トップ > お役立ち情報

スウェーデン

2023年12月14日・・ スウェーデン
 スウェーデンの、家族の過ごし方で特徴的なのはボードゲームだ。本屋に行けば一区画全てがボードゲームのコーナーというところもあるくらい。ホームステイ先にもチェスやバックギャモンはもちろん、本格的なポーカーが楽しめるようなものから、お互いにクイズを出し合うカードやジグソーパズルもあった。ルールを理解しておいたり、少しでもしてみたりしておくと家族とのコミュニケーションに役立つと思う。

スウェーデンのアドベント(待降節)の期間は一年で最も大切なクリスマスを待つ喜びあふれる4週間だ。クリスマスマ-ケットが開かれ、家の周りも電飾で華やぎ、家々の窓にはオーナメントが飾られる。暗くなるとそのオーナメントの光で家の中が丸見えだが、中が見えてもそこはスウェーデンらしくきれいに設えられている。窓には普段でもカーテンやブラインドなどはなくて家の中が見えるようになっている。日本ならプライバシーや、防犯などの理由などで、カーテン等で仕切り、誰にでもオープンにはできないがスウェーデンは本当に何でもオープン。自分の家を見てほしいという自慢もあるのではないかと説明してくれた人もいた。

ヨーテボリやストックホルムに行くときは、乗り物のチケット購入アプリToGoやSJ、SLというアプリが便利。距離に合わせて有効時間が決められており、チケットを買えば、車内を巡回してきたスタッフにQRコードを見せればOK。

ストックホルムのガムラスタンという旧市街の王宮の前では衛兵の交代式を見ることができる。ノーベル博物館は歴代の受賞者の展示があり見応えがあり、併設されているカフェではノーベル賞授賞式後の晩さん会で出されるデザートがいただける。椅子の裏には受賞者のサインがしてあるそうでフィーカを楽しめる。

スウェーデンは砂糖の消費量が世界一といわれるくらい甘いものが大好き。フィーカの時のケーキやパイなどはもちろん、普段の食事でも甘いソースをかける。定番料理のミートボールには甘酸っぱいリンゴンベリージャムを添えて食べるし、シナモンロールやクリスマス前にはシナモンクッキー、サフランで黄色く色づけた数々のスイーツなどスウェーデンには甘いものが本当にたくさんある。
スウェーデンの男性は料理が上手な人が多いと言われていて実際にクッキーやケーキ、パンも自分たちで焼いてフィーカに持ってきたりしている。この中学校の料理の先生は男性。
また、道でベビーカーを押す男性の姿を多く見かける。何人かの男性同士で話をしながらベビーカーを押していたり公園でお父さん達が子供を遊ばせていたりしている。料理や子育てなど男性も女性も何でも対等なのが当たり前のスウェーデンだ。

リコリスとかラコリッツと呼ばれるグミのような黒いお菓子がある。スウェーデンではサルミアッキとも呼ばれているが、スペイン甘草と塩化アンモニアで味付けされていて日本にはない味だ。見た目が黒く、紐状になっているものもありその強烈な臭いと味にもかかわらず、北欧の人は大好きだと口をそろえる。スーパーにもたくさんの種類が売られているし、その専門店もある。一度食べたら忘れられない味だ。添加物はないので体には良いらしい。お土産にして日本人にトライしてもらいたい一品だ。
 
また、スウェーデンではダムスーガレというスイーツもある。スポンジケーキやクッキーを砕きリキュールを混ぜた中身を緑色のマジパンで包みチョコレートをかけた細長いお菓子で、カフェにもあるがスーパーにも数個入りのパックにして売られている。フィーカに欠かせないスイーツのようだが名前は掃除機という意味。昔の掃除機の形状に似ているからとか、中に残り物は何でも入っているからその名がついたともいわれている。

わずか3か月という期間でしたが、ホストファミリーやホストスクールの先生方、そして生徒たちに本当によくしてもらいたくさんの経験をした。

今回は冬の時期、クリスマスの時期でよい季節に滞在できたと思う。(寒くて暗いのだが)でも、5月や6月がベストシーズンらしいのでこの時期にもまた訪ねてみたいと思う。

▲ ページの先頭へ