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2011年12月24日・Yukiko Nakamura・ 20代 , スクールインターン , フィンランド
この1か月の間、いろいろなことがありました。毎月色々あるのですが、今月はイベント月ということもあり学校の行事や独立記念日、クリスマスなど忙しかったです。
授業では、いろんなクラスで折り紙でモミの木を作りました。仕上がりが立体的にできあがるので、みんな気に入っていて、食堂のおばちゃんやお掃除のおばちゃんたちにも教えて一緒に楽しみました。また中学3年生の女の子たちに剣道の授業もしました。先生がいないなか一人ぼっちで2時間の授業。みんな恥ずかしがって最初はなかなかうまくいきませんでしたが、今まで彼女たちの授業に一緒に生徒として参加したりしていたおかげでもともと仲はよかったので、途中からはみんな楽しんでくれていたようでした。こちらの人にとって、棒で人をたたくということに抵抗があるようでしたが、最後には私が防具をつけて、彼女たちに竹刀を渡して「面・小手・胴、どこでも好きなとこ打っていいよ」って言ったら、恥ずかしがりながらも「じゃあ面で」といったようにちゃんと自分の意見を言って稽古していました。翌週には雑誌で見つけた剣道のページを一人の生徒が私にプレゼントしてくれてうれしかったです。
また近所の知的障害者の作業所にもお邪魔して、日本のことについて話したり、写真を見せたり、みんなで新聞紙でかぶとを作ったりしました。30人ほどの大きなグループでしたが、いつもと変わらず楽しく授業できました。
フィンランドではピックヨウルと言ってクリスマスの前、11月後半からパーティーをしてお祝いをする習慣があります。私も3回ほど行かせていただきましたが、ダンスあり、クリスマス料理ありの素敵な時間でした。日本とは違って1か月くらい前からみんな今か今かとクリスマスを待ちわびている様子は新鮮です。
独立記念日には学校で中学生のダンスパーティーがあり、事前の体育の授業ではワルツなどダンスの練習をしました。日本ではめったに踊ることがないので、私も一緒に習いました。本番のダンスパーティーでは立派に男の子が女の子をリードして踊っていました。私も生徒の一人と踊ったのですが、曲が終わった後もエスコートしてくれてすっかり感心してしまいました。
学校外の活動では、すでに定年退職されている元進路指導の先生にプーッコと呼ばれるナイフづくりを体験させてもらいました。7回ほど先生宅に通い、計10時間ほどで見事なナイフが完成しました。学校でカンテレを作ったりしていたので機械にはだいぶ慣れてはいたものの、さすがに指の3ミリ先を電動のこぎりが通過するときは緊張しました。自分へのクリスマスプレゼント、色んな方のご厚意によって無事完成しました。感謝感謝です。
明日はいよいよクリスマス。フィンランドでは24日にお祝いをするそうです。サンタさんも夕方やってくるそうです。楽しみ!

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