Finlandの​卒業式

Finlandの​学校は​6月で​学年が​終了する。​中学校では、​試験期間が​設定されていないので、​授業時間を​使って​試験を​し、​試験の​返却時には​生徒一人​ひとりが​教員と​面接を​し、​その​学期の​取り組みに​ついて​振り返りを​していた。​中3は​学年末に​クラスごとに​Helsinkiへ​遠足に​行き、​それ以外の​学年も​担任の​裁量で​午後遠足に​出かけていた。​別の​日には、​野外ロックコンサートが​開かれ、​中学生とは​思えないような​完成度の​バンドが​演奏する​ことも​あった。

学年末の​前日には、​ほとんどの​生徒が​教会に​集まり、​夏を​迎える​前の​礼拝が​行われた。

終業式は、​日本の​学校のような​儀式的な​雰囲気は​一切なく、​ボランティアの​生徒が​司会を​し、​音楽や​コントなどの​パフォーマンスを​したり、​この​一年に​活躍した​生徒へ​メダルを​送ったり、​代表生徒が​宣誓したりするなど、​夏休みを​待ちきれない​生徒の​エネルギーが​伝わってきた。

卒業式は、​一転して​厳かな​式典だった。​卒業生一人​ひとりが​壇上に​上がり、​校長から​卒業証書を​受け取った​後、​担任から​白い​帽子を​被せて​もらう。​この​帽子は​Finland人に​とって​大切な​もので、​高校卒業の​証であるとともに、​毎年​5月1日の​Vappuの​時のみ、​昔の​帽子を​出して​被る​ことができる。​町中が​白い​帽子を​被った​人で​埋め尽く​される​様子は、​圧巻である。

学年末が​慌ただしく​過ぎた後、​中高の​先生たちと​一緒に​小型船を​貸し切って、​Turku沖の​Archipelagoの​クルージングに​参加した。​毎年​恒例と​なっている​イベントのようで、​20人以上の​先生が​参加し、​これまで​接点の​少なかった​先生とも​仲良くなる​ことが​できた。​クルージングの​あとは、​ある​先生の​サマーコテージに​上陸し、​サウナに​入ったり海で​泳いだりして​楽しんだ。​サウナから​出て​冷たい​海に​飛び込むと​聞いて​心配していたが、​実際に​やってみると​意外と​気持ちの​いい​ものだと​感じた。​先生同士が​まるで​家族のように​仲が​良く、​その​証拠に​サウナにも​男女一緒に​入る。​最初は​驚いたが、​サウナを​通した​コミュニケーションが​Finland人に​とって​どれほど​大切か​聞いている​うちに​納得した。

夏休みに​入ったので、​まず​2週間ほど​日本に​一時帰国を​し、​家族や​友達と​会ったり勤務校を​訪れたりした。​8月から​中学と​高校で​日本に​関する​授業を​週5コマ受け持つことになったので、​その​教材集めもした。​夏休みの​間は、​地の​利を​生かして​ヨーロッパ各国を​旅行して​回る​ことに​している。

体験談の​一覧へ​戻る