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12月に入り、フィンランドでは本格的にクリスマスを楽しむ季節となりました。各家々、ヘルシンキの街並み、どこもとてもきれいにライトアップされています。

 東京出身の私にとって、キラキラとしたイルミネーションは毎年の光景ではありますが、フィンランドでは日照時間が短いことが加担して、真っ暗な景色がデコレーションの美しさをより盛り上げています。また、「一人あたりのキャンドル消費量(使用量)が世界一」と言われている国ですので、キャンドルの灯火も多くの場所で目にすることができます。人工的な光とは異なる、温かみのある光にすっかり魅了されているところです。

 さて、今回はこれから海外に留学する方へ一つアドバイスができればと思います。

 それは、「まずは何事も積極的にチャレンジしてみること」です。当たり前のことかもしれませんが、私はこの「基本」のおかがでたくさんのチャンスを得ることができました。

 日本文化(日本語)の授業依頼はもちろん、通常の授業のサポート、放課後や週末に映画やコンサート、パーティーへの招待など、本当に多くの誘いを受けることができています。それも特定の限られた人だけではなく、研修先の先生方やホストファミリー、友人、さらには「友人の友人」からも声をかけてもらっています。

 これは、私が「とても温かい心遣いのできる、素敵な人たちに囲まれて生活することができている」という恵まれた環境にいることも理由の一つですが、先日ふと「私はたくさんのイベントに参加することができて幸せだ」という話をしたところ、「それは、あなたが『どんなことでも、なんでもやってみよう!!』という姿勢だからよ。私たちも誘いやすいもの」という返事が返ってきました。

 これが、私がこれから留学をされる方に伝えたいエピソードです。

 積極的な方、控えめな方、それぞれ性格は異なると思いますが、誘う側として考えたら「あの人なら楽しく参加してくれるかも」と思える人に声をかけることが多いと思います。

 嫌なこと、辛いことを無理して続けることはありませんが、「まずは一度チャレンジしてみる」ということは、大切なことだと思います。(その挑戦の中で新しい出会いを得る機会も多くありました。)

 当たり前のことですが、改めてお伝えできたらと思います。

 これからも一つひとつの出会いに感謝の気持ちを忘れずに、残りの数カ月もまだまだ楽しみたいと思います。

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