
2012年9月
ホームステイ先では、これまで、ちらし寿司、お好み焼き、オムライス、天ぷら、チャンチャン焼きを作りました。持参したカツオ節以外、すべて現地の食材、調味料で再現できました。海外でもお米はよく使われていますが、「炊く」というよりは「茹でる」調理法が主流なので、炊き方に興味を持っておられました。お好み焼きのソースにはHPソースを代用しました。ラーへでは、醤油、わさび、海苔、みりん、米酢などをスーパーで購入できます。ヘルシンキには日本食材店があるそうです。
研修先の学校について。パソコンによっては日本語を表示できないようです。パソコンなどの環境は、教室によって様々です。先生の希望に合わせてあるようで、OHPだけの教室、インターネットに接続できる教室、様々です。コピー枚数や画用紙など消耗品の使用に制限はありません。折り紙が一番人気ですが、日本から持参した折り紙と学校のコピー用紙を併用しています。金魚やピアノ、トントン相撲の力士など、裏が白い方が適しているものには折り紙を、犬や猫、カエル、チューリップなど、完成した作品に表の色しか出ないものはコピー用紙を正方形に切って使っています。コピー用紙は折り紙より厚いので、カエルや手裏剣には、それぞれ縦に2分の1、4分の1サイズにカットして使っています。コピー用紙は茶色や緑、赤など濃い色からピンク、黄色、紫、水色など淡い色までたくさん種類があります。また、コピー用紙そのままのサイズで紙飛行機を作ると、しっかりしてよく飛びました。新聞紙で紙てっぽうも大人気でした。カブトは折り方が簡単なので、低学年に最適です。被るサイズを作るには、かなり大きな紙が必要ですが、模
造紙のような大きい紙を正方形にカットして作ったところ、色を塗り、カタカナで名前を書き、大好評でした。
親に平気で"I don't like you"と言ったり、日本では考えられないような無礼な言動の連発なので、日本の感覚のままでいると疲れてしまう。はじめから文化の違いと諦めて行くべきだと思う。また、そのような子どもに対して、親は注意こそすれ叱るということはあまりしないし、自分の子どもが1番優れているというような内容を公言するような人が多い。
親・学校の先生ともに、子どもがいくら無礼な言動をしても大声を出して叱ったり、手を出すようなことは絶対にしないので、私たちもそうしないように気をつけなければならないと感じた。(頭をポンと叩く、などもNG)
日本では経験できないことが山ほど転がっていますが、それをものにするかしないかは、自分次第だということを実感しています。チャンスをつかんでいけるよう、何事にももう少し積極的になって動いていくことが、今後の課題です。
新学期が始まりましたが、しばらくは夏休み前と同じく授業見学をしていました。textileや技術のクラスで一緒に作らせてもらったり、ロシア語も一緒に勉強したり授業参加を楽しんでいます。あとは英語の授業のお手伝いや他の授業も見に行ったりしています。
あまり話をしたことがなかった先生に話しかけたら、先生の彼氏が日本のバイクの「隼」が好きとのことで、書道で「隼」を書いてくれないかとお願いされました。また授業もしてほしいと言われました。授業が終わった後、またお願いしたいと言われました。それから他の先生も授業してほしいと言ってたよと教えてくれました。それからよく行ってるクラスの先生に、スカウティイングの子供たちに折り紙を教えてほしいと言われたので行ってきました。毎週いろんな活動をしているそうで、折り紙はとても興味を持ってくれました。日本に興味があるという子もいたので、これからもお邪魔しようかと思っています。
過去のインターンの方で折り紙クラブを始めたという方が結構いらっしゃったので、私も提案してみたらいいよという風に言ってもらえました。先生がフィンランド語でちらしを作ってくれたので、それを学校の掲示板に貼りました。来たい子は名前を書けるようにしてもらいました。何人来るかすごく不安でしたが、ちらしを見てすぐに名前を書いてくれました。今のところ週1回はこの折り紙クラブで教えています。夏休み前から何人かは折り紙に興味を持ってくれていて、どうしたら子供たちに教えれるかと考えていたので、折り紙クラブができてよかったです。最初は私が作った折り紙を見せたり何を作りたいか聞いてみました。2回目にジャンプするカエルと風船を作りました。遊べる折り紙だったので楽しんでくれたし、風船は日本語で数え方を教えたらとても興味を持ってくれました。
