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2013年07月31日・Mikako Murakami・ 20代 , オーストラリア , 海外教育交換プログラム
今月の前半はスクールホリデーでした。オーストラリアは4学期制で季節ごとに休みがあります。今は冬なのですが、一番大きな休みは夏休み(南半球なので日本とは季節が逆です)で、クリスマスホリデーと重なる時期。今回は冬休みで2週間の休みでした。私は二週間ずっと旅行をしていたのですが、そこで気づいたこととオーストラリアの子供の休みの過ごし方をお伝えします。

①一人旅をする人たち
オーストラリアを旅行したのですが、一人旅をする人に多く出会いました。旅先で日本人を見かけることは少なく、ダーウィンとフレーザーアイランドというところに出かけたのですが、そちらでのツアーには日本人は一人もいませんでした。多くはオーストラリア人とヨーロッパから来た学生でした。そこで色々と話をするなかで、海外では、高校を卒業してから大学入学まで、または大学を休学して半年から一年ほどかけて旅行をする人が多いということを知りました。ギャップイヤーというそうですが、たまたまギャップイヤーの終わりの人たちに合うことが多かったせいか、彼らの英語力の高さには驚かされました。また自分の意見や意思をしっかりと表明する人が多く、それが押しつけではなく相手を尊重した上での表現なのでとても好感がもてました。このような時間をもてる彼らがとてもうらやましく感じると共に、日本人ももっと海外にでるチャンスがあればいいのになと思いました。
旅行先では、オーストラリア独自の文化であるアボリジニーの文化に触れることが多く、とても興味深かったです。歴史の浅いオーストラリアではありますが、アボリジニーの歴史は長くその文化の意味を聞くと、自然崇拝のような考えもあり日本文化との共通点も感じました。また、あやとりのような遊びもあり文化の共通性のおもしろさを感じました。

②こどもたちの休み
日本では休み前の終業式や宿題が定番ですが、オーストラリアにはありません。いつもと変わらない授業をして学期を終えるのです。日本でしか生活をしたことのない私には衝撃でした。子供に日本ではたくさん宿題が出るんだよと言うととても驚かれました。休みの過ごし方は家族によりまちまちですが、最近は共働きの夫婦も多いので、学童保育のようなものが学校で行われているようでした。しかし、日本とは違いシフト制で働くことが多いオーストラリアでは、夫婦でシフトをうまく訓でどちらかが子供と一緒にいるということも多いようです。子供のなかには休みの前後一週間ずつ学校を休んでオーストラリア一周のキャンプ旅行に出かけた子もいました。

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