トップ > 体験談

デンマーク

体育と美術の授業でそれぞれ空手、習字を担当していますが、勿論全部の授業を空手や習字に費やすわけではないので、各担当の先生との相談が非常に重要です
空手は、怪我のことを思うと、型練習を中心にやった方がいいなと思って最初はそのように授業を進めていましたが、明らかに子どもたちのウケが良くないです(笑)

先生や生徒たちのもっている空手のイメージは映画の中で神秘的ながらも格好よく動きまわっていたアレなのであまり体を激しく動かさない型の練習はとても退屈なのですね
加えると、これは体育の授業なので、激しく動き回れる格好に着替えて体育館にやってくるわけです。なのにやることは老人が朝、公園でやるような体操では面白くないといった感じでした。

そこで、もっと動き回れる練習内容にしたところ、生徒たちには大好評でした
具体的には、ストレッチや準備体操に30分、ダッシュ練習、基本動作、移動基本形に20分、相撲で15分といった配分です
相撲といっても空手の相撲稽古のことなので互いに押し合い、引き合い、持ち上げるのみですから怪我は起こりにくいです(マットが足りないので投げは出来ませんでした)
対人練習は最初のストレッチと最後の相撲だけですが、やはりパートナーと組んで実際に身体を通して技を試す楽しさを感じられる分、よく分からない型を覚えるより何倍も楽しそうでした

日本の文化紹介として空手をはじめ柔道や合気道など武術を授業に取り入れようという人はいると思いますが、それらの方に参考となれば幸いです
ちなみに日本で当たり前のようにやってるストレッチやダッシュ練習はこちらではとても珍しいものなので、それだけでで充分に生徒たちは楽しんでました

習字に関しては学校にある絵筆(小筆)、紙、インク、パレット(プラスチックコップ)、古新聞紙でほぼ完全に代用できましたので
自分用(皆に見せる用)に、半紙、墨汁、筆、すずりのお習字セットが一つあれば十分でした
あとは生徒たちの名前、彼らの好きな動物や国名を漢字で書いて練習するだけでも十分ですね
そもそも右上から下への縦書きから苦労しているので、とめやはね、はらいなど出来なくてもいいかもです

どうしても、習字で文字を書くことを退屈に思う生徒が出てくるので、私は絵を描きたい組と文字を書きたい組に分けました
文字組は引き続き、名前や動物の練習ですが、絵組はその絵を描くといった具合です
黒色だけを用いて水で濃淡を表現して絵を描くことに生徒たちは楽しみを見出していました
私に水墨画の経験は全くなかったのでIIPから貰った教科書の水墨画紹介のページが非常に役に立ちました

