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2011年04月27日・Yukari Ono・ 20代 , カナダ , 海外教育交換プログラム

日本では中学校の英語科の教員をしていたため、授業では英語を使って生徒に質問したり、指示を出したりする機会が多くありました。小学校英語指導向けのものですが、主に「ヘンリーおじさんの英語でレッスンできる本」という本を参考に、自分の授業あった表現を選んで使っていました。その本はこちらにも持ってきていて、とても役立っています。また、実際にこちらの先生や子どもたちがそれらの表現を使っているのを聞いて、どのような場面で使っているのか、さらに別の言葉で言い換えた表現など、目で見て耳で聞いて、少しずつ色々なことを吸収していっています。

研修校の先生はもちろんのこと、私のホストマザーは小さい子どものお世話をする仕事をしているため、子どもたちに話すときの表現や、子どもたちが理解しやすいような言い方など、工夫していることなども教えてもらっています。始まったばかりの研修ですが、この環境に感謝して学び続けたいと思います。

2011年04月26日・H.S・ 20代 , カナダ , スクールインターン

4月は、多くの時間を、千羽鶴折りに集中しました。地震津波災害に際して、何かできることを考え、千羽鶴と募金のプロジェクトを立ち上げました。募金は保護者が集まる行事でも呼びかけを頑張っていて、今も続けています。6年生のクラスから始まった千羽鶴折りは、幼稚園児も含めて全員が折りました。幼稚園児や低学年児童は6年生とバディーを組み、助け合いながら折ることが出来ました。皆の頑張りと先生方の協力の元、1200羽も折ることができました。1000羽以上に願いが叶うように、1200羽鶴にすることにしました。このプロジェクトを通して、優しい気持ちや助け合うこと、皆で協力する事の大切さを見ることができ、生徒にも、協力してくれた先生方にも感謝の気持ちでいっぱいです。


これまで、授業は主に6年生のクラスで行っていましたが、春休み明けの職員会議で、日本文化の授業の難易別にリストアップをして、プレゼンテーションをさせてもらいました。その結果、沢山の先生方が興味を持ってくれ、授業をさせてもらっています。今まで、日常生活を一緒に過ごして、私の英語に馴れている6年生のクラスのように、スムーズにはいかず、理解してもらうためには、指示する言葉を簡単で明確なものにしなければならず、毎晩ホームステー先の方にチェックをしてもらっています。授業の準備は忙しく、緊張の連続ですが、新しい生徒との新しい関係、授業をするにあたっての先生との綿密な打ち合わせなど、交友関係が広がり、自分の世界も広がったように感じます。


6年生の社会の授業で、「日本VSカナダ」というタイトルで、興味の持ったことを比較してプレゼンテーションを行っています。基本的な衣食住だけでなく、美容、輸出、国民の休日など興味深いものもありました。インターネットでは間違った情報や画像が多かったり、中国や韓国との混同、自分の持つイメージから抜け出せない子もいたりして、正しいことを教えるのにとても苦労をしました。


休日は、ホストティーチャーのミシェル先生をはじめ、学校の先生方が入れ替わり立ち替わりで一緒に過ごしてくれます。イースターの日は、19世紀に栄えていて今はゴーストタウンになった集落で、毎年イベントが行われ、19世紀の服装をして参加させてもらいました。エッグハンティングやゲームなど楽しく自然と学び、伝統が受け継がれていくことを目の当たりにしました。


 

2011年04月25日・Etsuko Iso・ 30代 , フィンランド , 海外教育交換プログラム

ロヴァニエミ郊外の、大学進学のための高校です。敷地内に中学が隣接しています。
到着した4/1~8の1週間はテスト期間だったため、身体を慣らすことができました。住まいから学校へは徒歩10分、市街中心部へは河を渡って30分弱です。

14日木曜15:05から初回の日本文化コースが始まりました。1回75分で週3回あり、同じ生徒たちと会うので、教材研究に時間がかかりますが、私が生徒に質問して、脱線する事も多いです。大体授業は、用意した全てを消化する事無く次回へ続いてます。

授業案、4月はイースターのウサギにかけて、卯月と干支を紹介し、折り紙もウサギを選びました。女子高生、意外に喜んでます。
「フィンランドの英語教育をスパイしに来た」と冗談で言ったつもりだったのに、真面目な英語の先生たちが、総力を挙げて全授業に参加させてくれています。なので、生徒たちと一緒に英語の授業を受けています。科目毎に内容が異なり、且つ日本の英語の教科書とはやや異なるので、受講していて勉強になります。
私の名字の読み方が、フィンランド語の「大きい」に相当する事から、一気に打ち解けることが出来ました。ビックリ。

