
国際教育実習プログラム
フィンランドでは、特別支援学校中等部や通常の学級の支援級卒業後は、特別支援学校高等部ではなく、主にこうした専門学校(職業訓練校)への進学となるようです。調理、メディア、木材加工、コンピューターなど様々な専門領域のクラスに加えて、その専門を決めるためのクラス(VALMA)、将来の就労や自立した生活の準備のためのクラス(TELMA)があります。
半月ずつ入らせていただいた2つのTELMAクラスでは、それぞれ生徒が必要とする支援やその度合いが異なっていましたが、どちらのクラスでもクラス担任の他に多くのアシスタントの先生(教員ではない)がついていて(そのうちの一つのクラスでは、マンツーマン)、生徒たち一人ひとりがとても手厚い教育・支援が受けれているように思いました。そして、どちらのクラスも先生とアシスタントの先生との間での情報共有・意見交換が活発に行われていて、チームの連携を強く感じました。
専門学校なので、日本の特別支援の生徒の一般的な進学先である高等部(普通科)との簡単な比較はできませんが、より就労への実践的な経験を積む時間や、個々、少人数での活動が多かったです。障害者の就労についてはどちらの国でもまだ厳しい現状がありますが、学校を卒業した後の特別支援の生徒の将来について考える、よい機会となりました。
今回行った活動は、なかや みわさんの絵本『くれよんのくろくん』(2001)の話の中に出てくるものを参考にしました。クレヨンさえあれば誰でも簡単に出来るので是非、挑戦してみてください。
最後に、ダンスを教えるのが今回初めてだったので振り付けの教え方でかなり苦労しましたが、児童たちと一緒に授業を通して自分自身も成長することが出来たのではないかと思います。
English, Math, Science, Social Studyなどの座学系はカリキュラムが細かく決められており、日本のことを教えるのは難しいと思いますが、Gym, Art, Music, Dance, Dramaなどの芸術系の教科は 大枠のみ決められていてどの様な内容を教えるのかの詳細は、各クラス担任の先生や教科担当の先生方が個人で決められていらっしゃるのでかなり自由が効きいています。なのでGym, Art, Music, Dance, Dramaに関連した 内容の授業を考え、職員会議等で先生方にプレゼンを行うと自分独自の活動を行う機会も増えていくと思います。
授業では扱わなかった少し難易度の高い折り紙にチャレンジすることを目標に鶴、コマ、花くす玉、風船うさぎ、イルカ、鮫の制作とメンバー全員参加のプロジェクトとして約2,500羽の折り鶴を用いた学校のロゴのモザイクアートを作製しました。
ただし、注意点もあります。小学生に教える場合ですが他の生徒に対して教えた技を使おうとする生徒がいます。現地の学校は校内での生徒のケガに対してとても神経質です。生徒がケガをしない様、十分な安全対策を考えて下さい。
活動内容は主にアシスタントとして授業に携わり、生徒からの質問対応や添削等をしていますが、数回授業をさせていただいています。日本文化の紹介や体験に生徒たちはとても興味を示してくれており、やりがいがあります。
自分は、日本の教育状況を改善するヒントがここにはあると感じています。引き続き授業観察や先生たちとの会話をし、気づきを言語化をしていこうと思っています。
また、担任の先生から生徒たちが17音(17 sylables)で俳句を作るのは難しいとの意見を貰ったため、17単語(17words)に変更したり、切れ字を使わなくて良いようにしました。生徒たちは初めての俳句作りに苦戦しつつも楽しそうに作成していました。
さらに、生徒たちの前で俳句について話している際に余談として有名な『松尾芭蕉が忍者だった』という都市伝説を伝えると興味津々に聞いていました。次の授業の時に生徒一人一人がみんなの前で自分の句の発表を行い、子供ならではの柔軟な発想の面白い俳句が沢山できました。
最後に俳句についてですが、カナダでは先生を含め多くの方が『自然』が題材でないといけないという認識を持って居られるので、季節をイメージする事のできる短い詩ということをはじめに説明に加える方が意図が伝わりやすいと思います。その際に人気のスポーツや行事やイベント俳句や季語の例として出すと分かりやすく説明できました。
文字を書く時よりも筆の扱いが難しく、苦戦している生徒も多かったですが、楽しみながら描いていました。
私が今行なっている方法に英会話の動画を上げている方の話し方やフレーズを真似するというものがあります。そこで得たフレーズを実際にホストファミリーの方に使ってみて,反応を確認しながら一つずつ自分のものにしています。この方法が私にとっては有効法でした。これから研修を控えている方で,英語に不安を覚えている人は試してみると良いかと思います。
生徒たちと一緒に遊ぶ、話す等のコミュニケーションを積極的に取ることで生徒たちがどのような事に興味があるのかが分かり、授業案を考える際のヒントになるので是非、休み時間やアフタースクールに積極的に生徒たちと関わってみて下さい。
今回の研修を通して日本とフィンランドの教育の相違点と共通点、働き方や文化など本を読んでいるだけではわからないたくさんのことを経験し、学ぶことができました。また、研修先の学校の先生や子どもたち、ホームステイを受け入れてくださった皆さんに本当によくして頂き、毎日とても楽しく生活することができました。今後は今回の経験を多くの方と共有し、意見をもらうことで自分の中でさらに学びを深められたらなと思います。
この4ヶ月で得たものは大きく、この場に全てを書くことは出来そうにないので特に大きかったと感じた2つについてご紹介いたします。
また2つ目は本当に学校のスタッフの一員として扱ってもらった事です。私も実際に3ヶ月間受けもたせてもらった"Japanese Club"では本当に教員のように全てを任せてもらい、自分で考えて自分で工夫し、時には分からない事や悩んだ事を他の先生や校長先生に相談した際には待ってましたと言わんばかりにたくさんのディスカッションにアドバイスをいただきました。
最後の1ヶ月は通常の授業だけでなくフィンランド特有のプロジェクトなどを見せてもらいながら、これまで以上に充実した月にしようと思います!
日本文化クラブでは書道と折り紙をメインにやっていますが、児童生徒から日本の生活を知りたいというリクエストを受けたため、前回それについてのレクチャーを行いました。ただ説明するだけでは面白くないので、クイズを混ぜたり、実際に日本にいる友人に動画や写真を撮って送ってもらったものを使用してリアリティを出したり、少しの工夫をしてみました。すると、日本のリアルな生活を感じることができたようで、児童生徒たちにはとても満足してもらえました。
イースター休暇に入る前は学校の子どもたちと一緒に折り紙でうさぎを作りました。うさぎの折り紙は何種類かあると思うのですが簡単なものが多くて、子どもたちも楽しそうに作っていました。以前に折り紙をした時はクリスマスバケーションに合わせてサンタクロースをみんなで作りました。季節や行事に合わせて折り紙の題材を決めていくと、何にも関係のないものを作るより、子どもたちも楽しそうに作ってる印象を受けます。残りの実習期間も2ヶ月となったので残された日々を大切に過ごしていきたいです。
学校に行き始めてから2週間程度経ちましたがこの2週間は学校に慣れるため他の先生の授業補助をして回っていました。英語が中心ですが、教科に捉われずに体育や家庭科、技術に音楽と様々な授業のお手伝いをさせてもらっています。
またダンスも子どもたちは好きなので、恋ダンスの動画をみせると真似して踊っていました。いただきますのポーズも恋ダンスを通して教えることができました。
今までも私が今いる市では電子教材が多く取り入れられていましたが、今年に入ってからは、学習アプリの活用についての教員向けの研修も多く開かれ、ますます授業にICT機器が多く使われるようになりました。もちろんそれらの導入には費用もかかりますが、子どもたちのモチベーションの向上や教員の負担軽減など多くのメリットがあります。将来的に日本の学校現場にも多く活用されてくることが予想されるので、ICT教育先進国であるフィンランドの取り組みを身近で学ばせていただけることにとても感謝しております。
また、はじめてクリスマスを異国で過ごし、同じ「クリスマス」というイベントでも日本との違いを強く感じました。こちらのクリスマスは日本でいう正月と似ていて、家族でゆっくりと過ごすことが多いようです。お店や公共交通機関も24日の午後から26日の朝までは閉まっていることも驚きでした。
Now, I satisfied with everything in Finland life. The most important reason is that I can challenge everything I want to do.
In this month, I challenge to do sport festival in Finland school. I have prepared for this event for two months with my friends and teacher. I had a great time with everyone.
フィンランドでは、特別支援学校中等部や通常の学級の支援級卒業後は、特別支援学校高等部ではなく、主にこうした専門学校(職業訓練校)への進学となるようです。調理、メディア、木材加工、コンピューターなど様々な専門領域のクラスに加えて、その専門を決めるためのクラス(VALMA)、将来の就労や自立した生活の準備のためのクラス(TELMA)があります。
半月ずつ入らせていただいた2つのTELMAクラスでは、それぞれ生徒が必要とする支援やその度合いが異なっていましたが、どちらのクラスでもクラス担任の他に多くのアシスタントの先生(教員ではない)がついていて(そのうちの一つのクラスでは、マンツーマン)、生徒たち一人ひとりがとても手厚い教育・支援が受けれているように思いました。そして、どちらのクラスも先生とアシスタントの先生との間での情報共有・意見交換が活発に行われていて、チームの連携を強く感じました。
専門学校なので、日本の特別支援の生徒の一般的な進学先である高等部(普通科)との簡単な比較はできませんが、より就労への実践的な経験を積む時間や、個々、少人数での活動が多かったです。障害者の就労についてはどちらの国でもまだ厳しい現状がありますが、学校を卒業した後の特別支援の生徒の将来について考える、よい機会となりました。
肝心の活動ですが、折り紙と歌を紹介してきました。基本自分から「これやりたいんだけどやらせてくれない」といった積極的な発言などはまだせず、「次の時間なんかやりたいことある?」みたいなことを先生たちから尋ねられて「あ、時間もらえるんならこれやりますね。」みたいな感じです。これだけ聞くとやる気がまったくないやつみたいに思うかもしれませんが自分は決してやる気がないというわけではありません。
そもそもの僕の目的がフィンランドの教育が見たいというものなので日本の文化の紹介というものに意識が向いてこないだけなのです。しかし、世の中はgive&takeであります。フィンランドの教育を見せてもらった分、こちらとしてもそれ相応のお返しをしようと思っています。アイデアはあるのですが、それをするためにはどうしてもフィンランド語を覚えてからにしたいのでもう少し後のほうで。
あ、そうだ。日本の歌紹介では「こぶた・たぬき・きつね・ねこ」の歌を紹介したんですけどめちゃくちゃ反応よかったです。先生からもかなり褒められました。ちなみにこの歌は前に僕の先輩が授業でやったよということを言ってたのを思い出して使わせていただきました。先輩ありがとうございます。
