
ハル大学では、1月後半に、再び私の語学の試験があります。この試験はリーディングとライティングが中心で、私の得意の範疇です。勉強法は、この休み中に英文の雑誌を読み単語力をつけてきました。
私の日本語の授業は1月30日から始まります。12月に行った試験の採点も終わり、ひと段落ついています。2学期はいっそう難しい日本語の授業となります。
私の日本語の授業は、1学期の試験が終わり、学生はクリスマス休暇中です。私は試験の採点中です。日本語の試験は、単語、文章、ヒアリング、ライティングを実施しました。学生は思いのほかよくできていました。授業をきちんと受講して、予習、復習を欠かさなかったら合格点は取れます。しかし、予習、復習の家庭学習なしでは、合格点は難しいでしょう。家庭学習の大切さを何回も言ってきたので、学生はその点は理解していると思います。私のクラスの学生が一人欠席しましたので心配です。ハル大学では欠席する学生がいれば教師の方から連絡をとるようになっています。
私の語学の勉強については、12月にプレゼンテーションとディスカッションの試験がありました。プレゼンテーションでは「代替エネルギー」と題して、風力発電について英語で7分間、スピーチをしました。英語の内容、スピーチの構成、アイコンタクト、動作すべてが採点されます。デスカッションでは3人のグループで、「老い」についてトピックが与えれれて、議論しました。ただ、しゃべるのみではマイナス点になります。相手の立場に賛成か、反対かを自分の主張を述べる必要があります。英語も洗練されてきます。さらに、リスニング、英国事情など英語の試験もありました。2月に結果が発表されます。
追伸;12月25日は私の誕生日です。大学のスタッフからプレゼントをいただきました。とてもうれしかったです。
文化紹介では来年のカレンダーを作りました もちろん曜日は漢字で書きます 周囲に和紙を張ったり、筆ペンで墨絵を書いたりしました
全寮制なので放課後にいろいろな活動があります activityと称して1週間ごとにスケジュールが張り出されます 先日「お寿司の作り方」を頼まれました 当日まで何人来るかわかりませんが、他の活動を見ていると3人から10人位なので とりあえずご飯を3合と4合と2つの釜で炊きました 途中で足りなくてもう1回ずつ炊きました 後で使った焼き海苔から計算すると60本巻いたことになります 何人来たんでしょう 驚きました 来週アンコールでもう1度します さあ、これからという時に帰ってしまうような気もします
私の日本語の教室も慣れてきて、学生もがんばってついてきています。私の基本的な教え方は、繰り返し日本語を聞かせて、それをまねさせ、何度も発話させることです。それでも日本語は難しいみたいです。昨日も「時間」を教えているとき、質問されました。「5分」は「ふん」なのに「10分」は「ぷん」なのですか、と。「切手」は、どうして「っ」という小さい文字が入るのですか、と。日本にいると全く気づかないで過ごしています。文字だけでなく、文化や伝統も、知っているようであんがい知らないですね。外国にいると、外国語を学ぶと同時に、日本についても学びます。ここ、英国ハル大学は他の国の留学生がたくさんいます。それらの人々から、国の事情をしり、また、ひとつ利口になります。
私の語学の勉強は、毎日、英作文の課題が課せられて、この報告もその合間をぬって書いています。課題を出さないと、先生から叱咤されます。今日も学生が一人、叱咤されていました。日本の大学にない厳しさがあります。
12月に入ると、「アサイメント」という試験があり、デスカッション、プレゼンティションが待っています。厳しい月になります。それでは、また、12月に。
私は到着した日から毎日英語で日記を書いています。字数は38行、380字程度でそんなに多くはありません。その書いた日記を毎晩、夕食時にホームステイ先の先生の前で読み上げ、不適切な表現やミス・エラーなどを指摘して頂き、その場でそのミスを書き直し、保存し、今日現在で32枚となりました。日本に帰ったらその日記をなんらかの形で本にでもしようかなぁなどと今のところは考えています。しかし実際にそのようになるかどうかはわかりませんが、日々の記録を英語で記録することは自分の書く力を高めることにもなりますし、インターン生活の一日一日をいかに過ごしたかの貴重な記録にもなります。目標である自分の英語力アップのための重要な切り札のひとつになるのではないかと私は思います。
定年退職の2年前にこのプログラムに参加することを決めました。会社員時代は、仕事を通じて社会貢献をしてきたつもりでしたが、退職するとその生きがいも消滅してしまう。そこで異文化交流という新しい道を選ぶことにしたのです。生まれて初めての海外生活は、英語もあまり自由ではありませんでしたが、伝えたいことをきちんとアピールし、わからないことをしっかり確認していけば、十分に意思疎通できました。いつも電子辞書を胸ポケットに入れていたのですが、次第にそれが有名になり、それを取り出すことを楽しみにしてくれる人もいました。
キャスパー市では、私の活動が好評で、他の小学校2校、高等学校1校、幼稚園1校からリクエストをもらって訪問しました。キャスパーマウンテンでクロスカントリースキーを楽しんだり乗馬をしたりと余暇も充実していました。また、私の活動に多くの人が関心を寄せ、新聞取材もたくさんうけました。この経験を通じて、私は大きな自信とエネルギーをいただきました。人生経験の豊富なサラリーマン卒業生にとって、異文化交流は格好の役回りかもしれませんね。