あと、生徒との距離を縮めるのに折り紙(羽ばたき鶴や狐面さえ出来れば十分です)はとても役に立ちます
習字練習に使った紙で羽ばたき鶴を折って上げると子どもたちはとても喜びますよ
何から何まで全てが新しいので、いちいち日本ではこうなのに、なんて思っている暇はないですね。現地人になったつもりで過ごした方が絶対楽しいです。
食事は基本夕食のみ皆で一緒に食べて他は自分で用意して片づけて、という感じです。
それが一番の驚きでしたね
英語はあまり不自由しませんでした。
デンマークでは基本的にデンマーク語をしゃべります。つまり英語は二次的なものです。
日本人にとっての英語と同じですね。
私が頑張れば、現地の人も、日本人にとっての英語も二次的なものだと分かってくれるので、気持を分かってくれます。
語彙力や文法や発音よりも何よりもコミュニケーションをしようと頑張ることの方が大事ですね。
頑張った結果なのか、現地で英語の話せない子どもや老人とも仲良くなり一緒に遊んだりして楽しんでいます。
先日5年生の社会科の時間に、日本についてのプレゼンテーションをしました。子どもたち一人一人が、パワーポイントを使って、ヨーロッパの国を調べてパワーポイントで発表するという授業の中で、行わせてもらいました。
ちょうどオリンピックが近いこともあったので、日本で人気の競技や有名な選手の紹介などもしました。デンマークは北欧の国ながら、あまり雪が多くなく、また山もないことなどから、冬季オリンピックに出場する選手が少なく、冬季オリンピックに対して関心の薄い人が多い印象でした。子どもたちも、日本人選手についてはもちろん知らなかったのですが、オリンピックが始まってから、「テレビで見たよ。」、「日本人頑張ってたよ。」などと言ってくれ、嬉しく思いました。
 デンマーク人は宗教に関心が薄い人が多いとは言っても、どこの街にも教会があるキリスト教の国なので、12月に入ると毎日、学校でも家でもクリスマス関連の行事があり、とても興味深く過ごした一か月でした。
クリスマスの約一か月前の金曜日には、全校で丸一日かけてクリスマス飾りを作ったり、教室では毎日キャンドルに火を灯してプレゼントを開けたり、「サンタ・ルチア」の日にはキャンドルを持っての行進(?)やキリスト生誕劇の発表を見たりと、クリスマスは12月25日だけではなく、その前1か月全部をかけて準備をし、祝うものなのだと知りました。
ステイ先でも、家の中の飾りつけを一緒にやったり、クリスマスの伝統的なお菓子や料理作りを教えてもらったり、近くに住む親戚の家でのクリスマスディナーや、市庁舎前のクリスマスツリー点灯式に一緒に連れて行ってもらったりと、本当に毎日がクリスマスと言った感じで過ごしました。
そして、大晦日には女王様のスピーチを聞き、シャンパンと花火で年が明けるデンマークのお正月も体験し、クリスマスとお正月に対しての考え方が日本とは全く逆なのだというのを実感しました。
3か月の研修が終わり、何物にも代えがたい貴重な宝物となったたくさんの経験を得られててとても嬉しく思っております。日本文化を教えるという活動でしたが、実際に私が活動してきて大きく気付いたのは自分の日本に対する無知でした。自分が教えようと思って準備していたことのほかに、子どもたちや先生方から色々なことを質問されましたが、その場ではすぐに答えられませんでした。そういえばそれってどうなんやろ、あれって何やったっけ?などと思うことが多く、その度に調べて新たな知識を入手し、子どもたちや先生方に答えてきました。私はこの研修を通して、自国の文化や習慣、歴史など日本という国について様々な分野でたくさん見直す機会を得ました。帰国後、教師という職業で日本の未来をつくる子どもたちを教育する立場である私にとって、これは本当に持つべき重要な機会でした。たくさん学ばせていただき、本当に楽しい海外生活を送らせていただき、iiP様に感謝に気持ちでいっぱいです。
現在研修中の学校では、1・2ヶ月に1回ほど、プロジェクト週間のようなものがあります。この週間中は、普段の時間割りにある授業は全く行われません。丸1週間、各学年あるいは低学年・中学年・高学年ごとに、あるテーマに沿った活動が行われます。「昔の学校」をテーマに、昔の学校の様子を再現しながら歴史を学んだり、「飛行機の旅」をテーマに、世界の国のことを学んだり、興味のある科学についてグループで調べて最終日に発表するなど、その時々に子どもたちに合ったテーマを先生たちが決めているそうです。
 11月の半ばに行われたプロジェクト週間では、3~6年生の中学年のテーマが「手仕事」でした。中学年の先生たちは、木工作・調理・手芸・刺繍・ビーズ細工・紙粘土細工など、それぞれに得意な手仕事を受け持ちます。子どもたちは、各自の希望をもとにグループ分けされ、1週間の前半と後半で2つの違う手仕事を体験します。今回、ここで私も「折り紙」を担当することになりました。
 子どもたちがどんなものを作りたいのか、どれくらいの難しさのものがいいのかわからなかったので、いくつか見本になるものを予め作り、図書館でデンマーク語の折り紙の本も借りて用意しました。やる前は女の子が多いだろうと思っていたのですが、意外にも男の子のほうが興味を示す子が多く、とても集中して同じものを何度も作ったり、本を見ながら自分で新しいものに挑戦したりしていました。みんなで一斉に同じものを作るというやり方ではなかったため、10人以上の子どもたちがそれぞれに好きなものを自分のペースで作り、一人一人を見て回るのは大変な時もありましたが、「できた。」と喜んで見せてくれるのが嬉しかったです。
 比較的簡単で人気があったのが手裏剣で、色の組み合わせを楽しんだり、できたものを投げて遊んだりしていました。3枚の折り紙で作るコマもそんなに難しくなく、遊んで楽しめるので喜んでいました。また、少し難しくて、かなり手助けが必要になる子もいたのですが、ユニット折り紙や、恐竜の折り紙も人気がありました。
3か月の研修はあっという間でした。最後の2週間は全クラスで踊りの授業を行っていて私がこの学校を去る前に私の希望で日本の踊りの発表会を開いてもらうことにしました。私自身が大学のサークルで活動している沖縄の伝統鼓舞エイサーと、日本の小学校ではおなじみのよさこいソーランを教えています。エイサーの発祥地、日本の最南端の沖縄の話、南中ソーランの発祥地、日本の最北端の北海道の話も交えながら、ただ踊るだけではなくその踊りにまつわる話をしたり、音楽をよく聞いて和太鼓の音やリズムに気付いてみたり、踊りを通して日本の文化に触れられるような授業づくりを心掛けています。この3か月間、日本について、日本語について、折り紙や習字・お箸の使い方などの体験活動等、たくさんの授業を楽しく行うことができました。最後は自分の好きな踊りでこの日本文化の授業をしめくくりたいと思います。
0年生から10年生までのクラスがある研修校では、6年生だけに半年間、調理実習の授業があります。その調理実習の授業に毎回参加させてもらい、子どもと一緒にペアまたは3・4人のグループになって色々な料理を楽しんでいます。