ぜひ、活動中の皆さんもこれから活動する皆さんも「なんかやって」と当日無茶振りされた時には使ってください。
各学年に一人程度の転校生が仲間入りをしたり、6年生は初めてのスウェーデン語の授業が始まったり、新しい先生が来たり、新しいことが目白押しで、学校全体がワクワクしているのを感じました。
私の研修校では、6年生と1年生がペアを作り、これから1年間6年生が様々な面でサポートしていきます。学校案内から始まり、声かけ、学校全体で集まる時には一緒に座って注意を促すこと、また冬になればスケート靴を1年生に履かせるのは6年生の役目になります。彼らはすでに十分独立していて、これまでの6年生の行動を見てきているので、初日から戸惑っている様子は見られませんでした。
私の研修については、この学期から本研修校を出て、他の研修校を回る予定でしたが様々な事情が重なり、しばらくは本校で活動することになりました。こちらでは全ての学年と活動をし終えており、そして近々大きな行事があることも重なり、日本文化紹介という時間も取れず、授業を見学、机間巡視、コピーや教科書を運ぶ雑務等をしています。少し空白のような時間で、モヤモヤする時もありますが、次の活動に向けての準備期間と考えて、アイデアを練ろうと思います。
また、今年の夏に一番好評だったのが浴衣です。見せる機会があれば...くらいに思って持って行っていたのですが、ぜひ着たいとのリクエストがあったので、みんなで着る日を決めました。とは言っても恥ずかしながら、今まで人に着付けをしたこと、ましてや自分で着たこともなかったので、急いで動画を見ながら練習しました。
後半からは、夏の間に開かれているフィンランド語の講座に参加しました。1週間のものがレベルごとに開かれていました。様々な国から様々な目的で生徒さん達が集まっていました。基本的には英語で行われますが、先生が語学堪能な方だったので、ロシア語も話されていました。ちなみに、その学校は研修地ではなかったので、近くにアパートを借りて通っていました。
フィンランド語を日本で使うだろうか...、もちろんこの研修中に使うというのが第一目的だけど...と最初は少し迷っていました。でも授業を受けている生徒さん達と話すのはもちろん英語で、授業も英語なので、英語もかなり練習できました。その一方で、英語が苦手な方も受講されていましたが、基礎は日本で勉強されていたからか、不自由なく楽しく受講されていました。とても楽しかったので、残り半年は地元のカルチャーセンターで講座を続けようと考えています。
初めの3日は天候が5月にして雪が降るなど悪く、時差ボケのせいか睡眠を十分にとることができず、気分も落ち込みホームシックにかかってしましました。4日目から学校が始まると温かい先生方、生徒に恵まれ予想以上に早く馴染めそうな気がしています。
中学生~高校生の生徒に向けては初日の授業でどんなことに興味があるか質問したところ、日本の歴史に興味があるということだったので今月は歴史について(特に興味を持ってもらいやすい侍時代 鎌倉~江戸時代)授業を行なっています。また、3日間のフィールドトリップに引率することができ、生徒との距離も縮めることができたように思います。
週末はホストファミリーや学校の先生方とカヌーや釣りをしたり、文化イベントに参加したりと充実した週末を過ごしています。
授業についてはまだまだ一方的な講義形式になってしまいがちなので活動や生徒とのコミュニケーションを取り入れた授業を行えるよう工夫していきたいです。
あと1週間ほどで夏休みが始まります。この長期休みを利用し、英語力の向上のための勉強、授業準備をしっかりと行い新学期に備えていきたいと思います。
色々な点で日本と制度が違うことにも勿論驚いていますが、今回のお話で最も印象に残ったのは私達が思っている以上に障がいに対してネガティブなイメージもポジティブなイメージも持っていないことでした。
最初の1ヵ月は慣れる事に必死で、出来るだけ多くの授業に出て見学し、質問をしていました。2ヵ月目に入る頃には何となくわかってきた気がした英語。先々週くらいから今までより意思疎通が難しくなったように感じました。英語の市民向け講座に出たり、家でも英語のディクテーションなど積極的にしていたはずなのになぜなのか、考えた末に思ったことは、話す内容が今までより込み入ったことになってきたからだとわかりました。「今何してるの?」から「なんてアドバイスしたの?」に、「何を描いているの?」という質問に答えてくれる生徒もただ描いている対象を単語で答えることから「なぜこの対象にしたのか、何を伝えたいのか」など話してくれるようになってきました。(先生がそう促してくれています) それらに対して、語学力がついていかず、もどかしい気持ちの2ヵ月目でした。
授業は折り紙の授業を3コマ開催しました。
こちらもまた、何を作ろうか、何を教えようか悩みました。授業はindustrial art(工業デザイン、空間デザイン)だったので、ただ折り紙を作って教えるだけでなく、何か授業に結びつけて考えたいと思っていました。0D(点),1D(線),2D(面),3D(立体)を、折り紙を通しても感じてほしい。悩んでいた時、先生から「issey miyake」を知ってるかと聞かれました。三宅一生は世界的なファッションデザイナーで、作品に折り紙や紙のプリーツを活用しています。伝統的な芸術というだけでなく、最新のファッションにも組み込まれているということを伝えることで、少しは生徒の興味を引くことが出来たのではないかと思います。ちなみにボツ案は「ミウラ折」で、宇宙開発に繋がっていることを組み込むこととミウラ折体験でした。折り紙をしよう!だけで盛り上がれる年齢でもない高校生は、興味を引くのがとても難しいと思いました。
今月は書道の授業を3コマと、秋学期に向けた授業に関する会議がありまし。また、英語の講座も週3日に増えました。頑張りどきだと思うので、体調に気を付けて、環境を生かしてしっかり成長したいです。
先日、3年生のクラスで折り紙でのモンスターボールの折り方を教えたのですが、ひとつ折り進めるたびに想像以上に子どもたちがとても興奮して喜んでいて、私自身もとても楽しんで教えることができました。
美術科の先生は3人で、1人あたり1週間に4コマ、各コマ3講義で1単位なので計12講義をこなしています。同じ内容の授業を同じ先生もしくは違う先生が持っている場合もあるので今期(第4学期)は全部で8コマ×3講義の開講で24講義、毎週順番に見れるだけ沢山の授業を見学しました。
どのコマも予想以上に内容が先進的、専門的で、少人数制ということもあって非常に丁寧な指導がされていました。最初の1・2週間は見学しているだけで「あの人は誰?」という目線を痛い程感じましたが、逆によく目に入るよう長い時間学校にいることで慣れてもらいました。
先進的、専門的な授業が進む中、1年間しかいない自分が、日本に興味のない生徒にも何かを得てもらうために何が出来るのか、絶賛考え中です。日本の言語はひらがな、カタカナ、漢字と種類が多い上、とても繊細な描写ができます。また、日本の伝統色も言語同様に様々な由来を持つものが多くあります。生徒達の色彩感覚、感度の幅を広げられるような授業を作りたいと思った1ヵ月でした。
そのため、この数週間あまり学校にはいけませんでしたが、その分良くも悪くもフィンランドの医療システムについて少し詳しくなりました。フィンランドでは、公立の病院も私立の病院もどちらも事前予約が必要です(救急搬送されたときは公立の病院に運ばれますが、このときだけは予約はいらないみたいでした笑)。フィンランドの社会保険が受けれる人は安い公立病院に行く人ももちろん多いみたいですが、予約してからの期間を含め、長く待たなければならないことがほとんどのため、高価であるが待ち時間のほとんどいらない私立の病院を選ぶ人もまた多いそうです。
さて今月は、現地の方向けの日本語講座にお邪魔しました。講師はフィンランド在住の日本人。久々の日本語。外国人の視点から見ると面白い言語ですね。そして、この講座で出会った方から小さなコンサートに招待され、「カンテレ」という民族楽器の演奏を聞く機会に繋がり、日本人講師の方からは近くに住む留学中の日本人を紹介していただき...というように、面白いほど出会いが広がるフィンランド。ひとつだけの行動でも、そのひとつの行動がすべてを変えます、予想外の何かに繋がります。海外だから、より強く実感するだけなのかもしれません。でも日本でだって同じです。とりあえず、余裕のある時に、何か一つだけ、行動してみることをおすすめします。きっと素敵な出会いが待っているはず!
後半の休暇では、フィンランドのクリスマスをホストファミリーと過ごし、教会でオペラ鑑賞、クリスマスマーケット巡りなどをしてゆっくりしました。タンペレやロヴァニエミなど、休暇を利用し旅行もできたのでとても満足。これまで、一人でどこかへ行ったらその地域のミュージアムと教会には必ず行っていましたが、皆さんにもお勧めです。同時に、帰国したらもっと日本中、名所と言われる場所も、身近な地域の見どころも、色んな場所を訪れようとも思いました。住んでいるからこそ、知らないこと、気に留めないこと、気づかなかったこと、たくさんある気がします。
今月のメインは料理。研修校ともう一つの中学校で日本食をつくりました。メニューはお寿司とお好み焼き。日本人はどちらも感覚や目分量で作る料理ではないでしょうか。日頃料理をするときに使う英単語の知識のなさに愕然としつつ、インターネットで適切な分量を調べるのに苦労したのがいい思い出です。巻きずしをつくりましたが海苔の苦手な人がほとんど。けれど、巻きずしの内側に海苔があれば(気づかずに)食べられる、という人もいます。お好み焼きは大好評。日本から持参した粉末の本だしとかつお節が活躍しました。
学校以外では幼稚園・プレスクールと老人ホームへ。プレスクールでは全力で遊び、折り紙でピカチュウを折り、老人ホームでは美術選択の中2と高齢者が一緒に作品づくりをする場にお邪魔しました。フィンランドでは誰もが英語で話しかけてくれるのでコミュニケーションに不便を感じませんが、この二か所は英語が通じないのでフィンランド語を使ういい機会。そして満足な意思疎通もできないのに一番別れを惜しんでくれるのもこういった場所。毎回心が温かくなります。
日本でも生徒と高齢者の交流をはじめ地域とのつながりはありますが、こちらのほうがより積極的。小1と中3が一緒に家庭科、スウェーデン語の授業と歴史の授業が合体、など周りを巻き込んで深い学びができる機会が充実しています。しかし最近の先生方やニュースの話題は小4の算数と理科の学力低下。ITに強い国だけあり、子どもたちのスマートフォンなどが問題だという課題の面は日本と同様のようです。
例えば、open school(文化祭のようなものですが日本ほど凝っていません)の準備で、地域の歴史や学校について調べるグループ。2人一組で周囲の学校にアポなし訪問。とりあえず校長先生にこんにちは。その後は、インタビューしに来ました。あら、そうなの。どうぞ。と授業中の先生が廊下に出てきてくれたり、教室に招き入れてくれたり。
あるいは、フィンランドの学校には学校図書館やプールがありません。そこで使うのは市立図書館に、公共の体育館、スタジアム、競技場(サッカー、野球、陸上など、公式の試合にも使えるほど立派)。学校周辺に充実した施設が備わっているので、先生が付き添わずに、数人の生徒が授業中に町の施設へ行くこともしばしば。今の日本では不審者が、安全が、責任の所在が、手続きが、と難しいのではないでしょうか。どんなに小さな学校でもそれぞれの学校に一つずつ設備が備わっている日本、個々には何もないけれどその分公共の施設が豊かで地域と繋がる場にもなるフィンランド。皆さんはどちらが好きですか?
