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2019年04月11日・Kazumi Takasaki・ 40代 , ニュージーランド , 海外教育交換プログラム
今月はYear6のクラスで日本の学校とのスカイプトークを行いました。Sanson Schoolですでに3回ほどスカイプトークをやって、反省点も見えていたので、今回は準備万端に整えて行いました。事前に日本の学校とも打ち合わせをし、お互いに準備する事項を確認して生徒に準備させた事もあり、大成功でした。この一年での滞在でスカイプ通信を行う際のコツのようなものがわかりました。
今回は20分の予定で、コンテンツは以下のものでした。

1あいさつと学校の紹介(どちらの学校も2人の代表が挨拶)

2"Shark Family"という曲をかけて一緒に歌って踊る

3あっち向いてホイ(代表を3人ずつ出して対戦)
  ニュージーランドの学校の子には事前の授業であっち向いてホイを教えた

4日本語講座(日本ではやっている使える日本語を教えてくれた。ちなみに「神ってる」を教えてくれたのだが、口頭だけでなく、画用紙にも英文でその意味の説明を提示してくれてこちらもスムーズに通じた。ニュージーランドの子供達もとても喜んでいた)

5Q and A(事前に質問したいことをこちらの生徒に考えてもらって、それを日本に伝えてあったのでとてもスムーズにできた。日本側では各質問に回答する担当を決めてあった。しかも日本の生徒が回答を、読んでる感じでなく話している感じで答えてくれたのでとても良かった。最後にニュージーランドの先生が質問したいと言うことで、予定外の質問をすることになった。質問内容が大人でもちょっと考えてしまうようなものだったが、日本の生徒が割とすぐに回答してくれて、またその答えに質問者の先生がとても満足してくれて、これも大成功につながった。ちなみにその質問は「どんなときに日本人であることを誇りに思うか?」で、生徒の答えが「大坂なおみが優勝した時」だった。そして質問した先生がたまたまテニス好きな先生だったのです。)

6ニュージーランドの男子によるハカのパフォーマンス(代表の子がハカの説明を簡単にした後に披露した。これには日本の先生も喜んでくれた。)

以上のコンテンツで時間通りに終わり、通信を終了した時に先生を含め、生徒全員から「ありがとう」と大拍手をいただきました。帰りにそのクラスの生徒に会った時に「来週もやりたい」と言われるぐらい楽しかったようです。

スカイプ通信のコツとしては、

・どちらかが一方的に聞く、と言うスタイルは不向き。(どちらにも同様に出番があるように)
・代表して話すようなことがある場合、はっきりと大きな声を出せる人にする。(話す代表になれなかった生徒も踊りやパフォーマンス、ゲームなどに参加させてば満足感は与えられる)
・事前の流れのを双方でしっかりと確認しておく。
・口頭だけの英語は通じない可能性もあることを考え、ボードを使って視覚的にも伝える。

このスカイプ通信の他にも、7、8年では三月最初の週にお箸のプレゼントし、(100均の可愛いお箸をたくさん購入して置いた)使い方を練習し、2週間後にお箸レースをするから、と予告しておいた。(翌週はキャンプのため授業がなかったので。)そして2週間後、お箸で丸めた紙を時間内にできるだけたくさん拾い上げ、終了後に拾った紙を全て広げさせ、「あたり」が出た人にはシールをあげる、と言うゲームをやりました。その他、7、8年生は日本語の「これは何ですか?」と「これをください」を教えました。

3月一杯で1年間の研修が終わりました。サンソンスクールの先生と生徒が空港まで見送りに来てくれて、飛行機が飛び立つまで手を振っていてくれました。この一年でたくさんの素晴らしい経験ができ、日本での教師生活に役立ちそうなネタもたくさん仕入れることができました。この経験で得たことを勤務校でシェアし、新しい授業を展開していけるように頑張りたいと思います。

貴重な経験を提供してくださったIIPに感謝しております。ありがとうございました。


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