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2014年12月16日・Nami Naoshima・ 20代 , オーストラリア , 海外教育交換プログラム
オーストラリアの小学校でもアスペルガーや自閉症といった発達障害の名前をしばしば耳にします。ただ日本でよく耳にするADHDは全く聞きません。これは日本の教育現場とオーストラリアの教育現場を見ればADHDがあまり目立たないということがよくわかります。以前日本の発達障害の講演会で、海外ではADHDは問題視されないと聞き不思議に思いましたが、ここにきて納得できました。またアスペルガーと診断されている子供達には、支援員さんがついていて、コミュニケーションからアクティビティー時の支援をしています。他の子供達もちょっとしたことにも"Good job"と声をかけたり、譲ってあげたり、その子を理解し認め合う姿がよくみられます。支援員さんとの信頼関係もとてもよく、発達障害のある子供達ものびのびと成長しているというのが私の印象です。 そもそもオーストラリアは多民族国家で、肌や目、髪の色から違っているのが普通で、発達障害児だけでなく、一人一人の個性が認められ、自己肯定感が育ちやすい環境だと感じました。だたここでも発達障害を認めず、支援は必要ないと考える保護者がいるという話をきました。でも子は支援が必要で困っている、という話でした。発達障害の有る無しに関係なく、子供達がよりよく成長するためには、その子を丸ごと受け入れる、認めるということがすごく大事だということを改めて再確認できました。

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