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2013年03月30日・Mayumi Okazaki・ 20代 , オーストラリア , 海外教育交換プログラム
先日無事にオーストラリアでの研修が終了し、帰国しました。10月から半年間お世話になった小学校には、本当にあたたかく迎え入れていただき感謝の気持ちでいっぱいです。
ある5・6年生のクラスでは、最後の授業で私のためにサプライズパーティーを開いてくれました。こちらの学校でクラスでするパーティーといえば、子どもたちがスナックなどを持って来てみんなでシェアするのですが、わざわざお母さんが作ってくてたケーキやお菓子、きれいに盛り付けられたフルーツなどを持ってきてくれた子もいました。子どもたちが自分たちで考えて用意してくれたそうです。本当にうれしかったです。
さらに、私のために全校集会まで開いていただきました。各クラスからカードをもらったり、学校からプレゼントをいただいたり、先生方にはスペシャルモーニングティーまで用意していただき、感激でした。校長先生の図らいで、学校前の大きなボードには最後の週に'GOODBYE MAYUMI  WE WILL MISS YOU' の表示が...。胸がいっぱいになりました。
自分で授業を担当させていただいた低学年のクラスでは、最後の授業で、クラスごとに桜の木を作りました。大きな髪に画用紙で木の幹を作って貼り、子どもたちが桜の花を折り紙で作り、そこに日本語で名前を書いてもらったものを貼り付け、大きな桜の木を完成させました。先生方も喜んでくれました。

子どもたちからは、「なんで帰らなくちゃいけないの?」「いつ戻ってくるの?」「ずっとここにいて」と言われ、半年間という短い間でしたが、そんな風に思ってもらえるなんて、うれしく思いました。たくさんのThank youと励ましの言葉とハグをもらい、やっぱり最後は泣いてしまいました。でも、いつかまた会いに戻って来たいので、'good-bye' ではなく、'see you' と言って学校を後にしました。私がこの半年間でできたことは本当にわずかでしたが、子どもたちが日本に興味をもって、楽しく日本語や日本文化について学ぶことができたのなら、本当に光栄です。子どもたちはとてもとてもかわいくて、先生方にもよくしていただいて、こんなにすてきな学校で研修をすることができてとても幸せです。

帰国前に、ずっと行ってみたかったエアーズロックへ一人旅をしました。言葉にできないくらいの壮大な景色に感動しました。サンセットやサンライズを見に行くツアーに参加したり、展望台へ行って時間も気にせずエアーズロックを眺めたり、夜は空一面の星を見に行って流れ星を見つけたり、いろんな人に出会ったり、大満足の旅になりました。
その後、オーストラリアでの一年の締めくくりに、昨年4月から9月まで滞在していたポートマッコーリーへ、お世話になったホストファミリーに会いに行きました。研修校にも行き、先生方や生徒たちにも会うことができました。そして、念願のスカイダイビングもやってきました!!感動、感激、生きてて良かった!!オーストラリアで後悔はありません。

海外に長期滞在することは私の学生時代からの夢でしたので、夢が現実になった1年間でした。まだまだオーストラリアにいたい気持ちはたくさんありますが、この一年間で学んだこと、経験したことを日本の小学校現場でも生かせるように頑張りたいと思います。長いようであっという間の1年間でしたが、オースオラリアで過ごした1年間はすべてが特別で、忘れられません。思い切って飛び出して本当に良かったです。1年間のインターン活動を許可してくださった日本の勤務校、日本から応援してくれた家族や友人、オーストラリアで出会ったすべての人たちに心から感謝しています。IIPの皆様、出発前の準備から、研修中困った時には相談に乗っていただいたり、アドバイスをしてくださったり、大変お世話になりありがとうございました。

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