その日の課題料理は、担当の先生が毎回考えてレシピと材料を用意し、子どもたちは調理実習の時間に家庭科室に行くだけで、事前に調理方法や材料について学ぶということはしません。調理の仕方についても、A4の紙1枚に材料と調理方法が文字だけで簡単に書かれていて、絵も写真もなく、後は先生の説明だけです。なので包丁の握り方、材料の切り方などについても、もちろん見せて教えるということはありません。先生は、説明を終えると、「さぁ、始めなさい。」と言って、よほどのことがない限りは手も口も出さずに見ているだけです。今まで授業に参加させてもらって毎回慣れないなと感じることは、使い終わったものをすぐに片づけず、包丁を出したままだったり、材料の皮や切れ端をそのまま台の上に置いたままだったりすることです。また、自分たちで作ったものでも、お腹がいっぱいだったり、あまり好きでなかったりした時には、平気で残して捨ててしまうことです。そのことについて、誰も何も言いません。そして一番慣れないことは、多くの欧米の国がそうだと思うのですが、使い終わった食器などの洗い方です。食器についた洗剤を「すすぐ」ということをしないので、洗剤がついたまま布巾でふきとります。そして、その布巾は、汚れた台などもふいていたものです。衛生管理にとても気を遣う日本では考えられないようなことが色々あるのですが、先生も子どもも誰も気にしていないし、体調をくずすこともないので、私も気にせず子どもたちと同じようにすることにしています。

そして先月一度、「何か日本の料理を紹介してほしい。」ということで、私がレシピを準備しました。有名で人気がある日本食と言えばやはりsushiなのですが、火を通さない料理をするのには少しためらいがあったので、今回は、「広島風お好み焼き」を紹介することにしました。材料は現地で簡単に手に入るものが多く、お肉は薄切り肉をの代わりにベーコン、焼きそばは、インスタントラーメンをお湯で柔らかくした後、フライパンで醤油をかけて焼くようにしました。ホットプレートのようなものがないので、あまり大きくないフライパンを使って焼くのはちょっと大変でしたが、みんなでわいわい楽しくできました。子どもたちは、写真付きの英語のレシピを一生懸命見ながら、焼き加減などを時々訊きに来て確かめ、見たことも聞いたこともない初めての料理に挑戦していました。食べるときには、割り箸を出すと、これもとても楽しそうに使って食べていました。(もちろん、すぐに諦めてフォークとナイフで食べている子もいましたが。)トッピングにと持って行った鰹節は、魚の匂いがきつすぎるようで、ほとんどの子が匂いを一度かいだだけでしたが、醤油とケチャップを混ぜたソースや、「甘くないパンケーキのようなもの」は、新鮮で面白かったようです。