さらに小中学校の建物に歯医者さんや心理カウンセラーのいるクリニックも併設されているところにもお邪魔しました。
20人のクラスに教科の先生一人、スクールアシスタント一人、スペシャルティーチャー一人の3人体制の授業もできる。掲示物はスクールアシスタントにお任せ。スクールカウンセラーが教師と同じ立ち位置にいて、イベント事で仕切るのはカウンセラー。専門性に特化しているフィンランド。
一方、日本のように一人の教師が担任から掲示から学級通信、行事もバリバリ一緒に盛り上がることで深く生徒を理解できるのもまたその通り。
違いや気づきを挙げればきりがないので、興味がある方はぜひ一度フィンランドへ、ということが私の言いたいことで、百聞は一見に如かずです。
のどかな田舎町で車がないとどこにも行けませんが、遅くても15時には学校が終わるため、ホストマザーが学校帰りに買い物に連れて行ってくださいます。週末は2匹の犬とお散歩したり、TVをみながらおしゃべりしたり、のんびり過ごして、まさにフィンランドの"普通"の日常を体験中です。
行かせていただいた学校はとてもオープンで、子どもが遊びに誘ってくれたり、先生や保護者が「元気?」「体調はどう?」と声をかけてくれたり、歓迎してくれているのがよく伝わってきました。質問にも快く答えてくださり、学校の詳しいことまで知ることができました。担当のクラスがなかったため、全クラスを自分の好きなタイミングで好きな時間だけ見ることができ、自分のペースで研修をすることができたのもよかったと思います。
学校とは、授業とは、先生とはこういうものだという自分の中のたくさんの固定観念を崩してくれたこの学校に感謝です。
学校でもクリスマス行事に参加する機会がありました。研修先の高校ではクリスマス前のセレモニーと教会への礼拝、クリスマス給食程度でしたが、隣の中学校では生徒たちがカフェを開いたり、小学校では学年や担任の先生にもよると思いますが、トントゥ(サンタクロースのお手伝いをする子供)を図工の時間に作ったり、先生お手製のアドベントカレンダーを開けたりしていました。私の小中高校時代、宗教や伝統など文化に関連した行事を学校で扱った記憶はないので新鮮でした。
フィンランドの学校では、クリスマスに限らず実際の生活に基づいた授業が行われていると感じています。例えば、小学校の図工の時間に父の日に贈るトースト用のトングを作ったり、高校の保健の時間に鬱病に関して扱ったり(フィンランドは鬱病患者が多い)、中学校の地理の時間にフィンランドに多く自生している木について勉強したり、研修先でも生徒たちが3Dプリンターを使っていつも何かを作っています。私にはそれがどう学校での学習と結びついているのかはわかりませんが、先生方はかなりそれらを評価しているようです。(もしかしたら先生方もわかっていないかもしれませんが)どこかで繋がっている、もしくは繋がる可能性があるのだと思います。
そしてこのクリスマス、宗教行事、宗教教育について興味深いと思った点があります。フィンランドでは小学校から宗教教育の時間がありますが、生徒がキリスト教徒ではなく、親が受けさせたくなければ受ける必要はありません。その時間は同じように宗教(キリスト教)を勉強しない少人数のグループで他の事を勉強します。個の尊重をフィンランドの教育現場で痛感しました。それを可能にするの少人数教育の重要性を私はフィンランドに来てから何度も実感しました。
今月で私の研修は終わりですが、この研修中にフィンランドの"可能性"と"個の尊重"によって柔軟な教育が生み出されていると感じましたし、これは教育現場だけに限らず、フィンランド社会全体で言えることで、日本にはないチャレンジ精神や他者との共存のようなものを発見しました。教育現場を通してフィンランド社会を垣間見れたという点でこの1年はとても有意義でした。
フィンランドでは、11月の下旬頃からクリスマスまで"Pikku Joulu"(ぴっく ようる)<small Christmas>というパーティーを会社や親しい友人と一緒に開きます。私も研修先の市全体の先生方向けのに参加しました。日本で言う忘年会に近いものだと思います。どんな会かはそれぞれ違うと思いますが、グロギやピパルカック(ジンジャーブレッド)場合によっては、ヨウルトルットゥ(プルーンジャムの載ったパイ)が出される会が多いのではないでしょうか。ワインなどのアルコールも入り、みんなで軽いお食事をしてカラオケやダンスを楽しむ会もあるでしょうし、日本の忘年会と違いおめかしをして出かけることもあって、フィンランド人にとって暗い時期の楽しみなのではないでしょうか。フィンランドも近年、景気悪化で行政でも至る所でコストの削減がされているようで、このPikku Jouluも例外ではなく、盛大に会を催せなくなってきていると聞きました。それでも気分の沈んでいた私には充分でした。
11月の後半から研修先の学校でテスト期間が始まったため、近隣の小学校とその小学校付属のエシコウルを訪問していました。以前にもこの学校にお邪魔したことがありましたが、今回はエシコウルの子供たちと過ごす時間が圧倒的に多くそこの先生方とお話しする機会もたくさんありました。大学で男女参画や家族社会学などの講義を取って以来その分野に関心もありましたし、丁度日本の待機児童の問題に関する記事を読んでいたので、先生方とお話できたことも含めエシコウルの訪問が本当におもしろかったです。
小学校訪問中毎朝、お世話をして下さった先生と一緒に7時過ぎに登校するとエシコウルへ子供をつれてくるお父さんやお母さんを見かけました。エシコウルの先生によると朝番の場合、6時半に学校へ来て、子供たちを迎える準備をするそうです。もちろん子供全員がそんな朝早くに来るわけではありません。帰る時間も子供によって違います。13時ごろに迎えに来ることもありますし、17時ごろに迎えに来ることもあります。お迎えで驚いたのが、お父さんが大抵来ることです。
朝早く登校してくる子供には学校から朝食が提供されます。そして11時半頃に昼食を取り、13時半頃にはおやつの時間が設けてあります。朝シフトの先生がいらっしゃれば、晩シフトの先生もいらっしゃいます。11時ごろに登校して子供たちの世話をします。
ひとつの教室に先生が二人、三人いることは珍しくなく、子供たちが遊んでいる時間に一人の先生は教室でパソコンに向かって事務作業をしている姿をよく見かけました。先生によると、一週間の労働時間は家で残業をすることもあるようですが、仕事場で仕事をするのは40時間以内だそうです。日本で保育師の給与が低く、保育士不足が問題になっていますが、フィンランドでもエシコウルで働く先生方に支払われる給与は学校の先生のよりも低いそうです。学校の先生にはスキルが求められるけれど、エシコウルの先生には求められておらず、先生方の気持ちで子供たちを"面倒を見ている"と考えられているからだそうです。
また、エシコウル滞在中にすぐそばの保育園を訪れる機会もありました。エシコウルは小学校入学前に文字や数字などを勉強する場所で、この場所ではじめてそれらに触れるのだと思っていたので、保育園の壁に数字やアルファベットが張られていたのには驚きました。先生によると、保育園、エシコウル、小学校と徐々に易度が上がっていくそうです。数字に関していえば、保育園にもエシコウルにも数字のカードが張ってありましたが、エシコウルでは足して10になる組み合わせ(1と9、2と8、3と7...)も張ってありました。アルファベットに関しては、エシコウルではアルファベットがずらりと黒板の上に張られて、その文字から始まる絵とその綴りが張られていました。一方小学校3年生の教室では、音節で区切られている掲示(YK-SI, KAK-SI ...)をいくつも見ました。
私の研修もあと1ヶ月を切りました。漠然と教育に興味があると思っていましたが、今回エシコウルの訪問は、教育の中でも初等教育や幼児ケア、教育とは離れた家族社会学にも関心があったこをを気づかせてくれました。エシコウルに関してまだまだ疑問が沸いてきそうです。たくさんのことを学んで帰国したいと思います。
今週は自分の持っている週6回の授業の他に宗教の授業に招かれ日本の宗教について質問に答えたり、近隣の中学校の家庭科の授業でお寿司を作るので日本の食文化を少し紹介してほしいと頼まれ、計4回調理実習に参加し簡単なプレゼンを行い、一緒にお寿司と白玉を作りしました。
尋ねられたときには、日本人がお寿司を食べるのは特別な時で大抵レストランに行くと答えます。最近では100円で食べられるお寿司もあり一概には言えないと思いますが、フィンランド人の中には日本人は毎日お寿司を食べると思っている人もいるようで、2、3ヶ月に一度ぐらいしか食べないと言うととても驚かれます。
また、他の高校から授業で日本の文化について話してほしいと依頼され今月の後半に参加する予定です。日本に興味のある生徒や一般のフィンランド人になぜ日本に興味があるのか尋ねると、アニメや漫画に関心があるというのもひとつの理由ですが、違いが幾つもあるからそれがおもしろいという回答をよく貰います。フィンランドと日本の文化や生活様式は違う点ばかりで、どこが違うか尋ねられるといつも答えるのに困ってしまいます。来たころには驚いたことでも最近ではすっかりそれが当たり前になってしまって日本ではどうするか尋ねられて違っていたことを思い出したり、なぜそうするのか理解できるようになってきた気がします。
私に残された滞在期間が残り数か月となりました。日本と違う点を見つけると共に、なぜ日本ではそうするのか、なぜフィンランドではそうなのか自分なりに見つけたいと思います。
現在小学校でインターンを行っています。二週間ごとに異なるクラスに行って日本のことを教えたり、それ以外の時間は子供たちの学習のアシスタントをしています。
最初の一ヶ月は低学年のクラスに行っていたこともあり、授業のバリエーションを増やせないことに悩んだりしましたが、二ヶ月目は3年生以上のクラスに行くことができたのでいろいろな種類の授業をすることができました。
3年生のクラスでは、折り紙、日本の挨拶、数の数え方、日本の文字について、Gymの時間にハンカチ落としやだるまさんが転んだを教えました。
ハンカチ落としは想像以上に人気で、ほかのクラスとの合同の授業でも教えるように頼まれたほどでした。だるまさんが転んだは「だるまさんが転んだ」を言うのは難しいので、「Daruma doll fall over」と言ってもらうようにしたのですが、それでも子供たちには少し難しかったように思いました。
日本の文字について教えた時に、小学校の各学年で習う漢字の数を言うと、その多さにとても驚いていました。
最初は担任の先生に指定された時間に授業を行っていましたが、最近では自分からできるだけ授業をさせてくれるように頼んで毎日何かしら時間をもらうようにしています。日本の感覚だと時間割が決まっているのに無理やり組み込んでもらうのは申し訳ない...と思うかもしれませんが、こちらの学校は先生によって全く授業の進め方が違い、時間割もあってないようなものなので、どの先生も比較的心よく時間をとってくださいます。
ホームステイ先が学校の近所なのこともあり、最近では近所を散歩していると生徒が声をかけてくれるようになりました。
残りの4ヶ月も頑張りたいと思います。
今回お世話になったのは、生徒数が多く市の中心部近くにある中学校で、特別支援やフィンランド語が母国語でない移民の生徒たちへの支援が充実したとても興味深い学校でした。私の活動内容としては今までと同じように日本語や日本文化をパワーポイントを用いて紹介するというもので、空き時間にはさまざまな授業を見学させていただきました。
フィンランド語が母国語でない生徒たちに対してはヘルプティーチャーとして彼らの母国語が話せる先生がクラスに入りサポートしていました(アラビア語やロシア語など)。特別支援学級もいくつかあり、少人数のレッスンが徹底されていて、生徒一人ひとりを大切にしている点がすてきだなと思いました。
私のプレゼンに関しては、日本の学校制度や、やはり日本語(自己紹介の仕方、簡単なあいさつ、自分の名前をカタカナでどう書くか)などといったテーマが人気だったように思います。おりがみや寿司作りも興味を持って楽しんでトライしてくれていました。
9月の下旬から高校生はテスト期間が始まり、授業のない私は滞在している街にある中学校や小学校を訪問しました。 行く先々の学校で、フィンランドにはいつ来たの?いつまでいるの?そして既にフィンランドに長い間いることを踏まえて、この街のどこが好き?離れるときなにが恋しくなると思う?フィンランドの食べ物で何が好き?などフィンランドに関する質もをされ答えを考える度に、フィンランドに半年も滞在していたことを実感しました。
特に"義務教育"に興味のあった私にとって小学校や中学校の授業に参加できたことは、それが1週間という短期間だったにも関わらず、幾つもの発見ができ大きな経験となりました。例えば、フィンランドで使われている教科書は絵がたくさん使用されている点や、その授業が行われる教室には、パソコンとネット環境、プロジェクターがある程で作られている点など、私が小中学生の頃に使っていたものとは全く違うものでした。2つ目の点に関しては、先生が授業中に出版社のサイトにアクセスして、該当する教科書のページを開き、英語の発音を生徒に聞かせることや、絵では説明しきれない点をアニメーションで説明してくれます。私が参加した小学校のクラスでは、殆どのクラスで黒板が使われていませんでした。
先生方とお話した際、日本に帰ってからフィンランドで学んだことを日本で活かせると思うか(教育現場で)と尋ねられました。私は、その時"できない"としか答えることができませんでした。それは、フィンランドと日本の教室の環境があまりにも違うからです。日本の出版社がフィンランドと同じような教科書を作っても、日本の学校にはプロジェクターもパソコンもネットも常備されているわけではありません。
