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先月よりオーストラリアのメルボルンから西へ車で90分くらいの場所に位置するバララットのアルフレッド・プライマリースクールで日本語の授業のアシスタントとして、授業を通してインクルーシブの特別支援教育を学んでいます。日本人をそうそう見かけることもない場所なので、その存在自体がとても珍しいようです。授業では会話のモデルとなってみたり、書道を教えてみたりしています。先日はちょっとした日本の食材をスーパーで購入し、「甘い」「辛い」「しょっぱい」「すっぱい」という言葉を教えてみました。スーパーで見かけたことはあったけど実際、どんな味がするのだろう?と子どもたちは興味津々で言葉の指導に成果はあまり期待できませんでしたが、とてもインパクトがあったようです。なるべく楽しくをモットーに日本語の担当の先生と話し合ったりして学年・学級の実態に授業作りをしているきょうこの頃です。
また、授業がない時に現任校以外の学校を訪問させて頂いております。これまで3校訪問させて頂きました。生活が困難な地域の学校では家庭の支援も含めた学校運営がなされ、子どもに朝食が支給されていたり、学童保育が充実していたりという特徴がありました。また、近くの特別支援学校では、高校生の職業教育として校内に理髪店やカフェがありそこでの実習を通して就労へ繋げている様子を伺うことができました。一番驚いたことは子どもの泣き声が一切聞こえなかったことでした。子どもの実態に合わせて無理なく活動をしているようで、スタッフの方からも大人がリラックスをしていれば、子どももリラックスして過ごせると非常に深いお言葉を頂きました。今後も、時間がある限り色々な学校を訪問して見聞を広めたいと思いました。

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