トップ
日本語のイマージョン教育を行っている公立の小学校でボランティアをさせていただいています。日本語のクラスは半日なので、そこで算数と理科、国語(ひらがな・カタカナ・漢字)を子どもたちは学習しています。こちらに来て日本人のルールを守ること、マナーのよさ、協調性が分かりました。せっかく日本語で学んでいる子どもたちがいるので、日本人の精神というか考えを知ってもらいたいと思い、これからプレゼンテーションを作る予定です。

もちろん良いところもありますが、日本で20年以上育った私からみると、これは違うのではないか?と子どもたちの日常の様子を見ていて思うことが多々あります。卒業前にジャパントリップで半分以上の子どもたちが日本に行くそうなので、やりたいと思い、担任の先生に提案しました。
子どもが興味を持ったもの。2年生のクラスで日本について紹介した時、一番役に立った、盛り上がったのは新聞のチラシでした。小学校のビデオや日本の風景は見せましたが、子どもたちにとって広告が一番身近で、さらにわかりやすいもののように感じました。

食料品のチラシから、魚市場、雑貨屋、弱、家の広告まで様々な日本の様子が一度に見られるのでとてもおススメです。また、質問コーナーの時に、日本のどこがオススメか、日本のお金が見てみたいと言われたので、子どもが興味を持ちそうな日本の場所を調べたり(ポケモンセンター等)、日本円を実際に持っていくといいと思います。
本語の初級クラスでは、1ヶ月に15個くらいのペースで漢字を学習しています。ひとつの漢字でも複数の読み方があることを説明すると、スマートな学生さんはどんどん活用させていろいろな場面で漢字を使おうとトライしてくれます。

例えば先日、「山」という漢字の「やま」と「さん」の読み方を学習したのですが、「おかあさん」という単語に「おかあ山」と書いた学生がいました。作文で「買いま四田」(かいました)というのも見かけました。ひとつの単語につき、意味と読み方の両方を考慮して漢字を選ばなければいけないというのは、非漢字圏の学習者には二段階以上の苦労があることを知りました。

丁寧すぎると思うくらいに時間をかけて漢字一字一字の成り立ちと、使う場面を一緒に確認していこうと気持ちが引き締りました。

研修に参加して1ヶ月が経ちました。日々、新しい生徒や先生との出会いがあってとても充実しています。研修先の学校は日本文化にとても興味と理解を示してくれており、活動しやすくとても居心地がいいです。

活動内容は主にアシスタントとして授業に携わり、生徒からの質問対応や添削等をしていますが、数回授業をさせていただいています。日本文化の紹介や体験に生徒たちはとても興味を示してくれており、やりがいがあります。

英語はあまり得意ではなく、ネイティブの若者は喋るスピードも速くて聞き取ることがなかなか大変ですが、毎日彼らと関わっていると少しずつ慣れてきた気がします。また、他の授業も見学したりしています。日本とは異なる方法や教材などを用いているので、新しい発見があり勉強になります。

自分は、日本の教育状況を改善するヒントがここにはあると感じています。引き続き授業観察や先生たちとの会話をし、気づきを言語化をしていこうと思っています。
3年生のlangageの従業で詩を取り扱うことになり、その一つとして俳句の紹介と俳句作りを行いました。授業では俳句の歴史や作るときのルール、松尾芭蕉についてパワーポイントを用いながら話し、私が作ったプリントをもとにオリジナル俳句を作って貰いみんなの前で発表して貰いました。

 また、担任の先生から生徒たちが17音(17 sylables)で俳句を作るのは難しいとの意見を貰ったため、17単語(17words)に変更したり、切れ字を使わなくて良いようにしました。生徒たちは初めての俳句作りに苦戦しつつも楽しそうに作成していました。

 さらに、生徒たちの前で俳句について話している際に余談として有名な『松尾芭蕉が忍者だった』という都市伝説を伝えると興味津々に聞いていました。次の授業の時に生徒一人一人がみんなの前で自分の句の発表を行い、子供ならではの柔軟な発想の面白い俳句が沢山できました。

 最後に俳句についてですが、カナダでは先生を含め多くの方が『自然』が題材でないといけないという認識を持って居られるので、季節をイメージする事のできる短い詩ということをはじめに説明に加える方が意図が伝わりやすいと思います。その際に人気のスポーツや行事やイベント俳句や季語の例として出すと分かりやすく説明できました。

▲ ページの先頭へ