2011年04月25日・Kumiko Imai・ 20代 , アメリカ , 国際教育実習プログラム

さて、今回生徒たちと一緒に料理の勉強を進めていく中で一つ学んだことがあります。
それは「ぼたもち」と「おはぎ」の違いについてです。
私は小さい頃からおはぎもぼたもちも名前を知っており、もちろん何度も食べたことがあるのですが、日本語クラスの先生に「ぼたもちとおはぎの違いは何?」と聞かれた時に、何も答えることができませんでした。先生は、アメリカ生まれですが日本に何年か住んでいたことがある方で、このような違いについては、日本人の私たちよりもはるかに敏感に感じとられています。
「ぼたもちは春、おはぎは秋...」くらいの知識しかなかったのでインターネットで調べてみると、その違いの裏には、昔の日本の人たちと季節との密接な関係があることがわかりました。ぼたもちは春の花である牡丹の花に見立て、大きくて丸く形づくるのだそうです。そしておはぎは秋の花である萩の花に見立て、小ぶりで細長くするとのことでした。
また、おはぎは小豆の収穫期に作るため、とれたての柔らかい小豆を餡にできることから粒あんを使用し、ぼたもちは冬を超えた小豆を使用せざるを得ないため、固くなってしまった小豆の皮を剝いでこしあんにするのだと言うのです。

今は多くのお店が一年中おはぎを売っていたり、私たちもさしておはぎとぼたもちの違いに目をむけようとはしません。
しかし、昔の人たちが季節ごとにつくっていたおはぎやぼたもちが、日本の素敵な伝統の一つであることも忘れてはならないと感じると同時に、このような文化を一つでも多く、アメリカというこの地で伝えられたらいいなと思いました。

Do you know the difference between ohagi and botamochi?
Though I am a Japanese, I had no idea about it.
It's related to the life styles of old Japanese people which are depend on the seasons.
We usually eat ohagi in fall because the flowers of hagi bloom in fall.
Also we usually eat botamochi in spring because the flowers of botann bloom in spring.
That's why we call them ohagi and botamochi.
Then there are other interesting facts.
Red beans are harvested in fall and we can make delicious smashed sweet red beans. So ohagi made with them.
But red beans which passed the winter can't make them. So botamochi made with strained sweet red beans.

It's really interesting Japanese tradition. But unfortunately, most of Japanese people forget about these things.
I learned these through cooking week activity at Japanese class.
We have to think about it again and I want to tell these facts to the people in here!


 

2011年04月25日・Kumiko Imai・ 20代 , アメリカ , 国際教育実習プログラム
今月中旬、私の日本語クラスではcooking weekを設け、一週間料理に関する勉強をしました。
例えば、「ゆでる」「焼く」「まぜる」など、料理をする時に使用する単語を勉強したり、「まず」「次に」「そして」などの接続詞を使って料理の手順を説明する練習をしたり、日本とアメリカのレシピの書き方を比較して相違点を挙げたりと、様々な面から日本語と料理をリンクさせながら授業を進めました。
そしてcooking weekの最終日は自分たちで翻訳したレシピを基に焼きそば、みそ汁、ぼたもちを作りました。好き嫌いは大きく分かれましたが、とても楽しそうなcooking partyになりました。

2011年04月11日・Kazuaki Yazawa・ 20代 , フィンランド , 海外教育交換プログラム

Turkuへ到着して2週間が経った。毎日5分くらいずつ日が伸びており、日本との緯度の違いが感じられる。最初の1週間は研修先の高校が試験期間だったため、翌日の試験に備えたPreparation Lessonを見学しつつ、中学校の授業に参加した。主に英語の授業のゲストとして呼ばれ、出発前に考えたFinland語による自己紹介のあと、日本や自分自身に関する質問に答えた。中学3年生にもなるとかなり流暢に英語を話し、こちらの言うことも正確に理解しており、日本の一般的な中学生との差を感じた。校長によると、9歳から英語を学び始めることに加えて、TVで放映される映画にはFinland語の吹き替えがほとんどないため、日常的に英語に触れる機会が多いという。実際にTVを見てみると、確かにFinland語の字幕があり、音声は英語だった。