そのことを先生方に伝えると、"なんで!あれらの機械を作ってるのは日本でしょ!"と、とても驚かれました。そうなんです、プロジェクターもエプソンや、NECなど日本製のものばかり。パソコンも、富士通のもをよく目にします。私も驚きです。
算数や、英語など理解が難しい授業はクラスを二つにわけるという発想は、日本にもあるとは思いますが、フィンランドでの方法はちょっと違います。その少人数授業を朝の2時間で行い、たとえば。Aクラスのはいつも通り8時に登校して、残りのBの子たちは10時ごろに登校してきます。もちろん、Bのクラスの子が8時に登校し、Aの子たちが10時に後で登校してくる日もあります。元々クラスには25人程しかいないのに、少人数授業だと10数人になります。生徒一人ひとりを見るのはずっと容易になりますし、生徒たちは授業に積極的に参加せざるをえません。
またこの訪問の最中に日本の学校の良さにも気づきました。日本の学校はただ"学問を勉強する場"でないことを感じました。例えば、掃除。フィンランドでは生徒が掃除をする時間はありません。掃除の時間を通して、決して掃除の仕方を学べるわけではありませんが、私は小中学校の9年間で、物や場所を大事にすることなど、"掃除"という行為以上に大事な物を学んだと思います。また、日本の中ではそれが当たり前すぎて感じたことはなかったのですが、日本人は礼儀正しいといわれる所以を実感しました。
滞在期間が残り3ヶ月となり、帰国の文字が頭をよぎり始め焦りを覚えますが、残された日々を大切にすごそうと思っています。今年はオーロラの当たり年なようで、頻繁にオーロラが出てる!と情報をもらいます。そういった、フィンランドならではのことも、最後まで満喫しようと思います。
私の場合は各校3週間ずつの研修なので、本当にあっという間にお別れのときがやってきてしまいます。こちらの学校での研修最終日、全校集会で体育館に集まったときに生徒たちが歌のプレゼントをしてくれました。それと一緒に全員のサインが書かれたカードや素敵なプレゼントも渡してくれて、気持ちがおさえきれずに泣いてしまいました。「Hei, Yuki」「Kiitos Yuki!」「Moi moi」「Hello!」と言ってくれる言葉がいつもとても嬉しくて、私を受け入れて学校の一員としてやさしく接してくれる生徒と先生方のことが私も大好きになっていました。離れるのはとてもさみしいですが、みなさんと一緒に過ごした時間は本当にかけがえのないものです。
この一か月は、自分からもっと授業をする機会がほしいと申し出たことで、ほぼ毎日授業をしていました。丸ごとそのクラスを運営するより、先生とチームティーチングという形で分担して授業をしています。文化や発話に関することは私が中心になることが多く、文法事項や英語での説明が生徒が必要だろうと思った部分は先生が説明することが多いです。一人の先生とは、月曜日にその週になにをするか確認しあい、必要な教材を授業に間に合うように準備していく、という流。また別の先生とは毎回の授業終わりに「今日は~でしたね。」とササッと振り返りを先生として、できれば次回の話もして、次に会った時までにアイデアを考えておいて先生に相談するという流れ。日本語の先生が3人いる学校なので、先生ごとに準備の仕方、授業が異なるのもよい勉強でした。
例えば、中3と高1のクラスは"Today's Question"という私の質問から始まります。たまに副詞を2つ使う、~と思います。を使う、等の条件付きで答えてもらい、前回のならった文法を復習しつつ、話すということをしています。
また、中2のあるクラスでは動詞、名詞、文を作る「本(名詞)を読みます(動詞)。」と数週間継続して授業をしました。生徒はなかなか集中力が続かないことが多いので、ビデオを使ったり、絵を使ったり、少しづつ達成感を得られるように工夫したりといろいろな工夫を先生と考えることができました。動詞を覚えるという点では、「会います」‟Each EYEs meet"「勉強します」‟BEN will study"など一つひとつにストーリーを持たせる、という覚え方を実践しました。先生からの提案でしたが、私が授業させてもらい、生徒もその先生とやったことがあったのでうまくいきました。授業の終わりの確認クイズでは約25人くらすで全員14問中10問以上という結果で、先生と生徒のおかげで目標を達成できました。
このように、先生によって準備の仕方、授業、生徒までも変わってくるのでいろいろな先生といろんな学年の授業を考え準備するのは少し大変でしたが、とても勉強になりました。授業をやりたいと申し出て本当によかったです。
チームティーチングをはじめてから、コミュニケーションをとる大切さに改めて気づきました。先生や生徒と簡単な挨拶や世間話程度では、やはりその程度の関係しか築けないし、話題も限られてきます。自分の意見や感想を、言葉にして伝え、先生はどう思いましたか?と自分からも相手の意見を求めることで、より深く幅広く話すことができるようになりました。そして、話し合うことでお互いに考えてなかったいいアイデアが出てくることも多々あり、そういうときは授業が本当に楽しみです。誰かが誘ってくれるまで待っていたら、おそらく私はこの学校で授業やチームティーチングをする機会はもちろん、先生や生徒たちとの関係もこんなに広がらなかったと思います。
私はあと一週間でこの学校を終え、新しい研修先に移動しますが、新たな人間関係を築くことが楽しみです。
フィンランドの人の特徴として、反応が薄いことやあまりフレンドリーではないといったネガネティブな印象は否定できないと実感しています。自分の授業に自信がないと、相手も自分の授業を楽しんでいないのではないかと思い込んでしまうのではないかと思います。さらに、フィンランドでは授業中にクラスメイトとの会話は禁止されていませんし、授業中にバナナなど軽食を取りながら勉強する姿も見受けられるので、そんなことが起きたら、しかもクラスメイト同士の会話がフィンランド語だったら、その場に他に先生がいなかったら、日本人は自分が蔑ろにされているのではないか不安になるのではないかと思います。
不安な時は思い切って彼らや先生方と話すべきだと思います。特に周りの先生方に相談する(確認)するのが最善の解決策ではないでしょうか。私にはそれができなかったので、回り道をするはめになりました。
私のクラスは必修の枠外で、日本に興味のある子が取るといった感じです。ですから、元々そこには日本に関心のある子しかいないはずです。もし彼らが私の話している最中に会話していても、私の話していることに関して会話していることが十分にあり得ます。さらに、先にあげたフィンランド人のネガティブな印象が教室の雰囲気を、空気を呼んでしまう日本人の私にとって耐え難いものにしていました。日本の学校なら授業中に会話している生徒を見かけたら、"大丈夫?"(静かにしなさいよ、の意味で)と声をかけます。それは注意された生徒たちを傷つけない配慮からでしょうか、日本で通じる言い方ではないかと思います。だから、フィンランドでは通じません。また、"何か質問ある?"の意味で"大丈夫?"と聞いてもその時には解決している可能性もあり得ます。だから、"どんなこと話してる(た)の?"と聞いてみたらよかったのでしょう。
その代わりに、"もし質問があったらその時に私に聞いてね。そしたら、誰かが私よりもうまく、フィンランド語で説明してくれるかもしれないし、それにみんなでもっと勉強できるでしょ。だから、みんなで勉強してるんじゃない?"この言葉で漸く想いが伝わりました。
そしてその悩みがひと段落した後、ご飯を炊いておにぎりを作りました。教室にいては黒板と椅子の距離は縮まらないと実感しました。その場においてあったお箸を見て、"お箸の使い方教えて!"とお願いしてくる子や、"おにぎり三角にできない~"(結局全員のを三角に成形しました) 全員、私より背が高く大人に見えますが、日本に興味のある"高校生"です。私のつたない英語も必死に聞こうとしてくれますし、私が授業の終わりに書かせている感想カードもしっかりかいてくれ、教室を出るときには"ありがとう"と"ばいばい"を必ず言ってくれます。
これから暗く長い秋と冬がやってきます。気分が落ち込むだろうと思います。また不安になることもあると思います。そんな時は、周りと会話が気軽にできればと思います。
私にとってコミュニケーションツールである食事、一方、ストレスの要因にもなりうる食事。日本の食材がほとんど手に入らない環境で日本食をいかに作るか日々、挑戦しているところです。
先日は、クックパッドで調べたお好み焼きソースを使って、お好み焼きパーティーをしました。イタリア人、イギリス人、スペイン人、フィンランド人、マルタ人、オーストリア人、マルタ人、インドネシア人...様々なバックグラウンドを持つ人たちに好評でした。
海外には日本と違い、ベジタリアンに遭う機会も多いです。ベジタリアンがいる場合には、お肉や魚介類は一切使わず料理を作らなければならないので、苦労もします。"お好み"焼きなので、私は、冷蔵庫にあった、マッシュルームや豆、にんじんなど適当な食材を入れてみました。
お好み焼きソース;http://cookpad.com/recipe/2100942
もう一つ、ベジタリアンがいる場合に丁度良いメニューがあります。キーマカレーです。キーマカレーは、挽肉を使って作られるカレーですが、挽肉の代わりに様々な豆で代用して、他にもなすやにんじん、玉ねぎなどを炒めて、最後に水適量とカレー粉適量、出汁適量(カツオだなど日本のものでも、コンソメなど洋風の物でもどちらでも大丈夫だと思います)、塩、胡椒、とろみをつけるための小麦粉を加えて数分煮込めば完成です。
キーマカレーも、スペインやポルトガルなど様々な国の方に食べてもらいましたが、好評でした。カレー粉が手に入れば簡単に作れるものなので、現地の人に教えてあげるのにもぴったりだと思います。
お好み焼きにも、カレーにも日本の出汁を使っていましたが、フィンランドで手に入る"Kalaliemi"(Fiskbulijong)で代用できるのではないかと思います。kalaliemiを使って、お味噌汁を作ってみたところ、いつものお味噌汁と変わりはなかったので。
もうすぐ学校が始まります。学校には調理室がないので、日本食を授業で作ることは稀だと思いますが、授業で作るのにぴったりな品物をもう少し探してみようと思います。
日々自分の英語力のなさを実感していますが同時に日々成長している実感も持てるようになりました。英語圏以外の国の人たちと話すことは、フィンランドで英語を使うためのいい練習になっています。
例えば、フィンランドやドイツなど北方の国々では、ライ麦の黒パンを食べるけれど、西の方や南の方の人たちは、白いパンを食べます。フィンランド人は、毎食パンにたっぷりのバターを塗ります。イタリア人も、ほぼ毎食パンを食べます。ラスクのようなかりかりのパンを朝に食べることもありますし、お昼にパスタを食べたって、パンを食べます。水分の全くないパンを、水に浸けて戻して食べることもありますが、パンにバターを塗ることは、ないように感じました。パンにバターを塗って食べた私を見て、食卓の会話がそれになってしまったほどです。
ポルトガルや私が訪れたイタリアでは、タコは食べ物として定着していますが、フィンランドでは食べものとしては認識されていませんし、寧ろ気持ち悪がる人もいるかもしれません。友達のルーマニア人も、初めてたこを食べようとしたときは、恐る恐る食べていたように感じます。
キリスト教を一つ見ても、西や南のカトリックのお宅に行けば、イコンなどを目にすることは珍しいことではないと思いました。しかし、フィンランドで目にすることは殆どないような気がします。フィンランドもルーテル教会が多数を占めていますが、クオピオは東フィンランドに位置していることもあり、オーソドックスの人もたくさんいます。
今回感じたことが、秋からの授業に役立つかはわかりませんが、私にとっては貴重な体験でした。
・鯉のぼり
折り紙でも作れますが、私はマスキングテープと綿棒を使って作りました。
茶色系、水色(青色)系、ピンク(赤色)系、それ以外の色の4色のマスキングテープを使って作ります。まず、茶色系のテープを綿棒にぐるぐる巻きつけます。次にそれ以外の色のマスキングテープを旗のように綿棒に巻きます。水色系がお父さん、ピンク系がお母さん、それ以外の色が子どもになるので、長さに注意してください。そして、はさみでしっぽの切り込みを入れて、修正液で白目を描き、乾いたらマジックなどで黒目を描き鯉のぼりの完成です。
これは子供の日に作りました。これは、研修先の高校生がかぶとを作って被って喜ぶのか不安だったので代替案として持って行って作りましたが、作る前にどちらを作りたいか聞いたところ、"両方"と言って、作ったかぶとを被って、小さいこいのぼりを持って喜んでいました。
・ういろ
riisijauho(米粉) とperunajauho(じゃがいもの粉;片栗粉)で作れます。作り方はcookpad参照(http://cookpad.com/recipe/2621244)
・白玉
riisijauhoとperunajauhoで作れますが、冷えると仲がぼそぼそになるので、水の代わりに豆腐で作ることをお勧めします。
豆腐も自分で作れます。プレーンの豆乳を買ってきて、にがりがあればそれを使って、なければ薬局でエプソムソルトとう名で売っているようです。豆腐がおぼろ豆腐のように柔らかくたって大丈夫です。豆乳ににがりを100mlに対し、ティースプーン1杯の割合で入れるとcookpadでは見ましたが、私はもっといれます。そうしないと固まりません。その後、あれば電子レンジ、なければ湯銭を使って温め、できあがりです。
その豆腐を使って、riisijauhoとperunajauhoを大体3対1ぐらいの割合で入れます。耳たぶぐらいの柔らかさになるまで粉で調整します。生地ができたら、お団子を沸騰している湯に入れ、白玉が浮かんで来て数分たってから冷水にとり出来上がりです。 これで、白玉フルーツポンチもできますし、醤油とみりん、お砂糖、お酒があればお団子も作れます。
・おかき