担当の先生も、「作ったものが好きでも嫌いでも、色んな味に出会ってみることが大事だから、今日はとてもよかった。」と言ってくれたのが嬉しかったです。
ここで生活していて人との対話の時間の多さと日本での生活の対話の時間の少なさを感じました。学校での先生と生徒との対話はもちろん、バス停でバスを待っている人同士、買い物客と店員、街中での立ち話と、至る所で色々な人がフレンドリーに自然と楽しく会話を始める光景を目にします。ホームステイ先に帰ってからは、晩ごはん前のティータイム、晩ごはん、晩ごはん後のティータイムや映画鑑賞など、家族揃ってゆっくりくつろぎながら楽しく会話する時間が多く毎日暖かい雰囲気でゆったりしていていいなあと思います。ふと自分の日本での生活を思い出してみると、いつも詰め込めの予定と時間に追われ慌ただしく過ごしていたことに気づきました。私が一番言われる言葉は"Take it easy"です。帰国したら自分の生活スタイルを変えてみようと思った海外生活です。
デンマークでは、ほとんどの小中学校が、テストや成績表による評価がないそうなのですが、現在研修中の学校も、成績をつけるということは一切ないそうです。(ただ、教員が子どもの学習到達度をみるためのテストは、年に数回しているようです。)そのせいか、時々、授業見学をしていて感じるのは、授業は子どもたちに学力をつけさせるというよりは、子どもたちに色々な経験をさせて、その中で子どもが持っている力を出していくものということです。そのことを一番感じるのは、音楽や図工、体育、調理実習などの実技科目です。どの実技科目でも、子どもたち全員にこれをできるように教えようという考え方はありません。そのため、細かい手順ややり方などはあまり教えず、始めに簡単にやることを説明した後は、子どもたちに任せるという授業が多いです。子どもも教員も、成績にとらわれていないので、自由に伸び伸びと授業を楽しんでいるように見えますが、苦手なことに対して、「できるようになりたい。」、「できるようにさせたい。」という姿勢があまりないので、苦手な子は苦手なまま・・・ということもよく目にます。多くの日本の学校の教え方のように、苦手なことでも一生懸命取り組んで、苦しくても少しでもできるように頑張ったほうが、将来的に幸せで豊かになれるのか、あるいは多くのデンマークの学校の教え方のほうが、子どもにとってストレスも少なく、幸せで豊かになれるのか...などと、時々そんなことを思いながら授業を見せてもらっています。
研修先での初日のことです。現地の言葉を十分に話せない私は小さい歳の子どもたちの会話を全く理解できず悔しい気持ちになりました。せっかく私に興味を持って近づいてきてくれているのに話していることを理解してあげられなくてつらかったです。もっと現地の言葉をマスターしておけばよかったとな思いました。また、見学させてもらったクラスで、その場を離れてからそのクラスの先生に、子どもたちは日本について大きな興味を示したくさんの質問が出たと言われました。それらは相撲のやり方であったり侍についてであったりです。どちらも現代の社会ではもう馴染みがうすくなっていろものですが、日本人としてそれらに注目することを忘れてはいけないとうことを再認識しました。海外に来てみて日本のことをもっと知れるきっかけを得られてとてもおもしろいです。
夏休み明けに、5日間、6年生の校外宿泊学習に同行させてもらいました。行先は、デンマーク人にとって特別な島だと言う、ボーンホルム島です。デンマークの他の場所では見られない自然が多く見られることから、学校の校外学習先としても人気があり、多くの子どもが校外学習で一度は訪れるそうです。

当日は、駅集合で、電車とバスとフェリーを乗り継ぎ、スウェーデンを経由してボーンホルムまで行きました。4泊5日でしたが、移動を除くと実質の活動期間は3日間で、3日間とも宿泊先から自転車をレンタルして、みんなで観光地を見て回りました。3日間でサイクリングした距離は、合計で100㎞以上でしたが、大きなケガも病気もなく、全員元気に過ごすことができました。デンマーク国内はどこもそうですが、走りやすい自転車道があり、天気にも恵まれて、景色を楽しみながらとても気持ちのいいサイクリングでした。日本でも同じような校外学習ができたらなと思いますが、交通事情や一クラスの人数を考えると、無理だろうと感じてしまうのが残念です。

今回宿泊した場所は、家族が休日を過ごすような貸し家(?)で、各家には、2つの寝室と居間、バスルームと台所があります。各家に子どもたちが5人前後のグループで宿泊し、朝食と昼食は、すぐそばのスーパーで、決まった金額以内でグループごとに買い物をして、自分たちで準備して食べるというやり方でした。事前に買い物リストをグループごとに用意していたようで、どのグループも上手に買い物をして、夜には、自分たちでケーキなどを作ったり、簡単なスナックを食べたりして、グループごとにそれぞれの家で楽しく寛いで過ごしているのが印象的でした。学校の友だちと一緒に買い物をして、食事を準備してなどの活動を、自分たちでやるというのも、とてもいい経験だなと思いました。また、先生たちが、細かく食事の準備や片付け、部屋の整理整頓などを言わなくても、さらに日本のように一人一人が係などを受け持っていなくても、大きな問題が一つもなく、最後の日にはきちんと家の中を片づけて、朝早い出発に全員が間に合うように準備し終えていたことにも驚き感心しました。

