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2011年09月25日・Mkiyuki Kura・ 40代 , カナダ , 海外教育交換プログラム
私は、職員室に、私が授業可能な授業リストと1ヶ月のスケジュール表、また、折り紙や書道などのサンプルなどを数点置いています。忙しい先生方と話せるチャンスは、休憩時間やランチの時間のスタッフルーム。そこに授業リストと1ヶ月を見通したスケジュール表があると、日本文化の授業計画について相談させてもらいやすくなります。数点のサンプルがあると、授業がイメージしやすいようです。以下、授業リストの例をご紹介させていただきます。

授業リスト例
①折り紙(おりがみクラブのサイトhttp://www.en.origami-club.com/を使用して子どもたちの年齢に応じた教材を考えます。折り紙の経験が少ない子どもにとって、いきなり鶴の指導は少々無理があります。時間数はあくまで目安。目安でも先生方にとっては、授業時間をどれだけ日本文化の授業に当てるか計画する上で必要です。)

・犬と猫の顔 (10分)折ったあと、言葉の指導をも入れてあげます。(inu,neko)
・カエル(12分)折ったあと、言葉の指導をも入れてあげます。(kaeru)
・新聞紙を使ったかぶと(かぶれるので大人気!)(15分)
・紙風船(20分)もし、1~10の数え方を先に指導できていたら、日本語で数えてもらいながら遊んでもらいます。
・おすもうさん(25分)
・鶴(30分)
・はばたく鳥(30分)
・ピカチューの顔(30分)
これは本当に大人気です。以下に参考のサイトです。http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Icho/4737/pica/picae.htm

②紙芝居(デジタル絵本サイトhttp://www.e-hon.jp/から紹介しています。それぞれ10~15分)
・桃太郎(この後に、歌指導を入れたりしています。)
・鶴の恩返し(この後に、折り鶴指導を入れたりしています。)
・おむすびころりん(おむすびを作って行って見せてあげる、または自分たちでも作ってみるなども楽しいですね。)
・かさじぞう(年末近くに読みたいですね。)
・はなさかじいさん
・さるかに合戦
・金太郎

③盆踊り(CDと浴衣持参)30分
  東京音頭、河内音頭など

④1~10までの数え方(10分)

⑤日本の子どもの日の紹介(30~40分)
  5分程度日本の子どもの日を口頭と写真で紹介。(こいのぼり、食べ物、五月人形など。)
  かぶとを新聞で折る。(どの学年でも大丈夫)
  鯉のぼりを折り紙で折る。(高学年)

⑥日本の歌(20分)
 ・こぶたぬきつねこ(この後に、折り紙のネコやブタを入れたりしています。)
 ・きらきら星
 ・桃太郎さん
  これは、紙芝居の後紹介しています。英語の歌詞を入れています。
  
  MOMOTARO-SAN MOMOTARO-SAN
  GIVE ME YOUR KIBIDANGO
  WHICH IS HANGING ON YOUR WAIST

  YARIMASHO YARIMASHO(持参したCDがこのように歌ってます。)
  IF YOU FOLLOW ME TO BEAT ONIS
  SHALL WE GO TO ONIGASHIMA

 ・チューリップ
 
 ⑦書道(45分)墨汁5本と筆(大30本 小20本)持参。硯は、紙コップ。下敷きは、新聞紙で代用。文鎮はなし。
 ・カタカナで自分の名前(名簿を事前に先生からいただき、筆順と共にお手本を書いてあげます。時間がかかりますが、大変喜ばれます。
 ・日本の「日」これは書きやすいです。
 ・友達の「友」この漢字は、先生方が生徒に指導して欲しいと思う漢字で、生徒がまあまあ書きやすいものです。

 ⑧お箸の使い方(30分)
  プレゼンテーションでお箸の使い方を説明したら、ポップコーンつかみレースをします。
  30秒でいくつつかめる?2~3ゲームしてあげます。これはもう大好評です。
  ただし、食べ物はアレルギーなどあるので、担任の先生と綿密な打ち合わせが必要です。
以上が授業リストです。

以下参考までに・・・
●授業の導入に使うため、NHKのトラッドジャパンの日本の文化が紹介されているDVD全6巻を持参しました。1つのテーマで3分で英語で端的に紹介されています。カナダでは、再生できないDVDプレイヤーもあります。自分のパソコンからだとOKです。その場合、プロジェクターを使います。また、教室でスマートボードが使えたら見せてあげられます。

●世界中でピカチュウは大人気
私はおしゃべりピカチューのぬいぐるみを持参しました。(大きい目)
授業に行くときや、朝や帰りのあいさつの時は必ずピカチュウを抱いています。
ピカチューの顔の折り紙指導にも便利です。(顔を描く時。)


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