えたいです。
オーストラリアでの研修も残り2か月を切りました。1月のスクールホリデー中は、ブリスベンへ行き、J-SHINE(小学校英語指導者資格)とTECSOL(児童英語教師資格)を取得する4週間のコースを受講してきました。日本人対象のコースのため、一緒に受講したのは日本人の女の子ばかりでしたが、充実した4週間を過ごすことができました。発達認知学から言語学、レッスンプランの立て方、模擬授業、フォニックスなど、大変勉強になりました。帰国したら専門的な知識を持って外国語活動を指導できるように頑張ろうと思います。
行く土地行く土地で出会いがあり、世界が広がっていく感じがします。あと残り少ないオーストラリアでの生活を思いっきりエンジョイしたいです。
先日、研修先の学校で、「Japanese Day」というものがありました。この日は一日中、学校全体で日本のアクティビティをして楽しみます。学校全体が赤組と白組に分かれて、子どもたちはそれぞれのチームカラーの服や日本のキャラクターの服、空手の道着や着物を着てドレスアップしてきました。全校朝会では、ベストドレッサー賞が各クラスから選ばれ、表彰されました。先生方も浴衣を着てくださったりして、うれしかったです。ソーラン節や日本語の歌に合わせてダンスをしたり、太鼓や空手のパフォーマンス、体験、メルボルン日本領事館の方による東日本大震災後の日本の復興活動についてや習字、折り紙、おにぎり、コマ作り他、とにかく盛りだくさんの一日でした。(でも例年もっとたくさんの活動があったそうで、近隣の学校のインターンの方たちが手伝いに来るのだそうです。今年は他の学校にインターンの方がいないそうで、私だけでした)こんなふうに日本の文化を体験して、学んで、楽しむ日があるなんて、うれしいなと思いました。
 授業では、12月はクリスマスムード一色のオーストラリアですので、折り紙で簡単に折れるサンタクロースやキャンディスティックを作りました。サンタクロースは、ひもをつけてクリスマスツリーに飾れるようにしたら、教室のツリーに飾ってくれるクラスもあって、喜ばれました。Prep(幼稚園年長クラス)では、折り紙は本当に難しくて、半分に折ることさえ難しい子もいて、「Can you help me?」と大勢の子が私のところに持ってきたり、一人一人が「Is this good?」「Like this?」と一つ一つのステップで聞いてくるので大変ですが、出来上がると(たとえ私がほとんど折ってあげたものでも)とても喜んでくれます。「Can I make another one?」ともう一つ作りたがる子もたくさんいます。少しくらい折り方が間違っていても、しわくちゃになっていても、その子の個性が出ていて面白いな、と思う心の余裕がオーストラリアに来てもてるようになりました。うまくいかないことももちろんありましたし、英語はまだまだ勉強不足ですが、学校は楽しいです。1年生の男の子が、「Japanese is my favourite subject!」と言ってくれたとき
は、とてもうれしかったです。
 それから12月はオーストラリアの年度末です。研修校でも6年生の卒業式があり、参加しました。セレモニーは夜に行われ、子供たちはドレスアップしてきます。スピーチやダンスもありました。日本語チームからのプレゼントとして、授業中子供たちが習字で書いた自分の名前に手形を押したものに折り紙で桜を作って貼ってあげて、それをラミネートしたものを渡しました。一人一人と握手して渡しました。6年生と関わったのはこのたった2か月とすこしの短い間でしたが、Japanese Dayでダンスリーダーや集会の司会、様々な手伝いなどをしてくれた子も多く、他にも印象深い子が多かったので、セレモニーに出席できて感激でした。
 長い夏休みに入りました。夏のクリスマスとビーチを楽しんで、日本で生かせる「小学校英語指導者資格」と「児童英語教師資格」をとるためのコースを受講しようと思っています。年が明ければオーストラリア滞在もあとわずかです。充実した日々になるように、毎日を大切に過ごしたいです。

