改めて​豊かな​日本の​文化や​歴史などを​見つめ直す

現地の​中学校では、​授業観察を​させて​もらうとともに、​日本に​ついて​教える​機会を​たくさん​得る​ことが​できた。

実践した​授業は、​日本語(ひらがな・片仮名・漢字・簡単な​挨拶)、​相撲(トントン相撲を​含む)、​日本の​伝統衣装(着物・法被・浴衣)、のり巻きの​調理実習、​昔話や​随筆、​折り紙(かぶと​・手裏剣)、​書道、​昔遊び、​日本の​硬貨、​仏教と​神道、​日本の​封建制度、​歌舞伎、​運動会の​競技(二人三脚、​ムカデ競争、​背中渡り、​借り物競争)などである。

授業依頼に​ついては、​まず​「こんな​ことができます!」と​いう​リストを​自分で​作り、​メールで​先生方に​送って​もらった。​すると​「日本の​ことを​何でも​いいから​教えて!」と​いった​ものから、​「社会で​中世の​日本に​ついて​学んでいるから​それに​ついて​話して!」と​いうような​具体的な​ものまで​いろいろと​声を​掛けて​もらった。​授業観察を​する​中で​私が​できそうな​ことを​見付けては​「侍や​忍者の​ことを​学習しているんだったら、​かぶと​や手裏剣を​作るのは​どう?」と​いうように​提案する​ことも​あった。​当たり前だが、​現地の​先生方に​とっては、​私が​いなくても​授業は​成り​立つ。​だからこそ、​どのように​したら​日本人の​私を​有効に​使って​もらえるかを​いつも​考えていた。​授業機会を​獲得する​ために、​実践事例を​乗せた​チラシを​作成して​メールで​送って​もらったり、​自分から​「こんな​ことを​やりたいんだけど、​どうかな?」と​売り込みに​行ったりもした。​待っているだけでは​何も​起こらない。​動き出すには​勇気が​必要だし、​自分を​奮い​立たせる​必要も​あった。​やはり​何かを​得る​ためには​自分から​行動する​ことが​大切である。

日本で​児童に​教えていた​ことも​大変役に​立った。​小学校1年生で​使った​平仮名、​片仮名の​表を​使って​日本語を​教えたり、​漢字の​成り​立ちを​クイズに​してみたり、​生活科で​昔遊びを​やっている​児童の​ビデオを​見せてから​生徒たちに​やらせてみたり、​6年生で​「枕草子」を​指導した​際に​児童が​書いた​「わたしの​枕草子」を​例に​挙げてから​カナダの​生徒たちにも​随筆を​書かせたり。​小学校で​教えている​ことは​日本人と​しての​アイデンティティーを​構成する​上での​大事な​ことがたくさん​含まれているなとも​感じた。

私自身、​日本に​ついての​授業を​する​ことで、​改めて​豊かな​日本の​文化や​歴史などを​見つめ直すことが​できたし、​その​素晴らしさに​誇りを​もつことが​できた。​ここで​感じた​ことを​日本の​子ども​たちにも​伝えていきたい。

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