遠隔授業​(日本⇔フィンランド)

5月9日に、​日本での​勤務先の​私立中学校と​Finlandの​研修校との​間を​Skypeで​つないで、​遠隔授業を​行った。​日本からは​中学2年生が​23名、​Finlandからは​物理の​授業グループを​中心に​高校生が​26名参加した。​時差が​日本から​見て​-6時間なので、​Finlandは​始業後しばらく​経った​9時過ぎ、​日本は​放課後の​15時過ぎに​授業を​始めた。

初めに​時計を​見せ合って、​画面に​映った​相手の​時間帯が​異なる​ことを​確認した。​東西に​8000km以上​離れた​ところに​相手が​いると​いう​実感を​持ってもら​おうと​考えたからである。​次に​参加者全員が​一人ずつ画面の​前で​自己紹介した。​Finlandの​生徒は​学習歴も​長いために​上手に​英語を​話す生徒が​多いが、​日本の​生徒は​英語を​習い​立てで、​名前と​年齢を​典型文で​説明する​以上に​話すのは​難しいようだった。​一部の​生徒が​相手の​国の​言葉で​自己紹介すると、​拍手も​大きく​親近感を​感じているようだった。

日本の​生徒は、​昨年まで​私が​教えていたので​リラックスしていたが、​Finlandの​生徒は​まだ​馴染みが​薄く、​日本の​生徒たちの​一体感を​見て、​やや​引いてしまっているように​見えた。​日本の​学校には​制服や​校歌が​あるが​Finlandでは​どうか、​最近の​気温や​日照時間の​違いに​ついてなど、​日本からは​盛んに​質問が​出た。​一方で、​よく​言われるように​Finlandの​生徒は​とても​シャイで、​事前に​質問を​考えて​おくよう​指示していたにも​関わらず、​一部の​生徒が​回答する​ばかりで​逆に​質問するような​展開に​ならなかったのが​残念であった。​通常授業の​制約が​あったので​難しかったが、​事前に​参加予定の​生徒を​集めて​準備できれば、​もう​少し​盛り​上がったのかもしれない。

普段の​授業では、​物理の​時間に​実験を​交えた​授業を​数回担当した。​試験管を​使った​気柱共鳴の​実験と​理論の​解説、​凸レンズ・凹レンズに​よる​像のでき方と​レンズの​公式に​よる​計算、​充電した​コンデンサーの​電位差を​利用して​教室の​生徒全員を​感電させる​「百人おどし」などを​行った。​日本の​勤務校のように​生徒一人​一人に​実験させるだけの​器材が​揃わないので​演示実験が​主体であるが、​実験結果を​生徒たちと​ディスカッションして​確認しながら次の​ステップに​進めるので、​理解度を​把握しやすいと​思う。​実験の​準備を​しながら​担当の​先生と​話す​ことで、​互いの​実験技術や​ノウハウを​共有する​ことができ、​秋学期以降も​引き続きいく​つかの​実験を​解説する​ことに​決まった。

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