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宗教の先生から日本の宗教について話をしてほしいとリクエストが来た。
日本の公教育では宗教色を出さないので宗教について語った経験はなく改めて勉強した。
ちょうど新天皇の即位の年とも重なり、神道と仏教が混在する日本人の生活について写真を交えて話す。教科書を見せてもらうと日本の神道について詳しく載っていた。私たちがよく知らないことも遠いフィンランドで学習してもらってると思うと嬉しくなる。あなたの宗教は何ですか?と聞かれて答えられない日本人がたくさんいる。私も然り。でも祭りを楽しみ、神の御利益をいただくために手をあわせ、お守りを買っておみくじを引く、日本人は心のどこかに神道の精神を持っている気がした。
「日本語は難しい、けれど、すばらしい」
ホストファミリーは日本語を勉強していて日本語を教える機会がたくさんある。基礎的な日本語だから簡単と思っていたが難しい。フィンランド語も難しい言語だが日本語も負けず劣らず難しい。同じものでも言い方がいくつかあったり、どんな時にどちらを使うのかということを明確に教えられない。助詞「は」「が」のちがい、動詞の語尾の変化など難しい言語を使っているんだなと実感する。簡単な歌で覚える日本語として選んだ曲は「島人の宝」繰り返しが多く、身の回りの簡単な単語で組み立てられた歌詞である。これが作られた背景も併せて説明するとなおいい。ほかにもいい歌はあるのだが日本独特の言い回しや単語を説明するのが難しい。日本人しかわかりえない感情の表現、あらためて日本語の美しさを感じる。

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