低学年の校外学習に同行させてもらったときにも、日本とは全く違う様子に驚きましたが、今回も、日本の学校のやり方と違うところをたくさん見せてもらい、とても充実した時間でした。また今回は6年生ということもあり、英語で子どもたちと会話をすることも多く、それも、とてもいい時間だったなと思います。なかには、遺跡のガイドツアーの際に、ガイドさんが話すデンマーク語を、その場で英語に訳してくれる子どももいて、とても感動しました。さらに夕食後は、引率の先生たちとのんびりコーヒーなどを飲みながら、デンマークのこと、日本のこと、それぞれの教育のことや、お互いの家族のことを話したり、一緒にクロスワードや数独をしたりという時間もあり、本当に素敵な貴重な体験をさせてもらいました。
デンマークでは、7月始めから8月半ばまで、6週間の夏休みです。
デンマークの人は、仕事を持っている人でも3週間は夏休みがあるのが普通だそうです。
ホストファミリーや学校の先生たちは、この夏休み期間、車でフランスやイタリアに旅行したり、飛行機でスペインに旅行したりと、太陽と夏を求めて旅行する人が多いようです。
もちろん、家でゆっくり過ごすという人や、デンマーク国内を車で回る、スウェーデンでキャンプをすると言った話も聞きます。
私も、せっかくの機会なので、デンマークから電車で北極圏のいくつかの街を回ってきました。
白夜の時期で、本当に夜でも暗くならず、太陽が北の空を動いていくのが不思議な感じでした。
月末、低学年のスクールキャンプに一緒に行かせてもらいました。日本の宿泊学習とのあまりの違いに驚きつつも、とても楽しんできました。
 3日間のキャンプ中、キャンプと言っても予定は何もなく、誰もが自由に自分のしたいことをして過ごす3日間でした。一緒に行った先生たちも、「Take it easy. Be comfortable.You can do anything what you want to do.」と常に言ってくれ、子どもたち同様に自由に過ごさせてもらい、その中で、子どもたちと一緒に折り紙をしたり、縄跳びをしたり、まだあまり英語のできない低学年の子どもたちとも、仲良くなることができました。
 また、6月が年度末になるここでは、いつもとはちょっと違うプロジェクト授業なども見ることができ、今後の日本での仕事にも、とても役に立ちそうです。
 さらに、中学年の美術の時間に、日本で1年生を担任していた時に行った、折り紙を使ったアジサイの絵工作を、何度かやりました。普段あまり美術の時間に積極的じゃない子どもも、一生懸命取り組んで完成できたのがよかったです。
今月、日本の小学校とデンマークをスカイプでつなぐ、ということを試みました。
当初は、子供たち同士の接続ができれば、と思っていましたが、デンマークと日本の時差は8時間あるので、今回は、私と日本の先生たちとの接続になりました。
私が働いていた市の、とある小学校との接続です。

接続は、30分を予定していましたが、充実したものとなり、1時間から1時間半と長いものになりました。

---------------

私がデンマークに来て抱いたことには、
教育は人を作り上げ、人がその国家を作り上げる、ということです。

この国は"幸せ"な国で知られ、ある最近の調査では、「世界の幸せな国」ランキングで1位になっています。こちらに来て感じるのは、確かに、このデンマークの人々は、概ね、幸せそうに生活をしているということです。
一方、日本はというと、(もちろん充実した幸せな毎日を送っている人々もいますが)、自殺者が年間3万人を越え、精神的な病を抱える人が増加している傾向にあります。日々の生活に疲労を感じている人は、決して少なくないと思います。
この違いは、いったい、何なのでしょうか?

繰り返しますが、"教育は人を作り上げ、人がその国家を作り上げる"、
つまり、私は、この原因の一つは、日本が従来行ってきた教育にあると、今、思っています。
("教育"というのは、学校教育、家庭教育、地域教育など、様々な意味での教育について言っています。)

---------------

デンマークに来て、違ったアプローチの教育を目の当たりにしました。

例えば、私が勤めているデンマークの学校では、「テスト」というものが、一切ありません。しかし、日本では「テスト」をすることが"あたりまえ"になっています。
いったい、どちらがいいのでしょうか?
私たちは、子どもたちのために教育をしています。
いったい、どちらが、子どもたちのためなのでしょうか?