puuroriisiという、お粥用のお米をご飯用に炊き、perunajauhoを適当に混ぜ潰していきます。そこから、小さなボールを作り、後は揚げるだけです。お米に水分があまりないので、油はねすることはあまりないと思いますが、作ったボールを数時間から1日冷蔵庫で寝かせてみてもいいと思います。お好みで、ここにゴマやあれば青のりなどを入れてみるといいと思います。味付けは塩やお砂糖のシンプルな物や、醤油、砂糖、みりん、酒を使った甘辛いものなどお好みで。
・紙漉き
牛乳パックを使って紙すき体験ができます。木枠は学校の技術の先生が持っていました。なければ、ストッキングとハンガーを使うという方法もあるようです。
思い返してみれば、時間の流れは速かったと感じますが、様々な場面が思い出される、とても濃い時間を過ごすことができました。
5月も基点としている学校以外の高校に訪問し、習字のワークショップをおこないました。日本語の授業のない学校でしたので、限られた時間の中でひらがな、カタカナ、フィンランドに関係ある漢字などを紹介して、自由に書いてもらいました。自分の名前をカタカナでどう書くかや、墨のにおいなど、それぞれ興味を持ってもらえたみたいです。
最後には、中学校の最後のセレモニーでフィンランド語でのスピーチにも挑戦させていただき、無事に研修が終了しました。これから、自分自身が感じ取ったこと、考えたことをひとつひとつまとめていきたいと思います。
オーストラリアに来て、3週間が経ちました。ホストファミリー宅から学校まで車で20分~30分かかるため、バスで通っています。マイキーという、日本でいうPASMOまたはsuicaのようなプリペイド式のカードを使用しています。
学校では、初めの1週目は見学や机間巡視等を積極的に行い、わからないところで手が止まっている生徒に声をかけて指導したり、質問に答えたりしていました。現在でもそのような形態で授業に参加していますが、2週目からは、ショートトークとして、書き順について話したり、1対1のスピーキング練習(日本語の授業なので日本語で。生徒がわからないときは英語で訳す)、パワーポイントを使用したプレゼンテーション(テーマは形容詞(これは一クラス担当しました。プレゼンとワークシートとアクティビティを考えました。)、日本の家族、家の構造、季節と洋服、書道など)、徐々にクラスの前で話す場をいただけるようになりました。
英語は、思っていた以上にOG英語でした。人によっては、わかりにくい発音をする人もいます。映画などでネイティブのはやい英語を流し聞いておくだけでも変わると思うので、出発を控えている方は参考にしてください。でも、生徒も先生も第二言語(または第二外国語)を勉強中という状況は同じなので、もしこちらがわからなくても、その気持ちはわかってくれました。英語でプレゼンや授業をするとき、生徒は真剣に理解しようと聞いてくれます。静かにしようよ、と声掛けをしてくれる生徒までいます。(一方で、Year7/8(中学1/2年生)だと騒がしいクラスが多く、日本人の私をみて無邪気に不思議そうな顔をしてくる生徒もたくさんいます。)
帰宅してからも、部屋で本を読んだり、一人の時間を過ごすこともありますが、夕食作りの手伝いを中心にホストマザーと会話することが多いです。様々なシチュエーションが目の前にあり、同じように言葉に対する難しさを知っている人もいるので、もっとコミュニケーションをとりたいと思える環境です。英語漬けの日々も勉強したフレーズが会話で出てくると記憶に残り、自分のものとなっていくのがわかるので楽しいです。
今では、フィンランド語で簡単なコミュニケーションがとれるようになりました。おりがみの折り方を教えるときなどは、英語よりもフィンランド語の方が使いやすいし、フィンランド人も多少間違っていても理解してくれます。私は、このような簡単な指示や、おりがみのときに使う単語をホストファミリーの子どもたちに教えるときに覚えましたが、最初にこれらの言葉をピックアップして覚えると、伝わりやすいのかなと思います。
残り1ヶ月、時間を大切にして過ごしたいと思います。
しかしなかなか慣れないものと言うと、フィンランド人の名前。一度綴りを見ないと覚えられません。学校の先生方には一人ひとり綴りを教えてもらって、そのお返しに折り紙で折ったトトロに名前を書いてプレゼントしています。そのトトロに私の名前も書いて、日本名に馴染みのないフィンランド人も私の名前を覚えられるようにしました。折り紙は、外国人に喜ばれるのでそこに自分の連絡先なども書けば、名刺代わりになるのではないかと思います。
今期はあと3週間しか授業がありません。最後の1週間は、テスト週間のため授業はお休みです。テスト期間中は地元の小中学校か、南フィンランドの学校へ行く予定です。
南フィンランドの学校では、中高生への日本語教育が活発に行われていているので、様々なアイディアなどを学びに行ければと思っています。そこの学校で日本人のインターン生がいるので、その方とも交流できればと思います。また、ここの学校は日本の教師団の視察を支援しています。この点にとても感心があるので是非訪問できればと思っています。
また、秋からは学校での本格的な授業に加え、コミュニティーカレッジで日本の文化紹介と日本語教室を開くことになる予定(月曜日に打ち合わせに行くのでまだ正式には決まってませんが)なので、その学校を訪問して様々なことを吸収できたらと思います。
As for checking gate at the airport into the country, I went through the Auto-gate. I wasnt asked any questions and didnt got a stamp on my passport. Since I didnt know that stamps are not given at that case, I worried about it so much. That´s why I reported it.
On the first day of starting my life at apartment I had a big mistake and have learned a important thing to stay at a share-apartment. I left my room for share-kitchen without my key even though the door is a auto-lock type... Although I maneged to open the door thanks to neightbors help, I lost 35EUR... Now I always wear the key using the chain I got from Kuopas, a lessor
音楽では春が来たをマイナス3度の中歌っている状態です。今、授業では相撲について授業を行なっています。ルールや動作など一連に説明した後、相撲力士の一日の過ごし方の動画を見せました。なんとなく見ていた相撲も外国の子どもからみるとありえないことのです。
また力士の看板を作り、顔を入れて写真を取れるようにしましたが大好評でした。低学年の子どもには「ロンドン橋落ちた」を日本語で教えたり、身体の部位を日本語で教えたりしています、それに関連づけて福笑いをしたのですが大好評でした。これからイースターに突入しますが、休み明けはおにぎりを作ることを予定しています。アレルギーを持つ子どもが非常に多く、シーフード、大豆(しょうゆ)、木の実、ピーナッツ、サラダドレッシング、りんご味などさまざまです。おにぎりの具は未だ検討中ですが子ども達が楽しめることを確信しているのでなんとか解決策を考えたいです。
この間、念に一度行なわれるスノーモービルのキャンプにいったり大学で行なわれている国際交流の行事に参加しました。そこでもいろいろな方々との出会いがありこんど折り紙を教える約束をしています。
教会が主催しているもので、運転させてもらったりしてとても楽しかったです。私は教会に通っているわけではないのですが、教会に通うのもお勧めだと思います。日本とは違って、教会は祈るためのところではなく、地域の交流をも図ってくれ、現地の生活が良く分かる場所だと思います。難しいことは考えずいってみるのもいいと思います。
毎日があっという間に過ぎていっています。
今月は、他校へ訪問してのひなまつりのプレゼン、日本の教育制度についてのプレゼン、その他にも授業など充実した日々が送れたと思います。日本のことについて授業をするたびに、私自身が日本をより知ることができていくようです。ただ、興味を持ってもらう、印象に残るという授業をするのはとても難しいと感じています。他の授業を見学させていただくことも多いのですが、そのときの先生方の授業の進め方から、学ぶことも多く、それを自分なりに応用できるように考えています。
また、今月は、授業とは別に折り紙を教える機会も多かったです。折り紙はとても反応がよく、説明するのは難しいですが、よく使えるコンテンツです。毎回、いくつかサンプルをつくっていって何をつくりたいのかきいてつくるようにしていて、私がつくるものを見ながらつくるという方式をとっています。ただ、このやり方だと、家に帰ってからもう一度つくるということが難しいので、作り方画書かれたものを、配るべきだと感じました。
来月は、幼稚園の訪問もあります。内容などかなり工夫が必要だとは考えていますが、子どもたちが楽しかったと感じてもらえるように構想を立てています。また、今回はフィンランド語での授業に挑戦する予定です。
フィンランドのイメージと教育システムに興味を抱き、このプログラムに出会って即決した一年半前。その時抱いていたよりももっと大きな経験ができました。
まず第一に人に恵まれたということ。学校の先生を始め、その家族、そして生徒たちに本当にたくさんのことを教えられ、与えられました。この関係はこれからもずっと途切れないように保っていけたらと思っています。
それから未知の言語をゼロから習得できたということ。最初は皆の話すフィンランド語が全く分からず放課後や週末が待ち遠しかったのですが、会話をしたい一心で独学し、さらに時が解決してくれて今では不自由なく会話ができるようになりました。4か月ころからは生徒とコミュニケーションが取れるようになったことで、授業にもより積極的に参加できるようになりました。英語も知らず知らずのうちに少しは上達していたようです。
そして日本の文化を教えるうちに私自身日本にさらに興味を持てました。今まであたりまえに受け入れていた日本の文化を外から見ることで、その魅力に気づかされました。もっと日本の中も旅をしてさらに良さを発見していきたいです。
「また絶対に帰ってくるんだ」という場所ができたこと、私の夢へのモチベーションの大きな財産になりました。今インターンをしているみなさん、これから行こうかと考えているみなさんには自分で決めた期間の中でできるだけたくさんの人に出会って、出かけて行って、様々な生き方をできるだけ見てほしいと思います。それはきっと自分の生き方にもつながってくるはずです。
小学校の先生を日本でいつかやりたいという夢や、教育を通して世界、地域そして世代をつないでいきたいという未来を抱かせてくれたこのインターンシッププログラムに感謝します。
何人かGrade6を貸してもらって、低学年の節分の鬼役をやってもらいました。この学校の生徒はとても協力的です。「~してくれる人?」と頼むと「me!me!」とたくさんの子どもが手を上げてくれます。いまはGrade5,6で水墨画を企画しています。枝と幹を墨で書きプラス一色足して花を描くをいうのを企画しています。
研修期間の半分が過ぎました。放課後何かに参加したく試行錯誤した結果、現地の友人ができ、日本語を学習したい人を紹介してくれたりいろいろ広がりました。私の家のホストファミリーは親切な方ですが、大変忙しく一人で家にいることも多かったので言葉が分からないなかできた友人がすごく嬉しかったです。こちらにきてから当たり前であったことがものすごく難しくなったり、本当に思ったことや感情は口に出さなければ伝わらないのに語学の壁に当たりいえなくなったり。その中で小さなことが達成できると嬉しいです。これは日本では経験できなかったと思います。
人数は8人と少ないのですが、普段の様子ではあまり授業に熱心に取り組んでいない生徒が多く在籍しているクラスです。
パワーポイントを使って写真を見せながらマカロニをつまむ練習、そのあとにチーム対抗でどちらが早くマカロニを移動できるか競争をしました。
すぐに使えるようになる生徒、てんで動かせない生徒さまざまでしたが、競争のときにはどんな持ち方でもいいからマカロニを掴もうという姿勢になり、積極的に参加してくれました。
ただレクチャーするのではなく、それをゲーム感覚で楽しめるものに発展させると食いつきがとてもよくなります。
特に始業式など特別な行事があるわけではなく、いつも通りに授業が始まりました。
今月は、2日間にわたり小学校を訪問し、1年生から6年生まですべての学年で授業を行いました。
クイズを交えた日本の紹介やおりがみ、簡単な日本語を学年に応じて教えました。
折り紙は、どの学年でも楽しんでくれたみたいでした。
小学校での授業は、日本の紹介よりも、日本のもの(おりがみや日本語の数字)を使って楽しむことに重きを置いて構成を考えました。
結果的に、日本の紹介と言われて最初に紹介するようなことを省いた学年もありましたが、これから学校で習ったときに、japaniという国と今回やったことがつながって、興味を持ってくれたらいいかなと思います。
また、今月は、研修している学校とは違う中学校・高校にいき、折り紙を教えました。
普段の授業とは違い、土曜日の特別授業の中の一コマという位置づけでした。
以前、折り鶴を折ったことがある生徒もいると聴いていたので、オーソドックスなものよりも、