メルボルン郊外にある小学校での活動が始まってもうすぐ2か月がたちます。児童数450名ほどの公立小学校で、どの学年も日本語の授業が週に1回あります。LOTE(Language Other Than English)の日本人の先生がいらっしゃって、Level3(3・4年生)とLevel4(5・6年生)のクラスで日本語を教えています。私はそれらの授業のアシスタントと、Level1(1・2年生)とPrep(日本でいう幼稚園の年長さん)のクラスで日本語の授業を担当させていただいています。とにかく子どもたちがとてもかわいいです。
Level3・4のクラスでは、よくキーボードのリズムに合わせて日本語のチャンツをやるのですが、子どもたちはこれが大好きです。手をたたきはじめたり、立ち上がっておどり出したりする子もいて、体全体で表現しようとします。簡単な日本語のロールプレイをやったときは、「みんなの前でやってみたい人はいる?」と先生が聞くと、大勢の子が手を挙げます。日本の子どもが感じるであろう、「間違ったら嫌だな、恥ずかしいな」という気持ちはオーストラリアの子どもたちにはあまりないようです。それって、すごくすばらしいな、と思いました。わからないことはどんどん質問してくるし、自分の考えを口に出して伝えることも上手です。
自分で担当しているLevel1とPrepのクラスは、集中させるのがとても大変ですが、日本語の授業を楽しみにしてくれている子もたくさんいて、どうやったら、子どもたちが楽しく活動できるか、試行錯誤しながら授業を考えています。折り紙もやりましたが、とくにPrepのクラスではやったことがない子も多く、簡単な物を折るのも苦労しましたが、完成するとみんな喜んでくれて、また挑戦してみようという気持ちになりました。私の担当する授業は1クラス30分と時間も短いので、楽しく取り組めて、時間内に終えることができて、達成感が得られる授業にするのが私の目標です。
こちらの先生たちは、本当によく子どもたちをほめます。 "Excellent!" "Well done!" "Lovely." ... 私も小学校で学級担任をしてきましたが、振り返ってみると、1日の中で子どもの悪いところに目をつけて注意することと、子どものいいところを見つけてほめることと、どちらの方が多かったかな、と思いました。悪い面ばかりが気になって、うるさく注意する時間が多かったのではないかと思い返しました。もちろんそれも必要なことで、しなければならないことですが、もっともっと子どもをほめることができる先生になろうと思います。
研修もあと一日で終了となりました。非常に有意義な3ヶ月でした。ここで一回日本に帰れるのはこれからの研修で足りなかったものを揃えるのにいい機会です。忙しい時は沢山の仕事がありますが暇なときは自分で英語の勉強をしたりしていました。お別れ会はサプライズで開いてくれたので感激しました。初め中3クラスではあまり生徒さんと会話ができませんでしたが、ふとした機会に一人の男子生徒が野球をしているというのでそこからどんどん話をするようになりクラスに溶け込むことができたと思います。小さなことでも同じ趣味の話題があるといいことがあるのだと実感しました。高1クラスはステイ先の生徒さんのいるクラスだったので一番仲のいいクラスでした。生徒さんの一人は2週間日本にホームステイされていたそうですがそこで日本のおかしな言葉を覚えてきたようで出会ったときからその言葉を発し続けていました。少し微妙な気持ちでしたがそれはそれで楽しかったです。最後にはどのクラスの生徒さんとも馴染むことができました。最初の研修先だったので忘れることのできない学校になりました。
先月、約5か月間のポートマッコーリーでの活動を終えました。最後の週には12年生(高校3年生)の卒業式があり、参加することができました。日本の卒業式と比べると、こちらの学校の卒業式はとてもカジュアルです。まず、会場は体育館やホールではなく、屋外でした。(と言っても、紫外線の強いオーストラリアなので、屋外で子供たちが過ごすスペースには日よけの屋根のようなものがあります) 研修校は、幼稚園から高校までの子供たちが通う学校でしたが、卒業式は全校が参加しました。式の中では、幼稚園の子達が12年生へ向けてスピーチをしたり、手をつないで退場したり、ほほえましかったです。私は主に、日本語を勉強している3人の生徒と関わってきましたので、卒業する彼らの姿を見て、胸がいっぱいになりました。ただ卒業と言っても、彼らは11月まで試験があるので、気は抜けないようです。彼らが試験で力を発揮してくれることを願っています。
約5か月間、ポートマッコーリーというのんびりとした美しい街で過ごし、たくさんの人に出会い、日本ではできない体験をたくさんしました。日本ではなかなか接する機会のない中高生との活動や、日本語を一つの外国語として教える体験、全部で6つの家族にお世話になったホームステイ。庭やプール付きのお家は当たり前、ファームに住む家に滞在して動物と触れ合ったり、庭にやって来たカンガルーに驚いたり、、夜空一面の星に感動したり、裸足で芝生の上を走り回ったり寝ころんだりしたこともありました。自然豊かなこの町で、オーストラリアらしい体験ができました。約3週間ごとにホストファミリーが変わる生活で、慌ただしかったことは事実ですが、どの家族も私を受け入れたいと申し出てくださり、いろいろなところに連れて行ってくれたり、困った時にはたすけてくれたり、本当によくしてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。ポートマッコーリーにたくさんの家族ができたので、いつか会いに戻って来たいです。
今はメルボルン郊外にある小学校での活動が始まったところです。前の研修校とは全く違った活動になるので、気持ちを新たに、残りの半年、頑張ります。
私の活動しているポートマッコーリーも少しずつ暖かくなってきました。冬ももうすぐ終わりです。暖かくなるのが待ち遠しいです。
オーストラリアの12年生(日本でいう高校3年生)は、8月~11月にかけて、HSCという大学に入るための大きな試験があります。日本でいうところのセンター試験のようなものでしょうか。このHSCに向けて、12年生は勉強します。おもしろいのは、ダンスやドラマ、エンターテイメント、保健体育、宗教、美術や技術などもこの試験科目にあることです。もちろん日本語もあります。
先日、日本語を勉強している12年生の3名の生徒が、日本語会話(Speaking)の試験を受けました。うち一人は私のホストシスターでした。土曜日が試験だったのですが、試験前日の金曜日は、1日中彼女たちと一緒に試験の準備をしました。彼女たちはほかの授業には出ず、一日中、日本語です。文法を復習したり、質問に答える練習をしたりしました。それから、彼女たちにKitKat(キットカット⇒チョコレート)をあげて、「日本では、受験の前に、きっと勝つ、ようにキットカットなんだよ」と教えてあげました。ホストシスターとは、家に帰るまでの車の中、そして家に帰ってからも、練習に付きあいました。受験前の不安やストレスは、日本もオーストラリアも同じなんだな、と感じました。
3人とも、試験では力を出し切れたようで、私もほっとしました。まだ彼女たちのHSCの試験は始まったばかりで、これから11月まで試験は続くようです。会話試験は試験時間10分でしたが、たいていは3時間ほどの筆記試験だそうです。日本語の読み・書き・聞く試験も11月にあるそうなので、彼女たちが学校を終わるまであと1か月、できる限りのことをしてあげたいと思っています。

