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田舎の村にあるイエナプラン教育の学校でのインターンが始まって1か月が経ちました。私は、日本の文化を伝える授業を週に1コマ担当させてもらっています。授業は週に1コマだけなので、ほとんどの時間は授業を見学して過ごしています。

イエナプラン教育では、日本のような一斉授業ではなく、子どもたち与えられた課題をそれぞれ個別でこなす個別学習が行われています。みんな課題の書かれた紙と向き合いながら、友達に質問したり、パソコンやiPadを使ったりと、非常に自由な雰囲気の中で学習しています。先生も子どももリラックスして過ごしているのが印象的です。教材としての学習ゲームの種類の豊富さにも驚かされます。田舎の学校ということを感じさせない先進の学校です。

私が持たせてもらっている授業は、選授業の中の1分野で、子どもは10~12歳の7人だけです。これまでの授業では、パワーポイントでの日本と自分の紹介、折り紙、お好み焼きづくり、ドラえもんをモチーフにしたロールプレイングを行いました。子どもたちは授業に対してそれほど乗り気ではなく、日本に対する興味もさほどないようで驚きました。1コマ90分間、子どもたちの関心を引き付けるのに苦労していましたが、それは自分が日本のような一斉授業をしようとしていたからだと気付き、次回からはもっと自分が説明するのは控えて、子どもたちが自分で考え、活動できる授業にしようと思っています。

突然現れた外国人にも、子どもも親も先生もみんな笑顔で挨拶をしてくれるのでありがたいです。また、外国人ということで特別扱いすることもなく、みんなと同じように扱ってくれるのも居心地が良いです。

衣食住も何一つ不自由はありませんが、一つ残念なことと言えば、大半の授業はオランダ語で行われるので、子どもと先生の会話を理解できないことです。表情から、子どもも先生(イエナプランでは大人は先生ではなくクラスリーダーと呼ばれる)も仲が良く、お互いリラックスしているのだろうということは読み取れますが、どんなことで笑っているのか、どんなことで議論しているのかがわからないのは、もったいないと感じます。

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