もう一つ例を挙げると、
ここの学校では、大げさに言うと、寝っころがって人の話を聞いていても"しっかりと""静かに"聞いてさえいれば、先生は特に言いません。でも、日本はどうでしょうか。きっと、多くの先生は、そのような子どもには、姿勢を正すように言い、子どもは渋々姿勢を正しますが、実はその後、話は頭に入っていない。こういうことが、少なからずあると思います。
見てくれが悪いのですが、しっかり聞いているのと、見てくれはいいのですが、全然聞いていない。これは、いったい、どちらがいいのでしょうか?

ここで私の意見を言うのは控えますが、
教育には様々なアプローチがあり得るということです。
つまり、今現在、日本の多くの学校で行われている教育が、唯一の教育のやり方ではないということです。(もちろん、日本の中でも違いがあることは承知しています。)

しかし、私はここデンマークに来るまで、そういう想いを抱くことはありませんでした。
日本の教育が"あたりまえ"になり過ぎていて、そこに疑問を抱く余地すらありませんでした。

この変化の激しい時代、ましてや、いじめや不登校など様々な教育問題が起こっている日本において、そこに「?」を抱いていくことは、大切なことだと思います。それはなぜかというと、そのような様々な諸問題は、"あたりまえ"と思ってやってきた日本の教育に、変えた方が良いことが含まれている可能性が高いからです。

---------------

長くなりましたが、
私が、ここデンマークに来て感じた、そのような教育についての大局観を、スカイプを通して、日本の先生たちに紹介、交流ができた事は、私にとっても、日本の先生たちにとっても有益な事だったと思います。

日本を出ることの意義の一つは、「比べる」作業にあると思います。
私たちが、日本の中にいて"あたりまえ""疑問を抱く余地すらない"ことについて、「比べる」ことを通して、そこに疑問「?」を抱き、より良いものは何なのかを追求することは、繰り返しますが、今の日本にとって必要なことだと思います。

これまで、"日本"という国について考えることなんてなかった私が、デンマークにほぼ一年暮らした今、"日本"という国に愛情を抱き、どうしたら、よりより日本になるのだろうと模索していることに、自分自身驚いています。

そして、同時に、私のように、日本を出ることによって、逆に日本について考える人々が増えることを期待するばかりです。

ここデンマークも、今や、冬、冬、冬です。
気温は氷点下付近を行ったり来たりし、路上には雪が残っています。
毎日天気が晴れず、太陽がなかなか姿を見せません。
加えて、日照時間も北欧なので短いです。
だいたい8時半過ぎに明るくなり、4時過ぎには暗くなります。
およそ8時間といったところでしょうか。
あとの16時間は深い深い闇です。

だいたいが能天気な私も、さすがにここまで天気が晴れないと、「なんだかなぁ。」という気分に時になります。天気と人の気性は、あながち無関係ではないなぁと、折に触れて思います。

ただ、こういう状況をプラスに考えることも海外で暮らす上では重要だと感じます。

暗い夜に、キャンドルと暖炉の灯りを頼りに、家族と共にワインを片手に語らう、このようなデンマークの家族の在り方は、何か今の日本が忘れかけているものを感じさせてくれるような気がします。

  また、暗い闇の中に灯る微かな明かりの下、読書に興じ、時に何も見えない窓の外を眺めては、今の自分の在り方、これからの在り方について想いを巡らす。このような有意義な時間は、昨年度、東京の喧騒の中で暮らし、仕事に忙殺されていた自分にとって欠けていた、必要な時間だったと改めて感じさせられます。

何よりも大切なのは、その時その時、その場所この場所で、自分にとっての喜びを見つけ、前を向いて生活を引き締めて行く、そんなことなのかなぁと、デンマークの何も見えない闇の中を見つめながら、思う日々です。
5年生が算数で、図形のパターンブロック、立体について学習していました。
そのため、担当の先生と話し合い、今週、折り紙を使った「正12面体」作りをすることになりました。

日々のコミュニケーションは、だんだん、デンマーク語を使ってとれるようになってきましたが、
折り紙の「正12面体」の作り方を子供たちに、デンマーク語で説明するのは、なかなか大変です。

そのため、今回、どのように指導したかというと、「動画」を使って指導をしました。
まず、事前に、私が正12面体を作るところをムービーにとっておきます。(iPadを活用)
そして、それをiMovieで編集して、youtubeにアップロードしておきます。(youtubeは、限定公開、など公開の範囲を選べるので、便利だと思います。)