私の住んでいるポートマッコーリーでは、一年で一番寒い時期を迎えています。晴れの日は多いですが、風は冷たいし、日陰に入ると寒いです。それなのに、スタッフルームでは冷房がついていたり...。子どもたちも半袖。半ズボンの子がたくさんいます。体感温度が違うのだと改めて感じます。
6月下旬から7月中旬にかけて3週間のスクールホリデーがありました。私はこの休みを利用して、ブリスベンで語学学校に通いました。世界中からやってきたたくさんの留学生たちと出会うことができました。ブリスベンの街はインターナショナルな雰囲気で、街を歩いていると、アジア人の多さに驚きましたし、(台湾人がものすごく多いです!!)英語以外の言語もたくさん聞こえてきます。日本人もたくさんいましたが、語学学校では、大学生から仕事を辞めてワーキングホリデーできらいる方まで、日本にいたら出会うことのない人たちにたくさん出会うことができました。こちらにいる間に、再開できるといいなと思います。英語の方は、正直まだ「伸びた」と自分で言えるほどのレベルには達していないのですが、語彙と使えるフレーズを増やしていくことが課題だと思っています。
それから先日、日本の姉妹校から高校生が12名やって来て、5日間ホームステイをしていました。そのうちの1日はホストスチューデントといっしょに登校し、文化交流をしたり、授業参観をしたりしていたのですが、日本の高校生が、こちらの先生に日本語の授業に参加したいか、ホストスチューデントといっしょに歴史の授業に参加したいか、どちらがいいかと尋ねられた時のことです。その日本の高校生は、「どっちでもいい」と答えましたが、「どっちでもいい」はこちらでは通用しません。「どっちがいいか好きな方をえらんだほうがいいよ」と私は彼女にアドバイスしながら、こちらでの自分の意思を示すことの重要性を再認識しました。