出来上がりが面白いものをつくろうと考え、動物やポケモンのピカチュウの顔が描かれた風船と、駒を考えました。
折り鶴などとともに、それらの見本も事前につくっていき、どれをつくりたいかをきくと、ピカチュウとの答えがありました。
こちらでもポケモンは有名で人気なようで、ピカチュウの風船はとても受けが良かったです。
また、時間が余ったグループでは駒も作ったのですが、こちらも、つくった後に遊べるので楽しんでもらえたようです。
来月は、研修校の美術クラブで折り紙を教えてくれないかと言われているので、これらをまた、つくってみようと思います。
最近では、先生方が朝出会ったときにgood morningと言ってくださっていたのが、huomentaに変わってきました。おはようございます、と言ってくださる先生もいます。
本当に簡単な会話ならフィンランド語でもできるようになり、研修終了までには日常会話ができるまで上達したいなとかんがえ、日々練習しています。
私はこちらで放課後に日本語クラブを持つために学校長の協力を経て、Finnish social ID numberを12月初旬に取り、同時にtax numberと銀行口座を開設しました。Finnish social ID numberの取得は、tax officeに行きおこないますが、私の場合、学校長の同行のおかげで本当に簡単にもらうことができました。銀行口座に関しては、帰国まで3ヶ月と言うことで少し無理ある口座開設でしたがこれも学校長同行の上、開設していただきました。
ホストファミリーもとても親切にしてくださって色んなところに連れて行ってくれたり、色んなことを教えてくれます。最初のフィンランドのホストファミリーにも月に1度、会いに行っています。沢山の学校イベントにも参加させてもらい、毎日が楽しいです。
。今、私は全クラスで日本語で自分達の名前を書いたネームプレートを作成しています。先週、生徒の一人が腕に大きく自分の名前を書いて見せてくれました。生徒達にとって濁点がcoolに見えたり、スマイルマークに見えたり感性は全く違います。
12月はクリスマス休暇もあったのでいつもよりも活動期間が短かったのですが、2つの小学校への訪問や日本のシスタースクールの生徒の訪問などたくさんのことを体験することができました。
普段は中学校で授業を行っているため、小学校出の授業は時間の長さ、雰囲気などの違いを感じました。高学年になると、英語もある程度通じるようですが、下の学年の子たちには通じないので、フィンランド語で指示の仕方だけでも言えるようになっておくべきだと感じました。今後もいくつかの小学校の訪問が決まっているので、もっと工夫していきたいと思います。
日本のシスタースクールの生徒の訪問は、私がここに来てから感じたことを改めて考えて伝えるいい機会になりました。
私はGRADE6のクラスがホストクラスなのですが、今はホストクラスで授業を2回、他の学年で自己紹介も兼ねた同じ内容の授業を5回ほど行ないました。「この年の子にはちょっとつまらないかも知れないな」と思った授業も驚いてくれました。私がなんとなく手でかえるを作って見せたら生徒達は驚いて、流行り始めました。育った環境、文化が違うと本当に意外なことに興味を示すのだなと思いました。ホストスクールはクリスマスバケーションに突入します。英語が聞き取れず、急に火災警報器がなって校庭に集まってから火災訓練だと知ったり、生徒が話している「ポーキーマン」がポケモンのことだと後になって気づいたり、ランチタイムの先生達の会話についていけず落ち込むことも多いですが、年明けに生徒達が驚くような授業を準備したいです。
先週の1年生のクラスでは、日本語の自己紹介を教え実際に友だち同士でやってみたり、日本語の数字を使ってゲームをしたりしました。数字を教える際は、IIPの資料からヒントを得て、に(ni)はkani(フィンランド語でうさぎ)のniだよ などと似ている音とともに教えました。ややダジャレ大会のようになってしまいましたが、子どもたちには楽しんでもらえたのではないかと思います。
今週の2年生のクラスでは、自分の名前をカタカナで書く活動をする予定です。coやje(ジェではなくイェ)など名前の中にはアイウエオ表によっていないものもたくさん。表を配るべきか、それぞれの名前の見本だけ配るべきか、苗字も書きたいって言うだろうなあ、など悩むことはたくさん。もう少しよく考えてみたいと思います。
日本にいたころから想像はついていたものの、いざ暮らしてみれば寝付くという概念自体が、「暗い夜だから眠る」ことから「遅い時間だから眠る」ことへ覆り始めていると感じます。幸い、授業の準備や学校見学等やることがたくさんあるため、暗さによる鬱屈はさほど感じずに過ごせていますが、後進でフィンランドへ向かわれる方は是非、この暗さをきっかけに友人を多く作っていただけると思います。
寒さに関しましては、着込めば不便なことはないと思っておりますが、いかんせんこれからより一層気温が下がってくるかと思われますので、まだ分かりません。
さて、本題となりうる授業に関しましては、さすが高校生、ちょっとやそっとではウケが取れません。彼らが主に興味を置いているのは、現実味のあふれた文化的側面と言えましょうか、日本の学生生活であったり、市街地の高層ビルはもちろんのこと、その周りを歩く人の様子など、日本の暮らしに根付いて理解を深めたいといった様子であります。つまりは日本語を学ぶにあたっても、実際に日本を訪れた時や現地人と会話する際はどのように使うか、発音やイントネーションなど実践的な部分に重きを置こうとしているなという印象を受けています。教本から学ぶことも多かったものの、私自身がこれまでに使ってきた日本語から生徒へ教えることへのヒントを得ることも少なくはありません。
9月~11月の学期ではそういったことを生徒から学ばせていただきました、一週間ほどテスト期間があり、また先日から新しく授業を始めたところです。今期で最後となるかと思われますので、生徒が日本を訪れた際に少しでも日本語が使えるよう、指導して参りたいと思います。
中学校にはフィンランド語がしゃべれない生徒がいて、その生徒たちとともにフィンランド語の授業を受けることができているため、少人数で楽しくフィンランド語の勉強ができています。職員室でフィンランド語の教科書を開いていると、いろいろな先生がその教科書を見ながら、フィンランド語を教えてくださいます。フィンランド人は確かにとても英語が上手で、コミュニケーションは充分に英語でとれるのですが、普段の会話はもちろんフィンランド語です。先生同士や生徒同士の雑談に入ることができないのは、とてももどかしいです。雑談に少しでも参加できるようになることを目標にして勉強しています。
空手は、怪我のことを思うと、型練習を中心にやった方がいいなと思って最初はそのように授業を進めていましたが、明らかに子どもたちのウケが良くないです(笑)
先生や生徒たちのもっている空手のイメージは映画の中で神秘的ながらも格好よく動きまわっていたアレなのであまり体を激しく動かさない型の練習はとても退屈なのですね
加えると、これは体育の授業なので、激しく動き回れる格好に着替えて体育館にやってくるわけです。なのにやることは老人が朝、公園でやるような体操では面白くないといった感じでした。
そこで、もっと動き回れる練習内容にしたところ、生徒たちには大好評でした
具体的には、ストレッチや準備体操に30分、ダッシュ練習、基本動作、移動基本形に20分、相撲で15分といった配分です
相撲といっても空手の相撲稽古のことなので互いに押し合い、引き合い、持ち上げるのみですから怪我は起こりにくいです(マットが足りないので投げは出来ませんでした)
対人練習は最初のストレッチと最後の相撲だけですが、やはりパートナーと組んで実際に身体を通して技を試す楽しさを感じられる分、よく分からない型を覚えるより何倍も楽しそうでした
日本の文化紹介として空手をはじめ柔道や合気道など武術を授業に取り入れようという人はいると思いますが、それらの方に参考となれば幸いです
ちなみに日本で当たり前のようにやってるストレッチやダッシュ練習はこちらではとても珍しいものなので、それだけでで充分に生徒たちは楽しんでました
習字に関しては学校にある絵筆(小筆)、紙、インク、パレット(プラスチックコップ)、古新聞紙でほぼ完全に代用できましたので
自分用(皆に見せる用)に、半紙、墨汁、筆、すずりのお習字セットが一つあれば十分でした
あとは生徒たちの名前、彼らの好きな動物や国名を漢字で書いて練習するだけでも十分ですね
そもそも右上から下への縦書きから苦労しているので、とめやはね、はらいなど出来なくてもいいかもです
どうしても、習字で文字を書くことを退屈に思う生徒が出てくるので、私は絵を描きたい組と文字を書きたい組に分けました
文字組は引き続き、名前や動物の練習ですが、絵組はその絵を描くといった具合です
黒色だけを用いて水で濃淡を表現して絵を描くことに生徒たちは楽しみを見出していました
私に水墨画の経験は全くなかったのでIIPから貰った教科書の水墨画紹介のページが非常に役に立ちました
あと、生徒との距離を縮めるのに折り紙(羽ばたき鶴や狐面さえ出来れば十分です)はとても役に立ちます
習字練習に使った紙で羽ばたき鶴を折って上げると子どもたちはとても喜びますよ
他の方の体験談にもあったのですが人口に関する質問がとても多いです。「日本にはどのくらいの人が住んでいるの?」「あなたの街はどのくらいの大きさなの?」などなど。私自身自分の生まれた町が小さいほうだと思っていたのですが、ここの方々からすると比較的大きい街のようです。
子どもたちの質問に片言のフィンランド語で答えると、とても嬉しそうにしていました。彼らの表情を見ていると少しでもフィンランド語を話せるようになりたいなと思います。
食事は基本夕食のみ皆で一緒に食べて他は自分で用意して片づけて、という感じです。
それが一番の驚きでしたね
英語はあまり不自由しませんでした。
デンマークでは基本的にデンマーク語をしゃべります。つまり英語は二次的なものです。
日本人にとっての英語と同じですね。
私が頑張れば、現地の人も、日本人にとっての英語も二次的なものだと分かってくれるので、気持を分かってくれます。
語彙力や文法や発音よりも何よりもコミュニケーションをしようと頑張ることの方が大事ですね。
頑張った結果なのか、現地で英語の話せない子どもや老人とも仲良くなり一緒に遊んだりして楽しんでいます。
10月のロンドンは朝晩冷え込みます。体調管理に気を付けて過ごそうと思います。
近況としましては、学校の先生、職員方やこちらで知り合った友人などを通して現在5校ほどの中高に見学やインターン受け入れのお願いを交渉しており、うち一校は内定して訪問させていただく期間も決定いたしました。小学校と並行してこのような経験ができるのも、協力してくださった皆さまのお陰ですし、こうして自分が実現させたいと思ったことを早い段階から積極的に口にし続けたことが功を奏したと思います。中高へ訪問する際は小学校でお手伝いさせていただく時間が削れてしまいますのに、私にとって良い経験になるのならと先生方も親身に協力してくださって推薦状のようなものまで書いてくださり、本当に感謝が尽きません。今後とも皆さまのご好意を無駄にせぬよう、私にできることを一つずつ模索し、精一杯努めていきたいと思います。
まだ、2週間ということですが、こちらに来て感じたのは日本のアニメ、漫画に興味を持っている人がやはりたくさんいるということ。もともと聞いてはいたのですが、本当にたくさんいます。ですので、もっとアニメや漫画について知識を持ってからこれば良かったなと思っています。私のすごく少ない知識でも、アニメ、漫画の話をすると生徒たちの反応が良くて、話し始めるとっかかりになっています。
学校では週30時間(6時間×5日)を目安にタイムスケジュールを組んで下さり、全学年+障害を持った子どものクラス3クラスを回れるようになっています。今のところ授業見学と言う形が多いですが、低学年の算数、英語のサポートや先生に頼まれて、授業中に2人教室から出て来て10分程英語でゲームしたり、質問して答えてもらったりなどをしています。その英語の授業の区切りがついたので次回からどうする?と聞かれ、先日毎授業の最初に5~10分程日本について英語で紹介し、その後各生徒が教室外で5分程フィンランドの事や紹介したいことについて英語でスピーチしてもらうと言う提案をし、いいね、それやろう!と言ってもらいました。他にも3クラス程で日本の折り紙やものづくりをやって欲しいと依頼してくださっているので、期待に応えられるよう考えています。
また、来月に学校の教員ミーティングの際の日本の小学校の紹介15~20分程と、イギリスから13人の先生方が見学に来られる際に1ヶ月で感じたことや日本と違うことなどを15分程で紹介して欲しいと言っていただけたので現在作成中です。 この学校は結構色々なことに積極的で、私にも色々声をかけてくださるのでとても動きやすいです。来月には給食で日本の料理を出して見たいので手伝って欲しいなど...もちろん日本のことだけではなく、普段の授業のサポート依頼もあります。
フィンランドの夏を経験して面白かったのが、世界一コーヒーを飲む国だといわれているのに、アイスコーヒーがないことです。どんなに暑くてもホットコーヒーをひたすら飲んでいました。アイスコーヒーと言ってもわからない人が多いです。
セイナヨキでは同じ世代の日本人学生にも会うことができ、日本食などをつくってたまに息抜きをしています。また現地の方に誘っていただき伝統的なパンをつくったりと充実していました。
7月は完全にサマーホリデーに入ります。活動がないので積極的に動いて言語習得に励みたいと思います。
最近は使っている単語や言い回しがアメリカ英語の時に指摘してくれ、イギリス英語に直してくれます。楽しく毎日学ぶことができて本当に楽しいです。
自分は日本文化を紹介する一方で、各校の特色ある授業を見学させていただき、とても勉強になる毎日でした。小学校ではサムライハットが大人気でした!!
