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2012年08月31日・Mayumi Okazaki・ 20代 , オーストラリア , 海外教育交換プログラム
私の活動しているポートマッコーリーも少しずつ暖かくなってきました。冬ももうすぐ終わりです。暖かくなるのが待ち遠しいです。
オーストラリアの12年生(日本でいう高校3年生)は、8月~11月にかけて、HSCという大学に入るための大きな試験があります。日本でいうところのセンター試験のようなものでしょうか。このHSCに向けて、12年生は勉強します。おもしろいのは、ダンスやドラマ、エンターテイメント、保健体育、宗教、美術や技術などもこの試験科目にあることです。もちろん日本語もあります。
先日、日本語を勉強している12年生の3名の生徒が、日本語会話(Speaking)の試験を受けました。うち一人は私のホストシスターでした。土曜日が試験だったのですが、試験前日の金曜日は、1日中彼女たちと一緒に試験の準備をしました。彼女たちはほかの授業には出ず、一日中、日本語です。文法を復習したり、質問に答える練習をしたりしました。それから、彼女たちにKitKat(キットカット⇒チョコレート)をあげて、「日本では、受験の前に、きっと勝つ、ようにキットカットなんだよ」と教えてあげました。ホストシスターとは、家に帰るまでの車の中、そして家に帰ってからも、練習に付きあいました。受験前の不安やストレスは、日本もオーストラリアも同じなんだな、と感じました。
3人とも、試験では力を出し切れたようで、私もほっとしました。まだ彼女たちのHSCの試験は始まったばかりで、これから11月まで試験は続くようです。会話試験は試験時間10分でしたが、たいていは3時間ほどの筆記試験だそうです。日本語の読み・書き・聞く試験も11月にあるそうなので、彼女たちが学校を終わるまであと1か月、できる限りのことをしてあげたいと思っています。


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