オーストラリアに来て2か月がたちました。3週間ほどでホストファミリーが変わる生活が続いています。私の研修校はAnglican(英国教会)系の私立学校で、子どもたちはキリスト教を学ぶ授業があります。週に一回、休み時間に学校のチャペルでキリスト教についてのお話を聞いてお祈りする時間もあります。私が今ステイしているのは、その学校のチャペルでキリスト教を教えている女性のところです。一人暮らしで、年も私と近いので、両親と子供のいるホストファミリーとはまた違ったライフスタイルを経験できました。彼女はもちろん敬けんなクリスチャンで、食事の前にお祈りをしたり、クリスチャンのお友達グループで集まって聖書を読んで勉強したり、女性だけが集まるコーヒーパーティーに行ったり、日本では経験できないことができました。そして、日本の宗教についても聞かれました。何を信じているのかとか、神様はどんな神様なのかとか、どんなことを祈るのかとか、いつ祈るのかとか、私のつたない英語で説明するのはとても難しかったです。キリスト教系の学校で活動する場合、やはり日本の宗教や自分の信仰しているものについて聞かれる機会があると思うので、英語で説明できるようにしておくといいと思いました。


学校では、日本語を勉強している12年生(高校3年生)の日本語会話のオーラルコミュニケーションテストがありました。このテストのために数週間前から生徒はいくつかの話題について話す準備をしていて、私はその日本語をチェックして直すなどして手伝っていました。テストで私が直した通りに話す生徒の姿を見て、一生懸命勉強したんだな、とうれしく思いました。彼女たちは8月にHSCという大切な試験があり、(日本でいうとセンター試験みたいなもの)そこでも日本語会話の試験があるので、それに向けて少しでも力になれるようにヘルプしようという気持ちが強くなりました。


8年生と10年生のクラスでは、日本文化体験の授業をすることができました。折り紙・お箸・習字・浴衣の4つのステーションをつくり、1時間で4つをまわって体験するという授業です。折り紙はみんなやったことがあるけれど、ほかのものは初めてという生徒も多く、楽しんでくれたように思います。8年生の女の子たちに浴衣は大好評でした。「フランス語のクラスの子たちに見せに行っていい?」と言っていました。1時間で10人以上に浴衣を着せてあげました。女の子用の浴衣しかなかったので、男の子の浴衣も用意してあげたかったな、と思いました。習字は、「友、和、愛、幸」の四つをお手本として書き、書き順も書き込みました。10年生では墨汁を使って半紙に書きましたが、8年生では1クラスの人数も多いので、筆ペンと水で書いて乾かして何度も書ける用紙を使いました。どちらも学校にたくさんあったので、貸してもらえました。もしも制服を墨で汚してしまったら、保護者からクレーム電話が来るのだそうです。


こちらの授業で感じることは、みんなで同じ何かをするより、グループもしくは個人で移動しながらの活動が多いように思いました。折り紙ひとつとっても、「みんなで同じものを作ろう!」というより、いろんな折り紙の作り方を用意して、その中から生徒が選べるようにする、というのがこちらのスタイルのようです。だから、習字やお箸などは筆や箸の持ち方などをゆっくり時間をかけて説明することはできなかったので、写真や絵の入ったプリントを用意しておきました。と言っても1つのステーションにつき10分程度で交代していったので、本当に「体験してみる」という授業でしたが、1時間でいろいろなことを体験できたので、生徒が飽きることなく楽しい授業だったと思います。


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