こちらでは着々と夏が近づいていることを感じています。美しい自然をフィンランド人は思い切り楽しんでいるように思います。ホストファミリーにはミュージアムに連れて行っていただいたり、national parkに連れて行っていただいたりと、フィンランドについて本当にたくさんの情報をもらっています。6月は小学校はお休みなのでセイナヨキの大学で幾つかの活動に参加する予定です。
また、こちらの人は本当に親切です。何か困ったらすぐに助けてくれます。こちらの人に親切にされるたびに、自分は今まで人にここまで親切にできていただろうかと自分の行動を振り返ることがよくあります。
今月からは新たな地で研修が始まりました。今までで得た経験を生かしながら、新しいことにも挑戦していきたいと思います。
毎日学校は15時に終わるため、寝るまでにかなりの時間があります。
もちろん授業の準備もしますが、ずっとしているわけではありません。
私がしていることを少しご紹介。
①フィンランド語の勉強
日本から持ってきた文法本と辞書を使ってできるだけ毎日勉強しています。始めのころはなかなか単語が聞き取れずにかなりもやもやしていたのですが、最近語彙が増えて会話も所々理解できてきて、勉強もはかどるようになってきました。
いままで英語を勉強してきた方法と同じように、間違えたところをチェックしてやり直しをしています。英語圏の方には必要のないことかもしれないけど、言葉が通じるって嬉しいことだと日々実感しています。まずは読んだり書いたりできるように、それから話せるようになりたいと思います。文法本の他にはムーミンのアニメを朝に見るようにしています。さらに絵本を図書館で借りて読み始めました。
②編み物
今までほとんどやってこなかった編み物に挑戦しています。ホストマザーが手芸が趣味なこともあって時間があるときは編み進めています。フィンランドは例年4月になってもマイナスの気温が続くような冬の長い国なので、ウールものが欠かせません。今年は異常気象なのか、日本の冬くらいの気温なのですが...。物を手作りする楽しさを味わっています。
③ホストマザーとの会話
夕飯の時間が17時半~18時と早めなので、21時頃にデザートを出してくれるのですが、その時にホストマザーとよくお話しします。やはり学校ではフィンランド語の会話になかなか入れないので、ホストマザーとの会話は欠かせないものです。文化が全く異なるので何を話しても驚いてくれます。消費税のことから学校の課題まで。フィンランドの教育は世界中で注目されていますが、問題がないわけはありませんね。
この学校には、日本人の小学生が何名かいました。家庭の事情により、英語もドイツ語も知らないまま、ドイツに来る子がほとんどだそうで、通常の授業もあまりわかっていない子も何人かいるようでした。見学している授業の中で、英語で行われる授業についていけない子には日本語で解説したりもしました。こういう形で日本語を教えることは考えていなかったので、とても新鮮でした。また、母国語の授業(日本語)の時の子どもたちの生き生きとした姿もとても印象に残りました。
また、ベルリンの学校では、日本の宗教について話す機会がありました。授業をするその日に、「日本の宗教について発表してほしい」と頼まれたので、インターネットで手短にまとめられた仏教と神道の説明を印刷し、神社やお寺でどのようにお参りするのかを説明しました。
私が、大抵1年に1回大晦日の夜に神社やお寺に行きお参りをすることを説明すると、お参りをするのは強制なのか、ということを聞かれました。おそらく、子どもたちはキリスト教と比較していたのだと思いますが、私が「行きたい人は行く」ということを説明すると、興味深そうに聞いてくれていました。普段、特に自分がどんな宗教を持っているのか考えたこともなかったので、準備する時間がほとんどない中、自分の経験の中から話すことは、印象に残る授業となりました。
また、神社やお寺で最初に口と手を清めることを説明したところ、なぜか日本のトイレ事情について尋ねられたので、翌週に1時間の授業を使って、日本のトイレについてプレゼンテーションをしました。日本の高機能トイレの紹介だけでなく、学校で1年生からトイレ掃除をすることを説明すると、多くの生徒が驚いていました。ちょうど、男子トイレで落書きが見つかった時期と重なり、どのようなトイレにすれば、みんなが気持ちよく使えるのか、というディスカッションにつなげることができました。
土曜日曜は、家族とゆっくり過ごすのが基本のようです。比較的近くに住んでいる家族には会いに行ったり、向こうから会いに来たりします。兄弟姉妹の数が多いため、親戚がたくさんいて、複数の家族が集まることあっていろいろな年代の家族が揃い、とても賑やかです。家族の写真が家の至る所に飾ってあるのもなんだかほっこりします。
また、どこかに一緒に出かけるというのではなく家を訪れるというのもこちらの文化だと思います。これは家族に限らず、友人もよく招いてお茶をしたりしています。今月は私もいろいろな方のお家にお邪魔させてもらいましたが、どのお家でも素敵なおもてなしを受けています。
・スポーツに夢中
フィンランドの国技はアイスホッケーです。オリンピックということもあり、ほとんどの人が中継を見て応援していました。子どもたちもしっかり応援していたようです。こうやって一つのものを全員が応援しているということは素敵なことです。同時に、他の協議では日本の選手も同じくらい応援してくれました。
・フィンランドの教育法
たくさんの日本の学校との違いを毎日発見しています。ここでは先生が全員に向かって知識を教えるのと、生徒たち自身が調べて発表するのと半々くらい。みんなで一つのことをする行事などが多い集団主義の日本と比べるとそれぞれがそれぞれのペースに合わせて、興味のあることをするという個人主義だなと思います。少人数のクラスで一人一人に目が行き届くように助手の先生もたくさんいます。また、実生活に役立つ授業もたくさんあって、技術、家庭科、などは毎週行われていて、生徒たちの腕には驚かされるばかりです。この学校に毎日通っていて日本のいいところも真似したらいいんじゃないかというところもたくさん見つけては書き留めています。
・少しずつ単語をつなげて...
全く未知の言語を毎日聞いて、自分なりに勉強していると、少しずつ単語が聞こえてきます。自分から話すことはまだ少ししかできませんが、聞こえた単語をつなげて何を話しているか推測しています。よく聞く単語には日本語で言う「えーっと」のように意味を持たないものもあっておもしろいです。
今回は、物理の先生から「授業で原子力発電について説明するから、福島第一原発の説明をしてほしい」と頼まれました。原子力発電とはどういう仕組みなのか、という説明から始まり、なぜ起きたのか、地震が起きたときどう感じていたかなどをプレゼンテーションの形で発表しました。高校生の時に物理を選択していなかったので、どんな説明をすれば仕組みを理解してもらえるのかなど、大変でしたが、物理担当の先生がフォローしてくださり、無事に終わりました。
私の学校は小学校から中学校までの子どもたちがいるのですが、まずはすべてのクラスを訪れました。調理実習やHandcraft、体育などは子どもたちと一緒に参加させてもらっています。
こちらでは英語を使っていますが、中学生は喋るのは難しくても言ったことは理解してくれるし、先生方に間に入ってもらって、小さい子たちともコミュニケーションを図っています。しかしやはり言語の壁がまだまだあって先生や子どもたちが何を話しているのかわからなくて少しつらいですが、帰宅後はフィンランド語を勉強しています。発音はしやすい言語なので、覚えた単語は口に出すようにしています。
すでにいくつかのクラスで、折り紙を使って立方体を作りました。最初は苦戦している子どもたちも彼ら同士で助け合って、完成させることができています。すれ違うと「Mariko!]と言ってくれたり、絵を描いてくれたり、子どもたちからもアプローチしててくれてとても嬉しいです。
来月からは授業の参加に加えて、「日本クラブ」なるものを週一回放課後に開催して日本に興味のある子どもたちにさらに日本のことを知ってもらう機会を設けてもらえることになりました。もともと日本との交流はある学校なので、興味のある子が多いと思います。ここにきて、フィンランドと日本の相違点をたくさん発見したので、それを少しでも共有できたらと思います。
フィンランドは自分の時間もしっかり大切にする国。夜は自分の、そして家族との時間です。日本の喧騒から少し離れて考える時間も増えました。何かこれを機に新しいことにもチャレンジしてみようと思います!
