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イタリア

9月半ばよりケンブリッジにあるImpington Village Collegeという学校で日本語を教えています。生徒は7年生(11,12歳)から13年生(17,18歳)です。週に15時間ほどイギリス人の先生のアシスタントとして授業を受け持っています。

この学校では、日本語は正規の選択授業で、生徒は11年生終了時にGCSE、13年終了時に国際バカロレア(IB)というテストを日本語で受験するので、単に文化紹介にとどまらず、生徒に日本語を習得させるために、先生も必死です。10月後半には希望者向けに10日間の日本への語学研修旅行もあります。生徒がなじみやすいように、「辞書形」ではなく「ます形」から日本語を導入しているのが興味深いです。

ICTの活用も盛んで、授業でQuizletやKahoot、Japan Foundationのサイトなどを利用したり、生徒自身もAkebiやWrite it Japaneseなどのアプリをよく使っています。先生は学校のネットを通じて、生徒たちに宿題を提示したり、役に立つサイトのリンクを伝えたりしています。

おもしろかった授業は筆ペンと筆を使った書道・書写の授業をした際に、自分の名前をカタカナと漢字で書いたのですが、漢字はKanji Zoneというアプリで意味なども確認しながら、生徒が自分の名前を考えるのが、とても盛り上がって楽しかったです。(イギリスに来る前にフランスでも授業で生徒たちに漢字で名前を書いてあげたのですが、私が考えて一方的に伝える、という形であまり盛り上がらなかったので、今回、前回のやり方を振り返る良い機会になりました。)

日本の食べ物を紹介する授業でのキャラ弁や給食の紹介も興味深かったようです。学校にいる時間のほとんどが日本語の授業ですが、先生がベテランでいろんなスキルを持っていらっしゃるので、とても勉強になります。最近やっと、それぞれ週1時間ほどですが、フランス語と英語の授業にも参加させてもらえるようになりました。

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