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2014年09月05日・Yuta Abe・ 20代 , フィンランド , 海外教育交換プログラム
フィンランドのポリ西高校にて、私が担当する日本語の授業は、20人弱の高校一年生の為に開講されているカリキュラムです。数多ある外国語履修の中から日本語を受講する生徒たちは、日本の漫画やゲーム、サブカルファッションをきっかけに日本に興味を持ったようです。週三回ある授業では、ひらがなカタカナ漢字の書き方と、oral introductionを教えています。日本文化にも触れる文法教科書にすんなりと移行できるよう、楽しい冒頭導入を目指しています。これまでに、日本の迷信(例:置くと、パス! =Octopus、という言葉遊びを通して、ひらがなカタカナ漢字を組み合わせて表現することを教えた。)や、おもしろ自動販売機の紹介、妖怪ろくろ首の朗読などを行いました。朗読は日本の暑さに想いをはせながら、怖い話をする夏の文化を伝え、照明を消してBGMも用意して本格的に行いました。こわごわと話に聞き入る生徒もいれば、Interesting~♪と笑みを浮かべながら聞く生徒もおり、フィンランドの伝承と比較をする授業時間への導入につなげました。マフラーを編みながらiPadで板書をまとめる生徒が、一番次w)€ニ参加に意
欲的です。現地の先生いわく、別の作業として編み物に同時集中することで、授業そのものの集中力も上がるから良い効果だと言います。事実、彼女の編むスピードは、眼を見張る程早く、ここはフィンランドなのだということを改めて思い知ります。

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