トロント・バンクーバーでの病院事情
2025年02月10日・・ カナダ
トロント・バンクーバーで病院にかかる場合は、「TransMed」という機関を使うと日本語通訳付きでスムーズに受診ができる。ラインを登録すると、日本人通訳の方から連絡が様々あり、海外保険関係の処理もすべてやってくれるので、お金も一切払わずに便利だった。
私は、トロントに移動する数週間前から親指のあたりに痛みがあり、持参した湿布を貼っても治らないどころか日に日に悪化していき、日常生活にも支障が出てきたので、トロントで病院に行くことにした(大きい都市の方が病院の選択肢が広がり日本語対応が期待できると思ったのでトロントにつくまで我慢した)。この時はちょうど夏休み期間でトロントに行き語学学校に通っていたので、そこのヘルプデスクのようなところに相談し、日本語通訳のいるウォークインクリニックを紹介してもらい、このTransMedを知ったという流れである。
こちらでは、外科も内科もとりあえずウォークインクリニックで診てもらうのが主流で、まずは受診する日時を予約しクリニックに行く。すぐにレントゲンを撮って結果がでる日本とは全く違い、まずは症状を説明し診てもらった結果、超音波検査をした方がいいと言われたので、とりあえず薬を処方してもらい、超音波検査の予約をとった。そして、別日に超音波検査を別の場所で行ったが、そこでは、ただ検査をするだけなので、何の結果も教えてもらえない。
超音波検査の結果、医師に診てもらう必要があれば連絡がくるし、必要がないと判断されれば連絡がこないとのことで、私の場合連絡があったので一週間後に結果を聞きに行った。そこで、腱鞘炎の一つであるドケルバン症と診断された。整形外科の先生が約3週間後にきて注射などしてくれるだろうとのことだったので予約するかと聞かれ、予約した。そして、初診から1カ月後、ついに整形外科の先生に診てもらい、その時点でもまだ症状は改善されていなかったので注射を打ってもらい、その1週間後に治ったという流れである。
つまり、こちらでは病院にかかっても血が大量に出るようなものでなければ緊急とみなされないので、だいぶ時間がかかる。日本で十分健康な状態にし、ある程度の薬をもっていくことをお勧めする。また、病院にかかる場合で、日本語通訳をお願いしたい場合は、トロントとバンクーバーでは、このTransMedが使えるのでお勧めである。