あとは、簡単。
まず、授業の始めに、2人1組のグループを作ります。
そして、作ったムービーをみんなで見ながら、細かいことを補足説明します。
その後は、グループで活動開始。
この学校は、ラップトップの数が多いので、子供たちは、グループに1つラップトップを持ってきて、youtubeを見ながら作るという感じです。

もし、口頭などで説明しようと思ったら、
「先生、ここはどうすればいいの?」
「先生来て~!」
などのように、質問に追われるところですが、この方法だと、何より、こちら指導者側が楽だし、
子供たちも自分たちのペースでできるので、とても有効な方法だと思っています。

もし良かったら参考にしてみてください。
I am going back to Japan this weekend. There is going to be a big event this Thursday, which is the day before I leave. The schoo festival begins in tne evening, so I have to pack my personal belongings before that. My host family will have my farewell party on Wednesday, when I am going to cook Sukiyaki which they have never tried to eat. It is a little hard to get a sliced beef because they usually sell a block beef. Anyway just try. So many thanks for your support and arrangement. I was able to enjoy a precious experience in Europe.
授業で、「水墨画」をやりました。
簡単に歴史を伝えて、その後、墨をする所から始めました。
子どもたちにとって、墨の色である黒一色で絵を仕上げるのは新鮮だったようで、みな、集中してとりくんでいました。
ねらいは、「陰影をしっかりととらえ、墨の濃淡で表現すること」でした。
あまり、影を意識して物を見たことがなかったようで、「なるほど、よく見ると、影の濃淡があるもんだなぁ」という反応もあり、子どもたちにとっては、充実した時間だったように思います。
帰国まで2週間余りとなりました。相変わらず学校訪問させていただいたり、授業を担当させていただいたりしています。折り紙は年齢にあわせて、紹介させていただいています。鶴も根強い人気がありますが、難しいので忍者スターや蛙を紹介することもあります。習字は苦手分野ですが、毛筆で名前を書いてあげると喜んで練習してくれます。書き順の指導がもっとできたらきれいに書けるのに、指導力不足で残念です。日本の歌やアニメのDVDも利用しました。こちらの人は歌やダンスが大好きですが、日本の歌はどう感じたでしょうか。アニメは小さい子供には大好評でしたが、大きい子のなかにはもう見ていた子もいました。映像を長時間見れない子供もいるのでスマートボードの使用には注意が必要です。それでも本当に便利な道具でした。語学の習得には忍耐が必要ですが、ホストファザーはその点で見習うべき良い手本でした。辛抱強く会話の相手をしてくださり、必要な辞書も提供してくださり本当に助けになりました。新しいことを学ぶのに年齢は関係ないと励まされました。
インターン生活も後一月ほどとなりました。デンマークでの折り紙に対する関心の高さには驚きました。犬猫から初めて、鶴に至るまで紙は色つきのコピー用紙を正方形に切り取って使ったのでなくなる心配はありませんでした。習字では、名前を日本語で書くと喜ばれ、ついには家族やペット、有名人の名前までリクエストを受ける始末です。筆ペンをたくさん持っていったので墨の心配はありませんでした。ただあまり太い字を練習できなかったのが残念です。低学年には、ラジオ体操を教えて気分転換をさせました。日本のような行儀の良い授業はできませんでしたが、少しは関心を持ってもらえるとうれしいです。
今日で一校目の研修を終了し、日曜日に引越しをして、月曜日から二校目に移ります。最初の研修校は職員200名生徒数1000名程の大規模校で、国際色も豊かで忙しい学校でした。それでも、インターンのために、時間を割いてくださり授業参観させていただいたり、折り紙、習字、日本料理の授業もさせていただきました。少しでも日本に興味を持ってくださるとうれしいです。別れ際に生徒の一人が、家で家族に折り紙を折って見せたと報告してくれてうれしかったです。本当に貴重な経験をさせていただきありがとうございました。次の学校は規模が小さいようですが、また大規模校にはない経験ができるのではと、楽しみにしています。ホストファミリーも変わりますが、それも楽しみです。後残りわずかになりましたが、失敗も多いですが、悔いのないようにしたいです。
デンマークの、私の学校では、8月15日から新年度が始まりました。子どもたちは一つ上の学年に上がり、新年度をスタートしました。子どもたちは、夏休みを満喫したようで、小麦色に日焼けした肌で、学校に登校してきました。初日は、全校で集まり、歌を歌い、担任の発表をしました。しかし、日本の担任発表ほど大それた雰囲気はなく、さらりと子どもたちに伝え、子どもたちも、さらりと受け止めていました。そして、各クラスに移動し、夏休みの思い出を話し合ったり、担任の自己紹介などをして、初日を終えました。それからは、特に変わったこともなく、昨年度通りの生活を子どもたちは、送っております。
 私の関わり方も、それほど、大きな変化はありません。子どもたちの学習サポートをしながら、折に触れて、日本の文化紹介などをしている感じです。
 昨年度末(つまり夏休みになる前)に職員全体で集まった時に、職員全体に対して私の思いを言わせてもらう時間を、校長に言って取ってもらいました。というのは、私が普段職場で働いていて、時おり、「"物足りない"感を感じてしまうことがあったから」です。
 私は、日本の小学校で、ずっと担任として働いてきました。
 ただ、こちらでは、上記のように、折に触れて、日本の文化紹介などをする時間はある一方で、学習のサポートや、あるいは授業を参観している時間が少なからずあります。当然、始めのうちは新鮮ですから、すべての活動に興味を持ってみるものです。ただ、どうしても慣れてきます。そうすると、ただサポートしているだけ、ただ授業を参観しているだけ、では物足りなくなってきたのですね、私自身が。
 なので、私は、職員全体の前で次のような趣旨のことを言いました。
「いつもありがとう。私は、みなさんと働けていて幸せです。3月まで、みなさんと働けることをうれしく思います。ただ、一つお願いがあります。私は、もっと皆さんの役に、子どもたちの役に、立ちたいと思っています。普段の生活を顧みると、充実した時間がある一方で、正直なところ"物足りなく"感じてしまうことがあります。つまり、もっと色々なことをやりたいのです。もっと皆さんの役に立ちたいのです。だから、もっと、私を"使って欲しい"と思います。〇〇を印刷してほしい、この教材を作って欲しい、これを運んで欲しい、何でも結構です。もっと私を使ってください。」

