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2017年10月03日・Yuriko Kinoshita・ フィンランド , 海外教育交換プログラム
NZでの研修を終え、フィンランドでの生活が始まりました。4週目に入ったところです。正直、フィンランドの研修のためのリハーサルのような感覚で行ったNZでの生活が、「一生ここで暮らしたい」と思えるほど素晴らしい日々で、フィンランドでの1、2週目はモチベーションを引き上げるのにとても苦労しました。

先週から授業が始まり、4~6年生を相手に「富士山」を教えました。教員時代はほぼ高学年を担当していたので、初任者時以来の音楽の授業でした。フィンランドの子どもたちは英語を習得中なので、断片的にしか説明を理解することができません。(6年生になると基本的な会話はできるくらいに上達しています)担任の先生の通訳が必須です。

日本の馴染みないメロディーと歌詞を同時に教えるのはハードルが高いと思ったので、歌詞はつけずに「るるる」でメロディーを体に馴染ませました。クラスの実態によっては、「るるる」止まりなクラスもあれば、「歌詞つきで歌いたい!」と意欲を見せ、見事に歌い遂げたクラスもあります。

授業の構成は、どんなアクティビティを入れるにしろ、必ずパワーポイントやYouTbe、現物を見せて視覚的にアクティビティに関する情報を提供してから活動に入ります。また、歌う時にはメロディーラインをピアノで弾いたり、自分が手本となって歌ったり、伴奏をしたり、なるべくリアルを体感できるように心がけています。

放課後は、ヨガに通ったり、子どもたちが帰った後の教室でピアノの練習、英語のレッスンの受講、買い物、友達とチャットや電話をしたり、とても充実しています、休日はバスを使って隣町に出かけ、図書館で勉強したり観光なども楽しんでいます。フィンランドに来て1週目で周りの方々に協力していただきながら自分の1週間の生活リズムを作れたのは、とても良かったです。

授業のリズムが整って来たら、放課後にJapanese clubを立ち上げて、合唱グループや、ソーラングループを作りたいと思っています。学校がとても寛容なので、9ヶ月間、やってみたいと思ったことはチャレンジし尽くします!

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