今回改めて何事も自分から行動しないといけないなと思いました。最初はなかなか授業をお願いされないし、先生が話してる会話の輪になかなか入れないので学校かわりたいなと思った時もありましたが、先生と話すためにきたのではなく子供たちに日本文化を紹介しに来たのだと改めて本来の目的を考えたらまた頑張ろうと思えました。先生とも個々には話をするし、ただ皆さん英語で話すのが億劫な感じなので自分からもっと話しかけたいと思います。それに焦らず自分のペースで先生や子供たちとコミュニケーションをとっていれば、自然に先生からお願いされるし子供たちとも仲良くなれると思います。今は休み時間におんぶしてーっと子供たちが私のところに駆け寄ってきてくれます。疲れたって思うこともありますが、子供たちが駆け寄ってきてくれるのはとてもうれしいので全力で遊ぼうと思っています。
この1ヶ月間では、まず、Languages Cabaretと称して、各語学クラスの生徒が学年ごとにそれぞれが習った言葉を使っての、演劇や歌、踊りなどを披露する発表会があり、その準備で何かとあわただしい日々を過ごしてきた。当日は父兄など100人程度が見に来る予定だったが、前評判が良かったらしく、当日になって人数がおよそ2倍の200人ほどに膨れ上がり、一人NZ$10の入場券の売れ行きは快調、室内の飾り付けや、用意した料理やパンフレットも増やすのに、我々裏方としては、てんてこ舞いだった。でも生徒も頑張った甲斐があって、成功のうちに会を終えることが出来て、幹事だった私の受入担当者もホッとした様子だった。
あとは、各学年の生徒のスピーチが期末の課題として出されたので、日本語の読み方や発音の個別指導を授業中はもちろんのこと、昼休みなども使って行ってきた。始めは苦労していた生徒も、最後には堂々と録音しながらのスピーチを終える姿を見ると、なんとも喜ばしい限りです。
それでは末尾とはなりますが、ここRangi Ruru Girl's Schoolの受入担当者と学校の関係者の皆様には感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。残りの日を充実したものにすることと、無事に帰国することを念頭において、しっかりと有終の美を飾りたいと思います。
具体的には、紙飛行機は1種類のみ(作る)→Frying Race2~3試合(遊ぶ)。教師の折り紙のサイズは見えやすいように大きく、折るときにポイントになる部分は目立つように線を入れる色をつける。などです。
私の関わり方も、それほど、大きな変化はありません。子どもたちの学習サポートをしながら、折に触れて、日本の文化紹介などをしている感じです。
昨年度末(つまり夏休みになる前)に職員全体で集まった時に、職員全体に対して私の思いを言わせてもらう時間を、校長に言って取ってもらいました。というのは、私が普段職場で働いていて、時おり、「"物足りない"感を感じてしまうことがあったから」です。
私は、日本の小学校で、ずっと担任として働いてきました。
ただ、こちらでは、上記のように、折に触れて、日本の文化紹介などをする時間はある一方で、学習のサポートや、あるいは授業を参観している時間が少なからずあります。当然、始めのうちは新鮮ですから、すべての活動に興味を持ってみるものです。ただ、どうしても慣れてきます。そうすると、ただサポートしているだけ、ただ授業を参観しているだけ、では物足りなくなってきたのですね、私自身が。
なので、私は、職員全体の前で次のような趣旨のことを言いました。
「いつもありがとう。私は、みなさんと働けていて幸せです。3月まで、みなさんと働けることをうれしく思います。ただ、一つお願いがあります。私は、もっと皆さんの役に、子どもたちの役に、立ちたいと思っています。普段の生活を顧みると、充実した時間がある一方で、正直なところ"物足りなく"感じてしまうことがあります。つまり、もっと色々なことをやりたいのです。もっと皆さんの役に立ちたいのです。だから、もっと、私を"使って欲しい"と思います。〇〇を印刷してほしい、この教材を作って欲しい、これを運んで欲しい、何でも結構です。もっと私を使ってください。」
以上のような内容です。それからと言うもの、「これをラミネートしてくれないか?」だとか、「この子にサポートが必要なので、この子についてくれ」などと、これまで以上に活躍できている感があります。
これからインターンを始められる方がいると思いますが、言葉の壁もあり、なかなか自分の思いを伝えられないこともあると思いますが、私なんかの経験が少しでもみなさんの参考になれればうれしく思います。
私が言いたいことは、「自分の思いを伝える」という大切さです。