このような楽しい時間の中で、「宗教」を強く感じた1ヵ月でもありました。私は、日本ではほとんど宗教について考える機会がなく、ほとんど全ての興味のあることに参加していました。しかし、「宗教上」ダンスをしてはいけない、パーティーに参加できない、などの話を聞き、自分の無知を痛感し、「宗教」についてもっと理解をしなければならないと感じました。
アートの授業の一環として日本語の文字、漢字を教える機会がありました。
特に、象形文字(山、木、森など)を紹介すると、とても興味深そうに聞いてくれました。また、発展授業として、自分で作ったオリジナルの漢字を墨汁を使って書いてみようという授業をすると、メガネやトナカイなどを簡潔に書いた文字を作っていました。
また、7年生に県庁所在地を調べて、A4にまとめてくることを宿題に出すと、3日も経たないうちに調べ上げ、県庁所在地の漢字を書ける子まで出てきたことに驚きました。
高校生をメインに教えているのですが、先日同じ学校の小学生に折り紙を教えました。ちょうどハロウィンの時期だったので、カボチャの折り方を教えたのですが、初めて折り紙をする子たちに教えるには難しかったようで、クラスの先生と一緒にほとんど手助けする形となってしまいました。
また、本来は日本文化を紹介するだけの予定だったのですが、日本語を習いたい子達が多く、1週間に4時間(45分×2を2コマ)、13年生(18,19歳)と10年生に教えています。
最初は日本語に3つの文字があることの紹介、ひらがなとカタカナの五十音順表を渡し、日本語の単語を解読するゲームを行いました。カタカナはドイツの町の名前を書いたところ、発音がドイツ語とかなり違うことに面白がっていました。(Berlinをベルリンと一字一句読むところなど)。
こちらでは高校で日本文化を教えています。週1回の文化のクラス(英語)と、日本語の授業で毎度30分ほどのスピーチをします。このスピーチは初級クラスでは英語で、上級クラスでは日本語でしています。トピックは、文化のクラスは「JPOP」「日本茶」「妖怪」、語学のクラスは「言霊」「縁」「仏教と神道」など、面白いかどうかよく吟味しながらテーマを選んでいます。
日本語クラスの生徒さんは少ないですが、熱心に授業を聞いてくれます。シャイな生徒さんが多いですが、慣れない外国語で私によく話をしてくれます。真面目な校風もありますが、親切な生徒さん達です。
私の高校では日本語を専攻する3人の大学生が先生をしています。インターン柄日本語学習者のお友達が多くなり日本語が恋しくなることのない反面、英語を遣う時間はあまり多くありません。授業くらいです。なので、今はハンガリー語の勉強をしています。カタコトでもハンガリー語を話そうとすれば、色んな人が言葉を教えてくれるので助かっています。ハンガリー人は皆さん親切です。
休日はよく外出します。先日は高校の先生に誘われ、エステルゴムという町へ行きました。丘の上の教会は大変美しく、また先生のお友達が熱心に歴史や言葉を教えて下さるので、ハンガリー語の勉強にもなりました。
早くもこの国が好きになり始めています。街並みは古く洒落ているし、何より居心地がいいです。今後はもっと活動の幅を広げていきたいと思っています。
先週は6年生のクラスで文化紹介への導入も兼ねて自己紹介をしました。こちらの生徒は既にたくさんの日本人インターンと出会っており、混乱を避けるため、少し詳しい内容の自己紹介にしました。私の場合、名前の発音が難しいらしく、なかなか覚えてもらいにくいので、まず名前について説明しました(由来、漢字が使われている事、姓名が逆になること等)。私の姓は先祖の職業をそのまま表しており、ファーストネームの方も左右対称になっていたりと説明しやすく、生徒もとても興味深いと言って聞いてくれました。また、習い事をしている生徒も多いので、私の小学生時の習い事リストを作ってその様子の写真を紹介しました。オランダではPreziを使ったプレゼンが定着していましたがこちらではそうでも無いようで、「初めて見たけど面白いね」と評価していただきました。
先週から7・8年生の教室で研修しています。7・8年生になるとほぼ英語が通じるようになるので教えられる幅が広がり、さらにたくさんのことをできるようになりました。彼らの先生からは、「着物」「寿司」「折り紙」といった"imaginal"な日本だけでなく、西洋化の進む現代の日本や、日本の社会や住宅などが地震とどう付き合ってきたかなどについても紹介してほしいと依頼されました。
寿司や折り紙などは日本を紹介するのに非常にわかりやすく便利なものですが、こういったリアルな物事について知ってもらうのも同様に大切なことだと思い、プレゼン資料を作成しているところです。
今週末はイースターで3連休になりますが、それが終わるといよいよ3ヶ月の研修も最終週を迎えます。忙しくも充実した毎日を過ごせています。
この訳はどうなのかな...?と思う部分もありますが、オリジナルのリズム、メロディーで英語で歌えるようになっています。よかったら参考にしてください。
http://www.edu.dhc.co.jp/fun_study/kotonoha/kotonoha_001/
また、このアニメーションは昔の日本が分かりやすく、また、おもしろい絵なので、とても受けがよかったです。日本のバンドのミュージックビデオです。
日本の鬼、きつね、たぬき、神輿、祭り、田植えなど、英語力があまりなくても映像とともに単語を言うだけで理解してもらえると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=JSFjSIM3oMc
街中だけでなく、学校内でもいろんな出身の人たちが当たり前のように食べているので、丸かじりは世界共通の文化なのかもしれません。もしかして、違和感を感じるのは日本人だけなのかも...
さらに、ホストマザーの知り合いがVenloにあるsecondary schoolの校長先生だということで、昨日から3日間、見学させてもらっています。生徒たちと一緒に授業を受け、こちらで初めて生徒役になっていますが、オランダの中等教育も日本のそれとは全く違っていて興味深いです。日本でいうとほとんど大学のような雰囲気でしょうか。日本の中学3年生に当たる生徒たちと共に授業を受けていますが、彼らがあまりにも流暢な英語を話すことにとても驚いています。ほとんどがイングリッシュ・イマージョンで、数学・理科などは全て英語で授業が行われています。英語は私からするとネイティブのようだし、さらに第2外国語として学んでいるフランス語(他にもドイツ語や中国語、日本語などの授業も選択できるそう)も不自由なく読み書きが出来るレベルでした。隣国のドイツとの交換留学も盛んなようです。
子ども達は特に相撲や剣道のスポーツに興味を持っていた他、日本の浮世絵などにも興味を持っていました。
忍者、侍、寿司などはみんな知っていました。
特に忍者は人気のようで、休み時間に忍者の絵を描いている子どももいました。
6年生に向けては紙芝居の授業を行いました。「泣いた赤おに」を作りました。
まず鬼というものがどんなものかを説明し、節分の鬼のお面を見せました。鬼は人間を食べることもある、と言うとみんな面白がっていました。アイルランドにはたくさんの妖精についての昔話があるので、それと関連させながら話しました。次に、私が作った紙芝居でみんなに読み聞かせをしました。悲しい結末に、子ども達は考えさせられたようで、友達について考える良い機会となったかと思います。次に子どもたちに何行かづつ話のまとまりを渡し、2人一組で1シーンづつ描かせました。鬼を描くのにすこし苦労していたようですが、楽しんで制作していました。最終的にそのクラスのオリジナルの紙芝居ができました。とても素敵な「泣いた赤おに」ができました。
5年生に向けては日本の伝統文様を描かせる授業をしました。
全体でではなく、違う教室で、課題が終わった生徒4人ぐらいを相手に教えました。
少し難しかったらしく、二時間で描き終わりませんでした。時間がかかりすぎるため、この授業はこれからしないことになってしまいました。次回からは日本の伝統文様を印刷し、それの塗り絵をすることになりそうです。
3年生に向けて、この映像を見せました。
「縁側でダンスホール」という「neco眠る」というバンドのミュージックビデオです。この映像を作ったのは坂本渉太という映像作家です。
http://www.youtube.com/watch?v=JSFjSIM3oMc
昔の日本が分かりやすく、また、おもしろい絵なので、とても受けがよかったです。
日本の鬼、きつね、たぬき、神輿、祭り、田植えなど、英語力があまりなくても映像とともに単語を言うだけで理解してもらえました。
また、朝の集会で何かやってくれ、ということだったので、みんなで「ふるさと」を歌いました。英語訳に先生方含めとても感動していました。次は「赤とんぼ」を歌います。
また低学年には水墨画の簡略化したものを紹介しています。
どちらも人気で生徒たちは熱心に取り組んでくれています。
二月に入り残り一か月を切ってしましました。実に早いものです。そろそろ身の回りの荷物の整理をし始める頃合いです。
やり残しがないように残りの期間を頑張りたいと思います。
早くも12月になりました。
日本から持参した弓道用の道着袴、近くの弓道クラブからお借りした和弓を先日紹介がてらにデモンストレーションを行いました。
洋弓と和弓の違いや着物の種類などの紹介の後、弓を生徒たちにひかせてみました。もちろん、注意点を言った後、補助をしながらの空引きです。
現在こちらでは映画「The hunger games」の影響でアーチェリーが脚光を浴びているようで、和弓も同じ弓、生徒たちは目を輝かせながら私の話を聞いていました。
ただ少々難しいのがバンクーバーは多数の移民の方がいらっしゃります。当然日本人もおられます。
ですので、ありきたりなことでは彼らにとって面白みに欠けるのではないかと考えています。
日々「これでいいのか?」と悩むことがありますが、行動し続けることが肝要ですね。
親に平気で"I don't like you"と言ったり、日本では考えられないような無礼な言動の連発なので、日本の感覚のままでいると疲れてしまう。はじめから文化の違いと諦めて行くべきだと思う。また、そのような子どもに対して、親は注意こそすれ叱るということはあまりしないし、自分の子どもが1番優れているというような内容を公言するような人が多い。
親・学校の先生ともに、子どもがいくら無礼な言動をしても大声を出して叱ったり、手を出すようなことは絶対にしないので、私たちもそうしないように気をつけなければならないと感じた。(頭をポンと叩く、などもNG)
話した生徒の何人かはアニメについて非常に興味を持っており、日本のアニメや漫画は世界でも親しまれているということを実感しました。日本にいた時は自分の人種に付いて意識した事が無かったですがアメリカに来て自分は日本人ではなくアジア人という個性、アイデンティティーが与えられていると感じます。
渡航してみると、授業、給食、放課後、先生と生徒とのかかわり方、何をとっても日本とは異なるので最初は戸惑いました。休みに入るまでの約2ヶ月の研修で、ようやくこちらの授業・時間の感覚を掴みました。
まず時間感覚について。たとえば、毎日9時~3時までが学校の時間だと定められていても、自分の授業がない時間は「教師」として拘束されることは一切ありません。みなさん個人の時間として過ごすのです。途中一時間空いた場合、家に帰るも、学校で仕事をするも自由です。当初日本の学校の感覚しかもっていなかった私はこのことが分からず、夕方まで何もすることがないながら残ったりして困ることもありました。放課後も同様で、学年の授業終了時間にかかわらず、教師はだいたい同じ時間まで学校に残っているものと思い込んでいましたが、こちらではばらばらです。日によって、人によって、下校時刻は違います。それに気づいたとき、みんなあまりにもすっぱり帰るので驚いたものです。日本のように委員会活動や放課後クラブ活動がないことが理由のひとつだと思いますが、特徴的だと思いました。
次に授業のやり方については、パワーポイントの活用が功を奏していると思います。同じ写真を見せるのでも、見出しや動きなど少し工夫があると(特に低学年の生徒になるほど)テンポよく授業を進められます。時間も計りやすく、自分でシミュレーションもしやすいのでお勧めです。話に聞いていたとおり英語は高学年以上だとほぼ完璧に通じ、それ以下の学年では他の先生が丁寧に訳してくださいます。ですが、やはり現地語の方がこちらも生徒側も相手に親近感・興味を持てることを実感しています。生徒に教え、(言語を)教えられ、という状況は、授業以前にお互いの関係作りにとても有効だと思います。聞いたこともなかった言語の習得なんて、難しく思えて最初はめまいがしそうですが、自分がその言葉の中に生活しているということが最強の近道であり、分かり始めた時の嬉しさは格別です!
現在は日本より一足先に6月のはじめから夏休みに入り、休暇の真っ最中です。今年のフィンランドは例年より涼しいようで、先週は一週間大雨時々雷という天気が続きました。
夏休み中もたまに学校の先生たちと誰かの家を訪れてサウナを楽しんだり、買い物に出かけたりしています。また、たくさんある時間を利用して集中的にフィンランド語を勉強中です。そろそろ、新学期からのトピックや授業の組み立てを先生たちとお話しながら行っていく予定です。
これまで本当に現地の多くの人の親切に支えられていることに心から感謝して、引き続き頑張って生きたいと思います。
最近はやっと語学学校に行き始め次の日に早速子ども達に習ったことを使っています。すると、発音に厳しい子どもたちが必死にデンマーク語を教えてくれるので上達するのも早い気がします。自分のために単語カードまで作ってくれました。なかなか懐いてこなかった生徒も私がデンマーク語を話し出したら、教えてあげなきゃ!と話してくれるようになりました。スポーツデイではなかなか絡むことの少ない上級生ともスポーツを通じてやっと仲良くなることができ、下級生は英語が通じないので上級生が助けてくれるようになりました。
ホストファミリーはとても親切で何でも教えてれますし、日本にすごく興味を持っていて政治や歴史など色んなことを食事中等に話しています。ホストファザーがオーストラリア人なので英語もデンマーク語も教えてれますし、デンマーク語の難しさを知っているので色々アドバイスもしてもらえます。
デンマークの学校はもうすぐ夏休みです。この間に自分の言語スキルの向上や教案を見直そうと思っています。夏休み明けの学校が今からとても楽しみです。