「広島風お好み焼き」

0年生から​10年生までの​クラスが​ある​研修校では、​6年生だけに​半年間、​調理実習の​授業が​あります。​その​調理実習の​授業に​毎回​参加させて​もらい、​子どもと​一緒に​ペアまたは​3・4人の​グループに​なって​色々な​料理を​楽しんでいます。

その​日の​課題料理は、​担当の​先生が​毎回​考えて​レシピと​材料を​用意し、​子ども​たちは​調理実習の​時間に​家庭科室に​行くだけで、​事前に​調理方法や​材料に​ついて​学ぶと​いう​ことはしません。​調理の​仕方に​ついても、​A4の​紙1枚に​材料と​調理方法が​文字だけで​簡単に​書かれていて、​絵も​写真も​なく、​後は​先生の​説明だけです。​なので​包丁の​握り方、​材料の​切り方などに​ついても、​もちろん​見せて​教えると​いう​ことは​ありません。​先生は、​説明を​終えると、​「さぁ、​始めなさい。」と​言って、​よほどの​ことがない​限りは​手も​口も​出さずに​見ているだけです。​今まで​授業に​参加させて​もらって​毎回​慣れないなと​感じる​ことは、​使い​終わった​ものを​すぐに​片づけず、​包丁を​出したままだったり、​材料の​皮や​切れ端を​そのまま​台の​上に​置いたままだったりする​ことです。​また、​自分たちで​作った​ものでも、​お腹が​いっぱいだったり、​あまり​好きでなかったりした​時には、​平気で​残して​捨ててしまう​ことです。​そのことに​ついて、​誰も​何も​言いません。​そして​一番​慣れない​ことは、​多くの​欧米の​国が​そうだと​思うのですが、​使い​終わった​食器などの​洗い方です。​食器に​ついた​洗剤を​「すすぐ」と​いう​ことを​しないので、​洗剤が​ついたまま​布巾で​ふきとります。​そして、​その​布巾は、​汚れた​台なども​ふいていた​ものです。​衛生管理に​とても​気を​遣う​日本では​考えられないような​ことが​色々​あるのですが、​先生も​子どもも​誰も​気に​していないし、​体調を​くずすこともないので、​私も​気に​せず子ども​たちと​同じように​する​ことに​しています。

そして​先月一度、​「何か​日本の​料理を​紹介してほしい。」と​いう​ことで、​私が​レシピを​準備しました。​有名で​人気が​ある​日本食と​言えばやはり​sushiなのですが、​火を​通さない​料理を​するのには​少しためらいが​あったので、​今回は、​「広島風お好み焼き」を​紹介する​ことにしました。​材料は​現地で​簡単に​手に​入る​ものが​多く、​お肉は​薄切り肉を​の​代わりに​ベーコン、​焼きそばは、​インスタントラーメンを​お湯で​柔らかくした​後、​フライパンで​醤油を​かけて​焼くようにしました。​ホットプレートのような​ものが​ないので、​あまり​大きくない​フライパンを​使って​焼くのは​ちょっと​大変でしたが、​みんなで​わいわい​楽しく​できました。​子ども​たちは、​写真付きの​英語の​レシピを​一生懸命見ながら、​焼き加減などを​時々​訊きに​来て​確かめ、​見たことも​聞いたこともない​初めての​料理に​挑戦していました。​食べる​ときには、​割り箸を​出すと、​これも​とても​楽しそうに​使って​食べていました。​(もちろん、​すぐに​諦めて​フォークと​ナイフで​食べている​子も​いましたが。​)トッピングにと​持って行った​鰹節は、​魚の​匂いが​きつすぎるようで、​ほとんどの​子が​匂いを​一度かいだだけでしたが、​醤油と​ケチャップを​混ぜた​ソースや、​「甘くない​パンケーキのような​もの」は、​新鮮で​面白かったようです。

担当の​先生も、​「作った​ものが​好きでも​嫌いでも、​色んな​味に​出会ってみる​ことが​大事だから、​今日は​とても​よかった。」と​言ってくれたのが​嬉しかったです。

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