 以上のような内容です。それからと言うもの、「これをラミネートしてくれないか?」だとか、「この子にサポートが必要なので、この子についてくれ」などと、これまで以上に活躍できている感があります。
 これからインターンを始められる方がいると思いますが、言葉の壁もあり、なかなか自分の思いを伝えられないこともあると思いますが、私なんかの経験が少しでもみなさんの参考になれればうれしく思います。
 私が言いたいことは、「自分の思いを伝える」という大切さです。
I started my school life in Denmark from 13th August, the most busy day for teachers at school because it was the beginning of the new term. There are 200 teachers working at school. They accept refugees from 22 countries. So many kinds of children and teachers comes to school. They are very friendly and teachers are eager to make them happy. I had a chance to teach how to fold Origami, beginning with a cat and dog, samurai hat, and candy box. I also showed them paper crane and frog. I was happy they were excited to make them. I also tried to teach them how to count in Japanese. My host mother, one of the teacher,advised me to teach slowly, actively and make children happy. So I would like to do my best to make them happy.
始めの方はデンマーク語がわからず、年齢も先生方より生徒達の方が近いのもありなかなか打ち解けることができませんでした。なので職員室にいるときはデンマーク語で何か自分のこと言われてるんではないだろうかなど居心地が悪い日々が続いてました。しかし、日本語の授業では先生達もすごく興味を持ってくださり、自分の名前も日本語で書いて欲しいなど毎回楽しい授業ができています。子ども達は日本人の生活にとても興味があり、同じ世代の日本の女の子や男の子はどんな学校生活をしているのか、どんな恋愛をするのかそんな話しが大好きです。
最近はやっと語学学校に行き始め次の日に早速子ども達に習ったことを使っています。すると、発音に厳しい子どもたちが必死にデンマーク語を教えてくれるので上達するのも早い気がします。自分のために単語カードまで作ってくれました。なかなか懐いてこなかった生徒も私がデンマーク語を話し出したら、教えてあげなきゃ!と話してくれるようになりました。スポーツデイではなかなか絡むことの少ない上級生ともスポーツを通じてやっと仲良くなることができ、下級生は英語が通じないので上級生が助けてくれるようになりました。
ホストファミリーはとても親切で何でも教えてれますし、日本にすごく興味を持っていて政治や歴史など色んなことを食事中等に話しています。ホストファザーがオーストラリア人なので英語もデンマーク語も教えてれますし、デンマーク語の難しさを知っているので色々アドバイスもしてもらえます。
デンマークの学校はもうすぐ夏休みです。この間に自分の言語スキルの向上や教案を見直そうと思っています。夏休み明けの学校が今からとても楽しみです。

▲ ページの先頭へ