多かった質問は、やはり日本で起きたばかりの地震・津波・原発事故についてだった。日本で起きた自然災害で最悪のものであること、地震の後も計画停電や物資の不足で今まで通りの生活が送れないことなどを説明した。また、世界中からの心配や応援のメッセージが日本の力になっていると話し、感謝を伝えた。


高校の授業内容は、物理・化学・数学については日本と大きな違いはなかった。ただ、教科書の記述が丁寧で、問題演習も豊富にあり、解説もきちんとついている。自学自習が可能な教科書の作りになっている点で、日本の教科書より優れていると思う。試験前の復習の授業が前日にあるというのも、日本ではあまり聞かない。教師の説明に対して生徒はかなり積極的に質問をしており、教師は考え方のプロセスを複数の視点から説明していた。
次の教員会議で、正式なあいさつをし、合わせて日本との遠隔授業について提案することになった。日本とフィンランドをつないで、互いの紹介だけでなく理科的な視点での交流を目指している。



 

2011年04月10日・E.H・ 20代 , アメリカ , スクールインターン

シカゴに到着してから早2週間が過ぎました。初めの1週間はまだ春休みで学校が始めていなかったのでホストファミリーと仲良くする時間として過ごしました。一緒に買い物に行ったり、家の周りの野生の動物の話をしたり、お互いの国の映画を見せあいっこしました。
そして2週目、学校に行き始めました。日本の学校とは全く違う仕組みでずいぶん驚かされました。生徒たちは初めて会うわたしを不思議な目で見つつも目があったらHi!と向こうから挨拶をしてくれました。すべてが初めてでこの1週間はとにかく打ち解けられるように努めました。慣れない生活に毎日緊張状態。まだ会話はできませんが、現地の先生方はゆっくり話してくれるので助かっています。会話ができるように努力していきたいです。


 

2011年04月09日・Erika Hama・ 30代 , カナダ , スクールインターン

 春休みはバンクーバーの語学学校に通いました。学校には世界30カ国以上から約400人の生徒が集まり、英語を勉強しています。学校内はEnglish Only!!! 私はスピーキングとマーケティングのクラスを受講しました。


スピーキングのクラスでは、何度もスピーチやプレゼンテーションをしました。特に印象的だったのが、Impromptu Speakingの練習です。Impromptuとは「即興、用意なしの」という意味で、十分な準備や予習をせずに、どれだけ自分が言いたいことを表現できるかを試します。例えば、あるトピックについて3分スピーチをするのに、準備時間がたったの3分!!3分間で、スピーチの要点や、流れ、時間配分まで考えなければいけません。今までこのような練習はしたことがなかったので、とても勉強になりました。先生からは「もっとお腹の底から声を出すと、説得力が出るよ。」とアドバイスをいただきました。これからの授業に役立てたいと思います。
クラスメートはみんな積極的に発言していました。「発言しようかな」と思っていると、次の話題に移っています!「英語においても積極性においても、まだまだだな」と刺激を受けました。2週間で自分に何が足りないかがはっきりと分かったので、これからもっと努力を重ねて、補っていきたいと思います。


友達もたくさんできました!!週末はシアトル日帰りツアーに参加しました。1人フランス人の女性が参加していたのですが、あとはみんな日本人!!バスの中では日本語が飛び交っていました!Public Marketやスターバックス1号店、Safeco Fieldを周って、とても楽しかったです。ランチは『Crab Pot』というシーフードレストランに行きました。木槌を使って、テーブルいっぱいに並べられたカニ、エビ、コーンなどをたくさん食べました。おすすめです!!
2週間の春休みはあっという間に過ぎました。バンクーバーを出発する日、友達が空港まで見送りに来てくれました。とても嬉しかったです。そして、ホストファミリー、校長先生、学校のスタッフ、Kidsとの再会。温かく出迎えてくれ、ふるさと以外にも帰る場所があるって素敵なことだなと感じました。


今週から学校が始まりました。こちらでの生活もあと2カ月。1日1日を大切に、そして、楽しく過ごしたいと思います。



 

先日、震災に関する署名コラムが掲載されました。オピニオンページは地味なので、どの程度読まれているのか分からなかったのですが、掲載された個人アドレスあてに30通以上のメールをいただき、励みになりました。本当に1文だけの感想から、支援策の提案、果ては日本旅行の相談まで。今は、彼らと連絡を取っている最中です。


 


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